62 好敵手の絆
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― 洞窟 ―
["選ばれたもの"たちが落とされた洞窟の奥から 黒髪の青年が歩み出る。
使用人のものと思しき服を身につけ、 首輪から伸びた鎖を引きずる音を伴って、 うっすらと赤い瞳をそこにいるものたちに向けた。]
「気をつけてください。 ここは、人食い蜘蛛の縄張りですから。」
[茫洋と―――あるいは 恍惚とした表情で警告を発し、 自分の体を両腕で抱きしめる。 目の良いものならば、青年が身につけている服の下が、 不自然にざわめき、蠢いているのが見えるかもしれない。]
(34) 2012/10/21(Sun) 00時頃
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「………。」
[艶やかな唇は笑みの形に閉ざしたまま、 黒髪の青年は、向けられた言葉を無視して一礼する。
首に繋がった鎖が音を立ててどこかへ引かれると、 青年の姿は闇に溶けるように消えた。
消えた闇の向こうから、なにか巨大なものの気配が 近づいてくる。]
(97) 2012/10/21(Sun) 01時頃
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肉屋 ニールは、メモを貼った。
2012/10/23(Tue) 23時頃
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― 玉座の間 ―
[そこは巨大な空間だった。 明らかに、降りてきた段よりも高い場所に天井があり、壁がどこにあるかも見当はつかない。
だが、室内だということだけはわかる。
それを玉座と言っていいものか。 一段高くなった場所に肘置きと背もたれが作られ、もたれかかるようにして、玉座の主は水鏡を眺めていた。]
(620) 2012/10/23(Tue) 23時頃
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[黒獅子の足元から伸びる鎖には黒髪の青年が繋がれ、毒蜘蛛の牙――折り取られたあれだ――を腹部に突き立てられて、手足を微かに痙攣させている。
人が来る気配に、玉座の主は体を起こし、黒髪の青年を獅子の前脚でひと撫でした後、闖入者を眺めた。]
――― 迷ったか?
[ごろごろ、と機嫌の良い猫のような音が声に混ざる。]
(621) 2012/10/23(Tue) 23時頃
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[玉座の前に来たものが、抜刀し、剣を床に突き立てるのを興味深げな目で眺める。 相手がなにをしようと、どんな態度であろうとさして気にする様子はない。
咎めたのは、倒れていたはずの黒髪の青年。]
「スヴァルニール様の御前である。控えるように」
[体が痺れているのか、どこか舌足らずな言葉で平伏を促したが、獅子の前脚がそれを押し倒し、引き戻した。]
(635) 2012/10/24(Wed) 00時頃
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良い。
ここまで参ったのだ。余が直接話すとしよう。
[青年を踏みしだいたままで、現われた者に視線を落とす。]
余はこの世界を統べるもの。スヴァルニールである。
ここへ現われる者がいるとは。 人間よ、余は嬉しく思うぞ。
[ごろごろと喉を鳴らす音が一旦途絶える。]
だがいささか早い。 人間よ。まだ、足りてはおらぬな。
(636) 2012/10/24(Wed) 00時頃
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然り。 余こそ、余の世界の王である。
[ゆるり。首を傾げて目の前のものを見る。]
勇者を名乗りし異界の人間よ。 ならば、その"足りないモノ"が足りていないのであろうよ。
[野太い笑みを浮かべて右手を横に伸ばす。]
(653) 2012/10/24(Wed) 00時半頃
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見つけてくるがよい。なにが足りぬのかを。 見つけるまでは、なお迷うがよい。
なにを見つけるか、楽しみにしていようぞ。
[閃光もかくやという速さで迫る人間へ向けて、腕を払う。 その腕の先から、再び黒い竜巻が現われた。]
(654) 2012/10/24(Wed) 00時半頃
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[闖入者が黒い風の向こうに消えたあと、獅子の足を上げて青年を解放する。]
邪魔が入ったな。 では、続けるとしようか。
なに? 今度は触手の木が良いのか? うむ。それはまたあとでな……
[声は次第に遠くなり、やがて全てが闇に閉ざされる**]
(670) 2012/10/24(Wed) 01時頃
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肉屋 ニールは、メモを貼った。
2012/10/24(Wed) 01時半頃
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