142 I-GAME-FINAL STAGE-
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[彼>>2の言葉は正しかった。どんなに懺悔しようとも、誰かに罪を赦されようとも自身はきっと満足出来ない。自分自身が己の行いを赦そうとはしないだろうから。それでも、]
もっと早くに神父さんに出会えていたら、何かが変わっていたかもしれないねえ、
[なんて呟く声は穏やかで「本当にこんな状況じゃなければねえ、」と続けて。]
私の望みはただひとつ、――だけ、 その望みが叶うのならば告解なんて必要ないのさ、
[音を鳴らし切れる糸、そして次々と落ちる水晶達。鉄の刃は糸を切った後、相手の腕を傷付けることは叶ったのだろうか。腕から滴り落ちる赤が、射抜くように真っ直ぐな男の双眸が過去の記憶を呼び起こす。]
――……ッ、
(55) 2014/12/10(Wed) 18時半頃
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[どうして彼は反撃してこないのか、そんなことを考えていた。彼にだって叶えたい願いがあるんじゃないのか、だからこのゲームにに参加したんじゃないのか、と。せめて少しでも反撃してくれればこんなことを思い出さなくて済むのに。
くるり、扇を持った手を翻し構える。まるで舞うように両方の扇を弧を描き、男の首を狙う。やや大ぶりな攻撃ではあったが、まともに首の血管にでも当たろうものなら大量出血は免れないだろう。]
(56) 2014/12/10(Wed) 18時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2014/12/10(Wed) 18時半頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2014/12/10(Wed) 18時半頃
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(ああ、暴露ていたのか、)
[ふう、と小さく息を吐く。元々体力はあまり無いし、運動神経だって人並み程度。大の男>>76とまともに殺し合うとなると――長期戦は恐らく不利だろう。]
――……ッ、 ……あっぶないなあ、
[刃を振り下ろす前に足に相手の身体がぶつかり、そのまま体勢を崩し後ろへ一歩、また一歩。不満気に文句を口にするも相手の腕に現れた鉄塊に半ば安心もして。]
そう来なくっちゃねえ、 無抵抗な相手を倒したって後味悪そうだし、さ、
[笑みを浮かべながら乱れた着物の裾を直す。その間彼はどうしていただろうか。攻撃を仕掛けてくるようであれば扇を構え応戦するし、またその逆なのであれば懐に仕込んだ懐紙へと手を伸ばしたかもしれない。]
(97) 2014/12/10(Wed) 23時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2014/12/10(Wed) 23時半頃
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― 回想/昨夜のこと ―
[此方に向けられた冷ややかな視線に思わず苦笑する。そんな目で見るのなら殺しにくればいいじゃない、と。決してその行為は戦いを軽んじていたわけではなく。相手>>109を殺すにしても己が死ぬにしても衣服が乱れていたら格好悪いし。――もっとも男の両腕に付いた鉄塊に潰されようものならば格好云々の問題ではなさそうだが。]
お気遣いありがとう、 でも、遠慮は無用。
……そうでなければ不粋だと、思うんだけど如何かねえ、
[殺し合いの場で手加減をされるのはあまり良い気はしなくて、手にした懐紙をそっと開く。畳んだ懐紙の間には先程喫茶店で破った半紙の紙片が一握り程あって。]
今日は、綺麗な月が出ていて……とても風流ね、
[手にしている扇を素早く振るとびゅん、と音が鳴って紙片が風に乗り勢い良く宙へと飛び出す。そしてもう一度扇を振れば追い風のようにやや強い夜風が吹き――紙片を桜の花弁の形にした刃へと変える。]
――でも、桜吹雪があったら、 もっと風流だと思わない?
