199 獣[せんせい]と少女 2
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——回想:エリとカリュクスと砂糖水——
[お腹を空かせた少女がいるとは知らず。 たまたま普段のおやつとは別にマフィンを作り置こうかと、 オーブンの中を掃除して混ぜた生地を焼いていた。
珍しい時間に食堂に来た少女に請われるまま>>1:113 肩に名残の灰を降らせた獣は水を取り。 エリも誘いに招かれたら、にこやかにおいでと声をかけたっけ。
出来上がった砂糖水をおいしそうに飲んでたのは微笑ましく。 部屋に帰った後、隠れてつけていた日誌にエピソードを書き込んだ。 広間の棚の一角で今は眠れる一ページ。]
(12) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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——現在、再びの外—— [契りを前に一声聞いておこうかと外に出て、>>0 ここにいるだろうと屋根を見上げれば、やはり獅子はそこにいた。]
おはようございます、ししねこ様。
[天中を過ぎた太陽の下、 時遅れの挨拶でかける言葉はやや気さくなししねこ様。
ピッパの呼ぶその名前が愉快なのに加え、 獅子も悪くは思っていなさそうに見えたので、 先生である自分としても呼び名はいつの間にか定着し。]
外に出る前にししねこ様の声も一声聞いておこうと思いまして。 幸せの形とは、なんでしょうね。
[答えを特に求めているわけではない。 答えは獣自信が探した先にしかないことはなんとなく自覚しているから、 世間話をするような感覚で投げかけて。 ゆっくりと空を仰いで息を吸う。青い、青い空だ。]
(21) 2016/10/13(Thu) 01時半頃
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実は特に用事もなくて、声を聞きたかっただけです。 また何かが見つかったら報せにきます。
[額の上に翳した手から覗き見ると、 逆光になった獅子の姿が金で縁取られている。 悠々たる屋根の主に手を振って、またどこかへと歩みだした。 **]
(22) 2016/10/13(Thu) 01時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2016/10/13(Thu) 01時半頃
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——少し前から——
[昨日遅まきながらに訪れた食堂では、 扉を開けた瞬間から青い鳥のお出迎えを受けられたか。
ヘクターのサンドイッチをつまんだり、 ワクラバの持ってきた果実やハチミツを味わって。
卓上に描きものを広げていたピッパの慌てていた姿や、 厨房に顔を出してみたら、ジャムを作っている姿も目撃できたかもしれない。 ここ最近の砂糖の消費は凄かったから、 裾野までひとっ飛びして砂糖を継ぎ足したりなどもしたけれど。
ホレーショーとマリオが契りを交わしたと風の噂が聞こえたなら、 祝いのひとつでも持って二人を訪ねたりしたかもしれない。
旅立ちの前日、雑事に追われていればあっという間に日が暮れ、 熱を入れた片付けの間に会った人はいたかいないか。 待たざる夜が来れば、深くはない眠りに何度か寝返りをうった。]
(77) 2016/10/13(Thu) 19時半頃
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[朝焼けが空を切り裂いて雲が薄黒く染まる頃、 形だけ横たえていた体を起こすと去るための準備を進める。
いくつかの旅の書と、資金と便利道具、簡素な衣類。 誕生日やその他で貰った想い出の品。
いざ退去する準備として部屋の物を纏めてみると、 簡単に肩掛け鞄に収まってしまうほど手持ちの荷は少なかった。
そうした僅かなものですら、いざ部屋から取り去ってみると、 慣れ親しんだ部屋が急によそよそしくなったように感じられ、 半分開いた扉からぽつねんと部屋の中を見て佇んでいる。
ああ、と獣は嘆息する。 それが一仕事終えた満足感か、終わった寂寥感かはわからないが。]
(78) 2016/10/13(Thu) 19時半頃
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——現在、祈りの堂——
[昨日、とある少女にも言ったように。 鐘楼の屋根の上や、裾野の街の時計台。 大気たるこの獣は、つまるところ高いところが好きなのだ。
逆光に焼けている薄墨色の雲を、 鐘楼の三角の屋根まで蛇の尾を揺らしながら眺めに行った。 荘厳に響いた鐘の音はもうしばらく鳴ることもないのだろう。
朝焼けは雨というけれど、黒雲はあまりないようだ。 仮に降るのだとしても、 今朝くらいは流れを逸らしても咎められはしないだろうか。
……やりかねない。柄にもないことだが今日くらいは。 自分で思って苦笑が漏れる。
先に天に謝罪でもしておこうと、 鐘楼から羽ばたいて、祈りの堂へと入っていった。**]
(79) 2016/10/13(Thu) 19時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2016/10/13(Thu) 19時半頃
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/* ものっそい時間勘違いしていたことに気づいた……途中まで覚えていたのに 申し訳ないです。[土下座]
ホレーショー>>43 おお十二国記……!
