178 忘却の花園
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―そして競走とお散歩の後、お屋敷に戻り―
[乾いた喉を冷たい水で潤しながら クラリッサの話を背筋を伸ばして聞いていた。 識っている役割の話であり、知らない未来の話は、 様々な高揚に浮ついた頭に厳かに響いている。
その時テーブルの周りにいる顔ぶれをひとりずつ見つめて 最後にあたしは両手で持つカップを覗き込む。 透明で静かな水面にうつる、あたしを。
急がなくても大丈夫。 心が決まるまでお話をして、 それから決めていったら良いんだよ。
水鏡の中のあたしに心の内で言い聞かせてから クラリッサを真似て唱えた言葉ごととでもいうように、 コップの水を一息に、呑みほした。]
(25) 2015/12/11(Fri) 06時頃
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[それから、あたしはノアを探す。
散歩の途中で摘んできた「お土産」は あたしの上着の胸で一輪ぼつんと揺れている、 白く素朴なアネモネの花。
陽に透けるほど薄っぺらな花びらが壊れないよう やや慎重にノアの近くへ歩み寄り。]
ノアにあげるよ。 ノアは、この花の名前を知ってるかな?
[菊咲きのアネモネを一輪、あなたの眼前に差し出した。 なんとなくの予想でしかなかったが ノアはこの花を知らないような気がしたから。>>0:323 そして、差し出しながらの出題にあわせて首を傾いだ。**]
(26) 2015/12/11(Fri) 06時頃
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/* ドンにめっちゃからみたい…… ドンのおなかにさわりたい…… ドン……
(-11) 2015/12/11(Fri) 17時頃
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―ノアに花を―
おかえり?ただいま! あたしが選ぶ途上に、ノアがいるんだよ。 オニサンコチラ、テノナルホウヘ。
[捕まりオニ役を交代する間際にぱちんと手を鳴らす。 弾けた音を惜しむよう合わせていた手にノアが触れ、 追いかける側の楽しみが再びあたしに渡った。
でも今すぐに追いかけたりはしない。
あたしの視線は、あなたの手の内で咲く“あたし”を見て、 くるくるまわる軌道で遊ぶ花びらを追いかける。 はらはらもした。 頼りない花弁は風の息に吹かれて散ることも多く、 アネモネは命短し儚い花とされている。]
(105) 2015/12/11(Fri) 22時頃
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そうだよ!あたしは、アネモネのシルク!
[花園で得た知識を、次の世界に持ち出したりは出来ない。 でも、新しいことを知るのは楽しいことだもの。 あたしはアネモネを憶えたノアに喜びはしゃいだ。
高貴さも優美さも持たない花だが、 アネモネは思いのほか濃く香る。 甘い香りを親密な距離にだけ届けて、花弁は一枚落ちた。 あたしが周りで手を叩いてはしゃいだせいだ。]
(106) 2015/12/11(Fri) 22時頃
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その“花”はね、呪いなんだ。 だからね。怖くなったら捨てるんだよ。 少しのことで、“アネモネ”はすぐに弱ってしまうから。
[相変わらず、説くには向かない言葉を、 落ちた花弁を拾い上げる仕草の最中に列にして並べた。]
(107) 2015/12/11(Fri) 22時頃
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[花を綺麗だと言ってくれたオーレリアをふと見ると、 ポテトを含んだ彼女の頬が、かわいらしく張っている。 美味しいものを食べておっこちそうな頬というのは 見るだけで、とても幸せな心地になる。>>33
オーレリアがくれた会釈に応えるように 顔いっぱいを使って元気な笑顔で「ありがとう!」。]
あたし、勝ったんだよ。 イワノフの立派な腕にも負けなかったんだ。 ずっと待っていたんだね。 あたしも、きっとオーレリアも。今日を。 だってこんなに楽しいんだもの!
