199 獣[せんせい]と少女 2
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/* 気にしないでね、とか言ってたけど、 気にしてもらえるのはとても嬉しいことです。 ありがとう。
(-3) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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/* うええん、ピッパ…かわいい…良い子すぎる… せんせい目から汁が出そうだよ…>_<..
(-4) 2016/10/13(Thu) 00時半頃
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[私はピッパの言葉に心から安堵した。
私が私の身勝手で対価を支払うことを、 痛い思いをするならやめて、と言われたら 優しさからだとしても私は悲しくなってしまっただろうから。
少女、だけれど、小さな命のおかあさん、でもあるピッパの 必死にタマを育てるのをメルヤやほかの獣たちと近くで見てきた私は、 ピッパが心からそう言ってくれていると信じることが出来る。>>1]
だけどピッパは、今、知ろうとしてくれたじゃないか。 私はそれが、嬉しいんだよ。
今年は、葡萄以外も取ってきておいて良かったな。
[笑ってくれる食いしん坊の少女に、 私もそんな冗談めいた言葉を返して、小さく笑う。]
(27) 2016/10/13(Thu) 01時半頃
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[聞かれないから黙っていたことを謝る私を 知ろうとすればよかったと、責めずにいてくれる少女は 身長ばかりでなく、心もこんなに大きくなっていたことを 私は知らなかった。だから今、それを知ることができて、嬉しいのだ。>>2
目の前のことにいつでも真っ直ぐに、一直線な少女は 知っていた左手と、今知った右手に手を伸ばす。
少女らのことを考えて、を免罪符に 少女の気持ちを蔑ろにするようなせんせいではいけないと、 私も、今、知ったことを、ふいにはしない。>>3
左手で握ったピッパの手は温かく、 知らないことを知ろうとする真っ直ぐな瞳は眩しかった。>>4]
(28) 2016/10/13(Thu) 01時半頃
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[植物ではない、血の巡る柔らかい肌の内に、 私の中に蓄えていた命が流れていく感覚。
目を閉じた少女の穏やかな表情を私は見つめて。>>5
けれど、心配はやはり、どうしてもあった。
植物とは違う、少女の体には、 ゆっくりと送り込んでいても流れ込む命の量は、 体へきっと負担をかけてしまうから。>>6
縋るように握られた右手は、負担を逃がすと共に 痛みを与えることもわかっていたけれど、 私から少女へ、少女から私へ流れる命から 必死に強く握っていてくれる手から、私は目を逸らさずにいた。]
(29) 2016/10/13(Thu) 01時半頃
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[私の中に、ピッパの生命力が流れ込んできて、 私の傷が癒えるのを感じると、私は左手の力をそっと閉じる。
少女の開いた両目は揺れて、けれど、手を握った前よりも ずっと輝きを増していた。>>7
すごいね、とかけられた言葉に、私はどうにも急に 照れくさいような、不思議な気持ちになる。 左手の力は、いつでも見せてきたというのに。
私は相変わらず、小難しいことを せんせいらしく述べたりしてみたけれど きらきらとした笑顔で、嬉しい、と言われてしまっては
――私も、笑うしかないじゃないか。
やっぱり、その笑顔が私にとって一番の贈り物だから。>>8]
(30) 2016/10/13(Thu) 01時半頃
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葡萄の気持ちがわかったかな。 …まあ、それで身長が伸びたり縮んだりはしないから 大丈夫だよ。
[植物とひととは違うものだからね、と私は少しずれたことを 言ってから、少女が私の右手の怪我が癒えたことを確認して 安堵の息を吐いたことに、再び礼を言おうとして。>>9
けれど、右手を離し、繋いだままの左手から、それは勝手に 流れていたようだった。>>10]
……勿論。
ピッパのくれた対価、いや、"想い"で 私はとても、温かい、幸せな気分だよ。
[教えたことをすぐに吸収できるのだから 私は良い生徒を持った、と笑って。]
(31) 2016/10/13(Thu) 01時半頃
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本当に、大きくなったね。ピッパ。
[彼女の普段嫌がる言葉、 けれど私としては何よりの褒め言葉のつもりで 握っていた手を少女の少し高い位置にある頭の上に置こう。
おかあさん、をしているときはタマの特等席だから なかなか撫でられないけれど、今は、少女を褒めるために。>>11]
…ああ、そうだ、 ピッパの内緒、も、そのうち知ることができたら 私は嬉しいと思うよ。 [少女がお腹に抱えた内緒を指して言う。
