132 Hogwarts School ~悪夢よ、再び~
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[ 突然だが、ここで一つ確認しておこう。 エフェドラ・ルデルドラン。ホグワーツ魔法学校スリザリン寮五年生であり監督生としての立場も持つ女傑。体格に恵まれ身体能力も高く、多方面の學問知識、また哲学に精通している彼女は。
魔法行使が、大の苦手である。
どれくらい苦手かと、そう問われれば「試験の実施課目で余力の大半を使い果たす程に苦手だッ!」と威勢の良い返事を返すレベルで苦手なのだ。 魔法界での『決闘』における最もポピュラーな呪文、『武装解除』の呪文ですら数発打てば息切れし、実戦での使用機会が多いとされる『失神』など二発目を放つことが出来ればその日は絶好調の証。禁忌とされる『服従』『磔』『死』、いわゆる闇の軍勢にとっての三種の神器なぞ以ての外、残念! 魔力が足りない! そんな未来が、全力サムズアップで彼女を待ち構えている。
ーーと、まぁそう言うわけで。]
(37) 2014/09/01(Mon) 18時半頃
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お、雄々雄々雄雄雄雄雄雄雄雄雄々々々々々々々々〜〜ッ!!!!
[ 世にも珍しい、『魔法以外』の要素を認められ監督生となったエフェドラはーー逃げていた。 形振り構わず。全力で疾走し四方八方から襲いかかる、愚鈍な花火師が演出したかの様な色折々の閃光から、右手に大きな『トランク』を引っさげて。
事の始まりは、件の悲報がホグワーツ全体に伝わり、生徒の大多数が各々の寮にて様々な感情を胸に待機していた、あの昼下がりまで遡る。
最初に違和感を感じ取ったのはーーと言ってもこの場合エフェドラか、彼女の愛蛇であるペルダの二択なのだがそれは兎も角。エフェドラであった。 ホグワーツ魔法学校での『魔法』の勉強を周囲からは「あ、こいつ頑張ってっぽいし、中々やるじゃん」と見られるレベルまでに抑え、ひたすらに『重力』の研究を続けてきた彼女の『重力』への感知精度は、相当高い。 加えて城自体が莫大な『重力』も持ち、『基準点』としての役割を担っているこのホグワーツ内において、微かとは言えど感じとれる『重力』を持つモノは決して多くはないのだ。
(38) 2014/09/01(Mon) 18時半頃
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学校の教師クラスの魔法使いともなれば、近寄れば察知可能であるし、多数の注目を現在進行形で集めている出来事の生み出す『重力』もまた同様である。 これは完全に余談であるが、前者の察知はエフェドラが夜中こっそり城内を動く際に使われ、後者は彼女の同学年に居る『純血主義者のスリザリン生』と『熱血漢のグリフィンドール生』のぶつかり合いが度々センサーに引っかかっていた。
ともあれ、エフェドラは自身が感じ取ったその『重力』に、「断続的に察知出来る、小さく、けれど強い」そんな『重力』に、覚えがあった、二度と感じ取りたくはないと願った『重力』。
人の死には、強大な『重力』が付いて廻る。
(39) 2014/09/01(Mon) 18時半頃
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死んだ本人の『念』を基盤に、他者からの『注目』、その死が他者へと齎す『影響』、更には死んだ『場所』まで、凡ゆる要因が重なり合い『重力』を生み出す。散り際の線香花火。燃え尽きる直前のロウソク。要はそういう話であり、それはエフェドラが身に染みて理解していた。 だから彼女は直ぐさま『トランク』を開くと、腕に絡ませていたペルダを躊躇なく中へ放り込み、素早く談話室のある湖地下牢から飛び出してきた。最速で事態を畳み、ホグワーツをあるべき姿へと戻す為。
ーーが、現実は非常であった。
恐らく、と言うよりほぼ確実に、内部の誰か、今のホグワーツをよく思わぬ、そして決断力と行動力のある、エフェドラとしては心当たりがあり過ぎる監督生の片割れみたいな誰かが手引きしたのだろう。城には死喰い人の魔の手が絡みつき、すでに少なくはない犠牲者が発生していた。 しかも雄々しく応戦を開始したホグワーツ生には敵と見なされ、更にはタペストリーの隠し通路から死喰い人の脳天へ飛び膝蹴りを喰らわせたところ、辺りの死喰い人からの怒りを買い、まさに泣きっ面に蜂。そんなこんなでエフェドラは死喰い人から絶賛逃走中である。]
(40) 2014/09/01(Mon) 18時半頃
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(落ち着け、エフェドラ・ルデルドラン……落ちつくんだ…『素数』を数えて落ちつくんだ…『素数』は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字…己に勇気を与えてくれる。2…3…5…7…11…13…17…19……よし、殺ろう。決めた、さぁ殺るぞ。追跡中の『敵』は二人、残弾は沢山、己が殺る。すでに、『覚悟』は決めたッ!)
