229 観用少年
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貴女はいいわ。 あの子を見てて。
[芙蓉にはそう告げて、 ギリアンと共に商談に向かう。 その仕事の中身は、大っぴらには出来ない。
たまたまそういう生まれだった。 たまたまそういうことが出来た。 選択することをやめたのはいつからだろう。 少し頭の痛む気がして、こめかみを抑える。 仕事の交渉は決裂目前だ]
なら、仕方ありませんわね、 この件は父に預けることにしましょう。
[優雅な微笑みが脅迫であることは、自明の理だ。 提示されたジョーカーに商談相手がどうでたかは、さて]
(45) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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[気苦労の多い仕事をようやく終えた。 ナナの相手を頼んだ友人が何をしていたかというと。 なにやらバーカウンターに身を乗り出していた]
『貴女、綺麗な指をしてるわね。……触れてもいい?』
[芙蓉はそれは楽しそうに、 店のバーテンダーの女の子を口説いていた。 差し出された手などやんわり握ってご満悦なようだけれど、 友人の頼みはすっかり忘却の彼方のようだ]
……知ってた。
[呆れるままに放っておいて、部屋へと向かう。 仕事は少しばかり長引いてしまったから、退屈しているだろうか。 人を待たずに、急いて重い扉を開ける]
(46) 2017/10/14(Sat) 23時半頃
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ナナ、 ……ナナ?
[部屋の中は、ソファの上はもぬけの空だ。 窓の外に宝石箱をぶちまけたような夜景が静かに広がるばかり。 毛布が無造作に床に落ちていた]
ナナ、どこにいるの? 隠れているの?
[呼びかける声に返事はなくて、酷く胸の鼓動が乱れた。
いつかこんなことがあった気がする。 大事にしていたのに勝手に処分されてしまった。 わたしはそれが悲しくて――悲しくて]
(47) 2017/10/15(Sun) 00時頃
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……っ、ナナ、
[部屋を出る。 探して見つけてあげないと。
迷子を捜すようにして、 店内の物陰を覗きながら、何度も名前を呼ぶ。
時間が遅くなったから、眠ってしまっているかもしれない。 出入口にはカメラがある。 連れ出されることはないと思うけれど。 心配で、不安で、涙ぐみそうになるほどに駄目だった**]
(48) 2017/10/15(Sun) 00時頃
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『え?こっちには来てないわよ』
[なんて軽く言う芙蓉を少しばかり睨んだ、 睨んだところで彼女はやっぱり軽く笑って小首を傾げる]
『大丈夫よ、ここは貴女のお城だもの。 貴女のものに手を出そうなんて命知らず……、 ちょっ、どうしたの?』
[よほど浮かない顔をしていたのだろう。実際彼女の言う通り、ここから出ていくのにもセキュリティがあるし、たとえば高価な人形だからといって、ナナを誘拐するのにも騙されるほど子供ではないし、荷物としては大きすぎて不審だろう。頭では理解できているのに、不安で不安で。この不安がどこから来るのかわからない]
『ほら、奥行ってみましょ、奥』
[背中を押されて中へと戻る。彼女の連絡先は貰ったし、の一言さえなければ、感謝してもよかった]
(88) 2017/10/16(Mon) 00時頃
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[そうして扉を開けた先、>>78 緋色の髪が見えた、安堵の声はけれど]
ナナッ、……?
[切ないピアノの旋律に、メロウな歌声を乗せる。ナナが寄り添う彼女は店の歌姫だ。その華やかな色のマーメイドラインのドレスの、――弱冠胸元に埋もれているような気がするのは、気のせいだろうか。彼女は笑って唇の前に人差し指をたてる。]
……もう、
[近づいてみれば、それはすやすやと眠っているようだ。安堵したことは確かなのに、どうしてかちくりと胸が痛む]
(91) 2017/10/16(Mon) 00時頃
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ごめんなさいね。 その、迷惑をかけて……。 もう少しだけそのまま、起こさないようにしてあげて。 ……人を呼んでもらうから。
[あんまり動かしたら、 起こしてしまうかもしれない、 それは可哀想だから、なんて。
大人としての建前は上手に口に出来ていた。 本当はすぐにでも、彼女の側から離してしまいたかったのに]
(94) 2017/10/16(Mon) 00時頃
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[ギリアンを呼んで、ナナを自宅に連れ帰った。 起こさないように気を使ったけれど、 髪をそっと撫でるくらいは許してほしい]
もうナナったら……
[同じ台詞を先ほども口にしていたら、 芙蓉には『あら嫉妬?』とにやにやとした顔で揶揄われた。 それはつまり確かに面白い気分ではなかったけれど]
心配したのよ、ばか。
[寝台で眠る王子様にそんな言葉を口にする。 きっと翌朝のナナの目覚めは少し身動きがとりにくいだろう。
人形を抱きしめて眠る、それだけのことだ。 それだけのことだけれど、 不思議と懐かしい夢を見た、気がする**]
(97) 2017/10/16(Mon) 00時頃
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