84 ― 手紙 ―
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―――猫の日常―――
[覚えた道を、車通りに気を付けながら歩く。 子猫の歩幅は狭く、その場所に辿り着くのに何時も時間を要した。時には、夜を跨いで仕舞った。
地面を蹴り上げ、窓辺の外の縁に乗りあがる。 数日前まで首に在った鈴がぶら下がっていた。 前足で鈴を叩くと――…ちりん、と響く音が、あの日と同じ。
ちりん ちりん ちりん、
窓は、開かない。 にゃあお、と誰かを呼ぶ鳴き声が、暫く響いていた。]
(14) 2013/05/29(Wed) 21時頃
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―――今日―――
[制服に身を包んだ子供が電車の半分を占める時刻に その日、男も揺られていた。 就業時間は、学校の終わる時刻――夕方以降なので 今此処で電車に揺られるのは、完全なる、私用だ。
滅多に袖を通さないスーツと、滅多に締めないタイ。 タイピンは就職祝いに貰った物だが、棚の奥で埃を被っていた。そして、懐に二通の手紙。 出掛けに受け取った、白の封筒と、薄桃色の封筒。]
ふう……… 同じ、駅なのに。
[大学を卒業してから 所謂朝の列車に揺られる機会を失っていた。 空気の薄い車内を押し出され、脱力する。]
(18) 2013/05/29(Wed) 21時半頃
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[向かった先は、職場に近い、便箋をよく購入する花屋。 特有の湿気とむわりとした花の匂いに目を眇めて 店内を見回すと、何時もと違う店員の姿が目に映った。
―――…? 首を傾げたが、ここで背を向けるわけにはいかない。 態々仕事前の。教え子に会いかねない時間を外して 慣れない列車に揺られて来たのが気紛れな筈もない。
意を決して、深呼吸をして、]
あの、 ―――――
[声を*かけた*]
(19) 2013/05/29(Wed) 21時半頃
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[緊張の一瞬を終えて―――…
行きより随分と落ち着いた列車に揺られて 正午を過ぎてから、一人の部屋に戻る。 耳に、ころころと小気味良い鈴の音は聞こえない。
また何処かに出掛けているらしい。 出先で迷惑をかけていなければ良いのだが。 無用心にも鍵の閉めていない窓を一瞥してから、ミニデスクに落ち着いた。買い足したばかりの便箋を広げ、ペンを持つ。]
(20) 2013/05/29(Wed) 22時半頃
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―――ポーチュラカ
然うだった。 君に貰う便箋と、同じ色だな。
忘れていたわけじゃあないんだ。 思い出せなかっただけで… 黄色に青に緑と聞くと、空と花の色を思い出すよ。 ポーチュラカくんの家は花に溢れていたように思う。 今も、あれらは綺麗に咲いているのかな。
君の主張が如何か、お母さんの心に届くように。 出来れば家出するようなことがないように。 先生、家出はちょっと、心配だ………
―――ミナカタ
(-24) 2013/05/29(Wed) 22時半頃
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[ダリアを右下にあしらった、白い便箋。 出来るだけ丁寧に書こうと努力した、努力だけはした、文字が並ぶ。]
(-29) 2013/05/29(Wed) 22時半頃
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手紙も、花も、如何か届くように。
元気の出る、ピンクの花を見繕ってもらった。 ポーチュラカくんの未来に幸あらんことを。
[手紙より後に遅れて届くのは、 小粒の、蕾の目立つ薄桃色の薔薇の、鉢植え。同系色のメッセージカードを添えて、何処まで届くかは、さて知れない。]
(-30) 2013/05/29(Wed) 23時頃
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[ダリアに触れないよう気を配りながら、ペンを走らせる。 途中、ペンの頭で頬を叩き、]
家出、家出は、―――〜…
[是とすべきか、否とすべきか。 インクの丸が便箋に滲むほど思案に暮れて、書きあげる。
そして、白い便箋を、続けて広げて。]
うん………? 何だこれ、染みか?
[茶色の染みをまじまじと眺めてから、二枚目にペンを走らせた。]
(24) 2013/05/29(Wed) 23時頃
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―――アイリス
君も知っての通り、子供は大人より正直だ。 授業中に手紙を回すのが流行っていて (先生としては叱った方が良いのだろうしかし) 可愛い便箋を買ったから、今日はこれ、だそうだ。 アイリスくんの店の名前を聞いたのは、その時だな。
成る程、仕入れは全部、君一人で? 猫の玩具になるようなものは置いているかい? 君が使っていた便箋は、まだ在庫が残っているかい? ……ああ、質問攻めは悪い癖だ。 すまない。
(-31) 2013/05/29(Wed) 23時頃
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タコ…… イカ……… 気を付けよう……………
[決意表明めいた、濃い筆圧で。]
夕飯を食べていると、まあ、甘えられるわけだが 何でもかんでも与えて甘やかすからいけないんだな。 食事については特に気を付けることにする、有難う。
ところでアイリスくんは一人暮らしだったろうか。 一人暮らしで猫を飼うと、気が気じゃなくなるぞ。 仕事中だとか。特に飼い始めが。 ただ、然うだな……お店で飼ってみるのは如何だい? 看板猫になるかもしれないよ。 アイリスくんは、俺よりも上手く育てられるだろう。先生としては複雑だが、保証するよ。
―――ミナカタ
(-32) 2013/05/29(Wed) 23時頃
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p.s. 紅茶でも飲みながら、転寝していたのかい?
[ダリアを右下にあしらった、白い便箋。 名前の横に小さく、追記が自己主張を果たしている。]
(-33) 2013/05/29(Wed) 23時頃
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魚なら何でも食べられるわけじゃないのか… あの目で見詰められると、つい、なあ。
[誰も聞いていない言い訳を漏らしながら 手紙を書き上げ、封筒で封をする。
ふと、窓辺に視線を持ち上げると、昨日と打って変わって天候は悪くない。――風船を見付けた日も、こんな陽気だったな、と思い出す。 何処までも行けそうな。何でも出来そうな。]
さて、次は大人が頑張る時間だ。
[結局、旧友にも誰にも相談出来ず仕舞いだった。 勝手に勇気付けられて、仕事の身支度を整え、部屋を出た。丁度良いところで出くわした郵便服に、二通を手渡して。]
時効なんてなかったと、思えます。 今なら。
[郵便屋に手渡さなかった、シンプルな白い封筒は、懐に納めたまま**]
(25) 2013/05/29(Wed) 23時半頃
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/* アマンダとレオナルド!!!!!
知ってるのかなあ、知っていても口にしないかなあ。 複雑な事情には首突っ込みたがらない大学時代。 頑張れってこころのなかだけで応援してる(そして伝わらない)大学時代。多分。
(-34) 2013/05/29(Wed) 23時半頃
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/* 手紙って凄いね。 普通の倍以上時間がかかるん……
(-35) 2013/05/29(Wed) 23時半頃
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