32 【Deathland〜minus appleU】
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[幾度も、小鳥が啄ばむような、軽い触れ合うだけのキスをドナルドとした。]
……ありがとう。
[貰える言葉に、柘榴石の眦を密やかに揺らす。 コトリと相手の胸元に頭を預けた。 彼の香りだけ、今は、肺に満たすように……。
ディーンとセシルのことは見ない。
ドナルドが、他の誰かを気にしても、嫉妬も見せない。 気にするという方向性が、違うと判っているからか、それとも……。 ドナルドに預けた頭、彼の腕の隙間から現を見る。 ヴィヴィにも気にかける存在は、あった。]
(+36) 2011/06/26(Sun) 13時頃
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………。
[一度だけ、ディーンの方を見た。 その下に、孤独の闇を見るのなら。 そこへ逃げ込むより酷い孤独を与えたいと、思うは紅い花。 楽にはさせてやらない……紅い花が散るまでは、きっと。
そして、いけないと、ドナルドの傍に居る時は、ドナルドに優しい想いをと、思うは白い花。 彼の視線を追うように、また現を見る。 そこに広がる光景に息を呑んだ。 優しさはわすれない……白い花が散るまでは、多分。]
(+37) 2011/06/26(Sun) 13時頃
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ドナルドは、アケノシンの事が心配?
[叶うなら、ドナルドの頭を撫でながら問いかける。 けして、それがいけないといっている訳ではない声音で。 そうこうする間に、気配は増えて行くか。それを哀しげな表情で、迎えいれるけれど]
ディーンは、『俺に』必要とされたいの?
[物憂げな表情をするのは、やはり見るはせずとも、彼らの会話を聞いていたから。
思うところは、ある。 白い花咲かせようとする相手のそばにいるから、赤には染まりきれないから。
けれど、ディーンの首にある赤を見れば、白にも染まりきれはしない。]
(+43) 2011/06/26(Sun) 14時半頃
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……今、貴方は俺を彼の代わりにしようとはしてないって言える?
[赦すとは言わない。求めるとも言わない。 けれど、失いかかっている表情を痛く思うくらいには……大事。
でも、ヴィヴィは一度、答えを渡してしまっている。 ディーンが幸せになるならと、独り青い花を咲かせたこと。 それを無碍にしたのは、ディーンとセシル。
違う色の花、望んだのは、貴方(ディーン)と君(ドナルド)。 だから、自分からもう一度、青い花を咲かせるは選ばない。選べない。
手が伸びてきても、ヴィヴィからは動かない。 質問に違うと真実答えられるなら、触れればいい。]
(+51) 2011/06/26(Sun) 16時頃
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それだと、まるで彼に触れたら俺が知れる ……っていう風にも聴こえるかな。
[長い髪、掬われても身じろぎひとつせず。 けれど、言葉遊びに少し苦笑を浮かべてみせる。 だけど、基本頭はそんなに良くないから、正しいとは思わない。]
ねぇ、セシルに触れて、知った結果が愛したいだったら。 貴方は後悔するんじゃないかな。 気持ちが追いついたら、また、彼の代わりに俺をしたって。
……今は違っても、先を見ても、違うって言える?
[首筋にある赤。それはヴィヴィにもある。 足にも刻まれた赤は、未だに消えないまま。]
(+56) 2011/06/26(Sun) 16時半頃
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同じになるかは、判らないよ。 貴方の気持ちは、貴方だけのものだもの。
でも、同じになった時、また俺が身代わりだと思われるのは 流石に嫌だな……って思うよ。 また赦せるかは、判らない。
[眉寄せる人に、困った顔見せる。 ディーンを怨みきれないのは、傍に優しい人がいるからだろうか。 違う要因も、あるのだろうか。]
……だって、俺はまだ、貴方の痕を消せないくらいには、 貴方のことは大事に思っているから。
[ドナルドに優しくなりきれないのは、傍に酷い人がいるからだろうか。違う要因も、あるのだろうか。]
(+58) 2011/06/26(Sun) 17時頃
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だから、そのまま消えてしまった方が楽だとか そんな風に思うのは、許せないよ。
[先程みた、孤独の闇を思い出す。]
……大事だから、許せないと思うよ。
[緩く微笑んで見せた。]
(+59) 2011/06/26(Sun) 17時頃
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……初めに身代わりにしたのは貴方だけどね。
[軽く髪を引かれれば、簡単に首はカクンと動く。 けれど、言葉は軽く、茨が棘を刺すようにチクリと。 その言葉、信じさせて見せろ、と言わんばかりに笑む。
けれど、消えたいという言葉には、哀しそうな顔をする。 でも、手は伸ばさない。]
俺は、手は差し伸べないよ。 だって、茨姫……だったみたいだし。 お姫様は自分からはしたなく手は差し出さないものだもの。
唯……―――
(+64) 2011/06/26(Sun) 17時頃
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[手は差し伸べずとも、薔薇の香りは、傍に居ようと求めるなら薫り続ける。 薔薇が咲く限り。
それを体現するように、引かれた髪からは、ディーンという存在を止めようと誘う香りはするだろう。]
俺の存在が、貴方の魂を引き止めれるなら、傍にはいるよ。 大事だからね。
[その先は、貴方と彼と君と……自分次第でもあるだろう。]
(+65) 2011/06/26(Sun) 17時頃
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[髪への口付けに擽ったそうな表情をする。 さらさらと、それが逃がされれば、寒そうな表情も。]
……たぶんね、俺も貴方も彼も……かな? 望むものに対するアプローチが、きっと間違ってるんだろうと思うんだ。
[ドナルドが、まだ傍に居てくれるなら寄り添ったまま、目を閉じ溜息吐く人に言う。 そんな言葉、誰かが変われば変わるだろうと思いながら、茨姫は自分からは変わろうとしない。]
(+69) 2011/06/26(Sun) 17時半頃
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ディーン!?
