人狼議事


178 忘却の花園

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【独】 意匠造形 シルク

ノア! 今日がお前の命日だ!

2015/12/18(Fri) 02時頃

【墓】 意匠造形 シルク

―光―


 ノアはね。ノアそのものが、大切なんだ。
 ここにいっぱい満ちているんだよ。


[鞄の中にはしまわなかった、ノアの思い出。貰ったもの。
だってこれらはすべて、あなたを導くために得たもの。
光で溢れた鞄をよいせと背負いなおすと
胸の中心あたりをとんとんと叩いて示した。]


 さあ、行こうよ。楽しみだね、すてきだね。
 きっと きっと つかまえるよ
 手の鳴る方 へ 走っていくよ


[そして煌々灯る光の中へ。
ノアの手を引き、導いていく。]

(+2) 2015/12/18(Fri) 03時頃

【墓】 意匠造形 シルク



 それまで
 元気に泣くんだよ。たくさん たくさん、泣くんだよ。
 元気に 笑うんだよ たくさんたくさん。笑うんだよ。


[満ち満ちた光の中であたしとあなたの形が滲み、
声もにんまり笑顔も言葉も記憶もほつれていくまで
次の世界に辿り着くまで
ふたりそろって長い長い道を歩もう。]

(+3) 2015/12/18(Fri) 03時頃

【墓】 意匠造形 シルク

―はじまりの刹那―

[新しい世界に、繋いだ手が頒たれる際。

あなたの手にささやかなキスを贈った。

この手が「希望」を掴めますようにと、
あたしの「希望」を込めたキスを。**]

(+4) 2015/12/18(Fri) 03時頃

意匠造形 シルクは、メモを貼った。

2015/12/18(Fri) 03時頃


【独】 意匠造形 シルク

/*
ところでわたしはずっと気になってるんだけど
光の階ってどういうものなんだろうか。
きざはし?はし?階段?はしご?

旅立ちのイメージは
それぞれの組で演出異なるっていうか
たとえばイワノフなら船で行くとか
たとえばノアなら馬に乗って行くとか
そういうのアリなのかなって思ってたんだけど、
いつの間にやら同じ現象で行くことになってて
ちょっと驚いたんだ。

(-1) 2015/12/18(Fri) 08時半頃

【独】 意匠造形 シルク

/*
ばたばただったから、演出考える時間とれず、
地上なにも残せなかったから助かったのだけど。

とりあえず、墓下見えると安心してしまうから
今日はゆったりゆこう……金曜日を倒す!

(-2) 2015/12/18(Fri) 08時半頃

【墓】 意匠造形 シルク

―新しい世界―

[風が吹いた。
運ばれてきた、湿り気のある肥った土の匂いを吸うと
あたしは匂いに誘われるように花屋の軒先に近付く。

長く街を離れた後、あたしはだいたいこの店に寄る。]


 ただいま。


[遠巻きに眺める小さな女の子よりも前へと進み出て、
花木や土に話しかける店主――あなたに声をかけた。*]

(+39) 2015/12/18(Fri) 22時頃

【墓】 意匠造形 シルク

―走ることを運命づけられた少女―

[昨年、陸上競技を特集した雑誌に小さく載った記事。
成長過程にある少女が笑う寫眞の横に、
冗談みたいに大袈裟なコピーが書かれていた。
国内の同年代の子たちの大会で優勝した日の笑顔は
なかなか勇ましく見えて気に入っていたが。
“運命づけられた少女”……という仰々しい言葉選びを、
当の本人は「なんだいこれは」と笑ったものだ。

それが、あたし。]


 また勝ったんだ。誰より速く走った。
 あたしの足は、立派でしょう?


[あなたの傍にもう一歩近付き、
ショートパンツから伸びた足を屈め、地面に膝を付く。]

(+40) 2015/12/18(Fri) 22時頃

【墓】 意匠造形 シルク

[この年頃にしては速く駆けられるおかげで、
大会や小さな選手育成のためのプログラムやただの遊びや
……とにかく、あたしは忙しくあちこち駆け回っている。
今日も、西方の競技場で行われた大会の帰りだった。

――あなたの手に寄せるように、
地面に散らばってしまった土を集めるのを手伝う。

あたしは、走っている時の次に、ここに居る時が好き。]


 ママが、そろそろ来てほしそうだったよ。
 庭の楡の木が好き放題伸びててね、
 影が出来て大変なのだって。
 その下の花が育たないのだって。
 助けてくれる?


[ずっと、あたしの家の庭を任されてくれている店。
店主が変わってもお付き合いは変わらない。*]

(+41) 2015/12/18(Fri) 22時頃

意匠造形 シルクは、メモを貼った。

2015/12/18(Fri) 22時頃


【墓】 意匠造形 シルク



 オニごっこでもしてみようか?
 あたしがオニだよ。


[大胆に土に汚れた両手を広げて、にんまり笑う。
迫力のないオニは、あなたを追い詰めるつもりで、
じりじり少し距離を詰めた。

思えば、幼かった頃に遊んでくれたあなたを追って
庭をころころ弾むように走りはじめたのが
唯一の取り柄である短距離走のきっかけだ。
追いつけない背中を見て、
幼心にたいそう焦れて切なく思った。

今もなお、あたしはあなたに追いつけていない。
……気がする。]

(+69) 2015/12/18(Fri) 23時半頃

【墓】 意匠造形 シルク



 寫眞でなく
 本物を見たまえよ、あたしは此処に居るのに。
 本物は見えているかな?さあさあ、


[なので、笑うあなたをじりじり追いかけ追いつめ。

追いつめついでに
鉢の欠片や土を片付ける仕事を手伝いながら、
庭の手入れをお願いする日取りを相談。
結果としては「いつでもかまわないよ」となる。]

(+70) 2015/12/18(Fri) 23時半頃

【墓】 意匠造形 シルク



 でも、明日にしよう。
 明日はオヤスミだし、明日も会えるのは嬉しい。
 
 ……お茶は、あたしが淹れるよ。
 紅茶でかまわない?