to be continued〜
(41) 2014/09/01(Mon) 18時半頃
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/* 今見つけた(迫真
すまんね、発言は追ってたつもりだったんだけど。取り敢えず追ってきてる死喰い人を爆☆殺したらフリーになるよ
(-25) 2014/09/01(Mon) 19時半頃
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[ 「窮鼠猫噛」そんな四文字熟語がある。前漢の武帝……の次の次の皇帝、宣帝の時代に編纂された塩鉄論が内に記された言葉であり、「弱者とて、追い詰められ窮地に立たされれば、強者を打ち倒せる」という意味を持つ。要は、追い詰められた狐はジャッカルより凶暴なのだ。 と、まぁそんな諺は正直どうでもよく、重要なのは如何にして窮鼠が猫に噛み付くのか……その肝心要となる、手段なのだから。
例えば、道具を使う。とか。]
ふむ、困ったな。走っているうちに己はどうやら袋小路へ辿り着いてしまったようだ。いやぁ、本当に困った
[ いっそ清々しいまでに白々しい独白であった。 コの字に形成された廊下、正確にはニの字でありエフェドラの背後にはホグワーツ名物動く階段が群れを成している。
(59) 2014/09/01(Mon) 22時頃
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そう、本来ならば階段があるはずのそこは、運悪く、現在は単なる室内の吹き抜けとなっていた。 すると、凄まじい速度で城内を爆走していたエフェドラへ追いつくようにして、蒸気機関車の煙突から漏れ出したかのような黒煙が二筋、彼女から数メートル離れた床へと着地し、黒煙が晴れ、黒装束に身を包んだ男が二人、杖を構えながらに姿を現す。 もう逃げ場はないぞ。と死の鋒を向ける彼等の耳に、先の言葉は届いていなかったらしい。 対して、エフェドラ・ルデルドランは、杖を構えてはいなかった。 彼女は今更の様に、まるで二人の死喰い人の到着を見計らっていたかの様に懐へと手を伸ばす。 無論。その動作を見逃す道理など彼等にはなく、“一筋”の閃光が迸り、それを紙一重で避けたエフェドラの足元へと。
ーーもう一筋の閃光が直撃し、そして爆ぜた。
(60) 2014/09/01(Mon) 22時頃
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『爆破』の一撃により破砕した床材は、細かな破片となってエフェドラの体躯を容赦なく叩き、2mはあろうかという彼女は吹き抜けから落ちる寸前のところまで吹き飛ばされていた。 額から血を流し、エフェドラは肩で息をしながらも、それでも死喰い人へと一歩も引かぬ『意識』をその双眸へ湛え凝視している。]
「随分と逃げ回ってくれましたが……これで終わりです。同僚の誼とでも言いますかね、最後に言いたいことがあるようでしたら、お聞きしますが?」
[ それは『凄み』だった。エフェドラの持つ『重力』が、この二人のうち、より強い方の興味を引き寄せたのである。 故に、最後の瞬間、エフェドラは少しだけ、ほんの少しだけ生かされた。否、彼等は、生かしてしまった。 一瞬の隙が生死を分ける闘争の坩堝に於いて、それはあまりにも迂闊な行為であった。 ならば、とエフェドラの口が開き。
そして。]
(61) 2014/09/01(Mon) 22時頃
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己は……昔から、どうにも魔法に馴染めなくてな。まぁ、この学校へ入学した理由が理由だ、最低限の最良評価さえ貰えていれば、己はそれで良かった……『武装解除』がしたければ手首に強い衝撃を与えれば良いし、『失神』させたければ出力の高いスタンガンでも持ち出せば良い、『守護霊』? 己のリョコウバトは十秒で消えたぞ、なんだこの死に設定は。『服従』? 今の世の中、洗脳器具など腐る程ある。『磔』? ニュートリノ式の脳波拡散電波を味わってみるか? 『死』? わざわざ棒切れを振って呪文を唱える必要なんてあるのか? 人間なんて、簡単に死ぬぞ……そうだ、簡単に、死んでしまう だが……この城ではそういったモノは大抵使えなくなる。この城の『重力』が、途方もなく強大であるが故にだ だから己は……魔法で戦う必要に迫られた時に、どうにかする方法を模索していた
