人狼議事


183 Hogwarts School ~lux et tenebrae~

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機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2016/02/17(Wed) 16時頃


機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2016/02/17(Wed) 16時頃


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[ >>222弟の言葉に、ただふわりと笑ってみせた。
大丈夫、大丈夫だからって根拠も何にもないことを心の中で繰り返して。
―――なにが大丈夫なのかを良く理解しないまま。 ]

  ……?

[ ほんの少し顔を上げて涙に潤んだアッシュブラウンを向ける弟へ、「そう」って返そうとしたけど。
その前に唇に当てられた人差し指。
きょとり目を瞬かせ、声を呑み込んだ。 ]

  ―――――ええ。
  約束。

[ いつもみたいな笑顔を見れば、ほっと頬を緩め。
人差し指が離れ、次いで差し出された小指に、そっと小指を絡めようとして―――― ]

(12) 2016/02/17(Wed) 18時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

 

   …… チア、キ……?

[ きっと完全に油断していたのだと思う。
仕掛けられた攻撃>>225に気付くことが出来なくて、弟が私に覆いかぶさるように倒れ込むのを。
呆気に取られながら、見るしか出来ずにいた。 ]

     ………… ぁ、

[  ぽたり、赤が滴り落ちる。>>242  ]
[ 弟の肩から溢れるように雫を落としていく赤、
耳に届く痛みに満ちた声。

謝罪なんか聞こえなくて、私の前に出るように立ち上がった弟の傷口に>>243
どくんと心臓が跳ねては 嫌な音を響かせていく。

「逃げて」と振り返らず告げる声>>245
私に向けて唱えられ、けれど失敗を示す防御呪文>>246。 ]

(13) 2016/02/17(Wed) 18時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[ 視界が真っ赤に染まった。
妙に冷静な思考のまま、怒りで突き動かされるように立ち上がる。

姿の見えない敵。
隠れているわけじゃないのでしょう、どうせきっと、
貴女なのでしょう? ]

    …………馬鹿。

  弟を置いて逃げる姉なんかいないわよ。

[ 一歩二歩 前へ出る。
噫、まずは治癒呪文をかけてあげないとって思うのに。 ]

 ( ……シェーシャ。
      チアキの傍にいて、…お願いよ )

[ 人には理解出来ない言葉で傍らの存在に語り掛ければ、
白蛇は頷きするりと離れ、弟の腕にでも巻き付こうとするだろう ]

(14) 2016/02/17(Wed) 18時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

    ――――……Sectumsempra( 深く切り裂け )



[ 杖を向け ただ衝動のままに唱える闇の魔術の一つ。

きゅっと細められた蛇のような瞳孔の、紅い瞳は。
確証もなにもない確信を抱え、
見えないはずの敵を見据えるように 煌いた* ]

(15) 2016/02/17(Wed) 18時頃

機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2016/02/17(Wed) 18時頃


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

―― ??? ――

[ 真っ赤な水が足元を汚していた。 ]

  ……シェーシャ、だいじょうぶ?

  あとで、なおしてもらわないと…。

[ 傷付いて血を流す白蛇を抱え、涙を零した。
倒れ込むふたつの影には見向きもしないで、
ただ 血で染まった紅い瞳に映るのは、傷ついた大切な存在の姿だけ。

けれどその光景が、赤色が、痛みに震える声が。

今もずっとずっと 離れない* ]

(16) 2016/02/17(Wed) 18時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[ 赤い視界は忘れられないあの光景とよく似ていて、
冷静な思考が残っているからこそ、吐き気を堪えるのに必死だった。
>>18弟の呪文を浴びて露わになった金糸の髪の少女を、凍てつく程に鋭い瞳が睨みつける。

( 少女のすこし腫れたようなブラウンも、仲間の身に起きたことも、察せはしないまま ) ]

  ………マグル如きが、

[ 箒に跨っていた少女の素足を呪文が掠め、
間抜けな声を零して転がり落ちる姿へ、憎々しげに呟いては ]

 ( そうよ、やっぱりマグルは殺してしまうべきなのだわ。
   マグルはいつだって大切なものを傷付けて、
   全部、奪おうとするんだから! )

[ 独り言ちた声の続きが宙を震わせることは無かった。
相変わらず無垢な笑顔で、真っ直ぐ向けられた杖に意識を集中させるだけ。 ]

(24) 2016/02/17(Wed) 20時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

 
  ……Stupefy( 痛みを麻痺させよ )

[ 素早く杖先を今度は自身に向け、微弱な赤い閃光を受ける。
時間制限付きの、強制的な無痛状態。
彼女が痛みを感じないならば、どうしても怯ませたり隙を作ることは難しい。

それなら、最初から同じ状態になればいいでしょう? ]

  Protego( 護ってあげて )

[ さっき弟が私にしたように。
私は彼へ杖を向けると、唯一使える防御呪文を唱えた。

可愛らしい見た目と裏腹、命のやり取りを無邪気に望む声へ嗤って ]

  言われなくても、相手をしてあげるわよ……っ!

