39 幻想第四次―銀河鉄道2―
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[車掌の背中を見送って、程なく列車は駅へと滑り込む。 誰かのさいわいの為に、その身を灼き続ける蠍の火。 それは熱いのか、そうでもないのか、 窓越しに感じるのは、むしろやさしいあたたかさ。
食堂内に銀髪の彼の姿はもうないだろう、 紅の陽炎のようにゆらめくホームに視線をやる。]
…… あ、
[紅の中に消えていく金髪の巻き毛を見たような気がして、 男は思わず声をあげて、腰を浮かせたのだけれど]
(@1) 2011/11/03(Thu) 00時半頃
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[窓ガラスに手をついて、それきり。 多少腑に落ちないような表情ひとつして、 けれど何がひっかかるのかわからぬままに、 ゆるゆると首を左右に振った]
……そろそろ終点まで、 駅も少なくなってきたな。
[煙草は咎められたので、 男は結局自分のために珈琲を落としながら、 飲みかけのエッグノックのカップを片付ける。]
(@3) 2011/11/03(Thu) 00時半頃
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[蠍の火から遠ざかれば、窓硝子に映る色は 天の火の紅が徐々に橙から菫、鉱青へと移り変わっていく。 その先に輝く十字を見出すのはもう少し先のことだったか。
車掌の呟きを肯定するように、 男は小さくため息と呼べる息を吐く]
ああ、 あの小さくてうるさいの。 帰ったんじゃなくて、降りたんだな。
……絵は描きあがったのかね。
[彼の前に珈琲を出しながらも、 軽口の調子の良さは常ほどではなくて]
(@5) 2011/11/03(Thu) 00時半頃
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いや、まあ、 気になるってわけじゃないけど。 一応、道具も運んでやったからな。
[車掌の問いに後ろ髪を掻きながら、 答える言葉を捜している気分になって、 それから、カップに口をつけつつ、小さく眉根を寄せた]
……なんつうか、まだ小さいよなあ。
[それがどうしたというのか、自問しつつも、 黒の婦人が自分と同じ言葉を発するに、そちらに目を向けた]
(@7) 2011/11/03(Thu) 01時頃
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いってらっしゃい。
[ひらり、と手を振り婦人を見送る。 その背後、夜の灯火のような小さな焔が、ふわり、と 後を追うように流れていくのが見えた、気がした。]
(@8) 2011/11/03(Thu) 01時頃
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[乗務員など務まらない、 車掌の言葉に、男はぱちり瞬きする。 それは少しばかり意外な心境だったのだ]
……繋がり?
[誰かを案じた記憶などあっただろうか]
そうか、 だから気になったりすんのか。
[ながれる小さな焔も、時折響く鈴の音も、 ただの現象と片付けるには、目を耳をとどめてしまう。 降りた少女のことも、また]
(@10) 2011/11/03(Thu) 01時半頃
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……今になって、 縁なんてものが出来るってのは、 なんか不思議な気分だな。
[男は憂うというよりも、 その感覚になにかむずがゆいような、 そんな表情でけれど恐らくそれを歓迎してた]
まあひとつひとつ気にするって、 俺より、アンタの方がよっぽど気にしてそうだけど。
[やっぱり車掌の肩を軽く叩いてみせるのだった]
(@11) 2011/11/03(Thu) 01時半頃
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[>>@12 男は案外神妙に頷いた、言葉に納得していたのだ。 どれもこれも、余りにも些細な出来事で、けれど心にひっかかる。 彼らは皆、運命の岐路に立つ者たちなのだ、とふと思う。
その運命を、
あの小さな黄玉色の小瓶の中身で、 己は支配していたつもりになっていた。]
(@14) 2011/11/03(Thu) 02時頃
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医者の先生か……、 考えてみりゃ間逆だな。
人殺しの研究してたんだ。 いかに効率よく証拠を残さず大量に人を殺すか、っていう。
[それは仕事であったけれど、いつしか仕事の領分を越えた。 やがて男は己の素晴らしい“作品”を試す誘惑に抗えず、 罪を犯し、新聞を賑わせ、相応たる刑に処された。]
サイラス=クレメンツってのは、 まあくだらないカスみたいな奴だったよ。
[今はしがない乗務員となった男は軽い調子で言い捨てる]
