39 幻想第四次―銀河鉄道2―
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/10/29(Sat) 01時頃
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―停車前の出来事― [>>1:207 考え込む様子を見れば、男はそれ以上を追及しない。 金色の巻き毛をふわり、撫でる手を置いた。 賞賛の言葉への感謝というには、動物や子供にするような仕草で。
そしてその視線が老婦人のパンケーキに釘付けになれば、 呆れたように肩を竦めながらも小さく笑った。]
涎たらすなよ。
[なんて言葉は余計な一言だっただろうけれど]
(@0) 2011/10/29(Sat) 01時頃
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[>>1:215 ぼやきを聞かれた長い髪の青年、 グラスの水を差し出せば、彼は笑み零していた。 男はぱちくり瞬いて、少しばかり言葉を濁しながら]
しばらく、ねえ。 アンタも終点まで行く気か? 切符持ってんだし、好きな所で降りられんのになあ。
[それからちらり、と目線が小さな少年の元へ行った。 その視線が何を意味するものかは、知れない]
お気遣いありがとさん。
[注文を承れば苦笑して、その後、 チーズの焼ける香ばしい香が車両を満たしたことだろう]
(@1) 2011/10/29(Sat) 01時頃
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[>>1:211 老婦人に声をかけられたのは、 食事の終わる頃合だろう、紅茶の注文と共に問われる名]
名前……、 あ、俺はまあ、しがない乗務員ですよ。
[意外そうに碧の瞳を見開いたのは、一瞬のこと。 それから、なんとも間が悪そうに、自らの名を名乗る。]
サイラス。
[その名が朝に夕に紙面を賑わせたのは、 3次空間ではどれほど前のことか、誰も知るはずはない。
皿にわずかに残された月の色した蜂蜜は、 ポケットの小瓶の中の液体に良く似ている]
(@2) 2011/10/29(Sat) 01時頃
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[陶器のカップを温めながら、 男は一番人気の無いメニューについてふと言葉を漏らす]
一番人気がないからってメニューから外してたんじゃ、 メニュー表から何にもなくなっちまうよ。
[ティーポットをかちんと鳴らしながら、 硝子の切子の小鉢に納められていた、淡い桜を思い出す]
ま、多くに好まれてるわけじゃなくても、 それを望むたった一人だけの為に、 用意されてるものがあったって、いいんじゃないか?
[それから、上等なルビィのような濃い紅の茶で満たされたカップが老婦人の前に給された]
(@3) 2011/10/29(Sat) 01時半頃
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[それからスケッチを覗き込んで眼を細めたり、 窓の外を流れていく三角標に目を取られたり、 その合間にしっかり給仕の仕事をこなしていれば、 列車の速度が徐々にゆるやかに、なっていく]
ああ、着いたのか。 ん?なんだアンタ写真屋か。
[>>3 長髪の男は食後のコーヒーも取らず、 いそいそと去っていく、背中に声をかけながら食器を片付けて、 それが終われば男もホームへ降りるつもりだった]
(@4) 2011/10/29(Sat) 01時半頃
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サイラスは、車掌の姿に、ちいさく頭を下げた。
2011/10/29(Sat) 02時頃
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あー、お疲れ様。 ホームで一服でもしようかと思ってたとこだけど、 なんかやることあんなら、手伝うよ。
[窓辺へ向かうその視線に、肩を鳴らして、 釣られたように眼差しは窓辺にむかう。 ゆれる銀色のすすきもまた、 ぼんやりと内側から光を放つよう]
景色だのなんだの、 アンタはもう見慣れてるんだろう? [先輩、と冗談めかして薄く笑いながら、まばらなホームの人影を見る。“なんだの”の中にそれら乗客の行き先も含まれていることは、気付かれただろうか]
(@7) 2011/10/29(Sat) 02時頃
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まあ、そもそもこの列車の中、 まだよく見てないんだけどさ。 ……急がないなら、一服してく?
[男はその景色を誰かと眺めたことなどない。 窓辺を眺める車掌を他所に、 手際よくサイフォンの湯を沸かし始めてた]
景色も人も、違う、ってか。 アンタは乗客の切符切って回ってるってことは、 乗客の顔、全員見たんだろ。
小さいのもいるな。
[レンズ越しの瞳をちらりと、暗い碧が見やる。 車掌の薄い笑みから、伺えた感情はなんであったか]
(@9) 2011/10/29(Sat) 02時半頃
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[灯りの下琥珀色に透き通る珈琲が抽出されていく。 手際が良いのには理由があったけれど、それは悪しき類のものだ]
アンタも、見守ること、が仕事なのか。
[車掌と乗務員になんら違いはないのか、と小さく息を吐く。と言っても、男はさしてもどかしさを引きずる風でない。ただ、車掌の内緒のポーズに笑う]
おっさんがそんな仕草しても可愛くないな、 俺も気をつけよう。 でもそうか、俺とそう変わらないなら、 アンタは何を――…、
[よれて皺のある白衣と車掌の白衣を見比べて、 それから、言いかけた余計な問いをひっこめた。 丁度、珈琲をカップに注ぐ頃合でもあったので]
(@11) 2011/10/29(Sat) 02時半頃
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[カウンター越しに、2人分の珈琲。 やはり肘を着きながら、男は寛いだ様相で、 ただ言葉の続きに水を向けられれば、一度カップに口をつけた。それは黙っておこうとした意思表示であったけれど]
何も出来ずに見てるだけ、 それも一つの罰みたいなもんなのかな。
つまりアンタも、何かしらやらかしたのかと思ってね。
[苦笑いの車掌に対して男は薄く笑んだまま、 少し皮肉屋めいた素の表情を見せる]
(@13) 2011/10/29(Sat) 03時頃
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[眼鏡を外したまま車掌の笑う顔は、 不思議と白衣を纏う生業の者、に見えた。 何がしかの後悔があるのだろうか]
もう1度、手が届く、か。 ……ここでは、もしかしたら、 そういうこともあるんじゃないのか?
