251 洋墨と躍れ、心の随に
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
──────非道いことを言うものだ、と 矢張り人は厭いだと思った。
暗闇が支配する中は、遠くの茜も夢のようだ。 >>2:178 彼の言う電気なぞどこにもないし そのことを見下すようにもして鼻鳴らしもしたざ
続けられた>>2:179言葉には顔を顰める他なかった。
(10) 2018/10/14(Sun) 11時半頃
|
|
ずたずた・と、引き裂くような言葉たちが 八つ裂きにされるより痛く奥まで食い込んだ >>2:180 べらべらとようく喋るその口が 千切れてしまえば良いと思うほどに────そう、 脳髄から熱い感情が湧き出るのを感じていた。 ─────────喋る言葉も咽喉に詰まるほど。
ここに現界したことが間違いだったのか? 吾はただただ、何も残されないまま、 剪定されたまま、一葉どもを見あげて 黒不浄と朽ち果てて行けば良かったのか?
─────────「本」としての価値など とっくのとうに失せていたと言うのに !
(30) 2018/10/14(Sun) 16時頃
|
|
子どもの騒ぐ声は厭いだ。 陽の下でがいがいと喚く声色が W私Wの頭を常々悩ましていた。
(31) 2018/10/14(Sun) 16時頃
|
|
・ 「 ───── 私からすれば。
彼を八つ裂きにした奴らと同じ─── 君たちの方が、 W間違っているW 」 価値がない
人が髪を梳かすように 己の右手は頬を掻いて 癇癪─────にしては直球で 正しいとはW思えないW言葉を紡ぐ 彼を赫色が睨め付けた。
(32) 2018/10/14(Sun) 16時頃
|
|
───どんなに彼らが慰めてきても 恐らく己は納得しなかったのだろう。 同じ土俵の上だ、と彼と違って言われても 大きな体に手を寄せて、背を叩かれたとしても
私の瞳は既に、 W劣等感Wに満ち満ちているのだから。
(33) 2018/10/14(Sun) 16時頃
|
|
「 だけど、まあ…… ハッキリ言ってくれて助かったよ。
私はこれで、迷うことなく この世界を正して行ける。 」 ・・・
あっちが癇癪を起こす子どもだと云うなら こちらはただの構ってちゃんだった。 何度だって自分の価値を確かめたいがための ただの────本としての意地があっただけ。 人を知らないW彼Wの、我儘でしかない。
(34) 2018/10/14(Sun) 16時頃
|
|
「 子どもは厭いだ……噓吐きも厭いだ。 だけど、君は正直者だから 私からははなまるをあげる。
だけど憐憫は…同情だけは、 ─────落第としてやりたい 」
彼女に囁いたことを知らない彼からすれば なにが落第であるのか、なんて 知らぬことかもしれないけれど─────
>>2:225 驚嘆とした声色が鼓膜を突き抜けたなら また人のするように、肩を竦めた。
(35) 2018/10/14(Sun) 16時頃
|
|
「 彼はそういうふうにしか 答えられないからね… 」
>>2:226 求められた手を叩き落とすのは 正に構って欲しいからでしかない。
読者が本の向こう側を見つめている限り。 読者が読者を辞めてしまっている限り。
己はまるで他人事のような口ぶりで 息を吐いてから───────── …… 落ち着いた赫の色を、ぎらぎらとした、 世を憾めた赤の色に変えたのだ。 布の下。
(36) 2018/10/14(Sun) 16時頃
|
|
「 ただ真摯に、ただ一冊を見つめて 向き合ってくれるだけで ……それで良かったのにな 」
難しいことは求めていないつもりだった。 本の向こう側を見ているような口振りが厭だった。
己を踏み台にしているような、 己がまことの目的ではないような ───────そんな心地が厭だった。
歴史の大樹に残されること叶わず 漸く出でて尚彼の目に認められず
…… 己はただ、─────────
(*2) 2018/10/14(Sun) 16時頃
|
|
・・ 「 吾は、────聰明なのは好きよ。 愚直なのは厭いだ。 ■のない本のままであったとして 吾の居場所はどこにも無かった。
─────── 吾がどんな結末を迎えるか? それを貴公らが知るよりも先に 吾が貴公らのW結末Wを知りたい。 」
>>2:229 二度と日の目を見ない禁書であるのだから 己を終わらせると言うのなら…言えるのなら 終わらせた者は『 改竄者 』だ。 読むことも放棄されては、そのほかない。
(37) 2018/10/14(Sun) 16時頃
|
|
それとも、己を壊してくれたら、 己の結末を創り上げてくれるのなら その者が二番目の読者となるのか?