その作業を中断させてしまったことを思いだすと、 話したくなったらで勿論良いけれど、 やりたいことがあるならば、悔いのないように、と付け加えた。**]
(32) 2016/10/13(Thu) 01時半頃
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[ピッパの渡してくれた“幸せな気持ち”が 私の心を満たしていくのは、 知ったことを私の思いもよらない形で実践し、 癒してくれたからだけでなく、 いつものように、いつも以上に、 眩しく見える笑顔のためだろう。>>64
抱きついた少女の体温は じわりと私の身体に沁みて、 まるで先ほどの生命力のやりとりのように 私の送った温かい気持ちが返ってきているかのようにも思えた。>>66 そしてこれは対価ではないから、私も、おそらく少女も どこも痛むことはない。
少女が笑顔を見せてくれるなら、 温かさを分けてくれるなら、 今日は素直に受け取ってくれた褒め言葉と共に頭を撫でた手を、 もっと、とねだられるままに、私はいくらでもそうしていただろう。>>67]
(91) 2016/10/13(Thu) 21時頃
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[いくらでも、という時間はもうあまりないかもしれないと、 少女のお腹にある内緒の何かの感触で気づいてはいたけれど。
暫くの間くらい、気づかないふりをしても許されるだろうと、 その温もりを肌に刻んで。
お腹に隠した内緒への指摘に、ピッパがわかりやすい顔を浮かべた。
少女のころころと変わる表情は、 膨大な数として私の胸に蓄積されているから、 今の表情は何か話しづらいことを言い出そうとする時の顔に私には見えて。
今すぐ知りたいと急かすつもりはなかったけれど、 話してくれるならば、と、少女の言葉を待った。
少し言い淀んだ後、見上げる目線と目が合って。 取り出されたものに視線を移す。
画帖と思しきそれに、少女は絵を描いているのだと言った。>>69]
(92) 2016/10/13(Thu) 21時頃
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[開かれたページにはメルヤの顔。 タマを見守るその優しげな表情は私も幾度も見たものだ。 タマと、メルヤと、ピッパ、 時に夜なべをして小さな命が育っていくのを見守ったあの時間がはっきりと私の脳裏に呼び起こされる。]
ピッパが絵を描いていたことを私は知らなかった。 それもこんなに、温かい絵を。
[ニコラスに教わっていたのだろうか。
見たのは一枚だけだったけれど私の目には、 確かにその絵の中にあの日の時間が見えたから 私はそれを知ることが出来て嬉しいと思った。]
教えてくれて、ありがとう。
[懐かしい時間を垣間見れたことに、私は感謝して。 けれど、少女の顔はさきほどまでとは打って変わって 沈んだ色に変わってしまっていた。>>71]
(93) 2016/10/13(Thu) 21時頃
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[小さくなっていく少女の言葉は、皆と離れる寂しさを伝える。 この画帖に閉じ込めた思い出を、少女は此処に残すつもりだと。
旅立つときに持っていかなくていいのかと私は不思議に思った。 此処に私たちがいた証を、碑のように置いていくということだろうか。]
一人に、ならないため…?
[私は、その言葉の意味がわからなかった。 この先、少女は獣とともに、命を終え、糧となるまで ひとりになどなるわけがないのに。]
ピッパ、何を言っている…
[ピッパの目元に涙が浮かんで、私は言葉を詰まらせる。>>73
ああ、この顔を、私は知っている。
小鳥が死んでしまった日だ。]
(94) 2016/10/13(Thu) 21時頃
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[
『おしまいなのに、誰にもたべられないの?』>>0:33
『わたしは、へいきよね……?』>>0:35
そういった時と同じ瞳で、零れそうな雫を溜めている。]
――ピッパは、平気だよ。
こんなに大きくなったピッパを、 そしてこれからきっと、もっと、 素敵な少女に成長していく君を、 食べたくない獣なんているわけがないんだから。
[あの日の問いに答えるように私は言って、 左手を伸ばし、涙を溜めた眦に触れた。
今日が皆で過ごす最後の日、だとしても 明日より先の未来、君がここでひとりきりになるなんてことは、絶対にないのだと。*]
(95) 2016/10/13(Thu) 21時半頃
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[少女は獣の糧となる。 当たり前の理を、疑問に思ったことなどない。 そして、選べる少女はひとりだけ。 私は、私の糧となる少女を必ず幸せにすると同胞に誓った。
それなのに、私は私の選択をうまく届けることはできなかった。>>1:621
本当は、誰一人として泣いてほしくはない。 無理に笑ってもほしくはない。 皆に等しく愛情を注ぎたくて、 けれど、私は、私にそれを返してくれるたったひとりの誰かを求めている。
そんなの、少女だって同じではないだろうか。 誰もひとりにはなりたくはないのだ。 誰かに愛して欲しいのだ。
世界の理を当たり前と受け入れながら 当たり前のことに気づけない。気づかない、ふりをしていた。
