185 虹彩異色の死
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/* デメテルちゃん、おつかれさまです、もぐもぐ
(-1) 2016/03/09(Wed) 00時頃
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ボクはね、親しすぎても良いと思うよ
それが家族なんだもの
「使い魔」だと思ってたらもっと辛辣に扱うよ
だから……
[言葉が途切れる。 開票の結果に、言葉が詰まってしまう]
(*1) 2016/03/09(Wed) 00時頃
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[クラリッサが開票を行っていく。 読み上げられる名前にソフィアは青ざめていった]
クラリッサねぇ……
[>>2崩れ落ちたクラリッサを見つめ、口元を手で覆った。 裏庭で見た二人は仲睦まじいように見えていた。 それを邪な視線で見てしまっていたのは申し訳ないことだったけれど、 二人は自分とミツボシのような間柄だったのかもしれない。
幾度も数えなおすクラリッサに歩み寄ると、 ソフィアはクラリッサの肩に手を置いた]
クラリッサねぇ、 ボクが、数えるよ
(5) 2016/03/09(Wed) 00時半頃
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[何度数えても結果が変わることはないだろう。 それでもクラリッサに数えさせ続けることは、 酷だった。
ソフィアが数え直しても結果が変わることはない。 >>3やがてローズマリーは連れ去れてようとしただろうか。 それを止める術は、持ち合わせてはいない**]
(6) 2016/03/09(Wed) 00時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2016/03/09(Wed) 00時半頃
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/* しかし、守護者誰なんだろう デメテル護衛だと思ったんだけどな
(-15) 2016/03/09(Wed) 00時半頃
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/* しかし、ローズねぇが綺麗に散っていってしまった この潜伏狼よ・・・
(-17) 2016/03/09(Wed) 00時半頃
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うん……知っている、よ
[だってボクも数えたもの]
ボクは確かに知らなかった パパはとても優しい人狼だったもの クラリッサねぇの言う通りしあわせものだったかもしれない
でもね、ボクたちの存在がクラリッサねぇを傷つけてしまった それがとても悲しいよ
[ボクは自分でも幸せな家族を築けると信じていたのに、 家族を悲しませてしまったのだから]
(*8) 2016/03/09(Wed) 12時半頃
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ミツボシの案がいいなら、そうしよう その時はボクたちが責任を持ってクラリッサねぇを送るから
ゆっくり、考えて――
ボクたちの言葉は欺瞞に満ちているかもしれないけど、 ボクたちの聲はそうじゃないって、 思って欲しいから……
[ソフィアに尻尾があれば、それはきっと力なく垂れ下がっていただろう。 いつになく元気のない聲は小さく消えていった*]
(*9) 2016/03/09(Wed) 12時半頃
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― 開票後のこと ―
[ローズマリーが連れていかれる。 クラリッサはオーレリアに連れ添われていった。 ソフィアは毛布を取ってくると広間に戻りミツボシの姿を探した。 ミツボシが居れば一緒に寝ようと告げただろう。
広間の中、皆の位置が見える場所で眠りにつき――]
(64) 2016/03/09(Wed) 12時半頃
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[次に目が覚めたのは>>37クラリッサに叩き起こされてからだった。 揺れる思考は何が起こったのか理解が追い付いていなかった。
デメテルが、殺された
彼女の亡骸が、まだ人狼が居ることを告げていた。 ソフィアは黙々とクラリッサの指示に従い穴を掘った。 デメテルの亡骸を運び入れ埋葬をした]
肉体は土より出でたり、 されど霊は土より入れられたるものなり。 永遠の、安息を。
[ヨーランダが口にした文言を思い出しながら、 ソフィアはデメテルに祈りを捧げた]
(65) 2016/03/09(Wed) 13時頃
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えぇっ、意外と? ボク都に行ったら慈愛の神になろうと思ってたのに
[こんな時だからこそか、いつものように冗談交じりの聲を出す]
お腹が空いてしまったら、でしょう? だったら、ずっと一緒にいられるね
クラリッサはボクたちを助けてくれてる もう十二分に、礎になってくれてるもん
(*12) 2016/03/09(Wed) 19時頃
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― 昨夜起こされる前のこと ―
[>>67ミツボシがこうやって縋ってくるのは何時以来だったろうか。 昔はこんな風によく抱き着いてきていた気がしていた。
ソフィアはミツボシの背と腰へと腕を回して抱き寄せる。 子どもをあやすように背中を撫でて、 耳元でミツボシが落ち着くまでずっと囁き続けていた]
大丈夫、ボクはまだ、生きてるよ 死にたくない、よ だからちゃんと、人狼を探そう そしてね、殺すんだ
[そうしないと生き残れないのだから。 殺される前に、殺す。 そうするしか、ない状況だった]
(75) 2016/03/09(Wed) 19時半頃
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― 埋葬の後 ―
[>>68ミツボシの手を握り返す。 そこにあるのは温もりだった。 まだ生きている温もりのある手だった。
その場を辞すると集会所の中へと向かった]
ん、ずぶ濡れだよ ミツボシ、透けて見えちゃってる
[下着とかが、とミツボシを指さして示す。 浴室は使えそうもない。 いや、使う気も起らない。 キッチンで湯を沸かして倉庫でタオルを何枚か貰うとミツボシを連れて個室(6)へと向かった]
(76) 2016/03/09(Wed) 19時半頃
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― 個室(6) ―
[個室に着けば湯を大きめの桶へと移してしまう。 水を入れて温度を整えればいつもと同じ湯あみの準備が整った]
さ、ミツボシお先にどうぞ それともボクが洗ってあげようか?