──────── 期待することは何もない。
(38) 2018/10/14(Sun) 16時頃
|
|
>>2:184 甘い香りが揺らめいてゆく。
この姿形でなくたって 元の性質から暗い世界の目利きは良い方だが、 それを抜きにしても、胸焼けするような甘さが 移ろってゆくのを鼻先に感じていた。
伸ばした爪先が獲物を狩ること叶わず まるで熊殺しでもするかのように軽々と 掴まれてしまったのであれば、その時に 着地点をすり替えた。 ───────咽喉元を掴まれようとも、 後ろ足で眼前の甘さを蹴散らすようにもして 彼の腹を蹴り上げようとしながら─────
(39) 2018/10/14(Sun) 16時半頃
|
|
「 ッ!、 」
地面に背中がついた途端に『 すり替えた 』 >>2:27 名も知らぬ背の高い─────── 恐らく書に出てきた彼ではないが───── 『 通行人 』に、己の居場所を明け渡した。
地面の硬さがじんじん、痛みとして波打つも 振った足が彼の腹の感触を得なくても そうして存在をすこうし離れた場所へと戻したなら 言い聞かせるような声色を鼻で笑って、無防備だろう、 彼の背中に向けて、駆け出したのだ。
(40) 2018/10/14(Sun) 16時半頃
|
|
──── 眩いライトが『偽者』を照らしたなら 舞う血飛沫は良い味を出すだろう。>>2:288 語ろわれることはすべて、時には、 舞台的な好さを交えるのが良いのだ。
そうして 具現化した本の一節を視界の端に、 鋭利な爪先は彼の背を捉えられただろうか?
服の端でも掠めることができたなら 己の足はまた後方へと跳ねて、 ゆらりと闇夜に姿を溶けさせていただろう。
(41) 2018/10/14(Sun) 16時半頃
|
|
「 そんな眩くしてしまっては 死者もよく眠れないだろう、
────── かわいそうに 」
本当を目の前にして、 冗句めいた────皮肉、 同情の切り返しを貴女に手向けて。*
(42) 2018/10/14(Sun) 16時半頃
|
|
/*メモ貼り忘れたあ…って思って見たら返信早すぎて申し訳ねえ!!! ありがとうございますありがとうございます…書く…
(-26) 2018/10/14(Sun) 19時頃
|
|
/* 吾=喪明 私=作者
で分けてるんだけど(元々本の種別は告白手記) 喪明の二人一役にするかどうかで今なお悩んでる 二人一役って救われなさすぎるけど 本のあり方を考えるとそれが適当なんだよねえ
(-28) 2018/10/14(Sun) 19時頃
|
|
/* そうしよっかなあ。 作者が取り込まれたっていうのはちょっと いやでも魔術書じみてるからそれもありなの…? 付喪神みたいな…?
(-30) 2018/10/14(Sun) 19時頃
|
|
/* とりあえず二人一役路線でつじつまあわせて行こうかな
(-32) 2018/10/14(Sun) 19時頃
|
|
「 それは報われなさすぎる 」
>>44彼の求めることを知っていれば 己は──私は──吾は─────── そうやって撥ね付けていたに違いない!
(71) 2018/10/14(Sun) 21時頃
|
|
ただの喋らぬ本であるだけなら どれほど良かったことだろう?