[カレンダーの明日の欄が空っぽなことを確かめてから
そこに勝手に「シルクの庭」と書き込んで。
そそくさ勝手知ったる昔馴染みな店の奥へ。

最近、上手に紅茶を淹れられるようになったもので。
その腕を披露したくてたまらないのだ。
そういう大人ぶった背伸びが楽しい年頃なのだ。]

(+71) 2015/12/18(Fri) 23時半頃

意匠造形 シルクは、メモを貼った。

2015/12/18(Fri) 23時半頃


【墓】 意匠造形 シルク



 そういうことなら、交代だ。
 つかまえた。


[怯まないあなたに近づくと、手伝いの手を休めて触れる。
ずっと庭を転がり遊んで育ったせいか
とても懐かしい土の香りがするあなたに触れる。
手に触れ、指先を掴み。

じゃれている途中の急接近に目を丸くすると、
丸い目のあたしがうつる、丸い目がよくよく見えた。

その目はすぐに離れていってしまったが。
こうして、あたしの追いかけてる気分は募りゆく。]

(+96) 2015/12/19(Sat) 00時半頃

【墓】 意匠造形 シルク



 そうでしょう、そうでしょうとも。
 もっとよく見ていてよ。
 あたしはもっと大きくなるから。


[あたしにとって、ずっと知っているあなたは
憧れる「兄」のようで若い「父」のようで
年の離れた「友達」のような、なんだか不思議な存在。

ただ、ただ、近くに居るととても安心するんだ。

紅茶に角砂糖のポットを添えお茶の支度をして、
店で裏、簡易なテーブルを整えていく。
花屋の仕事を覗き見しながら。

花の名前はちっとも覚えられないが、
大切に扱われている花を見ると、そわりと嬉しくなる。
これもまた、なんだか不思議な感覚で。]

(+97) 2015/12/19(Sat) 00時半頃

【墓】 意匠造形 シルク

[ガーベラの花を受け取る少女にも、
覗きがてら「お砂糖はいかが?」と問うてみたが
角砂糖そのままを貰って喜ぶ子どもは居ないだろう。

あっさり断られて「そうだよね」と頷き笑った。
手に残った砂糖は、そのまま齧ってしまえ。

よくできた菓子も好きだが、素朴なものはもっと好き。]


 良いのかな?
 花なんて、あたしには似合わないよ。


[ちょうど紅茶が一番香り立つ頃合い。
戻ってきたあなたの手にあるガーベラを見て、
浅く両方の肩を竦ませながらはにかんだ。]

(+98) 2015/12/19(Sat) 00時半頃

【墓】 意匠造形 シルク


 
 途中でやめるのは駄目だからね。
 後ろを向いたらオニが居なくなるなんて、
 そんなオニごっこはさびしいから。


[なにげない口振りだけれど、変なところで弱気。
つかまえたばかりのオニへのお願いに乗る真剣さは
紅茶の香りが漂う穏やかな場にはやや相応しくない。

今すぐ駆け出したいわけじゃないが。

そしてその弱気に拍車がかかってしまったのは
あなたの次の言葉を聞いた途端。]

(+120) 2015/12/19(Sat) 02時頃

【墓】 意匠造形 シルク



 会いに、くるよ。
 会いにこないと、会えないのかな。


[奔放にあちこち走り回っているくせに、
こちらから出向くしか会える手段がないのは切なく。
仕事をお願いするついでに会えるだけなのは物足りない。]

(+121) 2015/12/19(Sat) 02時頃

【墓】 意匠造形 シルク

[懇意にしている近所の花屋のお兄さんは、
これまでずっとあたしの大好きなお兄さん。

花を受け取り嬉しそうにしていた少女を見て。
はじめて「結婚」という言葉を知った日の夜
唯一の誰かがこの世のどこかに居るというなら、
あたしの唯一はきっとあの人だと感じたことを思い出す。

声に出して直接プロポーズしたことはなかったが、
白いワンピースに袖を通して
「およめさんみたい?」なんて訊ねた日があった。

――叱られて、お砂糖を含んだ甘い口を笑む形に曲げて
そしらぬふりで溶けた砂糖を飲み込んで。]

(+122) 2015/12/19(Sat) 02時頃

【墓】 意匠造形 シルク



 そうかな。嫌いじゃない。きらいじゃないよ。
 好き。うん……好き。


[好きだって言葉はもちろん知っていて、
好きだという気持ちも知っている。
花を添えられてくすぐったく感じる気分も知っている。
でも、その先に何があるのかは知らないんだ。]


 ノア。
 ……ノアが好きな花はなに?


[随分と年上なあなたを、
あたしは遠慮なく「ノア」と呼ぶ。
ママに叱られるからあまりたくさんは呼べないけど
ときおりこうして呼んでみると、胸が疼く。]

(+123) 2015/12/19(Sat) 02時頃

【墓】 意匠造形 シルク

[紅茶をひとくち飲みながら
たくさんの花の中から一輪を探そうとするノアに、
なんということなくひとつ質問を。
ぼんやり見つめる店の中、

ふと見つめた花――
ああ。あの花の名前も、あたしは知らないな。**]

(+124) 2015/12/19(Sat) 02時頃

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