[ 放たれた幾つかの焔は全て自分を狙っている。
―――そう。それでいいの。 ]

(25) 2016/02/17(Wed) 20時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[ 避けることはしなかった。
防御呪文をかけたとはいえ、もし避けて焔が弟に当たれば防御は壊れてしまうだろうから。 ]

  ッ Glacius!( 凍りなさい! )

[ 咄嗟に放った呪文は、右腕に当たり頬を僅か掠めた焔以外を凍らせて地へ落とした。
痛みを"鈍らせている"に過ぎないのだから。
少女と同じように平然と立つ姿にはどこか、
違和感があったかもしれない。 ]

(26) 2016/02/17(Wed) 20時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

    ――― Lacarnum Inflamarae!( お返しよ! )



[ 一柱の大きな炎が少女を狙い撃つように飛んでいく。
弟を傷付けた怒りも込めた一撃は、揺らぐことなく真っ直ぐに* ]

(27) 2016/02/17(Wed) 20時半頃

機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2016/02/17(Wed) 20時半頃


【独】 機巧忍軍 ミツボシ

/*
あのねクラリッサかわいいよねすっごいかわいいよね

(-23) 2016/02/17(Wed) 20時半頃

【独】 機巧忍軍 ミツボシ

/*
かわいい(瀕死)

(-34) 2016/02/17(Wed) 23時半頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[ 少女の首が傾けば、同時にさらりと金糸が揺れる>>44
問いかけにはただにこりと微笑むだけで、
>>45澄み切ったブラウンに宿る不機嫌そうな色へ、更に笑みを深めた。

どうして不機嫌になったのかなど知らないけれど。
腹立たしいほど純粋な双眸に、ちらりと他の色が覗くのが。
今の私には、堪らなく嬉しいことだった。 ]

 ( ……そうでしょ? )

[ 私はそれを望んでいたのだから。 ]

[ 爆発音が空気を揺らし、小さな火炎玉が当たらぬよう数歩分小さく足を退いた。
恐らく自分の放った呪文と彼女の呪文がぶつかり合ったのだろう。
彼女は相も変わらず、皮膚が爛れたって欠片も動じていないようだったけど ]

(53) 2016/02/18(Thu) 00時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

 

  …………そうね。
  "痛み"は、私にとっては邪魔でしかない。

  貴方はこんな厄介なものに、どうしてこだわるの?

[ 痛く無ければ、心配されるようなことはきっと無いし。
もしかしたらそれは自分の心さえ守れるかもしれなくて。

ねえ、痛みが無くなれば 怯むことなく身を挺して。
大切な人が傷付いて痛がるようなことを、防げるかもしれないじゃない。
痛みを恐れて逃げた結果が招いた、シェーシャの赤を思い出す。 ]

     あ、っ

[ >>40治癒呪文にお礼を言う暇もなく、すぐ戻ってくる――なんて、あんまり喜べない言葉を紡いだ弟へ。
なにか告げる前に、>>47焔の弾丸が向かっていくのが見えた。 ]

(54) 2016/02/18(Thu) 00時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[ 箒で既に空へ浮かんだ後。
さっきの防御呪文は既に効果切れになっているだろう。 ]


   ―――――――― 駄目っっ!!!


[ 真横を通り抜ける焔よりも速く地を蹴っては、
無言で唱えた必死の浮遊呪文。
ただでさえ苦手なそれを、慣れない無言で唱えればどうなるかなんて分かり切ったこと。

弟を撃墜するために飛ばされた焔は丁度脇腹を直撃し、
布ごと皮膚を焼いた。
まだ。まだ、痛みはない。――大丈夫。 ]

  ……Deletrius、

[ 炎を消す呪文を唱えれば、地面に半ば堕ちるようにして降りる。 ]

(55) 2016/02/18(Thu) 00時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

 
   ……どこ、狙ってるのよ。

  貴方の相手は私でしょう、クラリッサ?
  よそ見なんて 失礼じゃないかしら。

[ 2人を相手取る自信でもあるの?なんて。
挑発するように言ってみせてから。
( じわり、這うような熱。痛くない、平気だ ) ]

   ―――Everte Statum( 吹き飛びなさい )

   Sectumsempra!( 抉れてしまえ! )

[ 体勢を整えきれないまま、矢継ぎ早に唱えた攻撃は。
怒りに任せたことも相まって、若干軌道がブレていた* ]

(56) 2016/02/18(Thu) 00時頃

機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2016/02/18(Thu) 00時半頃


機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2016/02/18(Thu) 00時半頃


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

 
  ( 駄目よ、来ちゃ駄目だからね )

