108 裏通りの絆
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− 聖ルカ教会・墓地 −
[良かった、と綴る唇の動きに眉をひそめる。 だがすぐに、死んでいるように見えていたのだと気づいた。]
…銃を向けられているときに、良かったとか言うなよ。
相変わらずだな。
[銃がやや下がったのは、これは重さのため。 さして大きい銃ではないにも関わらず。]
(10) 2014/01/20(Mon) 23時半頃
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. ―――今は、"ブラザー"ベネットか?
[相手の言葉を引いた問いは、揶揄と確認の色を帯びる。 服装通りなら、確認など不要だったが。]
(-3) 2014/01/20(Mon) 23時半頃
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……ずっと、ここにいたのか?
[もうひとつの確認には、隠しきれぬ警戒が滲んでいた。]
(-4) 2014/01/20(Mon) 23時半頃
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ああ、場所も日付も分かってる。 心配いらない。頭まではやられちゃいない。
[苦笑して、今度こそ銃を下ろす。]
けど、…しばらく休んでいってもいいか?
[肩を貸してくれ、とばかりに手を伸ばす。 その拍子、はだけたコートの内側から微かな血臭が漂った。]
(11) 2014/01/20(Mon) 23時半頃
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− 聖ルカ教会・墓地 −
[ベネットの助けを得て立ち上がる。 足元はふらついたが、支える手は案外と確かだった。 横目に見る顔は当然ながら記憶よりずっと大人びている。 立ち上がれば、背も同じくらいか。
銃を握った手はそのままポケットに突っ込み、 中でそっと安全装置をかけた。]
世話になる。
[応接間に、との言葉に短く頷いてから 言葉に含まれた情報に少し目を見開く。]
(65) 2014/01/21(Tue) 01時半頃
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ブルーノ司祭が? …そうか。
[まだ生きていたのかとか、怪我がひどいのかとか、 咄嗟に思ったことはあれど、口に出たのは意味のない単語だった。 教会の墓の上に登っては、よく叱られたものだ。 そんな思い出が浮かんで消える。]
(66) 2014/01/21(Tue) 01時半頃
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[医者の必要を問われれば、ゆるく首を横に振った。]
大丈夫だ。舐めていれば治る。
[口癖を、それと気づかず口にする。 数日前に脇腹を浅く撃たれた傷は、治ったとは言いがたいものだったが、痛みにはもう慣れていた。]
(67) 2014/01/21(Tue) 01時半頃
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…同じだな。 帰ってきた。
[たぶん、自分は]
ずいぶんと板についているから、ずっといたのかと思った。 お前がいるって知っていたら、正面からベル鳴らしていたさ。
[帰ってきてしまったのだ。]
(-36) 2014/01/21(Tue) 01時半頃
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[任せて、という言葉が魔法の鍵だったかのように、 頷いたあと、急速に意識が落ちていく。 ベネットの肩に掴まってどうにか歩いている状態でも、 意識のいくらかでは周囲の状況を確認していた。
体に染みついた習性のようなもの。]
変わらないな、ここも。 忌々しいくらいに。
[小さな声が零れた**]
(69) 2014/01/21(Tue) 01時半頃
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おれも ―――…嬉しい。
[再会を喜ぶ言葉の前に、いくらかの間。 潜むのは、葛藤と、罪悪感。]
(-95) 2014/01/21(Tue) 19時頃
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− 聖ルカ教会・司祭館 −
あっ、…こら!おい!
[扉を開けるベネットの手つきをぼんやりと眺めていたら、 いきなり視界が斜めになった。 地を踏みしめる感触の代わりに、温かな腕が体を支えている。]
やめろって、馬鹿。
[抗議はしたものの、抵抗はし切れずに、 ひとつため息ついて運ばれていく。]
(155) 2014/01/21(Tue) 19時頃
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…これじゃ、あの時と逆だ。
[情けないような声は、耳元だけに届く音量で]
(-96) 2014/01/21(Tue) 19時頃
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[ソファーに下ろされて、脱げるかと問われ、 臙脂のコートを脱いでそのあたりに投げる。 血が滲んだシャツも脱がされれば、腹に雑に巻いた布が乾いた血と生乾きの血で汚れているのも見えよう。
あとはぐったりとソファーに横たわっていたが、 ベネットが廊下に出ていくのは目で追い、 彼が電話を手にすれば、上体を起こした。]
(156) 2014/01/21(Tue) 19時頃
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[誰かに電話をかけている様子のベネットに向け、銃を上げる。 パン、という軽い音とともに、銃口から火花が散った。]
おれがここにいることは誰にも言うな。
……頼むから。
[銃弾は彼の目の前を通り過ぎ、壁に小さな穴を開けただろう。 手を下ろし、静かな声で告げた。**]
(157) 2014/01/21(Tue) 19時頃
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− 聖ルカ教会・司祭館 −
守る?
[唇から出た声が、我ながら硬い。]
なにから守るかも知らないくせに。
[吐き捨てた後、しまったと唇を噛んだ。 余計なことをしゃべったと。]
(209) 2014/01/21(Tue) 22時半頃
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[銃を撃ったのはまずかったと主張する相手の言い分は理に適っていて、歯噛みしたままソファの縁に頭を載せた。]
好きにしろ。
[ふてくされたように言ってから、少しだけ顔を上げる。]
………舐めろと言ってるわけじゃないからな?