私は、私が思うよりずっと、臆病なのかもしれない。*]
(98) 2016/10/13(Thu) 21時半頃
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/* 今いろいろ悩み中…んんん… どの子でも愛せると思っていたけど、それぞれが可愛くて選べないというじたいになると思わなかった…
(-59) 2016/10/13(Thu) 22時頃
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―回想:限られた時間―
[私はせんせいだから、 少女に教えられることは何でも教えてきたけれど どうして離ればなれになるんだろう、>>44 というシルクの問いには上手く答えられなかった。
当たり前と思っていたことを 言葉で説明するのは難しい。
それを寂しいことだとは思わないために せめて、多くの思い出を蓄えることが 寂しさを埋めてくれるはずだと いくら食べても 心の食事を取り過ぎるようなことはないのだと語った。
たくさんあればあるほど 離れたときにつらくなるという気持ちも どこかにあるのはわかってはいるけれど。>>45]
(130) 2016/10/13(Thu) 23時頃
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涙で思い出が流れてしまうわけではないからね。 …一人で泣いたらだめ、か。 そうだね、どこかでシルクが一人で泣いていたら それを気づくことのないままでいたら、きっと私は悲しい。
[笑顔も涙も、きっと少女の糧になるだろうけれど その糧が涙ばかりを生むことにはならないでほしい。
それでもどうしても泣いてしまうときは、 少女が一人でなければ良いと思う。
残された時間に思う寂しい気持ちは、 それだけそれが貴重なものだということだから。
たくさん食べようね、という言葉に頷いて、 今もシルクからもらったものを私は糧としているよ、と言った。
どうせならば、少女のチクチクとした思いも 私が引き受けられたら良かったのに、とは、 私の右手でも叶わないことだったけれど。*]
(131) 2016/10/13(Thu) 23時頃
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/* 食べたくないわけないじゃないか!!!
ああ、もう、ごめんね。 せんせいがこんなだから気をつかわせてしまってほんとごめんね。
(-66) 2016/10/13(Thu) 23時頃
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[少しずつ描いていたという画帖の中身は 少女が見てきた暖かい思い出が きっと私が瞼の裏に刻んだたくさんのものに よく似た光景が描かれているのだろう。>>133
本当は、その中身をすべて見てみたいとは 思ったけれど、ここに残していくという 少女の見てきた周囲の世界は、 まだすべてを描ききったわけではなかったようだから 今はそれを頼まなかった。
私に幸せを分けてくれた少女が ひとりで死んでいくことなんてあるはずがないと繰り返すのは、 泣きそうな少女を慰めるための言葉ではなく それが真実だと思うからだ。
私はいつも、肝心なところで言葉が足りない。
零れてしまった涙が画帖の上に滲むのが見えた。>>135]
(151) 2016/10/14(Fri) 00時頃
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それは違うよ、ピッパ。 君はまだ――…
[今畑にある葡萄と同じように、 これからもっと美味しくなるために たくさんの栄養を貰わなければならないんだと
今日は終わりの日じゃない。 始まりの日なんだって事を私は言おうとしたけれど 少女の片手が言葉を塞いでしまった。]
(152) 2016/10/14(Fri) 00時頃
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[( 食べたくないわけが、ないじゃないか。 )]
(153) 2016/10/14(Fri) 00時頃
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[私が肝心なことを言えないのは、 私が優しいからではないよ。
私が臆病だった、それだけのことで。
ピッパの返事は、平気、ではなかったけれど 瞳は揺れているように見えたけれど 私は、私に温かさを与えてくれた少女を信じようと思う。]
……私も、大丈夫。 本当はあまり、大丈夫ではなかったのだけれど。 …せんせいなのに、情けないね。
ピッパに力を分けて貰ったから、 私も、もう大丈夫だよ。
[唇から指先が離れれば、私は僅かに微笑んで]
(154) 2016/10/14(Fri) 00時頃
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画帖の中身が完成したら、きっと、此処に見に来るよ。
だから、ピッパも悔いのないように。 ピッパは、幸せにしたいと思う人を 幸せにできる力があるって、私は知っているから――…
[ひとりで君が此処に残るなんて事はないと それだけは保証できるから、 私はタマと共に食堂へ戻る少女の背にそう声をかけた。>>139
