228 吸血鬼の宴
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─ 宴の始まり ─
開宴の刻限である。
[立ち上がった城の主が、宣言と共にグラスを掲げる。 今や"現実"となった城の隅々まで、城の外にいるものたちにまでも、その声は届くだろう。]
我が宴に集まりし同胞たちよ。 大いに楽しみ、喰らい、狩り取ってもらいたい。 我がもてなしが、諸兄らの心に適うことを願う。
我が指に掛かりし贄達よ。 其の方らが我が同胞たちを喜ばせることを願う。 生きよ。抗え。然して手折られよ。 其の方らに求められるはただ一つ、我らの愉悦の糧となり給え。
(2) 2017/10/02(Mon) 23時頃
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[響き渡る言葉のさなか、自らの"人間"と認めるもの達の頭上に月白の光が差す。 逃れ得ぬその光に触れた直後、視界は城に塗りつぶされ、そして大広間の光景を映し出すだろう。 華やかな楽の音が流れ、亡霊じみた色とりどりの男女が舞う大広間を、そして威風を払う堂々たる体躯の男が立っているのを見るだろう。]
光栄に思いたまえ。 其の方らは、我が同胞を満たすために選ばれた。 その血の甘さを以て、我らを喜ばせ、 儚い抵抗を以て、我らを楽しませるがいい。
幸運なる血袋たちよ。誇るがいい。 其の方らはわが宴の、第一の馳走である。
[言い終えるや否や、城の主は片手で空を払った。]
(3) 2017/10/02(Mon) 23時頃
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行け。 其の方らは狩りの獲物である。 逃げ散り、隠れよ。 我らの牙に掛かる時まで、生き延びてみせよ。
[たちまち不可思議なつむじ風が、城の中を、あるいは外を吹き荒れる。 捕えられれば翻弄され、空間を渡ってどこかへ放り出されるだろう。*]
(4) 2017/10/02(Mon) 23時頃
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/* 発言はみ出しのことでしたら、お気になさらず。 私が事前準備して一度に発言を落とせば防げた事態でもありますので。
(-2) 2017/10/02(Mon) 23時頃
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/* 囁きもちだと、いちいち通常発言を確認されるのが面倒でも有りますね。
(-3) 2017/10/02(Mon) 23時半頃
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─ 大広間 ─
[大広間に現れた艶やかなる華に、城主の視線が向かう。>>8 開いた唇が、いくらかの迷いを見せて微かに震え、やがて深い音を吐き出した。]
もしやその声、アヴェルラ殿であろうか。 見違えた。 実にお美しくなられた、と申し上げて構わないだろうか。
[以前を知る者にとっては、生まれ変わったようにも見える変貌に、驚きの言葉を口にする。 艶やかなるを愈々増した姿へ向ける称賛には真情が籠った。]
姫君を亡くされての心痛はいかばかりかと、我も憂いていたところ。 この宴にて貴殿が心行くまで楽しんでいかれるならば、なによりだ。
(20) 2017/10/02(Mon) 23時半頃
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─ 大広間 ─
我が貴殿を歓迎しないことなど、いつあったかね?
