人狼議事


160 東京村

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視点:


【人】 石工 ボリス

―  高円寺  ―

[結局、今日は店を開けることができなかった。
相次ぐ怪奇事件。カウンターに残された手鏡。
チェックするたびに未読状態で動きのないLINEも、堀川にじわじわと不安や怖さや悲しさを与え続けている。

店を休み、夜まで不貞寝を決め込んだ挙げ句、堀川はのろのろと身を起こして、昨晩訪れた『4月1日でワタヌキ』さんの店、『またきてさんかく』に向かっていた。あの怪しい風体の男の、怪しい『お守り』などを売る店だ。そうそう早くは店を閉めないだろう、と踏んで。

青ざめた堀川の持ち物は、携帯と、財布と、『大平あいり』の名前が刻まれたコンパクトミラー、それきりである。]

(42) 2015/06/10(Wed) 00時頃

【人】 石工 ボリス

[本当はこんな鏡、触れたくもない。
けれどもあの眼鏡の女の子の連絡先は知らないし、店の届け物を警察に届けるのも何か違う。本当ならば、店に保管しておいて、あの子が取りにくるのを末のが正解なのだろう……けれども。
あいり。あいりす。あいり……。]

(身近においとくのも嫌だよこんなの……。)

[堀川はとにかく、一刻も早くこの手鏡を手放したかった。
そして、あのワタヌキというおっさんならば、なんとなく……この恐怖を笑い飛ばしてくれるかもしれないし、そうでなくても、あの眼鏡の女の子との面識がある。なので、何とか理由をつけて、ワタヌキにこの手鏡を預けてしまおうと思っていた。]

(43) 2015/06/10(Wed) 00時頃

石工 ボリスは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 00時頃


【人】 石工 ボリス

[店の地図を出すため、スマホを見る。
と、Twitterに通知が2件>>3 >>37
内容を確認し、また堀川の血の気が引いていく。]

(……何?何が終わるの?
てか……眼鏡……やめーや!!
ホラー真っ只中ってなんや!!)

『ボリス@bolibolibolis >> @ys_lougi
DM:了解す!待ってます^^って、終わるって何が!?
ていうか俺もホラー真っ只中なんで、
余計怖くなる意味深発言やめてください!!@@;』

[DMを送信しながら、自然と歩調が早くなる。
見知らぬ顔の中を歩いていると、そのどれもが得体の知れない何か――例えば力士シールのあの顔をしていたり、電車飛び込みのバラバラ死体であったり、あるいは、新宿に綺麗に並べられていた、あいりすあの顔――になったり、していないか、怖くなった。
早く知った顔に会って安心したかった。]

(46) 2015/06/10(Wed) 00時頃

【人】 石工 ボリス

[ほとんど競歩状態でずんずんと歩を進める。
首元の赤い手ぬぐいに、嫌な汗が染みていく。
なんとなく首が痒い気がした。
手ぬぐいの上から片手で首を抑えながら、歩く。歩く。]

(またきてさんかく……アレか。)

[店の看板。それに向かって、真っすぐに歩く。
堀川の前には、三人組が並んで歩いている。
その三人組を追い越そうとし……]

(んっ?)

[振り向く。]

あ……あーーー!!

[イスルギとマユミの顔を交互に指差しながら、堀川は身を縮こめて、あー!あー!と繰り返した。]

(48) 2015/06/10(Wed) 00時半頃

ボリスは、動揺している。

2015/06/10(Wed) 00時半頃


石工 ボリスは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 00時半頃


【人】 石工 ボリス

あーっ、あーーーっ……
いや俺の方がびっくりしましたって!!
なんで?え?二人知り合い?え?
そっちの人は……?え?あ、こんばんは。

[堀川は首元を抑えながら、挙動不審に面々を見た。
それからもう片手でジーパンのポケットの上から『大平あいり』のコンパクトミラーをぎゅっと掴むと、曖昧に首を傾げて情けなく笑った。]

……いや……用事ってゆーか。
あ、用事すね。いや、お守り買おっかなーって……。
てゆーかえーと……。ワタヌキさんに、ちょっと。

ま、魔法陣?……おねーさん?
え、待って待って、ちょっと……。

[堀川の声は僅かに震えている。
手には嫌な汗が滲んでいる。]