俺の方は何度でも、 同じことを繰り返すと思うけどね。
[カップの中の黒い液体に、ぽとりと金の一滴が落ちた。ポケットの小瓶の色によく似たそれは、けれどただの蜂蜜で、害は無い。 車掌の乗客について告げる言葉は、男にもきっと当てはまる]
……なんにしろ、 見てることしか出来ないんだろう? そしてあの連中には自分で選ぶ権利がある。
(@16) 2011/10/29(Sat) 03時半頃
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[言葉は切実なものに聞こえた。 遠くの国の不幸に祈りを向けるだけのような、 無関係な者に向ける優しげな言葉とは、違う。]
互いにただの通りすがりみたいなもんだろ。
幸いを願って止まない、なんて、 そんな心境は俺にはよくわからないな。
[昔から男の性分は観察だ。 部外者として見ることしか出来ないというのは、 つまり、昔も今も、さして変わらぬことだと思う。
一口珈琲を飲み下し、それから開いた扉の先をみやる、 立ち止まった少年にゆるく片手を持ち上げた]
(@17) 2011/10/29(Sat) 04時頃
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どうした、ぼっちゃん。 外に出ないのか?
[遠慮してるようにも見えるその姿に、 軽い調子で笑いながら声をかけた。]
(@18) 2011/10/29(Sat) 04時頃
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[何か懸命に訴えるような少年の様子にひとつ頷く]
ああ、パンか。そうか、パンだな。 そのままがいいか?何かはさんどくか?
[まるでその為に待ち構えていたように、 用意されていたパンは、背後のオーブンから取り出され、 それが少年の要望に沿って紙に包まれる間、小さく笑う]
遠くまでって、どこまで行くつもりなんだ?
ああ、水筒代わりに空き瓶をやるよ。 天の川の水でも汲んで入れるといい。
[水泡のひとつもない本当に透き通った硝子の瓶を、 一つ、カウンターの上に置いて――それから、少年の問いかけに車掌の方を見た]
(@19) 2011/10/29(Sat) 04時頃
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河原の向こうは、少し遠すぎるな。 俺は切符を持ってるわけでもないしね。 まあ、少しは外に出るさ、鳥の仕入れもあるし。
遠くへ行くのは構わないが、 迷子になるなよ。
[子供が一度は大人から言われるだろうこと、 そんな言葉を口にして、少年にパンの包みを手渡した**]
(@20) 2011/10/29(Sat) 04時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/10/29(Sat) 04時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/10/30(Sun) 02時半頃
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[>>39 少年の小さな問いかけに、男は笑って口を噤んだ。
切符というのは、いつだって遠くへ行ける証だ。
道理が通っているようで、 どこかちぐはぐな答えは男の中に仕舞われたまま、 少年と車掌の姿を見送って、それから一度ホームへと降りた。 鳥捕りとの待ち合わせは、ホームの隅。
大時計からも離れていては、 青い鋼の針が何時を指すかはよく見えない]
(@28) 2011/10/30(Sun) 03時頃
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[紫がかった電灯のわずかな光の中、 くゆる紫煙はさかしまの彗星のように、白く細く棚引き消える。
鳥捕りとの会話はかみ合わないのは、 男がまだ第3次のことを、よく覚えているからだろう。 狩猟というものは、そんな風にするものだったか、 疑問を抱くのは果たして些細なことだ。]
あ、やば……、
[汽笛とアナウンスが流れはじめるのは、 ちりりと紫煙が指先を焦がすくらいの頃合。
乗降口に駆け込もうとすれば、 老婦人が名残惜しげに佇んでいる]
――……あ、早く乗らないと、
[言いかけて口を閉ざす、例えば乗り込むことに、 手を貸すことは“見守る”という行為から逸脱することなのだろうか]
(@29) 2011/10/30(Sun) 03時頃
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[向けられた微笑に困惑したように首を傾げて、 男はとりあえず先に列車内へと乗り込んだ、 それから老婦人の様子を見て、何も言わずに手を差し伸べる。 手すりを掴もうとする彼女は男の手を取っただろうか。]
――……叱られっかな、
[小さな呟きを零す、 旅を続けることの意味を知っているのに。 咄嗟に、乗り込むことを急かすようなことを言ってしまった。
老婦人の薄紅をはためかせるそれは、 男の褪せた金色の髪をも攫っていくだろうか。 多分その姿がひどくさみしいものに、見えたのだ]
(@30) 2011/10/30(Sun) 03時半頃
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[小さな老婦人の手、少し強く引いてしまった。 これが領分を越えた行為なのかは、わからない。 礼を告げられればくしゃりを髪を掻いて、複雑そうに横を向く]