(-36) 2016/10/13(Thu) 19時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2016/10/13(Thu) 19時半頃
逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2016/10/13(Thu) 22時半頃
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/* どこに行って大丈夫だろうかと左右見渡し。 ログを、読もう。
(-61) 2016/10/13(Thu) 22時半頃
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[刻限の朝、祈りの堂の中はひと際静謐な気配を漂わせている。 ここではよくヴェスパタインの姿を見かけたものだったが、 この日も祈りを捧げる姿をみかけることはできたか。]
おはようございます。
[祭壇の近くから天蓋を見上げ、壁に囲まれた天に向かって挨拶をする。 先客がいるならばそれと天の両方に。]
(142) 2016/10/13(Thu) 23時半頃
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天よ容赦を、今日は我が儘を通させていただくやもしれません。
[特別に信仰深いわけではなく自然のこととして告解を。 置いていくもののひとつとして果実酒の瓶を供えていく。
天があり、地があり、摂理があり。 生まれながらにそれらに繋がったものとして獣が存在している。 少女たちもまたそこに連なるものだと解しているが、実際はわからない。]
(143) 2016/10/13(Thu) 23時半頃
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[昨日マリオとホレーショーのもとを訪ねた時に渡したのも、 実はこの酒を一部使っているもの。 >>126
供えたのと同じ酒に漬け込んだ桃を取り出して、 砂糖水で煮込んだ、大人の甘いおやつかつ祝いの品だ。 一時に食べると酔ってしまうかもしれないが、 契りを交わして一人前になった少女に贈るにはふさわしく思うものを。]
ご立派になられましたね。
[出しかけた声が失われて引き結ばれた少女の口元。 その様子にカリュクスの姿が思わず重なる。 こうした振る舞いにもようやく意図を見出せるようになってきた。
この先の道は別かたれている。 寂しさはあるけれど、柔らかい声を少女に降らせて。 桃にナイフを入れるとその場で皿に盛り付けた。]
(144) 2016/10/13(Thu) 23時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2016/10/13(Thu) 23時半頃
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——屋根を見上げて——
[嗄れた声も、もう何回聞いたことか。 鷹揚な笑いはときにそれだけで逸る心を治める作用があった。
決めたかと言われれば、 決まっているとも言えるし、決まっていないとも言える。
顎に手をやってうんと考えた後に口を開く。]
(162) 2016/10/14(Fri) 00時半頃
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ええ、話をしてきました。 いつか、誰かを決めるのはあの子ですけれど。
[選択は他の別れと同じこと。 すべてを見てから好きな道を選んでくれればいい。 控えめではあるが、すっきりとした笑みで答え。]
(163) 2016/10/14(Fri) 00時半頃
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仰るとおり、形がないので難しいのです。 少女に与えられればと思いますが、どこにも正解は落ちてなく。
ししねこ様でも一筋縄にはいかないのですね。
[背を向けた去り際に、風に流れて獅子の声が聞こえたら。 空の。と、天空を見据える。
……ああ、今日は本当に青い。
色も、温度も、柔らかさも。 日によってみせる顔が異なる、最も近く、故に不可解な空の色。 人により雷雲の凝った黒に閃く稲妻も、幸せとなるか。]
(164) 2016/10/14(Fri) 00時半頃
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ありがとうございます。 ししねこ様に良き流れがあらんことを。
[くるり、立ち止まって振り返ると礼をして。 見送る獅子の尻尾に背中を押されていくのだった*]
(165) 2016/10/14(Fri) 00時半頃
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——想起——
[堰を切ったように少女から零れ落ちる涙。>>158 奥に鈍い痛みのようなものを感じ、胸に拳を押し当てた。 前はそんなこともなかったはずだがと思う。
気丈に、痛みは押し殺した。 これを際限なく許せば生きてはいけない。]
(182) 2016/10/14(Fri) 01時半頃