[そうしていれば、彼の足元に黒い影。 咄嗟に伸ばした手。でも、刹那の躊躇が届かせなかった手。]
……本当に、酷い人だなぁ。
[ポツリと呟いて、柘榴石から露を零した。 赦さないと言った行為されたなら、許せる筈がない――赤は消えない。 虚無の世界へも届けばいいのにと、香る薔薇は、まだ枯れずに。]
(+70) 2011/06/26(Sun) 17時半頃
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[けれど、許せないという感情と共にある感情。]
赤い靴の少女が、赤い靴の呪いを解こうとしたのは 切ろうとした人の言葉があったからかもしれないけど。 最後の最後、それにYESと返したのは彼女自身だよ。
その後、少女は本当に大切なもの見つけた。 貴方にも、本当に大事なものが見つかりますように……。
[今、赤い靴が切られたのなら。 それがそれ以外の選択肢がない上のYESだったとしても。
失った後でも、赤い靴の記憶の中に、大事なものが見つかればいいと。 茨姫は、まどろむ中で願わずにはいられない。 だから、それまでは、少女の代わりに赤い靴の記憶は抱いて居る。 それが痛くても、ドナルドに不誠実であっても*]
(+72) 2011/06/26(Sun) 18時頃
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/* だんだん、自キャラの根底が判らなくなってきたなぁ。 こまった、こまった。
さて、ラスボスにジョブチェンジ。
(-39) 2011/06/26(Sun) 18時半頃
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……本当はね、多分、もう答えは出てる気はするんだ。
[ドナルドが叫ぶのに、困った顔をする。
茨姫は、まどろんでいる振りをしているだけ。 一度目覚めてしまっているから、本当は自分の手で選ぶこともできるのかもしれない。]
ディーンもセシルも、もしかしたら俺も 変な所で似ていて、そこが周りからみるともどかしいのかも。
[思い出すのは、手を伸ばした時に見た、満足そうなディーンの顔。 本当に満足なら、虚無の世界に行かなければいいのに。 それでも行ってしまった彼。]
もう少し、茨姫の振りをさせて欲しいな。 俺は、そんなに綺麗なものじゃ、ないけど。
[コツンと、またドナルドの肩に頭を預けようとした。]
(+82) 2011/06/26(Sun) 20時半頃
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ヴェスパタインは、セシルと、もう少し話ができればいいな……と心の裡で思っている。
2011/06/26(Sun) 20時半頃
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……結局、みんな自分が一番大事なのかもしれないって 言ったら、ドナルドはどう思う?
[ドナルドは、肩に頭預けることを赦してくれただろうか。 現を見ながら、時折セシルの姿を闇に探しながら――ポツリとそんなことを呟く。]
(+84) 2011/06/26(Sun) 22時頃
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[呟き終えれば、闇の中。 白を見つけて柘榴石は、細まる。]
ねぇ、セシル。 君が一番護りたいものって、なんなのかな? それは、ディーンに手を差し伸べれない所にあるのかな。
……このままだと、2人とも共倒れだよね。 それでいいの?ディーン、孤独の闇につかまっちゃったんだけど。
(+89) 2011/06/26(Sun) 22時半頃
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……俺が、声かけるまでもなかったかな。
[セシルの言葉に、小さく微苦笑を浮かべた。 その光を見送りながら、ポツリポツリと零す言葉は、独り言なのかドナルドに向けてか。]
色々、ダダ捏ねたりしてみたけどね。 俺が死んだ時点で、もうディーンに関しては答えは出てたに等しいんだ。それでも、やっぱり、俺綺麗なだけじゃないから、望んでしまった所はあった。あの人たち、煮え切らないから。
結局、ディーンを迎えに行かないのが、俺のディーンに対する特別の形。前と一緒。
[起こしてくれた人、想いはまだ此処(心)にある。]
多分ね、ドナルドには申し訳ないけど、ディーンのことは忘れられない。
[それは初恋とか、刷り込みに近いものとして。]
(+103) 2011/06/27(Mon) 00時頃
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でも、ドナルドの傍に居たいと思うのが、俺のドナルドに対する特別の形。
[上手くいえないけれど、ディーンにもドナルドにも塗りつぶしてなかったことにして欲しい訳じゃなくて。 穏やかなものに変化させて、胸に抱いて欲しいと思う。]
……我儘、かなぁ。
[たった一つとして彼に愛されたかったと言う想いは、まだ生々しい。 ホロリと零れる涙。でも、目覚めた茨姫自身が選んだ事だから。 ドナルドにはそれを見せぬように、現世を見詰めることで落ちつきを取り戻そうとした。]
(+104) 2011/06/27(Mon) 00時頃
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……ドナルドは、お人よしだよね。
[返ってくる言葉に、緩く微笑んでしまう。]
そんなこといってると、 俺に骨の髄までしゃぶられてしまうよ?