[静かに出来やしないあたしは、 彼女の口がポテトで塞がっていることもお構いなしに 嬉々と輝く目に相応しく、弾んだ口振りで話しかける。]
(108) 2015/12/11(Fri) 22時頃
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[いくばくか経ち。 ふたりが出掛けるなら、此処からお見送りをする。 あたしが声をかける間際に星を見ると言っていたね。>>64
だからお見送りの挨拶は決まっている。]
優しい星が降りますように。
[ちょうど傍のテーブルに乗っていた金平糖が 昼間の星のようにも見えたことだし。
言った途端に、両手を大きく振ったあたしの鞄の底に、 金平糖がぱらぱらと降り注いだ。*]
(110) 2015/12/11(Fri) 22時頃
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[その後しばらくのあたしの居場所は、やっぱり木陰。 心地良い疲労のせいで少しばかり目蓋が重くて、 木に寄りかかって息をつきたかったから。
樹木の傍は、ずっとこんなにあたしに優しかったかな?
頭上の枝を見上げて思い返す。アネモネの丘。 空を覆う枝葉はあまりに見慣れた光景なのに――]
(128) 2015/12/11(Fri) 22時半頃
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―イワノフとのお散歩を、思い出す―
置いてきたものには、また会えるよ。 イワノフの涙は、イワノフを待っているんだ。 どこかの世界で待ち構えているんだよ。
[人は泣き喚きながら“生まれる”ことを識っている。 花から転がり出したあたしは笑って生まれたけれど。 涙も血も、望めばきっとまたあなたのものになる。
イワノフの目尻が落ちる笑顔はどこか憂いて見えて 実娘を想っているとは知らずとも切ない。
あなたが薔薇の棘に花園での“肉体”の希薄さを教わる間、 あたしは血を流さない小さな傷を見つめていた。 珍しく黙って。]
(129) 2015/12/11(Fri) 23時頃
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――寫眞は、思い出すきっかけ。 記憶そのものは、イワノフの魂に宿っている。 大丈夫だよ、寫眞を持っていけなくても、 あなたの魂とあなたの家族は、繋がってるんだ。 あなたの魂と“あたし”たちも、もう繋がったんだよ。
[やっと口を開いたのは、丘を目指して歩み始めてから。
丘に着いたら、次はあたしが少し顔を曇らせたが。 かけられた思いがけない言葉を聞くやいなやで イワノフの笑顔を見上げる目を、大きく丸く見開いた。
光を遮るいじわるなばかりの春楡がまさか友だなんて、 際立って薄い花びらの木陰の花が恵まれているだなんて、 思ってもみなかった。]
(130) 2015/12/11(Fri) 23時頃
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あたしも楽しい。あんまりにも楽しいんだ。 でも、でもね。あたしは知ってしまってる。 楽しいばかりが命じゃないと。
春だけじゃなく、冬を知ってるんだもの!
[話は、アネモネ揺れる丘を離れてものんびり続いた。
すべてを識る花園では、 あたしは生まれながらにして終焉を迎えている。 イワノフが教えてくれた驚きみたいなものは在れど、 常春で遊ぶ“アネモネのシルク”以外のものにはなれない。
たとえばもっと冷たい冬を知り、 もっともっと勇ましく強いあたしになれはしない。]
(132) 2015/12/11(Fri) 23時頃
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それにね。それに。寂しくはないんだ。 一緒に行く“戦士”が居るんだから。
[ふたりが寄り添い歩む路が、寂しいわけない。 きっと花に彩られた明るい路になるだろう。
たった今歩く、屋敷へと続く花園の路のように。*]
(133) 2015/12/11(Fri) 23時頃
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―そして、庭の木陰―
[お屋敷の木に凭れ掛かりながら、春楡を想う。
あまり友好的な関係とは言いがたかったあの木だが、 少し離れたところから見てみると、印象は違っていた。 イワノフの話をきっかけに あたしはずっと見ていた光景の別の一面を知ったんだ。
風にも雨にも負けがちな頼りないアネモネのくせに 春楡の傍で揺れる“あたし”は、綺麗だった。]
(149) 2015/12/11(Fri) 23時頃
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[丘を埋める花の中には、花弁が欠けたものもあったのに、 “あたし”はまるで護られているように完全だった。
際立って薄い花びらは絹めいた淡い光沢を持っていたし、 いつも光を欲しがって背伸びしていたせいか 茎も葉もしゃんと真っ直ぐで、一見して健やかだった。]
あたしは、幸福なアネモネだったんだ!
