39 幻想第四次―銀河鉄道2―
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/* 村人でした。 ちぇ。いえ、楽しみます(・ω・)
(-1) 2011/10/27(Thu) 00時頃
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[>>0:158ネルが少年に言った言葉は 少年が思いつきもしない言葉だったので、 少年は夜の焔の瞳を大きくさせてから 感心したように頷きました。]
醍醐味…。 …うん。
その旅は、面白そう…です。
[同じ年の子に話しかけるように うっかり口調が崩れそうになって、 少年は慌てて言葉を付け加え]
仲間がいて、僕も嬉しいです。
[心強い、ネルの言葉に嬉しそうに微笑むも 同時に何かが、引っかかっているかのように 喉の辺りに痞えも感じて]
(10) 2011/10/27(Thu) 00時半頃
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[>>@0白衣姿の車掌の言葉を聞いて、 少年はようやく安心したようだった。]
…はい。 僕は本当にそそっかしいものですから、 確認が取れて安心しました。 車掌さん、お忙しいところありがとうございます。 目的地に着くまで、どうぞよろしくお願いします。
[同じ目的を持つアイリスと名乗る女の人も、 白衣の車掌がきたことによって解決したようだった。 微笑む白衣の車掌の姿に丁寧にお辞儀をして、 ようやく安心したはずの少年は、 自分の周りをまた見渡す。 ひとつだけの荷物の旅行カバンは、 眠っていた席に置いたある。切符も持っている。
けれど何か大事な忘れものをしている気がして、 だけどそれが何なのかは思い浮かばない。]
(12) 2011/10/27(Thu) 00時半頃
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あ。 ごめんなさい。
[脇をすり抜けようとする 色素の薄い少年の姿に道を開けようとして 少し当たってしまい慌てて少年は頭を下げた。
此方に話しかけてこようとはしてこない、 色素の薄い少年を夜の焔の瞳は見送って。]
(16) 2011/10/27(Thu) 00時半頃
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…うん。 一緒に楽しい旅を。
[ネルに。 旅の仲間ができることは嬉しいことだと思い、 けれども少年はまた自分の隣を見る。 手を差し出されると少し照れくさそうに ネルへと手を伸ばし、親しみ込めた握手を交わした。]
(20) 2011/10/27(Thu) 01時頃
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はい。また後で。 …路線図、貰えてよかったですね? アイリスさんは行きたい場所はありますか?
僕は…目的地を誤らないのなら 寄り道も楽しいのかもしれない。 そう思ったら、白鳥の停車場がどんな場所なのか… 一人旅も楽しめそうな気がしてきました。
[ネルと一度別れを告げた後、 アイリスへと笑って、少年の瞳はまた自分の隣へ。 旅を楽しみたいと思う反面、 大事な忘れものがあるような、それが気に掛かって。 まずは持ってきた旅行カバンを確かめ直したほうがいい、 そう思うと置きっぱなしの席へと向かう。
新たに車両に入ってきた大柄の男の人が会釈をしたので 少年も頭を下げて会釈を返す。 そういえば、さっきぶつかった色素の薄い少年には 謝っただけで、挨拶をしそびれてしまった。]
(21) 2011/10/27(Thu) 01時頃
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[旅行カバンを置いた席にまで戻ると まずは切符をカバンの中にしまった。 これはなくしてはいけないもの、 そそっかしいのだとはよくわかっているから そういったものはカバンにしまわなければ。 それから、旅行カバンの中を探る。 深くまで探らないうちに路線図が出てきた。 ちゃんと路線図を眺めたいとそれはポケットにしまう。
大事なものを忘れてはいないか、 それはこの車両では確かめられないと思った。 ここで荷物を広げてしまえば、 他の乗客に驚かれてしまう。 そそっかしくとも、そこはわきまえているようだった。]
(24) 2011/10/27(Thu) 01時頃
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……?