[届いた言葉へ片眉上げて返して見せるのは、気の置けぬ相手に対する、いくらかくだけた物言い。>>15]
面倒は構わぬが、城は壊して呉れるな。 もうひとつ、玩具は片付けてもらえると有難いのだがな。
だが今宵は、あれもまた余興のうち。
[何を言おうと釘を刺そうと、後始末の手間などいかほどでもない。]
(22) 2017/10/03(Tue) 00時頃
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[大広間にてグラス傾ける城主は、自ら動く様子はない。 琥珀色の血族が去っていくのを見送った後、月白纏う同胞をグラス越しに透かし見る。 影より立ち上がる犬は、血赤に染まっても見えた。]
まこと、良き犬たちだ。 ヨーランダ殿は、狩りは嗜まれぬか。
[ソファの足元に寛ぐ姿へ視線を落として問う。>>46]
なれば、他の遊戯を楽しまれるか。 例えば───
[召使いが、大きな鏡を捧げ持ち、ふたりの前に据える。]
(112) 2017/10/03(Tue) 21時半頃
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書斎に集うあの者らのうち、誰が最初の血を流すか。 賭けなどはいかがかな。
[再び召使いが側へと控える。 手にしたトレイには、カクテルグラスが二脚乗っていた。 クリスタルガラスの中で揺れるのは、とろみ帯びた深紅の液体。]
負けた側が、まずは一杯。 いかがか。
[グラスを満たすのは、生き血ではなく、ただの酒精でもない。 血を特別な方法で醸した、正真正銘の血のワイン。 時間ばかりは有り余る吸血鬼が作らせた逸品だった。]
(113) 2017/10/03(Tue) 21時半頃
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好きにし賜え。気に入るものがあるのならば。 遊んだのちは野に返してやるのが、我の主義ではあるがな。
[闇の水を渡っていく友の背へ声を掛ける。>>118 玩具と変えて城に留め置くは主義に反するが、これもまた趣味の些細な相違というところ。 釘指す言葉も、形のみであった。]
(134) 2017/10/03(Tue) 23時頃
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[足元に寛ぐ死の守り人の、広がったドレスの裾は墓地に振り積む雪にも似ようか。死の静寂に白い沈黙を重ねるもの。 無垢の白を踏み荒らすものは、冷たい指に捕らえられる。 襲われる方が得意と言う微笑みに、髭を扱いて頷く。>>119
賭けの話となれば、その表情が動くのを見つめぬ程度に眺めた。 薄灰が向けられる先にあるものをも、また。]
然り。 負ける度に盃を重ねるのが、人間の間の作法とも聞く。 今宵はそれに倣おう。
……そうか。あれらに最も近い牙は、貴殿の犬でもあるな。 これはしたり。
[しまった、という顔で、顎を撫でてみせる。]
(135) 2017/10/03(Tue) 23時頃
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二人とも負けたならば、 無論、共に。
[ヨーランダの指が示す相手を一瞥したのち、残る二人を見比べる。]
ならば、我はあれにしよう。 あの髪の色には、赤が良く映えるだろう。
[示したのは、力を合わせようと声を掛けている方の人間。>>88]
(137) 2017/10/03(Tue) 23時頃
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─ 広間 ─
我の勝ちであるな。 ならば貴殿に一献献ずる権利をいただこう。
[賭けの結末を見届けて手を動かせば、召使いがヨーランダに杯を捧げる。>>215 次なる賭けの誘いに、顎髭を撫でつけて考えるそぶりを見せた。]
千花の王に選ばれる幸運な舞い手とは、それは難問だ。 貴殿は、どう思われる?
[鏡の中では、ファーストブラッドの栄誉を得た少年が立ち止まったところ。 彼が、他の贄達がどうするのか楽しみだと目を細める。]
(223) 2017/10/04(Wed) 16時半頃
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[勝者の権利として捧げ、敗者の褒美として守り人の手に渡った血の美酒が、その喉を下るのを見る。>>225 朱の水に差した花が染まるよう、酒精吸い上げた肌に紅兆すさまを、麗しと嘉した。]
お気に召されたか。 ヨーランダ殿に喜ばれたならば、醸したかいもあろうというもの。
溺れるなどと申されるな。 酔いに遊ぶも我らが流儀。 狂うも乱れるも、望むがままに。
[それをこそ望むと、穏やかな眼差しが言う。]
(252) 2017/10/04(Wed) 22時頃
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[持ち上げられた指が鏡の中のひとりを指す。>>225 震え怯えながらも、黒犬に向き合った、か弱き贄。]
なれば我は、残りふたり、としようか。
[因縁のあるらしき彼らがどうするのか。 興がる眼差しで鏡を見る。]
(253) 2017/10/04(Wed) 22時頃
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これはコープスウェル殿。 今年も、お待ちしていた。
[程なく訪れたは賭けの結末───ではなく貴公子然とした客人。>>233 端正な挨拶を受けての答礼を返す。]