[なんて素敵な新発見だろう!心弾ませ、ひっそり笑う。*]
(152) 2015/12/11(Fri) 23時頃
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/* >>154 ポーチュラカ………とんでもねーはやさだった!!!
(-34) 2015/12/11(Fri) 23時頃
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―オーレリアにありがとう!―
苺!苺だね! あたし、オーレリアがくれる苺が大好き!
[木陰での休息に沈む前のこと。
勝利を誇って、貰った拍手に合わせて手を叩いた。 乾いた音の連なりに歌が乗りはしなかったが、 心が弾むままに打ち鳴らす拍手は立派な音楽だった。
不明瞭な発声で呼ばれるのがくすぐったくて にははと笑みに弛めていた顔が苺を見てまた輝く。
なんて素敵な勝者へのご褒美!]
(182) 2015/12/12(Sat) 00時頃
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もう一つ、もらえないかな? あたしは、一人で勝ったんじゃないんだよ。 あたしは、背中を押してもらったんだ。
[だから勝者の苺はもう一つ必要なのだ。]
(183) 2015/12/12(Sat) 00時頃
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[苺を二つもらえたら、オーレリアの誘いに首を横に振る。 あたしの手は両方共苺で埋まっているし。]
素敵だね。ぐるぐるは、楽しそう。
あたしもぐるぐるが必要になったら あたしもぐるぐるが欲しくなったら オーレリアとノアを探すよ!
[そんなわけで、今すぐ一緒には行けなくて。 オーレリアに「またね」を残して、 苺を大切そうに手の平で包みこんだ。
カリュクスに会えたら、苺をあげるんだ。 応援をありがとうと大きな声で言うんだ。*]
(184) 2015/12/12(Sat) 00時頃
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―現在のあたしはやっぱり木陰にいる―
[苺のひとつは手の平に、もう一つは大切に少しずつ食べ。 寄りかかる木の枝越しの空を見上げる。
太陽が傾き、夜が来るのはいつ頃だろう。
あたしが時間というものを意識したのは、はじめてだ。 ともすれば永劫止まったままな花園に流れる時間は ゆっくりゆっくり過ぎていく。 昼間の園は存分に駆け抜けたから 次は夜の花園を走るんだと心に決めて。
今は、ふわふわ甘い欠伸をこぼす。**]
(206) 2015/12/12(Sat) 01時頃
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/* フラグがまったくよめていないぜ!!! そして誰がいつどこに居るのかも さっぱりよめていないぜ!!!