[微笑みを浮かべながら、小首を傾げて問いかける。 ミツボシが安心できるように、極力いつもと変わらぬように――**]
(77) 2016/03/09(Wed) 19時半頃
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[湯あみが終わればまた一階へと降りていくだろう。 オーレリアと話しをしていた書庫へと向かい、 書籍があるか確かめなければならないのだから]
(78) 2016/03/09(Wed) 19時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2016/03/09(Wed) 19時半頃
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― 個室(6) ―
洗ってくれるの? 嬉しいなっ!
[>>80ソフィアもミツボシとは隠すこともない間柄であった。 ワンピースを脱ぐと背を向ける。 無防備を晒している、その自覚はあった]
ボクはシーシャに投じたよ 彼はね、安全圏から保身をしているの
シーシャは今日、誰に投じたのかな もし、ローズねぇなら また疑い易いところを選んでやったんだろうね
[ソフィアの声は冷たいものだった]
(89) 2016/03/09(Wed) 21時頃
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ボクは今、シーシャが怪しいって思ってる それは、たしか
[振り返り、見せるのは赤の瞳。 激烈を意味する赤は、傲慢と合わせれば。 自分の答えに疑いを持っていない者の瞳であった**]
(96) 2016/03/09(Wed) 21時半頃
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[>>102ミツボシの言葉にソフィアは瞼をそっと閉じた。 きっと、ミツボシは人狼ではないと思う。 ミツボシが人狼ならば、きっと自分が食べられてしまっていることだろう。
あの屋根裏部屋で怪しく光って見えた紫色の瞳を思い出し、 ソフィアは温かさの中にゾクリをした寒気を感じて小さく身を震わせた。 あの目は本気の目だった――]
うん、次は、ボクかもね…… なんとかしないと……
[身体を拭いてもらい終わると薄緑色のワンピースに身を通した。 その上からはいつもの草色のカーディガン。 母の形見はミツボシの胸元で揺れていた。
>>103ミツボシがオーレリアに用事があるならと、 ソフィアはそのまま書庫へと向かった]
(105) 2016/03/09(Wed) 22時頃
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[>>105まぁ、そんなお話もあったかもしれないね]
(*13) 2016/03/09(Wed) 22時頃
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― 書庫 ―
[書庫へと入れば中はややカビくさい臭いがしていた。 羊皮紙の本はどうしてもそういう臭いがしてくるものだ。 あまり広くはない書庫ではあるが、それでも頑張ってそろえた書籍を一つ一つソフィアは文献を漁っていった。 蝋燭の灯の元で、文字を追う。 見つけたいのは人狼に関する記述書だった。
書庫を漁り始めて何刻程経過しただろうか。 ソフィアが手にした一冊の本には、ある御伽話が載っていた。
(111) 2016/03/09(Wed) 22時半頃
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『昔ゞ在る処に人狼が住む地があった。 人は人狼を恐れていた。 人狼は人を糧とし生きている。 それが人にはたまらなく恐ろしかったのだ。
ある時、その地に魔法使いが現れた。 魔法使いは告げる。 "人狼を駆逐する儀式がある"と――。 村人は早速それを実践した。 幾人かの村人と共に人狼を閉じ込めたのだ。
魔法使いは曰く―― "集めれば人狼は必ず交じる。 人狼とはそういうものだ。 見た目は人と変わらない。 死んでも人との違いは分からない。
(112) 2016/03/09(Wed) 22時半頃
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ただ、人の中には特殊な力に目覚める者もいる。 一つは、生きる人狼を見つける力。 一つは、死した人狼を見つける力。 一つは、人狼の力を退ける力。
他にも目覚める力があるかもしれない。 ただ、それらが人に与えられる基本的な力である"]
(113) 2016/03/09(Wed) 22時半頃
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あ、オーレリアちゃん こんなお話しがあったの
[>>117本を読み終わりオーレリアに示すのは先ほど見つけた昔話だ。
お話の終わりは全ての人狼を駆逐し、 村に平穏が訪れたという〆で終わっていた]
村長がこの昔話の通りの儀式をしていたとしたら "生きている人狼を見つける力"を持った人がいるかもしれないよっ!