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たくさん貰ったのはこちらもですから。 先生こそ、ありがとうございます。
[拳を胸に押し当てた格好のまま、深く頭を下げる。 少女が顔が崩れるのを隠していても、張った声に震えがあれば、 そっとタオルを取り出して少女の側に置く。 隠したがっている顔そのものは見ないよう、半分後ろを向いて。]
(183) 2016/10/14(Fri) 01時半頃
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[桃と涙がなくなるまでは、ゆっくりと待っていようか。 獣の姿を現わして、避けられなければ包み込むように翼をかざす。]
一年がもっと長ければ、よかったけれど。
[ゆらりゆらりと蛇の尾が揺れている。
おやつの苦さで堅くなっている少女の気配に気付いたら、 秘密のことを教えるように、茶目っ気を乗せて片目を瞑ると、 これが大人の味なのだとひっそり伝え。
この先交わることがないとしても味くらいは残しておけるかと。 推奨の酒と作り方を記した紙をホレーショーの方に差し出した。
少女の舌が成長する頃には役に立つこともあるかもしれない。*]
(184) 2016/10/14(Fri) 01時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2016/10/14(Fri) 01時半頃
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——回想:始まりの朝に——
[祈りを捧げていたところかと見て取ると、 祈りの時間に邪魔をしたことを詫びて会釈を返した。
ヴェスパタインの祈りとは毛色の違うものではあるが、 畏れ敬う本質は変わらないものかとも思う。 端的な問いかけに、胸元に当てた手を下ろして徐ろに振り返る。]
ええ。
でも私だけでは半分ですから、 どれほど決まっていたとして先はわかりませんが。
[ひとりが10割手を伸べて、ようやく半分。 誰かと誰かの距離は、両方から差し出してようやく捕まえられる。 想う先には一人の少女の姿。その名前こそ口にしないけれど。
あなたは、と問い返したら思慮深いこの獣はなにを答えるものか。*]
(190) 2016/10/14(Fri) 02時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2016/10/14(Fri) 02時頃
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——その夕べ——
[ピッパの絵がうまいことあの時を切り取っているのには、>>176 思わず歓声をあげてじっと見つめてしまった。 他の先生はそれで呼び寄せてしまったかもしれない。
食堂に来る面々は三三五五。 散っては集まり、集まっては散っている。 地に足のつかない雰囲気も契り前の浮きようか。
夕飯時はいつものようにヘクターが作ってくれたのだったか。 料理を作る獣を手伝い、食器や飲み物の用意をして。
ピッパが打った芝居にカリュクスがパンを取り落とした時は、 うっかり笑ってしまったので、 咳払いでごまかしながら、コツンとピッパの頭に触れるだけのゲンコツを。]
(201) 2016/10/14(Fri) 02時半頃
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[そして廊下に出た隙だろうか、食堂にある衝立の裏かもしれない。 ひっそりと耳打ちされるのに腰を屈めれば。>>188]
わかりました。明日に……コレ、ですね。 どこで落ち合いましょう?
[人差し指を口元に持って行って、ついで拳でとんとんと背を叩く。 場所と時間を決めたなら、約束の保証に指を切った。]
(203) 2016/10/14(Fri) 03時頃
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[食事も終わって解散の時間が近づき、 片付け物をしながら生欠伸を噛み殺していると。
ピッパと、他にも何人か一緒に来たのか袖を引かれて。>>179 学び舎の屋根に乗せるため、 両腕、尻尾、背とかぎ爪。人数が多ければ全部を使って飛び上がった。]
……ええ。
[少女から持ちかけられた約束に頷く。 どこにいても聖誕祭の頃なら忘れはしないだろう。
星々の瞬きを、どこか遠くでも同じ空の下から見られるなら。 みんなに寄り添って星の瞬く半球を見上げる。 絵にしたような、しあわせの形のひとつだった。*]
(205) 2016/10/14(Fri) 03時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2016/10/14(Fri) 03時頃
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——回想:夜の言祝ぎに——
[栄養だけで生き続けることは難しい。 獣と少女が両輪であるように、心を満たさねば片手落ちだ。 栄養の続く長さと同じだけ見合った酒肴を口にする。
それを当然のこととして祝いに酒桃を提げたのは、 出会いと別れの限られた、物知らぬ若さ由縁の傲慢かもしれない。]
そうやっていつもクサすから、 あなたの話がまともに聞けなくなるのでしょう?