[3つ目の車両を出ようとする時、 >>9少年は杖を持った小さなお婆さんに気付いた。 あの人も1人で列車に乗ったのだろうか、 杖をついて、揺れる列車に乗るのは大変だろうに。 話しかけようか、少し悩んで会釈だけする。]
わ…
[丁度列車が揺れて、旅行カバンも持っていたため 少年は少しだけふらついた。]
(25) 2011/10/27(Thu) 01時半頃
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[気がつけば列車の中で眠っていた少年は、 不思議と車両のどこに何があるのかわかっていた。 列車が進む方向へ行けば、 お腹を満たすことができる食堂車。 少年が向かおうとしているのは個室のある車両だった。 3両目と4両目、繋ぐ場所を渡り歩いて 少年は4号車の扉を開ける。 テーブル席に、髪の長い男の人がいた。 真っ直ぐ次の車両へ向かおうとその男の人にも 会釈だけをして通り過ぎようとして]
あ、
[少年は、テーブルに広げられる興味深いものに足を止めた。]
(27) 2011/10/27(Thu) 01時半頃
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お兄さん、それは?
[カメラだというのはわかっていた。 わかっていてもこうやって手入れをしているところを 見るのははじめてで夜の焔の色の瞳は テーブルに広げられるたくさんのよく知らないものを 面白そうに次々に映していく。]
お兄さんは、 写真を撮るためにこの列車に乗ったんですか?
[写真を撮る旅だろうか、少年はそう聞いて]
(28) 2011/10/27(Thu) 01時半頃
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僕はオスカーといいます。 お兄さん、 フィルムを入れ替えるまでの間、 ここで少し見ていてもいいですか?
[難しそうな機械を慣れた様子で扱う 髪の長い男の人の手は魔法を使っているんじゃないか、 そんなことを少年は思って。
少年は、そう問いかけると かちりと蓋が閉められるまで カメラとそれを扱う男の人の姿を見ていた。**]
(29) 2011/10/27(Thu) 01時半頃
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― 少し前のこと・3号車 ― [>>40路線図を受け取ったアイリスは嬉しそうで、 この旅を楽しもうとしている人が自分の他にもいるのだと思うと、 少年は嬉しそうに笑みを零す。]
きっと、見過ごすことはないのだと思います。 本当に見たいものは、余所見をしていても 目の中に入ってくるんじゃないかって、 僕はそんな気がします。
[お友達、そう言われると少し照れくさいような気がして。 またちらりと見るのは何もない自分の隣。 アイリスへと視線を戻して]
僕、何か忘れものがあるか気に掛かるんです。 一度個室に戻って、忘れものがないか ちゃんと確認しようと思います。
[また後で、 少年はアイリスへと頭を下げて3号車を出たのだった。]
(81) 2011/10/27(Thu) 22時頃
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― 少し前のこと・4号車 ― [カメラから顔を上げた髪の長い男の人は 厭な顔をすることなく少年は安堵したように近付いた。]
はい。 こうやって手入れされているところは見たことがなくて。 お兄さんは、 列車の行く先を撮りに行くのははじめてですか?
[素敵なところへ行く、 その言葉を聴くと期待するように 夜の焔の色の瞳が大きくなる。
告げられる名前と共に見せてもらったメモの文字は 少年にとっては少しばかり読みにくい文字で、 ようやっと読めた最初の3文字を拾い上げて 少年は「ヴェスさん」と髪の長い男の人のことを呼んだ。]
(84) 2011/10/27(Thu) 22時頃
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はい、 好きです。
[直ぐに少年は頷いて]
じゃあ、 このカメラはヴェスさんが僕くらいの年のころに 自分で働いて買ったものなんですか?
[カメラを持つヴェスパタインの姿に 相棒、という言葉が脳裏を過ぎる。 とても大切なものだということは少年にもわかり、 だから手招きをされると触れてもいいのかと 戸惑いを見せるように恐る恐るカメラへと近付いた。 壊してしまわないようにルーペの中を覗き込む。]
(85) 2011/10/27(Thu) 22時頃
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わぁ… すごい…!
こんな景色、見たことない。
[左右反転の世界。 はじめて見るルーペの先の景色に ヴェスパタインの手で魔法をかけられた心地になって 少年は感嘆の声をあげた。 反転の景色を覗きながら少年はヴェスパタインに質問をする。 このカメラは何枚まで撮れるのか、 この列車に乗ってからもうどれだけ写真を撮ったのか。 お礼を言ってルーペから離れると、 次に興味がわくのは彼の撮る写真のこと。]
(87) 2011/10/27(Thu) 22時頃
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えっ、 僕を撮るんですか?