(53) 2015/06/10(Wed) 01時頃

【人】 石工 ボリス

[頭の中がぐるぐるしている。
今起きていることは一体全体何なのだろうか。]

(全部悪い夢だったら、どんなにいいか。)

[カウンターに残されていたコンパクトミラー。
堀川は恐怖で布団に包まりながら、恐る恐る、一度だけ、それを開いていた。

そうして、そこに映ったのは。
青ざめているだろう自分の顔でもなく、
Twitterで見慣れたアイリスの顔でもなく。

謎の集団だった。
揺らめく煙の中、まるで魚か蟻の群れのように、
めいめい、好き勝手揺れ動く人々の姿。>>4:127
その腕に揺れるさんかく……さんかく?

そして、それを見下ろすように座る男。
眠たそうな目。うさんくさそうな風体。
ワタヌキ。]

(54) 2015/06/10(Wed) 01時頃

【人】 石工 ボリス

[堀川がそれを見たのは、一瞬だった。
あまりの恐怖に、気を失ったのだ。
……それとも、あるいは最初からただの夢だったのか。
目が覚めた時は手鏡は閉じられていたし、かといって、再びその手鏡を開くような気持ちは微塵も起こらなかった。
だから、夢かもしれない。
そうじゃないかもしれない。
そうじゃない……そうじゃないとしたら?

とにかく、確実なのは、ひとつ。
こんな手鏡、はやく手放してしまいたいということだ。]

(全部、夢……で、あってくれ……。)

[そしてワタヌキなら、そんな夢の内容だって、
なんだそりゃ、と笑ってくれるだろう。そう期待している。

震える手で自身の頬をつねってみる。
加えた力のぶんだけの鋭い痛みが、そこに走った。]

(56) 2015/06/10(Wed) 01時頃

【人】 石工 ボリス

え?は!?アイリスの行方……えっ!?
あ、お疲れさまっす……え?
だ……大丈夫すか?色々……。

あ、俺、堀川ですー……。……帰り、気をつけて……。

[『アイリスの行方』という言葉に、思わず手が強張った。
そうして特に引き止めることはせず、帰ろうとする女性の姿に情けない自己紹介を投げるに留めた。]

(57) 2015/06/10(Wed) 01時頃

ボリスは、震えている。**

2015/06/10(Wed) 01時頃


石工 ボリスは、メモを貼った。

2015/06/10(Wed) 01時頃


【人】 石工 ボリス

……なんか、すげー……偶然……すねー。
色々。偶然。……なのかなー……。

[言いながら、二人に続いて階段を降りる。
店内はワタヌキの外見同様に『いかにも』な風の雑貨屋だった。堀川は店の奥を覗き込んでワタヌキの姿を捜したが、店員は異国人の女性のみで、彼は不在のようだった。

堀川は、暫し手持ち無沙汰に店内を見回していたが、突然>>77の音に、ビクッと身をすくませた。]

ウオッッ。な、なんすか!?
え!?びっくりした〜〜〜!!やめてくださいよ!!

[床に落ちたiphoneと石動とを交互に見る。
そして、店に入ってきた男と、女子高生。]

うわっ。(女子高生だ……。)
……て、また皆さん……知り合い、すか?

[背筋に薄ら寒いものを感じながら、ひとまずワタヌキに倣って、周りに落ちたものを拾い始めた。
その流れで、石動のiphoneも拾い上げようと。]

(96) 2015/06/11(Thu) 00時頃

石工 ボリスは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 00時頃


【人】 石工 ボリス

(……あいり?)