似合い、ですか。 まあ、悪戯者の首根っこを掴むのは私の仕事だけれどね。
[はいはいと顳顬の横で呆れたように手を振り、>>204 せいぜい羨ましくなるほど楽しみを重ねてやろうと内々に誓う。]
(270) 2016/10/14(Fri) 22時半頃
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[悦に入った笑みを浮かべる獣の傍らに少女の姿がある。
仮令風の便りを送ったところで羨ましさを感じさせるなど、 ちっともできはしないだろうが。 勝手に思う分には構わないことだろう?
悟った顔で目を細めて鼻を鳴らす。 肩を叩かれたすれ違いさま、すっと瞳の奥が窄まった。*]
(271) 2016/10/14(Fri) 22時半頃
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お二人こそ。 なりますよ、最優の道を歩めるように。
……さあ、風が向けば戻ってくると思いますが。 そのうち会えたら、その時はマリオの話を聞かせてください。
[その時は飲みましょうかと誘いを持ちかける。
前途はようとして知れないが、その先に想いを馳せて。 同じ時を過ごした獣と想い出を語らえば、皆と再開できるだろう。*]
(-118) 2016/10/14(Fri) 22時半頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2016/10/14(Fri) 22時半頃
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——夕べのこと——
[衝立の裏で少女から秘密の話の断片を。>>244 時間と場所を頭に入れると、ふむふむと頷いて。]
朝餉を終える頃合いまでに井戸ですね。
ええ、お任せあれ。それくらいは朝飯前です。 先に食べ終えて裏手に出れば目立たないでしょう。
[集まるのは朝食後ですがと笑い、造作もないと片付けも含めて承る。 絡めた指にきゅっと力を入れて契ると額を寄せ、 よろしくお願いしますねと少女に囁いた。]
(285) 2016/10/14(Fri) 23時半頃
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——そして朝の食堂から——
[朝の早い獣が人より早く食堂を訪れるのは珍しくもない。 用向きのあるときなどは(必要もない)食事を取らないこともあったから、 いつもの生活そのものが格好の隠れ蓑になる。
朝焼けが終わりきらないうちに、 天に雨避けの断りを入れてしまえば、祈りから引き返し。 まだがらんどうな食堂を歩む。
厨房から食器類を先に取り出して、朝食の準備を整えておく。 予告をしていたカリュクスは目立ってもいいだろうが、 獣の存在はサプライズなのだから。]
(291) 2016/10/15(Sat) 00時頃
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[井戸の端に腰掛けると見かけられてもいいように、 作業の偽装とつるべを手繰ったり落としたり。
やがて少女というよりは大きな袋を窓越しに見かけ、>>276 裏口を広く開ける。つまりそうなら袋を抑えたりもしただろう。]
(292) 2016/10/15(Sat) 00時頃
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[そっと広げた袋を手にとってみれば、おやと首を捻り。 数瞬後には真っ白な花と星の正体に気づいて、 驚きと呆れと苦笑と、しかし感嘆と楽しげな様子を勝らせて。]
今日、これっきりですよ。
[少女の額に、こつりと指を当てる。 袋の口から花と星を二、三取り出して眺めて。]
これだけたくさん作るのは大変だったでしょう。 これは誕生日にもらったのと同じ花かな。
[と、少女の袋の中にふわりと落として戻した。 大樹の上を見上げ、よく飛びそうだと思っていると。 どこからか一陣の風が吹いて、大樹の枝がざわざわと揺れた。]
(293) 2016/10/15(Sat) 00時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2016/10/15(Sat) 00時頃
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[どうして降らせようとしたのか。花と星の理由を聞くと頷いて。]
気が変わるわけないでしょう。 たまには、こういうのもね。
[袋から撒くならば、背の上が自由が一番きくだろう。 獣の姿に変われば身をかがめて少女を乗せ。>>279
神木を駆け上がるかのように、 幹から枝からその上へと翼を打ち鳴らし、四肢を動かす。 翼からごうと気流が渦巻けば、華やかに白は広がって、 等しく降らせようとするのを助けることができたか。
振り返って少女を見る。 ひらり、ひらり。雪のように落ちていく花と星。]
(318) 2016/10/15(Sat) 00時頃
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