[ ズルズルと、脳天に直接響くような声であった。倒れ伏し、眼球だけをこちらへ向けている女の言葉から、死喰い人は何故だか目を話すことが出来なかった。 明らかに不自然。だが、その無理を押し通すその理不尽こそが、エフェドラの追い求めていたモノの欠片。]
(62) 2014/09/01(Mon) 22時頃
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なぁ、どうして己はここに来たと思う……いや、どうしてここまで来れたと思う? その黒煙の速度は大体、そうだな、時速40km程度か? なぜお前達はその速度で己を捉えられなかった? ついでに聞くぞ、あれだけ大量の呪文が飛び交う中で、幸福薬を飲んだわけでもない己が擦りもせずにいられたのは何故だ? 己はすでに言ったぞ「どうにかする方法を模索していた」と、これがそうだ、その一端だ 確かに己には魔法の才が乏しい、実践レベルの呪文なぞ、一日に十も打てれば上出来だ……だから、十も打てれば良いように『飢える』必要があった……人間は何かに『飢える』時に、最大の力を発揮する……ゆえに! 己は勝利に飢えたぞッ!
『勝者』はこのエフェドラだ! 依然変わりなくッ!
[ エフェドラの眼光が、今までとは明らかに違う箇所を射抜く。すなわち、死喰い人の、その真上の天井へと。]
(63) 2014/09/01(Mon) 22時頃
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『スネーク・エンド』ッ!
お前達の真上にはすでにッ! 毒蛇の群れを待機させておいた!
[ 正解は、この女の戯言を無視して、『死』の呪文を唱えてやること。そう、彼等は『理解』していた。そして、彼女の、エフェドラ・ルデルドランの『凄み』は、その『理解』をねじ伏せ、視線を天井へと向けさせる。 当然のように、そこにはただの天井が広がるばかりであり、直ぐ様杖を振りかぶって、目の前の女を粉砕すべく呪文を唱えようと口を開き。 彼等は、キュルキュルという、ナニカが高速で回転する音を聞き、またもや視線をズラして、否、ズラされてしまった。 そこにあったのは二つのビー玉であった。1ドルもあれば十個は買えそうな、そんなビー玉。強いて特徴を上げるなら、妙に表面が輝いていると言うか、磨かれた形跡が残っている程度。]
(64) 2014/09/01(Mon) 22時頃
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『ワンダフル・トゥナイト』……『爆破』と『鍵』の呪文をかけられたソレは、己のスイッチにより本来の『時』を取り戻す
[ スイッチを押させるな‼︎ そう叫んだのは、二人のうちのどちらかだったか。]
いいや!限界だ押すねッ!今だ!
[ ゴッ‼︎ と、鼓膜を揺する爆音と共にビー玉は炸裂し、二人の死喰い人と、エフェドラの体をも吹き飛ばし。]
265日15時間43分08秒と183日4時間36分57秒を超えての、己の渾身だ。もっとも、至近距離での爆発で木っ端微塵にするのが精一杯というのがネックなのだがね
[ “タイミング良くやって来た階段”に飛び乗り、エフェドラはそう呟いた。気持ち悪い精度で受け身を取っていた身体は衝撃の大半を流していたらしく、彼女はほぼ無傷のままに、次なる戦場へと身を投じる。]
(65) 2014/09/01(Mon) 22時頃
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/* へいキャロちゃん、助けたいのは山々なんだけどな
俺が『魔術師』を選んだのって、ぶっちゃけプロでやったタロットカードネタをやりたかったからなんだよ
つまり:職業ロルなんて考えない
どうしようか(途方に暮れた目
(-47) 2014/09/01(Mon) 22時頃
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目を、逸らしたな……?