[ぐりっと頭を押し付けて、甘える仕草。 悪女を演じてみせるけれど、軽い接吻けを受ければ、微かに顔色は桜色に染まる。]
(+133) 2011/06/27(Mon) 22時頃
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ディーンも、優しかったよ。 酷い人だけど、だからこそ、 時々微かに見える優しさを特別って思っちゃうのかも? あとは、この人、 俺が居ないと駄目になっちゃうんじゃないかとか…… どっちかっていうと護って貰いたいじゃなくて、 実は護ってあげたいタイプ?
[茨姫を起こした人、どこがいいのかと言われると、そんな風に言う。 傍からみて良い所かどうかは、甚だ謎である。 そうこうしてる間に、現で明之進の容態が悪化するものだから。 彼の生気を吸い取ってしまった時もダブリ、ドナルドに重ねてつらそうな顔をした。]
(+134) 2011/06/27(Mon) 22時頃
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[ドナルドがセシルの傍に寄るならば、その傍には寄らない。 その背を見守りながら、柘榴石を細めて考える。]
……ジョージ先生って、どんな先生だったかなぁ。
[ピエロメイクが強烈過ぎて。 今の狂気も強烈過ぎて。 過去が遠過ぎて。
命の恩人な割には思い出せず。 少し申し訳ない気がしてきた。
しゅんとした所で、届くラルフの想い。 かき集めるように手を広げた。]
(+139) 2011/06/27(Mon) 22時半頃
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俺、ラルフのことも、忘れないよ。 この先どうなるか判らないけど……。
[次の生へ向かうなら、そこで会えるといいと思う。
睨まれた時のことを、覚えている。 その前、テッドに君のこと頼まれたから、お互いに大事なんだって思ってた。 思い合う大事が違うのは気がつけれなかったけれど、でも、素敵だなって。 君のテッドを想う気持ち、大事にしたいなって、俺も思ったんだよ。
それは、口にはしない想い。 あの時、テッドを引きずらなかったのは、紛れもなくラルフの想いだと。
柘榴石は現のテッドを見遣る。
――……どうか、生きて。
拾った想いを重ねて願う。]
(+141) 2011/06/27(Mon) 22時半頃
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……そういえば、ベネットってこういうの苦手だっけ?
[テッドを見ていれば、おのずとベネットの姿も視界に入る。 怖かったら呼んでいいよ?って言った気がするけれど、呼ばれて出ていったら逆効果そうだよなぁ、なんて場にそぐわず思ったりして。]
(+143) 2011/06/27(Mon) 22時半頃
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[ドナルドが虚無の傍にまでいったなら、薔薇の移り香も棺まで微かでも届けばいいと思う。]
……俺も、お姫様ってだけでないから、かな。
[ドナルドに直接答えはしなかった、言葉。 なんだか、その言葉は少し違うかもしれないけれど。
どっちかっていうと、ディーンの方がお姫様みたいだよね……って心の中で思ってること、彼自身が知ったらどう思うのだろう。]
(+149) 2011/06/27(Mon) 23時頃
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あれ? ディーンにあったときは、結局お姫様だったから。 ってことかなぁ。
[ちょっとボケボケしながら、心の中だけで訂正。]
(-117) 2011/06/27(Mon) 23時頃
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……ドナルド、おかえり。
[もたれかかる人、その頭を撫でる。 悲しければ泣けばいいし、辛かったなら叫べばいいと思うから。]
(+156) 2011/06/27(Mon) 23時半頃
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[ドナルドの言葉を、隣でその身を支えながら聴く。 彼らだけで聴こえる声があるとは、知らない。 だから、泣かない人が痛々しいと思ってしまう。]
……先生も、もしかしたら、本当は愉しく遊びたかったのかな。 お姉さんと。
[眠り姫は長い夢を見ていたからか、もう一度と夢物語はあまり見ない。 今だから、視れるものもあるから。 けれど、そんな言葉、ポツリ呟いて。 少し虚無に意識向ければ、そこに2つの気配は感じられないことに、ふっと微かに安堵したように息を吐いた。]
(+163) 2011/06/28(Tue) 00時頃
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