[iphoneを拾い上げると同時に、堀川の動きが止まる。
恐怖で足元がフワフワするのを感じながら、首を回して今一度、店に入って来た女の子を見る。
――あいりす、ではない。
少なくともtwitterのアイコンのあいりすでは。
でも。]

(なんか……どっかで……)

[記憶をたどる。
ドクン。
心臓が重たく跳ねる。

この女の子は、もしかして、昨晩、
煙の中で――揺れながら。ワタヌキと、一緒に。

曖昧な記憶を辿るうち、冷たく汗ばむ手の中で、着信。]

(103) 2015/06/11(Thu) 00時頃

【人】 石工 ボリス

あ……っと、電話。

[慌てて堀川は、石動に向けて携帯を差し出した。
プライバシーに関わると思って、無意識に、着信画面は見ていない。

堀川の視線は、ワタヌキと、『あいり』と呼ばれた女の子の辺りを、落ち着き無さげに彷徨っている。]

(105) 2015/06/11(Thu) 00時頃

【人】 石工 ボリス

ひとごろ……

[ワタヌキの発言に、堀川はフーっと後ろに倒れそうになったが、踏ん張った。それから突然自己紹介を始めた女性に向けて、あ、どうも、と曖昧に頭を下げた。]

えー。えーと……。自己紹介すか……。
堀川素直です。ラーメン屋やってます……。
……リーク……のことは、知りませんけど……、
ワタヌキさんに、ちょっと用事が……。

[言いながら、出口に向かう石動を見送る。
それから僅かに震える手をジーパンのポケットに突っ込んで、『大平あいり』と刻まれた手鏡を取り出した。
ワタヌキにそれを提示しながら、堀川は震えた唇を開く。]

(114) 2015/06/11(Thu) 01時頃

【人】 石工 ボリス

これ。眼鏡のおねーさんがたぶん、置いてって……、
で、あの。……えーと……、……いや、……。
とりあえず、あの。ほら、俺あのおねーさんと面識ないし、
ワタヌキさんに、預かってもらおっかなーって……、
思ってたんすけど。でも。

[横目にちらりと『あいり』を見る。
どことなく存在感の薄いその姿に、ごくりと唾を呑み込む。
夢の話は、口に出せなかった。
しかし、視線は二人の手首に向かう。さんかくを探して。]

えーーーっと……
もしかして、これ、君の?『あいり』ちゃん……。

(115) 2015/06/11(Thu) 01時頃

石工 ボリスは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 01時半頃


【人】 石工 ボリス

あ。えっ?

[ワタヌキの声にハッとして、『あいり』の方を見る。
そこにいたはずの女の子は、もういない。
そして、手の中で、何かが割れる、音。>>112]

ひいっ。

[小さく悲鳴を上げる。
自分でも知らないうちに手に力が籠っていた?
そんなことはない。そうだとしても、割れる程は。
堀川は殆ど押し付けるようにして、ワタヌキに手鏡を手渡した。
そうして、女の子の去っていった扉を見る。]

ひな……ひなこちゃん……すか……。
そーすか……。じゃあなんであいり……、
いや……、いーすわ……。俺もう、あの……、
今日のところは、もう。また。すんません。

[堀川は手鏡を持ったワタヌキからじりじりと後退り、数歩の距離をとる。その片手は、無意識に、首の赤い手ぬぐいを押さえつけていた。それからその場に居る面々に小さく頭を下げて、ほとんど逃げ出すように、店を出て行った。]

(126) 2015/06/11(Thu) 01時半頃

【人】 石工 ボリス

[路上では、石動が携帯で何か話しているようだった。
頭を下げて目で挨拶をして、堀川は細く浅い呼吸を落ち着かせながら駅へ向かう。

駅につき、ホームに向かう階段を上がる。
そのタイミングで、発車のアナウンスが響いた。
間に合うか――顔を上げて駆け上る。
しかし、扉は閉まってしまった。そして、その窓辺には。]

な――

[赤い手ぬぐいを首に巻いた彼女が、居た。]

待っ――!

[堀川の制止を聞き入れるはずもなく、電車は動き出す。
反射的に携帯を取り出し、彼女の番号に電話をかける。
コール音。鳴らし続ける。コール音……、そればかり。

堀川はやがてゆっくりと耳元から携帯を下ろし、去っていった電車の方角、まばらな明かりを左右に置いて暗闇に溶けゆく線路の向こう側を、しばらくの間、見つめ続けていた。
首元の赤い手ぬぐいに、無意識に手を添えながら。**]

(128) 2015/06/11(Thu) 02時頃

石工 ボリスは、メモを貼った。

2015/06/11(Thu) 02時頃


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