(@15) 2011/11/03(Thu) 02時頃
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[カップの中に揺れる黒は石炭袋の闇のよう、 それは3次世界では暗黒星雲、といったか。 その闇の中で起こっていることを、3次世界の研究者は何と解説してただろう。]
先生、あんたはいい奴だよ。 なんせみんな生かしたいだなんて、 馬鹿みたいなこと本気で悩んでんだからな。
[男の口から零れる言葉は、常の調子を取り戻して、 褒めているのだか揶揄してるのだか、わからないといった風]
……でも、まあ、
アンタの気休めになんなら、 俺もさいわいってのを一緒に祈ってやるかね。
[小さな呟きを聞き留めれば、 彼のカップに横からミルクを勝手に注いでやって、 悪ふざけのように小さく笑った]
(@16) 2011/11/03(Thu) 02時頃
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[そして婦人と行かずに残り、 顔を赤らめたり、なにかぶつぶつ言ったり、 一人でひどく忙しそうな彼女のテーブルに赴く]
さて、 ……アンタはなんか食うか? 食ってる場合かどうかはさておき。
[問いかけつつも答えは聞かず、 男はカウンターの中へと戻って。 やがて例のオムライスが供される頃、 彼女のめくるアルバムには1枚写真が増えていることだろう。
真冬の澄み渡った空と白いシーツの棚引く背景、 並んで映る二人の姿、片割れの手には煙草があった。 その時間は長くは続かないだろうことを予期させるけれど]
いい写真だな。
[覗き込んで、しみじみと感想を零した*]
(@17) 2011/11/03(Thu) 02時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/11/03(Thu) 02時半頃
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[銀髪男を還した少女は、アルバムを眺めている。 その屈託ないのんびりした様子を見ていれば、 果たして彼女自身はどうするつもりなのか、と思う。 この幻想第4次にも不規則ながら時は流れ、旅の終わりは訪れるのだ。 その時、彼らはどうしているのか]
それもまた、 祈る しかないんだろうけどな。
[とある医者が非科学的だと断じた行為。 >>@18こんなところで非科学的なんて言葉を聞くのは、 なんともナンセンスだと思えば、男もきっと笑ってた。
カウンターからは、りん……と、陶器の鳴る音がする。]
(@27) 2011/11/03(Thu) 23時半頃
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[食堂車に人が集ってくる、 グラスに注がれた菫星を黒衣の婦人に差し出して、 それから金髪巻き毛のスケッチブックを、こっそり捲った。 満天の星空をかける汽車、銀のススキ野。
その1枚の他に、男の目に映るもの。 それは3次世界で描かれたのだろう。 何枚も何枚も描かれた、構図さえも変わらぬ同じスケッチ。
男はなんとも複雑な顔をして、スケッチブックをそっと戻した。 ほんの些細な関わりは、余りにも魂の深い所に触れていて、 そしてまたほんの少し、車掌の言葉を理解したような、気分になる]
(@28) 2011/11/03(Thu) 23時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/11/03(Thu) 23時半頃
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[全てのもののさいわいを願う、 あの蠍の身を焼く火も、遠ざかり今は紅い点。 全天の中、星々さえもあんなに小さな輝きでしかない。
鉱青を流れゆく三角標、 彼らもまた蠍のような願いを持った者達だったのだろうか。
記憶の輪郭の曖昧なまま、 願いだの望みだのを持てたのか。
そんな不思議を思いながら差し出されたチップに、 黒衣の婦人の手元から顔を見上げる]
少し多すぎるんじゃないか。
[男が何か言わずとも、婦人の足は止まったようだったけれど]
(@29) 2011/11/03(Thu) 23時半頃
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[探し人も、待ち人も、男には縁の無い話。 自信なさげだった青年の長口上を耳にすれば、 揶揄するような軽い口笛ひとつ。
行儀が悪いと叱られただろうか。]
あんまり欲張ると、 しっぺ返しをくらったりもするからな。
[黒衣の婦人に銀を一枚戻しながら、薄く笑う。 たった一つの願いのために、 身を焼かれる続けるくらいには、運命は残酷だ。 叶う願いがあるのなら、叶わぬ願いもあるかもしれない]
(@30) 2011/11/04(Fri) 00時頃
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