175 両片想い薔薇村〜Cor Leonis
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[目を瞑っても、目蓋裏にはあなたが居る。焼き付いている。もちろん、目を開いてもあなたが居る。記憶の像よりずっと鮮明に、生々しくそこに在る。いっそ感動すらおぼえる体験に、深々と息を吐き出した。
触れ合わせたばかりの唇が、そこに残る感触が失せるのを惜しんで震える。これまでの恋人たちと交わしたキスも、こんなに心に響くものだっただろうか。――思い出せない。その時は真摯な付き合いをしてきたつもりだったが、今となっては“彼女たち”の顔さえ記憶の片隅で霞んでいる。
――薄情なものだ。
首に絡む腕に身を預け、薄ら笑みに曲がる唇をまた彼に寄せる。耳元にかかるジェームスの笑み声と吐息な温く、ざわりと心臓が疼くようだ。実際、心臓はとくとく喧しく喚いていた。]
……あなたは消極的なのであれば 逃げても構いませんよ。 追いかけますから。どこまでも。
飽きずにずっと、追いかけます。
[次のキスは深く、たった今の願望は声に出す前に、絡む舌の熱さに蕩けた。したいことを、まさに今しているんだから問題はひとつもない。]
(+39) 2015/11/20(Fri) 21時半頃
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[柔く噛まれた耳朶が、風に冷やされかえって熱を持つようで。夢中になって舌を受け入れる始終、耳殻や目元はほのかに朱く染まっている。
悪戯心には、悪戯心で応じようかと。 腰を抱く手がそこをくすぐった。
上着の上からでは効果が薄いだろうと、わざわざ裾を捲ってシャツ地の上から。指先でくすくすと柔らかく撫でた腰は、たしかに男の固さを持っている。男を抱く趣味はなかったはずが――布越しの体温に、筋肉の固さに、彼の身体に、やすやす興奮する。
確かめて構わない愛があるなら、確かめたい。]
(-37) 2015/11/20(Fri) 21時半頃
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[案外、積極的に。 当然、積極的に。
口腔に差し入れられた舌を迎え、甘く噛みつき、そこを舐る。この舌があの声で「好きだ」とか「愛してる」なんて言ってくれたのかと思えば、おのずとキスの角度はさらに深まり。絡んだ唾液と一緒にそこを吸った。
薄い唇の皮膚同士が擦れ合うたびに、ささやかな水音が溢れるのもたまらなく心地良い。ともすれば滑稽な物音さえ、ジェームスとこんなことをしていると脳に訴えかける素晴らしいものだ。静けさを好んでいるのに、この音はいつまでも聞いていたいなんて考えてしまう。
際限がない。]
――は、 当ててみて。僕がほしいもの、したいこと…… 星の数ほどあります。
[呼吸のためにキスを解き、濡れた唇で彼の額に口付ける。眉間やこめかみにも、擦り寄るように何度もキスを落としながら。話す間も、腰へ回しす右腕は飽きずに変わらずそこで遊んでいる。]
(+40) 2015/11/20(Fri) 21時半頃
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有能な者は、逃げ際の見極めが上手い ……と、言いますからね。
その点―― 僕の眩んだ目では、生涯見つけられそうにない。 はなから逃亡は考えません。
[互いの身体が触れ合う僅かな隙間に熱がこもる。
それでも呼気が逃げる空間を許さずに、息継ぎと言葉つむぐひとときの他は唇を擦り合わせてキスを貪った。抱き合う腕の力が抜けることもなく、距離は極めて近いまま。
宣戦布告めいた自信たっぷりな口振りに息を震わせ笑い、負けじと自信たっぷりな弱気という矛盾で応えた。引き際があるとするなら、今のところ思いつくのは死にわかたれる日くらい。やっとはじまったばかりの相手を正面から見つめて育める恋には、そのくらい過ぎたロマンが調度良い。]
(+85) 2015/11/21(Sat) 01時頃
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[重なる手を流した視線で見下ろして。 笑う形の唇に、悪戯心の延長で咬み付く。]
なににせよ…… キスの続きは、ベッドでもらう主義です。
[腰に手を添えたまま、楽しげなジェームスを部屋へ誘う。]
(-92) 2015/11/21(Sat) 01時頃
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――行きましょう。
[流星がつくる絶景を惜しむ気持ちは薄く、観測所の片付けをと冷静に考えることもない。今はただ彼で頭をいっぱいにして、コテージへと歩き出す。
本当は駆けたいくらいの気持ちだったが。
拾ったライトで夜道を照らし、ゆるやかに歩くのも悪くない。「サンプルはぜひご覧になってください、自信作です」なんていつも通りのやりとりを、これまでにない距離感で繋ぎながら。**]
(+86) 2015/11/21(Sat) 01時頃
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