[一応の釘差し。]
(210) 2014/01/21(Tue) 22時半頃
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[ベネットが出ていくのを気配で感じながら、瞼を落とす。
ふと、これは好都合なのではないかと思い、
―――そう思う自分に嫌悪を抱きながら。**]
(211) 2014/01/21(Tue) 22時半頃
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− 聖ルカ教会・司祭館 −
[ベネットが出ていったあと、意識はことりと眠りに落ちた。 ここ数日張りつめ続けていた精神の糸が切れたのか、 それとも、懐かしい場所と匂いに溶かされてしまったのか。
久しぶりに無防備で深い眠りに引き込まれてしまい、 戻ってきたベネットの気配にも気づかぬままにある。
気が付くのはそれからしばらく先、 スープの良い匂いが漂い出す頃合いになろう**]
(297) 2014/01/22(Wed) 00時半頃
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― 記憶の欠片 ―
これで今日からおれたちはブラザーだな。
[笑って言ったあの時。 掲げた腕は赤く濡れていたけど、痛くなんてなかった。 血よりも強い絆を結んだ。 そんな高揚感が、身体に満ちていた。]
(-221) 2014/01/22(Wed) 12時頃
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[最初は彼の養父に憧れていただけだった。 教会の敷地で遊んだり、時々手伝いもしながら 彼が語る養父の話に目を輝かせていた。
彼の養父に初めて会ったあの時を、忘れたことはない。 大きな手で頭を撫でられて、言われたんだ。
『ベネットを、よろしくな。』
おじさんを見上げて、馬鹿みたいに口を開けて、 何度も何度も頷いた。]
(-222) 2014/01/22(Wed) 12時頃
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[それからは、もっと教会に入り浸るようになった。 ベネットと一緒に、町を歩くことも増えた。 学校なんて行かなかったけど、 教会にいれば司祭が読み書きを教えてくれたし、 宿題をするベネットの隣に陣取って、あれこれ聞いたりもした。
なによりの楽しみは、、時々会いに来る彼の養父に銃や喧嘩の仕方を教わることだった。]
(-223) 2014/01/22(Wed) 12時頃
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[血の契りを交わしてからは、一緒にいる時間はますます増えた。 そのころにはもう銃はいっぱしに扱えたし、 喧嘩だって、同年代の連中に負けたことはなかった。
ベネットの出自を知って手を出す馬鹿は多くはなかったが、 時には危険な目にもあった。 あのころは、血の兄弟を守るんだと息巻いていたように思う。]
(-224) 2014/01/22(Wed) 12時頃
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[けれどもあの時、状況は一変した。
ベネットの養父が撃たれて死んだ。 その光景が、今も瞼から消えない。
真っ赤に染まった、おじさんの顔が。]
(-225) 2014/01/22(Wed) 12時頃
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[まだ銃弾の飛び交う中、走り寄って縋り付いた。 あとからあとから溢れてくる赤に怯え、 揺さぶり起こそうとした体の重さに震えた。
駆け寄ってくる警官の手をすり抜けて、 自分はそのまま逃げだしたんだ。 おじさんの死から。この町から。
手に、彼の銃を握りしめて。]
(-226) 2014/01/22(Wed) 12時頃
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[そして今、逃げ出した先からも逃げて、 ここにこうしている。]
―――逃げてばかりだ…
[ぽつり。夢うつつに声が零れた。]
(-228) 2014/01/22(Wed) 12時頃
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− 聖ルカ教会・司祭館 −
[コンソメスープが出来上がるころに目を覚まし、 温かな食事を、ゆっくり時間をかけて食べる。
医療品に関する説明も、治療についても黙って頷き、 異議も文句も唱えることはしなかった。]
……おじさんの夢を見ていた。
[治療のあと、ただ一言それだけを告げる。]
(361) 2014/01/22(Wed) 12時半頃
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[翌日より、教会内のことは進んで手伝うようになった。 壁にめり込んだ銃弾の始末から始めて、 あちこちの補修やクリスマスの準備作業などをする。
数日後には、フードを深く被ってではあったが 建物の外の作業も行うようになった。]
体を動かしていた方が早く治る。
[ベネットには、そんな風に言っておく。]
(362) 2014/01/22(Wed) 12時半頃
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[クリスマス・マーケットが開催されるころになると、 時折、港の方へ視線を飛ばしていた。
葛藤含みの思案顔である。**]
(363) 2014/01/22(Wed) 12時半頃
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− 聖ルカ教会 −
[菜園の柵を打ち直す作業に没頭していたとき、 ベネットが訪問者と立ち話しているのが見えた。
相手の風体と、時折こちらへ向けられる視線に緊張するが、 務めて興味のない風を装う。 穏やかな調子で二人が別れるのを視界の隅で確認して、 詰めていた息をそっと吐く。
教区を回るベネットは、時折さりげなく追手の気配を伝えてくれた。 今のところは、危険が近づいているという徴はない。]
(482) 2014/01/22(Wed) 22時頃
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[外回りをするベネットについていくことはしなかった。 夜に出歩くのには、いささかの懸念の目を向けたが、 普段通りだと知れば口も出さない。
ついていくことも考えたが、できなかった。 怖いのだ。 彼を、巻き込むかもしれないのが。]
(483) 2014/01/22(Wed) 22時頃
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