[ 背筋を凍らせるような、底冷えする声が、エフェドラの口内から漏れ出す。 あの後に、ほぼノータイムで湧き出た死喰い人の視線が他所へと逸れた。エフェドラは理由を考えなかったし、彼女は死喰い人から目を逸らさなかった。少なくともそへが、自身の『死』に関わる事象ではないと分かっていたからだ。 『死』は強大な『重力』を生み出す、人は死ぬ直前に自身の人生をスローモーションで思い出す……いわゆる走馬灯と呼ばれる現象があるが、あれは『死』の『重力』が光をも吸い込み『時』を歪めるが故に起こること。 つまり逆を言えば、『重力』を感じ取ることが出来れば、『死』を回避するための動きが可能となる。 慌てた死喰い人は、流石の動作で滑らかに杖を踊らせ、その先端から緑色の閃光が飛び出した。]
(71) 2014/09/01(Mon) 22時半頃
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馬鹿者がッ! 杖から放たれる呪文の閃光は、どう足掻いたところで『点』での攻撃にしかなれないッ! 『線』でもなく! 『面』でもなく! あくまで『点』ッ! その有効範囲は精々直径4〜5cmといったところか! そして速度も足りないッ! 同じ『点』でも銃弾の速度とは雲泥の差だ! 身体を鍛えて出直してこいッ!
[ だがその流れるような反撃を、半歩体を動かすことで回避すると。エフェドラはお礼とばかりに握り締めた鉄拳を鳩尾へ数発叩き込み、階段から殴り飛ばした。鍛えられた膂力と恵まれた体格、そして反射神経は、彼女に戦うための術を与えていた。]
(72) 2014/09/01(Mon) 22時半頃
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/* いやー、役職の事とかすっかり忘れててさ、気がついたら殆ど残ってなくて、唯一ネタを思いついた魔術師を選んだんだよなぁ
占いロル、回してもええんやで(^ω^)
←この顔は明らかに善ですわぁ
んー、どうするべな、何か考えてみようかね?
縁故の話はどうする?
(-53) 2014/09/01(Mon) 22時半頃
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……ふむ、残りはすでに拘束済み、か
[ 眼前の死喰い人を数十mの高さから殴り落とし、エフェドラは先程から這い寄っていた『死』の『重力』が薄まっている事に気がついた。 どうやらその要因となったのは目の前の二人の男女組生徒ーー格好から察するにレイブンクロー生、であり、どうやらこちらがスリザリンだと知れて問答無用に襲いかからない程度の理性と判断力は兼ね備えているように見える。と、エフェドラの脳が1秒と要せずにそこまで回転したところで、2人のうちの男子生徒からエフェドラ声をかけられた。]
いや、己個人としては、今のところ特に問題は無いな、君らの助力に感謝する。己はエフェドラ、エフェドラ・ルデルドラン。スリザリンの監督生をしていた者だ。こうなってしまっては、監督も何もないからな
(77) 2014/09/01(Mon) 22時半頃
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ガーディ・グロウルと言ったか、すまないが己は寮を飛び出してきた身でな……特に有益な情報は掴んでいない。名前を聞かせてくれれば、その友人に言伝を預かる事も可能だとは思うが
[ 適切な間合いを取ることだけは忘れずに、エフェドラは眼前の少年と対峙する。 彼女の戦闘スタイルは基本的に一対一で相対するからこそ映える技術であり、脚を止められたところに複数人でかかられると必然的にキャパシティオーバーとなってしまう可能性が非常に高いという、致命的な弱点を抱えていた。 とりあえず目の前の二人は信用したエフェドラだが、いつどこから次の死喰い人が襲ってくるかも分からない状況では、一つの油断が命取りとなってしまうが故に。]
が、ここに死喰い人を手引きしたものになら、心当たりがある……と言うよりか、他にこれだけの事を起こす能力と、実行に起こすだけの行動力を持つ者を、己は他に知らない……あの、ヴェスパタイン・ディートリヒ以外にはな
(89) 2014/09/01(Mon) 23時半頃
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あぁ、こちらこそ宜しく、だ。クリスマス……して、友人との連絡が取れたようで何よりだガーディ となると、目下問題はヴェスパタインの居場所だな。己の探知もホグワーツ内に居られると距離が開いては使えないし、そも個人の識別には不向きだ
[ クリス。クリスマス・エルトナム・アトラシアと名乗った女性に返事を返すと、エフェドラの脳は状況を整理しつつ、それと同時に状況の打開策を練り始めていた。 彼女の目的はホグワーツの守護。単に城が残れば良いのではない、『重力』の『基準点』としてのホグワーツ。つまり「あのホグワーツなら」と人々に思わせる特大の『重力』を内包するホグワーツを護る事にこそ意味がある。 その為に自分が取り得る手札を、エフェドラは直ぐ様引き当てて行く。]
己はこれから、厨房に向かうつもりだ。『料理人』達に助力を請おうと考えている、彼らならこの城の中でも『姿眩まし』と『姿現し』を使えるはず、協力を得られれば生徒達の身を隠せる……その為の場所にも心当たりはある、もしも危なくなったならば、八階の『バカのバーナバス』がトロールに棍棒でぶたれている壁掛けの向かい側に来てくれ、力になろう
(148) 2014/09/02(Tue) 13時半頃
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/* よし来た。必要の部屋→厨房の順で回ろうかな、今から行くわ
んー、死の秘宝でネビル達が隠れ住んでた感じの部屋が良いんじゃない? 食料は厨房から持ち込む感じで
(-124) 2014/09/02(Tue) 14時頃
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ではまた会おう! ガーディ! クリスマス! 息災を祈っている!