[被写体として誘われる言葉に、 少年は驚いてから逡巡をする。
ヴェスパタインの言葉は幼い少年には まだ少し難しいものできょとりと不思議そうにしたけれど 貴重だと、そういうヴェスパタインの言葉は 大切にしなければいけないような気もして 少年は写真を撮ることに頷いた。
カメラのレンズと向き合った少年は 照れくさそうで、少し緊張をしていて、 それから何かが足りないような気がして シャッターを押された時に余所見をしてしまった。 空いた自分の隣へと目を逸らす姿――それが今の少年の姿。]
(88) 2011/10/27(Thu) 22時頃
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――――――――… ありがとうございました。 一度個室へと戻らないと。 僕は大層そそっかしいものですから、 今から忘れものがないか、 自分の荷物を確かめなくてはいけないのです。
[写真を撮ってもらった後、 少年はヴェスパタインへとそう話した。 写真を撮って貰ってからこの先の列車の旅で、 ヴェスパタインはどんな景色を このカメラと共に見ていくのだろう。]
また、カメラを見せてもらってもいいですか? それから、撮った写真も。 ヴェスさん、また後で。
[丁寧にお辞儀をしてヴェスパタインに別れを告げると、 少年は4号車を過ぎて個室のある車両へと向かった。*]
(89) 2011/10/27(Thu) 22時頃
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/* あ、文章消し忘れががが。 すみませ。気付かなかった。
(-15) 2011/10/27(Thu) 22時頃
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― 8号車・4つ目の部屋 ― [ヴェスパタインと別れた後、 少年は自分の個室を選んで荷物を広げた。 選んだ部屋は一番後ろの車両、一番最後の番号。 少年は自分がそそっかしいと知っているから、 迷わない為、間違えない為わかりやすい場所を選んだ。 たいして大きくもない旅行カバンから ひとつひとつ荷物を出して確認していく。 大事なものは忘れていないか、何か足りないものはないか。]
…必要なものは…
[全部揃っているような気がした。 何を足りないと思っていたのだろう? 答えは出なくて、 けれどもおおごとにはならずに済んだと思うと安心する。 息を吐いたと同時に、くうとお腹が鳴った。]
(120) 2011/10/27(Thu) 23時頃
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[ひとつずつ、 荷物を旅行カバンにしまっていきながら お腹を満たすためにパンを貰ってこようと考える。 それから、路線図をもっとちゃんと見ようとも。
あのお婆さんは、まだ3号車にいるのだろうか。 少年は、荷物を詰めながら 先ほど見かけた窓の外を見るお婆さんの姿を思い出した。]
(123) 2011/10/27(Thu) 23時頃
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オスカーは、荷物を全て詰め終えると、カバンを置いて少年は個室を出た。
2011/10/27(Thu) 23時頃
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[7号車、6号車、5号車を渡り歩いて 4号車の扉を開ける。 ヴェスパタインの姿はそこにはもうなく、 移動をしてしまっているようだった。 少年を撮った後、また何かを撮ったのだろうか。 先ほど立ち止まった場所を止まらず歩いて、3号車へ。
ちりりん。
小さなガラスの鳴る音が聞こえる。 ガラスの鈴の女の人だ。 すれ違うガラスの鈴の女の人に 先ほど同じように会釈をして]
こんばんは。
[今度は挨拶の言葉も忘れずにした。]
(130) 2011/10/27(Thu) 23時半頃
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― 3号車 ―
[少年が3号車に戻った時、 3号車には他に誰がいただろう。 お婆さんの姿は気に掛かっていて、 けれども眼に留まったのは一番前の列の席だった。]
車掌さん。 先ほどは、ありがとうございました。
[白衣の車掌の姿、 呼んで、丁寧にお辞儀をしてから近付いていく。 最前列の席に、もう1人いることに気がついて]
車掌さん、 どうかしたのですか?