黙して棚に飾られて 必要にされたときだけ取り出され 無ければ黙して棚の花となり、…
───── そう在ることができるのなら きっとこの世に再び生まれることもなかった。
(72) 2018/10/14(Sun) 21時半頃
|
|
だけどもそれは─────── 己はまだ出くわしたこともないが────
いずれは君の『 お仲間 』のことも 否定する諸刃の剣ではないのだろうか?…
( 私は如何でも良いのだけどね ) ( どこに亀裂が入ろうったって! )
(73) 2018/10/14(Sun) 21時半頃
|
|
は、っ と意識を眼前から背けたのは >>*0 この場に居らなんだ誰かの声が この耳に届いた気がしたからだ。
あたりにばらまかれた洋墨の残骸を媒介として 仲間の声を聞けるのだろうか? それともただの勘違いであったのか? ──────────いずれにしても。
「 どこもかしこも忙しいか? 吾、人の手も借りたいところだ。 何せここには、犬の手しかない。 」
ぐるぐる・唾液のこぼれそうな咽喉奥から 特に困ってはいないが───────── そんな言葉を放り出した。
(*5) 2018/10/14(Sun) 21時半頃
|
|
「 空に夜あるところに吾在り。
ところでヘカテー… 貴女は何処へ行ったのだろうか? 」
囁めいた遠吠えが誰かに届くかなどは 知らぬところ。……知らぬ話。*
(*6) 2018/10/14(Sun) 21時半頃
|
|
夜目には派手な色合いが爪先に掛かった。 千切れる音は僅かであって>>50 すん・と鼻を鳴らしたところで 大量の────貴女が嫌うらしい、 あたり一面の彼岸の色は望めそうにない。
たったこれだけでは、まだ足らない。 まだまだ足らない。 満たされない。
技師らしくない真白な衣は風に翻って 技師らしくない腕力が己を掴む。
─────すり替わったときの誤算と言えば、 己がまだ、彼の視界のことを知らないことだ。
(78) 2018/10/14(Sun) 22時頃
|
|
甘いものを食べる代わりの『お弁当』にしては がちゃがちゃと重そうな音が耳に届く >>52 誰某の節々まで視線を巡らすことはしなかったので それが何であるのか、やら 予想立てることはしなかったが────技師ならば>>2:55 工具らしい工具も持っているのだろう……
たとえ、機械いじりにしては汚れやすい、 白衣を身に纏っていたとしても!
( その色そのもののように、 無垢な彼奴とは大違いだ。 ──────拙い言葉を綴っていても )
矢張り己には彼が、ふわふわと息をかけただけで 空へ吹き飛ぶW風船Wにしか思えなかった。
(80) 2018/10/14(Sun) 22時頃
|
|
「 手品ではない。 イデアだよ、 君 」
口挟めたのは聞き逃さなかったから。 >>52 手品師と一緒にしないで欲しい、と 教授じみた声色で、不服そうに呟いた。
先程から爪先は布ばかりを得てしまって 見ようによっては変態のようにしかならないが ──────── それもこれも不本意だ。 本当に欲しいものは、真っ赤なそれなのだ。
(82) 2018/10/14(Sun) 22時頃
|
|
>>54ぱたた、っ とぬるついた足りないそれが 地面に降る音よりも優先して意識を向けたのは 口に出された「だめなコト」
いけないコトも引っ括めて叱られてしまえば良いものの ここに幼稚園の看板は見えないし、ましてや 仲良しこよしの物語の中でも無いのだから、 きっとそんな展開は望めないのだろう。
目を細めて夜目を利かせた闇の中 見たことのない───物語にも出ない─── 機械に首を傾げたなら 知らぬことには警戒範囲を増幅させる。
(84) 2018/10/14(Sun) 22時半頃
|
|
たたん、ッと地面を蹴り上げて 別の露店の屋根の上。 慈愛も慈悲も感じない、甘ったるいだけの 彼の声色が響くのを聞き入れながら 己の毛が逆立つのを感じていた。>>56
拳銃よりは立派な形で、ライフルよりは華奢ではない。 それが何なのかじっ、と見つめていたものだから 彼女のほうが何かを向けて来たのなら 咄嗟に判断は出来なかったろうが──────兎も角
>>57 大層な音を響かせるでもなく、ある意味では W突然W拡がったド派手な色味に目を細め 桜吹雪のようだ、と───場違いなことも思ったのだ。
(85) 2018/10/14(Sun) 22時半頃
|
|
「 夜桜の季節では無いと思うが──── もしもそれを願えるのなら 雪解けも容易く過ぎて行くのだろうな 」
霧のほうへは照らされなくたって足は行かない。 綺麗なものには毒がある、そんなこと 美味しい話には裏がある、それと等しく 魔術書の『一片』を担った己は知っている。
だから 次はなるべく足音を闇に溶かして駆けたなら 彼の背後へ回ってから、その頸裏へ 牙を突き立ててしまおう・と地を蹴────
・・ …… った、フリをして
(87) 2018/10/14(Sun) 22時半頃
|
1
2
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る