[舞台の上の道化師のようににこり、と笑み右手の扇を男へと向ければ花弁達は風に乗り彼の方へと飛んで行った。]
(128) 2014/12/11(Thu) 02時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2014/12/11(Thu) 02時半頃
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― 現在/B地区 病院裏 ―
――う、わあ、身体痛ぁ……
[のそり、と身体を起こすなりひとこと。身体がこんなにも痛むのは昨晩の戦いのせいか、それとも硬い地面の上で長時間寝ていたせいか。 寝ぼけたまま両目を擦り、周りを見渡す。現在地を知るよりも先に視界に入ったのは例の端末。 今日は睡眠の邪魔をしなかった、と上機嫌にボタンを押すとメールの通知。どうやら、あのけたたましいアラーム音が鳴っても起きなかったらしい。]
で、今度はなーに、っと。
[また巫山戯た内容じゃなければいいけど、とメールを開く。内容は死亡通知のようだが知り合いの名前も無く、殺害者の名前を数秒見つめ記憶すると気怠げに伸びをして。]
私もこれ以上悠長にしている余裕は無さそうだねえ、
[衣服の乱れを直し、地面に触れていた部分を軽く掌で叩くと下駄の音を鳴らして周辺を探索し始めた。]
(130) 2014/12/11(Thu) 02時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2014/12/11(Thu) 02時半頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2014/12/11(Thu) 02時半頃
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[そういえば、私の人生を狂わせた“あの日”も丁度桜が散る頃だったっけ。今日みたいにこんなに月の光を反射させるようなことは無かったけれど。]
(でも、もう――終わらせられるのね、)
[そこでひとつの誤算に気付く。高い音を鳴らして刃が弾かれるのを見れば「嘘でしょう?」なんて笑みを引きつらせて。とっておきの能力を使い相手>>148を倒すまではいかなくてもそれなりに傷を負わせることは出来ると思っていたのに。]
そう。桜は、散るからこそ美しいのさ。 限りある美しさだからこそ――この世に永遠など無いのだと気付かされるんだ。
[言葉と共に花弁の間を突っ切る男に「あなた、無茶苦茶ねえ、」なんて声を掛けて扇を閉じる。この距離からあんなに大きな鉄塊から逃げるのは難しいだろう。 ならば――、]
ッ――……もう少し、花見を愉しんでくれると思ったんだけど、
[出来るだけ武器への負担を減らし両扇で攻撃を受け止める。が、みしり、と鉄が軋み――腕へと掛かる重圧に僅かに表情を歪めた。 このままでは腕力の差を含め分が悪い、そう考えて相手の脚をねらって思い切り蹴りを食らわせようと試みるが結果はどうだっただろうか。]
(217) 2014/12/11(Thu) 23時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2014/12/11(Thu) 23時頃
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― 現在/商店街 ―
[目覚めた病院裏から歩き出してどれくらいの時間が経過しただろうか。ふ、と人の話し声>>220>>230がして足を止める。物陰に身を潜め能力発動の為に半紙を千切り攻撃準備を。姑息な手法はあまり好きではないが、他の参加者よりも遅れを取っている状況だ、選り好みしていられない。]
(これくらい用意すれば間に合うかねえ、)
[端末から武器を取り出し、物陰からひょこりと顔を覗かせ対象の位置を確認。二人の人物の姿をじっと見やれば思わず息を飲んだ。 片方の男はゲームに参加を決めた日に花札を渡した相手で、――もう一人は突然に残酷な運命を結ばれた幼馴染だったのだから。]
――……ッ、
[今は戦闘中なのだろうか、あまり状況は掴めず再び建物の陰に身を潜めるとそっと聞き耳を立て様子を窺うことにした。]
(234) 2014/12/12(Fri) 00時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2014/12/12(Fri) 00時半頃
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― 回想/昨夜のこと ―
――王手、と言った所かしらねえ、
……いや、あなたからしたら「詰み」の方が正しいんだろうけれど、
[目の前に崩れ落ちる男の姿に思わず口元を歪める。その無防備な姿に「勝った」とすら思うくらいに油断していた。短く息を吸い勢いを付けて今度こそ男の首を落とそうと扇を振り下ろす。 それが彼の罠だとは微塵も思わず、目の前の甘い蜜に惹かれる蝶のように。]
ーーなッ!
[振り下ろした扇から伝わるのは首を切り落とした感触では無く、チャコールの髪を薙いだ軽い手応え。きづいた時には目の前の蜜は既にみえず――代わりにあったのは此方へと向かう大きな鉄塊。]
――ッつ、う
[急いで扇を構え後ろへ一歩後退したが鉄塊は左の腕に擦り、その痛みから唇を噛み締めた。 恐らく骨は折れてはいないだろうが攻撃を受けた腕はじんじんと痛み、武器を握るのがやっと、といった所で。 このまま戦っても勝機は薄い、それどころか圧倒的に不利な局面だ。なんとかこの場から逃げる策は無いだろうか、と考えて相手の鳩尾付近を右手で打とうとしてみたが相手の反応はどうだっただろうか。]
(253) 2014/12/12(Fri) 01時半頃
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――……ッ、
[不意に昨夜負傷した左腕が痛み、紙片を懐に入れ、ついでに鎮痛剤を取り出し2,3錠適当に口の中へと放り込み噛み砕く。]
で、あちらさんはどうなったかしら、ねえ、…… ――……は、嘘……でしょう、
[状況が気になって再び顔を覗かせれば幼馴染の手にした日本刀が――確かに相手>>237の腹部を貫いていた。まさか幼馴染が人を殺すなんて、そう思って直ぐに考えを取り消す。此処ではそれが「正常」なのだ、と。寧ろゲームを勝つ為に、彼のしていることは必要なことで。 理屈では理解出来ているのに、どこか受け入れられない部分は少なからずあり――]
征、……ちゃん、
[ぽつり、と物陰から呟いた。その声が彼に届いたかは分からないけれど。日本刀を受けた男の身体が倒れたなら幼馴染に歩み寄って控えめに声を掛けるだろう。]
(258) 2014/12/12(Fri) 01時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2014/12/12(Fri) 01時半頃
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