[問いかける。]
(133) 2011/10/27(Thu) 23時半頃
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[具合が悪そうと聞くと 少年はひどく驚いたような顔をして]
そうだったんですか? 大丈夫ですか、お姉さん。
[キャサリンの様子を気にして、 けれどもよく効く薬と聞いて少し安心した様子になった。]
車掌さんがよく効く薬を持っていて本当によかった。 薬がなかったらお姉さんは 今も苦しんでいたかもしれませんし、 僕はそういったものは持ってきていないので 助けることもできずおおごとになっていたかもしれません。
[燐光が光の線を描いて近付いては遠ざかっていく。 一度窓の外を見た後、白衣の車掌を再び見上げた。]
僕はオスカーといいます。 目的地に着くまでの間、どうぞよろしくお願いします。
(138) 2011/10/28(Fri) 00時頃
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[実は、白衣の車掌の明かす言葉に 少年は緩く首を傾げてみせる。 その後、見せられた小瓶の中身に]
え、これって…
[言いかけて、慌てて口を噤めて小瓶を見つめなおした。 淡く色づいたその砂糖菓子は 走りすぎていく燐光の光を小瓶と共に弾き返して きらきらと星のように瞬いている。]
これは… よく効く薬…ですね。
その薬を車掌さんが持っていてくだされば、 僕も安心して過ごせるような、そんな気がします。
[きらきら瞬く金平糖を見れば、 小瓶の中の金平糖には効力があったんだとしか思えなくて、 星の薬を見つめて少年は思ったままに口にした。]
(144) 2011/10/28(Fri) 00時半頃
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僕、白鳥の駅に行くのははじめてなんです。 車掌さんは、どんな場所だか知っていますか?
[個室の車両へ向かう時にすれ違った 大柄な男の人はまだ3号車にいただろうか。 その姿がまた見えたようならば、 少年は彼へとまた会釈をした。]
(145) 2011/10/28(Fri) 00時半頃
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[アイリスが食堂車へと入っていく。 先ほど名前を教えあった女の人に会釈をして、 新たに聴こえてきた声の方を見る。]
あ、
[気に掛かっていた小柄なお婆さんだった。 慌てて、頭を下げる。]
こんばんは。
[誰かと共にいる様子でもない。 やはり彼女も一人旅なのだろうか、 そう問いかけようとして、 それよりも前に白衣の車掌が 切符のことでお婆さんに声を掛けた。]
(152) 2011/10/28(Fri) 01時頃
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僕、一人旅ははじめてなんです。 他にも一人旅の子がいて、これからどんな旅になるんだろうって 想像もつかなくて、今はどきどきしています。
[白衣の車掌が微笑む姿に少年もまた安心したように微笑み返して]
何度も…
[>>@21この人は列車と共にずっと旅をしているのだ。 そう思うと白衣の車掌の姿がとても眩しい存在に思えて]
…僕、この旅で色んなものが見たいです。 白鳥の駅も、 銀いろの空のすすきがそよぐ河原も、 ガラスより透き通った水も、 次の駅も、その次も、 ずっと、ずっと、遠くまで。
[白衣の車掌の言葉に膨らんでいく期待、 少し興奮した様子で少年は車掌にそう告げた。]
(156) 2011/10/28(Fri) 01時頃
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こんばんは、 お婆さん。
[>>154お辞儀と挨拶をされると、 少年は丁寧にまたお辞儀をして挨拶を返す。]
はい、 僕は1人です。
[小柄なお婆さんの言葉には迷わず頷いた。 必要なものも持ってきていて、忘れものもない。 けれども夜の焔の瞳は自分の隣へと一度逸れてしまう。]
お婆さんも、 お1人ですか?
(159) 2011/10/28(Fri) 01時頃
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誰もが… 僕の年で一人旅は早かったでしょうか。 それとも遅いのでしょうか。
[>>@24なんでそんなことを聞く気になったのか。 白衣の車掌に問いかけながら、 少年の瞳はまた何もない自分の隣を見る。 ふとわいた疑問は一瞬だけ、 伸ばされる手に少年は驚いたように瞬いて、 けれどもその手を避けることはない。]
…はい。 僕に、そして車掌さんにも今回の列車の旅で なにか、さいわいがありますように。
車掌さんも、どうか良い旅を。
[大きな手は少年の父親の手に少し似ている。 褒められた時のことを思い出して、 少年は照れくさそうに微笑んだ。]
(164) 2011/10/28(Fri) 01時半頃
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はい。 1人で旅をするのは はじめてなのです。
[>>161小柄なお婆さんの言葉にはそう頷いて、 それからお婆さんが1人ではないことに まず安心するように息を吐いた。]
あの人?
[どの人だろうか、少年は首を傾げ。 車掌の言葉に瞬いてから再び小柄なお婆さんを見る。]
(165) 2011/10/28(Fri) 01時半頃
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