……ああ、そうか。 探し人がいるって、話だったな。
[白い羽の淡雪のように散る白鳥のホームが、 やがてゆっくりと遠ざかり始めるのを暗い碧に映しながら、 老婦人の言葉に、ひとつ頷く]
あんたの待ち人はきっといい奴だったんだろ。 なら、その内会えるさ。
(@31) 2011/10/30(Sun) 04時頃
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サイラスは、傾いだ身体をひっぱりあげてしまったことには、戸惑うような色。
2011/10/30(Sun) 04時頃
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[落ちようとするのを、反射的に留めてしまった。 これは確実に領分を越えた行為な気がして、 車掌には黙っているべきかと、小さく肩を竦めた。
それから老婦人に返された言葉に目を丸くして、 けれど茫然としたその様子に眉尻が下がった]
置いてった? それは――…、
[謝罪の言葉に尚困惑の色を深める、 老婦人の小さな手が俯くような顔を塞げば、 もとより小さな身体はもっと小さくなってしまったようで]
それは、悲しかった……?
[見えたままを口にする、ハンカチなど入用だろうか、とポケットを漁ったが、生憎あるのは例の小瓶くらいだった]
(@32) 2011/10/30(Sun) 04時頃
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[自らの問いかけの言葉の機転のなさに、男は息を吐き、 沈み込んだ様子の老婦人の肩に軽く手をやる、 その小さな背を摩るように]
あー…、悲しいことでも、 思い出したなら、なんか手がかりになるだろ?
他にもなんか、思い出したりしたのか?
[促すような言葉を向けて、片手では荷を持ち上げた。 とりあえず老婦人を車内の望む所に、送り届けるつもりで。
もっとも余り沈んだ様子が続くのならば、 食堂に連れてくのが手っ取り早いような気もしてた]
(@33) 2011/10/30(Sun) 04時半頃
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思い出せないことよりも、 思い出すことのほうが不安……?
悲しいことばかりでは、ないと思うけど。 2番目に美味しいもの、なんて余裕ある注文するくらいだ。
[男がその注文に感じたものは何か、語ることはないが、そこに描かれるのは、きっと幸せな食事の光景だ。
背を向けられるは拒絶の証と思われたけれど、 それでも部屋の前までは付き添うことにしただろう。]
(@34) 2011/10/30(Sun) 04時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/10/30(Sun) 05時頃
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……しかし、 2番目に美味しいものって、 なんか変わった趣味だな?
[付き添う最中か、別れ際か。 男はぽつりと独語めいた呟きを残して、 食堂車へと戻るだろう*]
(@35) 2011/10/30(Sun) 05時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2011/10/30(Sun) 23時半頃
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―食堂― [食堂に戻り荷を片付けてからティーカップを磨く、 つややかな陶器の肌に、描かれた模様の花の名を男は知らない。 ただ底にあった刻印が老婦人の部屋の前のプレートに、 刻まれていたものと同じであることに気付いて、ふと手を止めた。
>>171 2番目の注文を自分らしいと言った老婦人、 そのため息に押されるように「どういう意味か」と男は問い返した。
感情がわからないとでもいったように。
男はいつでも部外者であり、 見る者であり、観察者であった。 全天を見渡す星がそうであるように、 男もまた闇の中にぽつんとある1つの孤独な点に過ぎない。]
(@41) 2011/10/30(Sun) 23時半頃
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[>>186 うたたねをする白い娘の静寂を汚す者はなく、 こんなところで寝てはよろしくないのでは、 起こしに近寄れば、ふと紅茶の水面が目に入る。
咎人はある種の万能感のようなものを思い出して、 一瞬、なにか酷い誘惑に駆られた。 それはもう、何も意味のないこと。
ポケットの中へ動く指先が止まったのは、 娘の白い指先が、紅い水面の静寂を壊したから。
>>187 かけられた問いかけの言葉に返したのは、 答えにもならぬ答え、ぎこちなく歪んだ男の笑み]
どうして…… 望んでここにいるのかどうかは、知らないが。 行き先は自分で決めた方がいいんじゃないかな。
(@43) 2011/10/31(Mon) 00時頃
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[それからは、つつがなく仕事を呼べるものをこなしていく。軽妙な調子で車掌やら乗客やらに給仕をするのは、 先ほどまでと変わらずに、ひとつ違いがあるとすれば]
……鳥なあ。
[珈琲紅茶に、茶菓子が添えられていたことだろう]
(@44) 2011/10/31(Mon) 00時頃
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