[ それだけを言い残し、エフェドラは階段から飛び上がる。その先にあるのは上階へと続く、まさに移動中の階段だ。彼女はガシッと手摺をその手に捉え、さらには膂力にものを言わせて体を大回転。勢いをつけられた2m近い体躯は軽やかに階段上へと降り立ち、エフェドラは再び疾走を開始する。]
(厨房へ向かうその前に、あの部屋の形の指標を作らなければならない……「大人数が長期間に渡って暮らせるような部屋」を『必要』とすれば、部屋は必ず応えてくれる。問題は食料だが、その辺りは厨房から持ち込めば何とかなるだろう)
[ 時折迫る魔法による閃光をインチキ臭い動体視力で躱し、死角から感じる『重力』に従う事で背後からの一撃すら避けきる。わりと多かったりする弱点を付かれなければ、混戦の最中において移動中のエフェドラは回避率(限りなく)100%の風となる。
目指すは八階、『必要の部屋』。]
(154) 2014/09/02(Tue) 14時半頃
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/* 海賊の船に生徒達は乗り切らん(問題はそこじゃない
あいよ了解、なら一旦そっちの待ちロルを待とうかね
(-129) 2014/09/02(Tue) 14時半頃
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ーホグワーツ・八階ー
[ 『サンドマン走法』と、そう呼ばれる走法がある。 人間が今だ馬に乗って大陸を闊歩していた頃、さる大国が開催したレースにおいて、参加者の一人が見せた独特の走り方。 「踵を地面に接触させる時間を限りなく短縮し、着地の衝撃を即座につま先へと移す、その移す際の衝撃を利用して地を蹴って前に進む。その結果、脚に溜まるはずの疲労、その原因となる衝撃を推進力へ変換する事となり、爆発的な速度を長時間維持することが可能となる」 聞いていて頭の痛くなるような無理だが、エフェドラは確かにソレを再び現実のものとしていた。]
(もっとも、これはまだ不完全……己の両脚には着実に! ダメージが溜まっているッ!)
[ ダンッ! と一際大きな踏み込みにより、エフェドラは八階の廊下へと跳躍する。 ここまでくれば『必要の部屋』は目前であった。]
(160) 2014/09/02(Tue) 15時頃
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「に、がすかよぉ〜ッ! てめぇ! さっきはよくも俺に腹パンを喰らわせやがったなぁ!」
なんだ、よく生きていたな
「はっ! 下にいた仲間にゃ感謝しねぇとなぁ、けどその前にッ! お前の死体で晴らさせてもらうぜ! 俺の鬱憤をよぉ〜ッ!」
全く、そこの曲がり角さえ曲がれば『バカのバーナバス』があると言うのに……致し方あるまい!
[ 目的地まで後一歩のところまで迫ったエフェドラ、その目の前に立ちふさがったのは先ほど彼女が殴り飛ばした死喰い人であった。 あのまま墜落していれば間違いなく潰れたトマトになっていたはずだが、どうやら下の皆で待機していた死喰い人に救われ復活したらしい。 エフェドラは右手にビー玉を、左手に杖を構え迎撃の体制を取る。]
畳ませてもらうぞ……貴様とはッ! 戦う理由の『格』が違うッ!
(161) 2014/09/02(Tue) 15時頃
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己は一向に構わん! 故に下がっていろッ!