[ソフィアの声は弾んでいた。 僅かな希望、それがあればと願ってしまうのは仕方がないことだった**]
(121) 2016/03/09(Wed) 23時頃
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― 書庫 ―
[>>127オーレリアに読んでいた羊皮紙の書籍を渡す。 読んでいる間ソフィアはオーレリアの視線を自分でも追っていた。 読んでオーレリアの意見も聞かせて欲しかった]
……え? オーレリア、ごめん、もう一度言って?
[>>128オーレリアが何を言っているか分からなかった。 奇跡は起きないと言われても、分からない。 ソフィアは目を伏せてしまったオーレリアの肩へと手を伸ばした]
(134) 2016/03/10(Thu) 00時頃
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そん……な…… デメテルちゃんが?
[>>133ソフィアの笑みが凍り付く。 何時も浮かべている笑みはそこにない。 笑みが崩れればきょとんとした、表情のない顔だった。
それはオーレリアのことを、名指しで呼ぶ程の衝撃で――]
……ねぇ、どうしてオーレリアがその事を知ってるの?
[素朴な疑問。 問い詰めるでもない口調は、本当にどうしてそうなっているのか理解が追いつかないからだった。]
他に知っていることはない? デメテルちゃんがモンドが違うって言ってたのは その力のおかげだった、んだよね?
[無くしてしまったものは戻ってはこない。 人狼を探す手管はもう奪われてしまっていた。残された手段は、情報を集めることしか、ない*]
(137) 2016/03/10(Thu) 00時頃
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そう? それじゃあボクが狩りをするね でも念のためにミツボシもついてきてほしいな?
[もっとボクを見てほしいもの]
それでね、誰を襲おうかなって オーレリアちゃんか、 メルヤねぇか、 それともヨーラねぇか 今日はその三人の誰か……
オスカーちゃんはね、やっぱりメインディッシュだよ
(*17) 2016/03/10(Thu) 01時頃
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― 書庫 ―
心を、視られる……ボク視られたことないからわかんないよ あ、でもオーレリア、ちゃんは敬虔な信徒だもんね 覗かれるっていうのもわかるのかな
[>>140自分の知らない感覚は理解できないものだ。 わかると同調することはソフィアには難しいことだった]
オーレリアちゃん、どうかしたの?
[>>141モンドの名前を聞いたからか、 ソフィアの答えが気に障ったのかもわからないタイミング。 そこでオーレリアは部屋を出ていってしまった。
一瞬だけ振り返れば、ソフィアは小首を傾げていた。 その顔に表情は未だ浮かんでいない]
モンドが、どうかしたの?
(148) 2016/03/10(Thu) 01時頃
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[問いかけの返答はあっただろうか。 事情を知らぬソフィアはただそう返しただけだった。 オーレリアはそのまま足早に立ち去ってしまった]
どうしたんだろう……いや、それよりも、だよ
[ソフィアは再び書籍へと視線を落とした。 小さく出た深いため息は、絶望を押し出そうとしていただろうか]
あ、後ろにまだ書いてる…… んっと、人狼の協力者? 人狼を奉ずる者がいる場合がある?
[ソフィアは首を傾げた。 自分たちは既に見つける力は失ってしまっている。 それに加えてそんな狂人をどう見つければいいのだろうか]
(150) 2016/03/10(Thu) 01時頃
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……う、ちょっと近づきすぎた、かな
[ソフィアはオーレリアの残り香に前かがみになっていた。 書庫の隅っこに移動してこそこそとしていると、 >>143ヨーランダが入ってきたようで――]
ひうっ!?
[驚きの声をあげていろいろ戻して書庫の中央に戻りヨーランダの姿を見掛ければぎこちない笑みを浮かべた。 探し物を聞けば書籍を見せて、 オーレリアから聞いた話を伝えただろう。
モンドの話か、自分が共感しなかったら オーレリアが立ち去ってしまったことも含めて**]
(152) 2016/03/10(Thu) 01時半頃
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― 書庫 ―
う、うん オーレリアちゃんと一緒にね 何か手がかりがないかなと思ったんだ
[>>165こくりこくりと頷き、頬に人差し指をあてて右下を見ながらソフィアは答える]
彼女はそう言ってた 心を覗かれた……って デメテルちゃんが見えたっていうのは本当なんだと思う するとオーレリアちゃんは……
[ソフィアは眉間に皺を寄せた]
デメテルちゃんに聞けなかったのが痛いな…… ボクはもうちょっと調べてみるつもり
あっ、あと死した人狼がわかる人と 人狼を退けられる人
(173) 2016/03/10(Thu) 13時頃
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