既に宴を楽しまれているのであれば、なにより。 貴殿らの趣向は、我もまた楽しみとするもの。
まだ夜は長い。 宴果てるまで、存分に堪能されるがいい。
(257) 2017/10/04(Wed) 22時頃
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─ 供物捧げる時 ─
[決して欠けず沈まぬ満月が空にある世界であっても、月を愛でる特別な時が存在する。 様々なものを供え、集まったものたちと共に食するが習わし。
今宵、城の各所に様々なものが置かれる。 いずれも、食されるのを待つばかりの風情である。]*
(272) 2017/10/04(Wed) 23時頃
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─ 広間 ─
[鏡に映るのは薄紅舞い散るあでなる花弁舞。 そこにあるものを等しく包むさまを見て、喉の奥で笑う。]
千の花の主は、我らの予想の上を行くか。 共に負けだな。
なれば、共に、酌み交わそうか。 酩酊の園に、いざ堕ちゆかん。
[血赤湛えるカクテルグラスを手に取り、掲げてみせる。>>281]
(284) 2017/10/05(Thu) 00時頃
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[ひといきに血酒を干すも、城主の顔色は変化の兆しも無い。 ただ、戯言交わす相手へと、手が伸びた。>>289 銀の露含む髪を撫でたいと。 膝にその頭が乗っていた時も見せなかった、些細な欲望を示して。]
湯か。 気を付けて行かれよ。 我が城は、迷い道が多いゆえ。
…湯にも、血にも溺れぬよう、気を付けられよ。
[密やかなる笑みを以て告げる。 そして、召使いを呼びつけ、案内を申し付けた。]
(293) 2017/10/05(Thu) 00時半頃
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― 礼拝堂 ―
[そこは、城の他の部分と同じく絢爛に造られ、精緻な彫刻と色彩豊かな絵画に飾られた空間だった。 ステンドグラスの嵌った薔薇窓から落ちる満月の光は、とりどりに色を帯びて床に花を咲かせる。 豪奢の中に荘厳さえも感じさせる空間だったが、祈るべき対象は無く、祭壇のみがあった。 時に贄を載せることもあるだろう、大理石の壇だ。
壁に埋め込まれた鏡は、人の全身が映るほどに大きい。 僅かにつけられた角度によって二つの鏡の光が交わる場所に、なにかの像が揺らいで結ばれた。]
(330) 2017/10/05(Thu) 15時半頃
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楽しんでおられるか、ヴィリアーズ殿。
[低く豊かな声が礼拝堂の天井に響く。]
些か心浮かないご様子。 今年の贄は、お気に召さなかっただろうか。 貴殿に相応しい饗応を用意できていればよいのだが。
[常よりも饒舌なのは、酒精の影響もあるだろう。 言葉とは裏腹に機嫌よく語りかける。]**
(331) 2017/10/05(Thu) 15時半頃
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[血族としては華に欠ける───と思い込んでいるらしき青年が立とうとするのを片手で制する。構わない、との仕草だが生真面目な彼がやはり立ちあがるなら、目礼で応えた。 思い惑うらしき言の葉が零れれば、低い声で笑う。]
ヴィリアーズ殿を酔わせるほどの極上が居たならば幸い。
なに。宴の楽しみ方はそれぞれでな。 玩具箱を描き回しに来るものもいれば、死に遊びに来るものもいる。 貴殿が望むなら、酔うてみるのも一興。
狂艶の月のもとで、恥ずべきことなど何もない。 想像の馳せるままに楽しまれよ。
(334) 2017/10/05(Thu) 19時頃
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[狩りに話及べば、手に弄んでいた空のカクテルグラスを掲げてみせる。]
書斎に獲物が三匹。いずれも生きの良い者らであった。
実はヨーランダ殿と賭けなど楽しんでいたのだ。 アヴェルラ殿がどの獲物を選ばれるか賭けたのだが、さすがは千の花を愛でる方。三匹ともを舞の対手とされてしまわれたよ。
今は逃げ散っているが、遠くではないな。
[城の主が望めば、誰がどこにいるか知るのは容易い。 尋ねれば、居場所を告げもするだろうが]
(335) 2017/10/05(Thu) 19時頃
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枷など心のうちにしか存在しない。 全ては望むままに、だよ。
[繰り返しのように言って、顎髭を一度撫でた。]**
(336) 2017/10/05(Thu) 19時頃
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─ 礼拝堂 ─
[闇の貴族に相応しい余裕と粋狂。>>346 それを崩すさまに、愉しげな笑いが漏れる。]
貴殿にとって、良き宴であることを願おう。 存分に。
[楽しめとも、あるいは別の言葉も繋げずに半ばを言い置いて、鏡像は焦点を崩し、滲んで消えていった。]**
(350) 2017/10/05(Thu) 21時半頃
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