220 ナラティブの木
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― チェックアウト ―
[「A]の鍵は滞りなく、残したベッドも完璧ではないが、それなりに整えられている。 少しずつ減った人数。それは新たにやってくる人に補充され、また新たなストーリーがブナティラに齎される.
来た時と同じくらい重いトランクを、軽々と持ち上げてバスに乗り込んだ。座席について額の汗をぬぐう。 乗客の数は多くはない。 窓をあければ、少しは暑さも紛れるだろうか]
もう、夏だなぁ
[暑くなりそうだ、そう頷いた。>>4:+31 交わす言葉は多くはない。 麦藁帽子を深く被れば、車内を通る風にも負けないだろう]
(+9) 2017/07/14(Fri) 23時頃
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[短くはないバスの旅。 トランクから取り出しておいたスケッチブックは、やはり「何か描きたくなってもいいように」という備え。 問われれば、昨日の麦藁帽子は見せただろう。 ファンタジーと言うにはメルヘンに欠ける絵でも、常に描いてきたモチーフを隠している。
心を明るくさせるようなものは描けない。 精緻さを競うのだって得意ではない。 元々学生時代から画家を目指し――なんてことはない。 家業の傍ら、友人の仕事を手伝う傍ら、趣味みたいなものだった。 ただ共通する「死」を背景に、裏側に、隠し続けていた]
(+10) 2017/07/14(Fri) 23時頃
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/* しおはちみつばたーとーすと…
(-6) 2017/07/14(Fri) 23時頃
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― 逃避の終わり ―
[田舎と呼ぶに相応しい家にたどり着く。 数年前、格安で売り出されていた一軒家を買って移り住んだ。 家業も友人の仕事もここにはない。 趣味であったものを生業にし損ねて、貯金が底をつきそうな最近。
いつまでも売れない絵ばかり描いていないで、と きっと、囁いてきたのは悪魔だった。
地面に落ちた麦藁帽子の中には死体が隠されている。 波間に漂うパーカーを着ていた人は、水底に誘われたのかもしれない。 よく晴れた日の屋上から、手を伸ばす男はどこまで落ちていく?
きっと、悪魔が偽物の死を、指さして笑っていたのだ]
(+12) 2017/07/15(Sat) 00時頃
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― それでも日常は続く ―
[近所で飼われている鶏の声で目覚め、たっぷりのお湯を沸かす。 真っ黒なインスタントコーヒーを飲みながら、果汁たっぷりのグレープフルーツジュースを思い出す。 新聞を開いて、テレビを聞く。 洗濯をしながらメールをチェックして、 それから昼を過ぎた頃合いに一本の電話をした。
嘘をつかないように。 自分も、描いた絵も。 そう決めたら楽になった。 今なら雨の海に出ても、足をとられたりはしないだろう]
(+13) 2017/07/15(Sat) 00時半頃
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