(-50) 2015/12/12(Sat) 01時頃
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―微睡み―
[優しい木陰と静かなひとときに甘えての休息。 とろとろ蕩んだ目は、記憶を頭にしまいこむために 束の間の浅い夢を見つめている。
真新しい記憶たちは夢を経てあたしのものになっていく。
苺の赤さ、木漏れ日の温度、春楡の不器用な友情、 イワノフの逞しさと思慮、薔薇の繊細な美しさ、鋏、 金平糖の色、落ちた花弁、オーレリアのかわいい頬、 ……脈略無くたどる記憶はいずれも違わず愛しい。
ノアと交わした会話もまた、思い返される。]
(269) 2015/12/12(Sat) 09時半頃
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―いってらっしゃいの前に―
うん? うん。会いにきたのさ。 あたしが選ぶ途上に、ノアがいるんだよ。 ノアがいる途上を、あたしが選ぶんだよ。
当ててもらいたくて、来たんだよ。
[ノアの質問はどちらも正解で、もちろん肯定に頷いた。 並べ替えてみると、言葉はうんと素直になった。>>248
やはりあたしは説明向きの言葉を持っていないらしく 少しばかり考えこんだ。 次の質問の答えを、探して。>>249]
(270) 2015/12/12(Sat) 09時半頃
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呪い、どうして……あたしの“花”の意味は裏返るから。 弱い、気を抜くと簡単に裏返ってしまう脆いものだから。 持ち続けるのは困難なもの、育てるには強さが要るもの。 とてもそうは見えないくらい、健やかに見えるのに。 裏返ると、持ち主を蝕むもの。それがあたし。だから。
[人々が地上のアネモネに結びつけた“言葉”と“意味”は、 そのまま花園に咲いたあたしの中にも宿っている。
あたしは「希望」の花だ。]
はじめから、あたしと一緒というのは、 ある意味ではとてもやりにくい一節になる。
[希望を持ち続けるのは、絶望を覚悟し続けるということ。*]
(271) 2015/12/12(Sat) 09時半頃
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―夢の淵から、浮上―
[懸命に考えて並べてみても、言葉というのは難しく、 ノアがあの時どういった反応をしたのかは 困ってしまって俯いたせいで見られなかった。
憶えているのは、苺を手に離れた時には、 あたしはすっかり笑っていたという事。]
――…… ん
[浅い夢に、新しい何かが落ちてくる。声だ。 誰かがあたしの近くで何かを話している。>>262]
(272) 2015/12/12(Sat) 09時半頃
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[知るのが怖いと言う臆病者の声は、 とても柔らかな「幸せ」を説く。素直な言葉だ。 一緒に食べて一緒に歌い一緒に笑う。素敵な幸せだ。
蕩けていた目蓋がそろりと開き、 木陰の翳りの内から日向のモンドをうっすら見た。]
(273) 2015/12/12(Sat) 09時半頃
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………… 嬉しいなら、微笑み返せば良いよ。 与える幸せと与える幸せは、等しいんだ。
識るのが怖いと想っているあなたは既に知ってる。 知ってしまっている。 知ってしまったなら、あなたは、変われる。
変わらなくても構わないんだ。 あなたは、知ってしまったあなたであるだけで良い。 あなたは、あなたであり続けるだけで良い。
[彼は見つけたんだと思ったら口元が綻んで笑みが浮いた。 寝言のような起きぬけの話は、眠りの名残かひどく曖昧。]
(274) 2015/12/12(Sat) 09時半頃
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[望みを口にするのは、恐ろしいこと。 それ以上に、あなたの胸の内をあたしが開く道理はない。 識らないものに踏み込もうとする恐怖は、 新しいものに触れる際の膨らむ気持ちと同義だし。
ここで一旦、話すのをやめて、きっちり目を開いて。
欠伸をしながら目を擦ると、木から離れてモンドの傍へ。 とは言え木陰の際ぎりぎりのところから あなたの目を見て。]
どうか、幸せに。
[にんまり笑んで、あたしは此処からあなたを見守る。 あなたたちに幸あれ!**]
(275) 2015/12/12(Sat) 09時半頃
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/* リアル寝起きの頭だから あまりにわけわかんないだろう!あたしの発言!!って 読み返しながら申し訳ねーなって頭を抱えまして 二度寝です!!
(-65) 2015/12/12(Sat) 10時頃
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―木陰からおはよう―
[去りゆくモンドが残してくれた言葉を抱いて 暮れかける陽にも気付かずに暫くとろとろ微睡んだ。 別れ際の「ありがとう」と「幸せに」が響く夢は ひたひたとあたしの心に染み入った。
導き、導かれる、花園の意味に実感が湧いた。 はじめて知る“別れの予感”を伴う実感だった。
寂しくなんて、ないけれど。]
(367) 2015/12/12(Sat) 18時頃
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