[ チアキがどこかへ行くのならば、きっとそちらについていた方があの子だって安全だろう。
>>62弟の声に一瞬反応し此方に来ようとしたシェーシャへ、
すぐさま制止の声をかければ、結局その腕に巻き付いたまま。 ]

   ( ……どうして、って?
      知らないわよ、そんなの )

[ >>68ただ素直にぶつけられた問いかけを思い出しては。
苦々しい色を宿し心の奥底吐き捨てて、掠れた息を零す。

驚いたような声をあげ膝から崩れ落ちる少女へ、体勢を整えさせる暇など与えず呪文が飛ぶ。
浮遊呪文ではなく悪意によって投げ飛ばされた空の中。
追撃が彼女の脇腹を掠めたのを、その目に収めて ]

(99) 2016/02/18(Thu) 18時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[ その間に弟が無事飛び立って行ったのには、ほっと安堵の表情を刹那だけ浮かべ。
幾つもの傷を負ってなおけろりと軽快に地面へ降り立った少女を、
不敵に笑いながら見据えた。 ]

  ……そうよ。
  チアキが怪我をしたら私は痛いし、悲しいの。

[ 胸をきゅうと握り締め独り言ちるような言の葉へ>>73
答えたのはきっと気紛れ。
それ以外に理由なんて、無い。
クシャミが怪我を――そんな内容には、心配も胸の隅に抱くけれど ]

  …………さあね。
  私は貴方じゃないから、なんとも言えないけど。

[ でも。
胸が、心になにかが走ったのなら。
それは彼女の求めるものなんじゃないかって、思いもするのよ。 ]

(100) 2016/02/18(Thu) 18時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

 
  ――― …貴方の大好きな人が。

  怪我をして、地面に倒れている姿を想像してみるといいわ。
  ……それで同じように、心に何か走ったなら。
  その感覚が、「痛い」ってことかもしれないわね。

[ 口早に落とした言葉。
言うつもりなんか無かったのに、どうしてか衝動的に口を開いていて。

"欠陥品"だと彼女は言っていた。
他人と違うところを受け入れて貰えずにいたのなら、なんて。
勝手な推測で重なった、過去の自分。
どうしようもなく馬鹿馬鹿しい。同情でも抱いたって、何にも変わらないというのに! ]

  無駄話はおしまい。
  ……無いもの強請りなんか、悲しいだけよ。

[ だから私は。無理矢理にでも手に入れる為に、生きて来たの。 ]

(101) 2016/02/18(Thu) 18時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[ 杖を構え直し、弟が去っていったであろう方角を見遣る。
彼が帰ってくる前に―――終わらせなくては。 ]

   Glacius( 氷塊 )

      Norardeglitass( 割れてしまいなさい )

[ 出現させたひとつの大きな氷塊を、
大小ばらばらに割って。

――さっきお見舞いしてくれた焔の弾丸のお返しよ。 ]

(102) 2016/02/18(Thu) 18時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

   ―――――Huripentっ!( 撃て! )


[ じくり。度を超えた熱を訴える下腹部に。
痛みを鈍らせるのが限界であることを 悟る。

けれどもうかけ直す余裕なんて無い。
彼女の方へ勢いよく向かっていく氷の飛礫たちが、傷を与えてくれることを願うのみ* ]

(103) 2016/02/18(Thu) 18時頃

機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2016/02/18(Thu) 18時半頃


機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2016/02/18(Thu) 18時半頃


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[ 当たれと願った氷の弾丸に対抗するように放たれた、
焔の弾丸>>114
氷と焔がぶつかって幾つかが撃ち落とされ、一瞬浮かべた苦い色。

けれどそれはすぐさま安堵に変わる。
撃ち落とされずに済んだ数発が、少女の華奢な肩や腹部、脚を襲うのを紅い瞳が確かに見据えて。

――痛みを感じずとも、身体にかかる負担は他人と一緒だろう。
血を流しすぎたなら視界は回るし、力が抜ける。
だからそれを狙っていた。杖が地へ落ちる音>>115に、
追撃をかけようとして―――― ]

    …… あ、っ!

[ 声にならない激痛に、動きが止まった。 ]

(122) 2016/02/18(Thu) 22時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[ 最悪だ。タイミングが悪すぎる。
しゃがみ込みそうになるのを堪えるのが精一杯で、
一度は杖を取り落とした少女が再び杖を構えるのを、妨害することだって出来やしないまま。 ]

  は、…ぅ、っく……

     ―――― っImpervius、!( 焔から護れ )

[ それでも呪文を唱えることが出来たのは、そう育てられた故だろうか。
防ぎ切れなかった焔が、印の刻まれた左胸に熱を生む。

――――噫。
シェーシャをあの子に預けていて、本当に良かった。 ]

  ( ちゃんと、言うことを聞くかしら。
      ……悪戯してなきゃ、いいんだけど )

[ なんて、まるで死ぬ間際みたいな言葉。 ]

(123) 2016/02/18(Thu) 22時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[ あり得ない。あり得てはならない、そんなこと!