[ 物陰から飛び出し、扉の解錠を強請る少女へ口早々にそう返すのと同タイミング。 エフェドラの体が、高所から落ちてくるような速度で死喰い人へと吶喊する。 対して、死喰い人は怒りながらも冷静冷静であった。先の戦いで真正面から魔法を放ったところで避けられる事は分かっている。ならば、自分の取るべき一手とは何なのか。]
「『点』がダメだって言うならよぉ〜ッ! 『面』で潰せば問題はねーわけだなぁ〜ッ!? 喰らってくたばれッ! エクソパルソォ!」
[ 声を荒げ、『爆破』の呪文を唱えると床に向かって杖を振る。確かに、爆発の衝撃は受け身で殺せたとしても、その硬直時間を狙われればエフェドラとて直撃を喰らわざるを得ない。 だが、エフェドラはすでに動いていた。
(166) 2014/09/02(Tue) 16時頃
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彼女は左手の杖を振るう。死喰い人でも、その死喰い人が放った呪文でもなく、己の懐に『縮小』し仕舞っていた『トランク』へ。 『肥大』の呪文をかけられたソレは効果に従い、元のサイズへと戻っていく。]
(今日の分の呪文は後、二〜三発と言ったところか……だがッ!)
部屋番号七番を選択ッ! 開けトランクッ! アラホモーラ!
[ 『解錠』の呪文により、七番の部屋へと繋がるトランクが開かれる。エフェドラはそのポッカリと空いた真っ黒な入り口へ『爆破』の呪文が吸い込まれ、その蓋が閉まる瞬間には目もくれず。]
今度こそ、終わり、だ
[ 死喰い人の右斜め前を陣取り、杖腕を握ると、最寄りの空き部屋へと投げ飛ばす……彼女の右手で回転をし続けていたビー玉と共に。]
『ワンダフル・トゥナイト』、素晴らしい今夜の為に死ね
[ そして、劈く爆音が辺りを舐めまわした。]
(167) 2014/09/02(Tue) 16時頃
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そうしたいのは、己も山々なのだがな
[ 床へ落ちてしまっていた『トランク』を拾い上げ、エフェドラは改めて少女の方へと振り向き、言葉を連ねた。]
魔法数字の最強数は“7”ッ! つまりは、そう言うことだ。この『トランク』には七つの部屋が入っている、一つは今し方ダメになったがな とてもじゃあないが、生徒達を入れるには狭過ぎる……その為にはやはり、『必要の部屋』を開くしかない っと、自己紹介が遅れたな。己はエフェドラ、エフェドラ・ルデルドランだ 少し、待っていてくれ
[ 『バカのバーナバス』がトロールに棍棒で打たれている壁掛けの向かい側。その昔この城に住まう『妖精』から教えてもらった通りに、エフェドラは「身を隠せる場所が必要だ、誰にも突破されず、見つからず、長期間に渡って過ごせる部屋が」と必要事項を胸に、その廊下を三回往ったり来たりした。 効果は立ち所に現れた。石壁にあるそれは、ピカピカに磨き上げられた真鍮の取っ手を持つ扉である。]
(169) 2014/09/02(Tue) 17時頃
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ーホグワーツ・必要の部屋ー
[ 端的に言うと、そこは実用性の塊の様な部屋だった。 インテリアデザイナーが見たら、多分その数秒後には発狂しかねない、そんな感じの。
色鮮やか……と言うより、真紅の地にグリフィンドールの金色のライオン、黄色地にハッフルパフの黒い穴熊、青地にレイブンクローのブロンズ色の鷲、そして緑地にスリザリンの銀色の蛇、ホグワーツ四寮の象徴する色と生き物を表すタペストリーが壁を無節操に埋め尽くし、それ以上にカラフルな、まるで絵の具のチューブを全色分ぶちまけたのかと錯覚させられそうになる、一人でに宙に浮くハンモックの群れに、目がチカチカする感覚をエフェドラは味わった。
部屋自体は横に広い楕円を描いており、高さは十分。床材は上質な木材で、その上には四色の布地と四色の生ける象徴に飾られた、思わず頬を擦り付けたくなるような、そんな絨毯がひかれている。
部屋の右側には無数の本棚が立ち並び、正面奥には巨大な長机と椅子、そしてキッチン。左側は空いているのかと思えば、そこには二つの扉があり上には『Bath』の四文字。]
(191) 2014/09/02(Tue) 20時半頃
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素晴らしい、な。言葉も無い。ここなら安心して生徒達を送り込めるぞキャロ
[ 先に扉へ飛び込んでいたキャロライナへそう声をかけると、エフェドラは再び真鍮の取っ手へ手をかける。]
では己は、これより厨房へ向かう。ホグワーツに古来より住まう『妖精』達ならば、きっと校舎中に散らばった生徒達をここへ連れて来てくれるはずだ。無論、本人達の保護も含めてな……君は、どうする
(192) 2014/09/02(Tue) 20時半頃
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