夕飯の食材を厨房に置いて、 私は、私の伝えられなかったことを きちんと伝えるために食堂から外へと向かった。*]
(155) 2016/10/14(Fri) 00時頃
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[私が自分から少女へ伸ばすことのなかった右手は さっき少女が取ってくれた。>>172
木の上の果実へ手を伸ばすときは私の糧としてでなく、 私が私のために樹木へ触れるときは、 ひとりきりのときで、過去の記憶を食べるため。
私は、今目の前に居る君たちが大切で、大好きで けれど、私から手を伸ばすことは、出来ずにいた。
廻る命の話を教えても、"私"が少女を食べる、 という言い回しをしたことはおそらくなかった。 私たち獣が、という言い方で濁して 私は当たり前である理を胸の何処かで恐れていたのかもしれない。]
(194) 2016/10/14(Fri) 02時頃
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[手を伸ばせない私に、もう一回、と ピッパが私に温かさの受け渡しの提案をする。>>173
その言い回しが、私の伸ばせなかった右手に触れることが まるで何てことはないことのように聞こえて、私は小さく笑う少女を見つめる眼を細めた。]
ありがとう、今はもう、"大丈夫"だよ。 それに、これ以上分けて貰って、 今食べてしまいたくなっても困るから。
[そう言って笑ったのは、冗談半分、というわけでもない。]
…そう、かな。 せんせいらしくあろうと思うほどに うまくいかないこともたくさんあるからね。
[情けなくていいと、そういう方が好きだと、 少女が重ねた誰かの顔は、私にはわからなかったけれど、心が少し軽くなった気がした。 でも、今日ばかりは情けないままではいけない日だと私は知っている。]
(196) 2016/10/14(Fri) 02時頃
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20年後は、随分と先だね。
でも、わかったよ。その時になったらきっと 私はみんなに会いに此処に戻ってくる。
[その時の世界を想像すると、どうしても 詰まる思いは胸にあったけれど、 私はそれを少女の哀しげな笑顔に約束しよう。>>174]
そうだよ、私はピッパのおかげで とてもしあわせな"食事"ができた。
[だから、きっと、君は大丈夫。 私は涙を拭う少女の姿を瞼に刻んで、
一緒に外へと踏み出した先、お互いのやりたいことが やりきれることを信じて少女の向かう先を見やってから その背に後押しされるように、 いつもの緩慢な歩みよりは少しだけ早く、歩を進めたのだった。*]
(197) 2016/10/14(Fri) 02時頃
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―黄昏―
[私の待っていた朝陽が、 再び何処かへと落ちていこうとする頃 私は、昇ったばかりの陽を共に見た少女を探した。
その赤が消えてしまう前に、 彼女を見つけることは叶っただろうか。
果たした約束はいくつかあった。 けれど重ねた約束は、まだあった。
約束が叶えられなかったら寂しい、なんてことは 私はよく知っている。>>1:351 だから、いつものように重ねた約束は 叶えるためにしたのだと、私は少女に伝えなければならない。
あの時流れ込んできた、つらくて、いたくて、くるしいという 君の心の声を思い出して、私の右腕が小さく軋んだ。]
(199) 2016/10/14(Fri) 02時頃
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[少女の姿を見つけたら、何と声をかけたらいい。
いつもは考えずに自然と出てくる言葉が今は上手く見つからない。
いつもは何と声をかけていただろうか。
そう、おはなしは出来たかい、と 初めて聞かせて貰った日から変わらず、 幾度も私から、少女へ、聞かせて欲しいと頼む言葉。
少女の語ったいくつもの物語を 私はいくつもの色と共に思い返しながら 君の姿を見つけたなら、私は私から、手を伸ばそう。
――デメテル、私のおはなしを聞いて貰ってもいいかな、と。
**]
(200) 2016/10/14(Fri) 02時頃
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/* >>196 今食べてしまいたくなっても困るから。
…なんこれ、自分で言っておいて犯罪臭がする…(´-ω-`)
(-84) 2016/10/14(Fri) 02時半頃
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[向かい合う相手の顔がわからなくなるという黄昏の中で、私は探していた姿を見つけた。>>206
誰と問わずともはっきりとその小さな色のことが私にはわかるのに、赤と共に溶けて消えてしまいそうに思えて、胸元に手を置くと懐に収めた押し花のしおりが、かさりと小さな音を立てる。
少女の声が私の名を呼んだ。>>207 幾度も聞いたその音が、鼓膜を揺らして私の中に沁み入るのがわかるから、私はもう、その音を忘れることはないだろう。]
(234) 2016/10/14(Fri) 15時半頃
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