39 幻想第四次―銀河鉄道2―
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[夜の焔の色の瞳を包帯で覆った少年は 眠り、夢を見続ける。 少年が夢の中で列車に乗り続けるのは 子供の姿が許されるその場所に、今は戻れぬ 優しい日々を重ね合わせていたからかもしれない。
そろそろネルが、絵を描き上げただろうか。 一番に見る人がいるだろうから、 少年は駆けて行きたい気持ちを抑えて 歩いてネルの絵のところへと向かう。
そして少年は、 一緒に狩った星の絵の具で描かれた絵を見て 感嘆の声と共にネルへと賞賛の言葉を送るのだ。**]
(+5) 2011/11/03(Thu) 01時頃
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[声は近付いて、遠ざかる。 今日も中庭へと向かう少女の耳に 聞こえてくる、新たな噂。
遠くの海の、痛ましい事件。 真っ二つに折れ沈んでしまった船の話。 生き残れたのはほんの僅かな人達で、 残りは海に消えてしまったのだという。
同じ瞳の色の少年のことばかり気にかけていた少女は 聴こえてきた痛ましい話にそっと眉をひそめて、 海へと消えた人々へと小さな祈りを捧げた。]
(+15) 2011/11/03(Thu) 21時頃
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[中庭で祈りを捧げていた少女は 視線を感じたような気がして、 夜の焔の色の瞳を開く。 感じる方向へと首を傾げてみると 遠くからカメラを向けられていて、 少女は驚いたように頬の辺りを紅くさせた。]
こんにちは、 お兄さん。
写真を撮っていらっしゃるの?
[まだ声変わりの訪れない少年とよく似た声で 遠くの人へ、問いかける。]
(+21) 2011/11/03(Thu) 21時半頃
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少し、 恥ずかしいわ。
[でも嬉しいと、少女はそう言って 写真を撮ってくれた男の人へとはにかむ。 雲ひとつない青空で、今日は夜になれば それは星がよく見える日だろう。]
お兄さんは、 患者さん?それともお見舞いに?
私は、 家族のお見舞いなの。 一時期はもうだめだろうって言われてたんだけれど、 目を覚まして、少しずつ良くなっていって。
[そこまで言ってから、 少女は喋りすぎたかと夜の焔の色の瞳を丸くさせた。]
(+24) 2011/11/03(Thu) 22時頃
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ありがとう、 お兄さん。
[兄のこと、そう言われると少女は 今までで一番嬉しそうな顔で微笑む。 それから、少女はカメラの男の人の話を聞く。 もう長くはないと語る大事な人の話に 夜の焔の瞳を何度も瞬かせて彼を見る。 立ち上がり、カメラの男の人の傍に行くと 少女はふわりとスカートを浮かせて その人の隣へと座る。]
(+29) 2011/11/03(Thu) 22時半頃
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…時々ね、考えるの。 あのまま意識が戻らずに 遠くの星まで旅立ってしまった方が、 幸せだったんじゃないかって。
[少女が語るのは、家族のことなのだろう。 夜の焔の色の瞳が男の人のカメラを見る。 古くて少し錆びたもの。 手入れをしていないのかと思ったけれど、 それはとても大事そうなものに見えて]
(+30) 2011/11/03(Thu) 22時半頃
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でもね、私は今幸せなの。 生きていてくれて、また逢えて、それがすごく嬉しい。 この先辛いことがたくさんあることは知ってても、 今生きていてくれていることが何よりものさいわいなの。
[あのまま旅立ってしまっていたら、 少女はずっと自分を赦せず後悔していただろう。 小さな子供の手を、ぎゅっとスカートの上で握り締めて]
きっと、 お兄さんの大事な人も同じことを思ってるわ。 今お兄さんが生きていてくれてることを、 今お兄さんが傍に居てくれることを、 誰よりも嬉しいと、何よりものさいわいだと思ってる。
[大事な人、に少女が重ね合わせたのは 自分の姿だったのか、それともよく似たもう一人か。 そこまで言ってから、少女ははっとしたように ごめんなさいと口にしてそっと瞳を伏せた。]
(+31) 2011/11/03(Thu) 22時半頃
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…何よりも嬉しいって、 そう思っているわ。
[そんなにも想われて、 その人はとても幸せだろうと少女は考えて、 想ってくれる人を置いていくことを 辛いとも思っているだろうと少女は考えた。
古いカメラはそんな2人と共にあったのだろう。]
お兄さんの撮った写真、 とても楽しみね。
[その人も同じことを思っているだろうと、 少女は少年と同じ色の瞳でカメラを見つめてそう言って。]
(+36) 2011/11/03(Thu) 23時頃
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[少女はカメラの男の人に微笑んで、 2人で並ぶ静かな時間。 地面に着かず少し浮いた少女の足が ゆらゆらと小さく揺れて。]
あ。
[少女は何かに気付き、声を上げる。 そのまま立ち上がると、 ぱたぱた音を立てて駆け出した。 その先には、少女とよく似た姿。 包帯の取れた夜の焔の色の瞳を閉ざし、 杖をついて壁伝いにゆっくりと 歩こうとしている少年の姿があった。]
(+37) 2011/11/03(Thu) 23時頃
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[ヴェスパタインより少し離れたところで、 同じ声でよく似た姿の双子は声を掛け合う。
そこにいたの。 お話してたの。 ぬいぐるみが、たくさん来るんだって。 本当?
運ばれてくるらしい大量のおもちゃを思って 少年と少女は、よく似た姿で笑いあい。 少女がカメラの男の人へと向ける視線に、 少年の夜の焔の瞳が同じように開くことはなかったけれど、 写真を撮ってもらったの。 少女がそう告げた直ぐ後にシャッターの音が聴こえると、 少年は少し照れくさそうにしてから 音のした方向へと、丁寧にお辞儀をした。]
(+39) 2011/11/03(Thu) 23時半頃
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