傷付けられて苦しめられた分だけ、奪われた分――それ以上に。
私はマグルを傷付け、根絶やしにするために生きて来たのよ。
その為に、育てられてきた、の。 ]

     [ だから、 ]


   …………Avada……ッ


[ 唱えようとしたのは、死の呪文。
紅く染まった瞳が、不意に少女の純真に澄んだブラウンを捉えた。

ぴた と、声が途切れて。 ]

(124) 2016/02/18(Thu) 22時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[ 弟とは似て非なるブラウン。
普段なら戸惑いもしないはずのその色に、今まで見て来た誰よりも澄んだ硝子玉のような瞳に。

一瞬だけ生まれた躊躇。

「どうして躊躇ったのか」なんて分からない。
そしてきっと、考えられる余裕も。 ]

    ――――――……、

[ 彼女の瞳が嫌いだった。
私がなにを思っているかも知らずに、疑うこともせず懐っこく近寄ってくる彼女が苦手だった。

マグルは私を傷付けるものでなくてはいけないのに。
きらきらした笑顔で空を自由に飛ぶ姿に、笑顔を浮かべてしまったことがあったから。

だから  きらい、あなたがきらいよ、クラリッサ。 ]

(125) 2016/02/18(Thu) 22時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

 
 

         [  からん  ]


 

(126) 2016/02/18(Thu) 22時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[ 力の抜けた掌から杖が滑り落ちる音が、響いた* ]

(127) 2016/02/18(Thu) 22時頃

【赤】 機巧忍軍 ミツボシ

 

  ( 静か、だわ )

[ 気付けば寂しいくらい、響く声は減っていた。
クシャミの騒がしい声も。
あのおかしな言葉が聴こえて以来、一度だって響いてこない。

弟の声へ紡ぐものはきっと、普段通りでいられたはず。 ]

  ……わたしは、大丈夫よ。

  もうすこしだけ。
  シェーシャのこと、おねがいね?*

 

(*6) 2016/02/18(Thu) 22時頃

機巧忍軍 ミツボシは、メモを貼った。

2016/02/18(Thu) 22時頃


【人】 機巧忍軍 ミツボシ

[ 少女の笑顔が曇っても、もう笑みを浮かべることなんて出来やしなかった。
落ちた杖を拾い上げる余力さえ最早無くなって、
熱と痛みを必死に耐えるだけだった身体は。 ]


    ………ッく、 ぁ…あ……っ!


[ ひゅう、と喉が鳴る。
>>138向けられた杖から放たれた攻撃から自分を護る術も、
かといって避ける術も存在などしていなかった。

肩を、腕を、腹部を。胸を。
切り裂かれた時には、痛くない場所なんか分からなくなるほど。
緋色の華を鬱陶しいくらい咲かせては、息が詰まった。 ]

(149) 2016/02/19(Fri) 00時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

 
[ ――――……羨ましかった。
憎いのも大っ嫌いなのも勿論だけれど、そのすべてに隠した、
最初に抱いたその感情。

わたし、羨ましかったの。
両親に愛されたマグルが、羨ましくて妬ましくて仕方なかった。

傷付けられた以上に傷付けばいいと思った。
私が苦痛に歪んだそれよりも、永劫苦しんでしまえって願った。
マグルも、純血主義に捕われない純血も羨ましくて。

ただ無邪気に笑って、空を駆けて、懐っこく疑いもせず。
或いは優しく真っ直ぐに誰かを想い、真っ直ぐな心を抱えて生きる。
そんな風に私も、「わたし」も。 ]

 ( ……なんだっけ ? )

[ 見上げた空は、全てを呑み込むみたいに真っ暗で。 ]

(150) 2016/02/19(Fri) 00時頃

【人】 機巧忍軍 ミツボシ

 

  (  ……しぬのかしら、わたし  )

[ 死ぬことは怖くなかった。
そうであれと教わったから。良いんだって、思ってたのに ]

    ( ―――――しにたく、ない なぁ )

[ 私が死んだら悲しいと言っていた弟を思い出した。
生きていて良かったって、流れた涙の温もりと。
身体を伝う赤い雫の熱さは程遠くて。

もしも、もしもよ。
私が"マグルの"クラリッサじゃなくて、飛ぶのが上手で無邪気なクラリッサを見ていたなら。

なにかがすこしは、変わっていたかしら? ]

(151) 2016/02/19(Fri) 00時頃

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