128 終世に降る雨/ツイノセニフルアメ
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― 図書室 ―
[図書室の手前。 唐突に主が、手前で足を止めた。>>8 一緒に足を止めそうになったが。聞こえて来た悲鳴に近い彼女の声に、図書室に駆け込んだ。>>3:185]
ヴェス兄様!?
[踏み込んだ瞬間、血の匂いが鼻につく。 視界に入ったのは、炎の揺らめく刀身が老執事の心臓目がけて振り下ろされ――。>>6]
(20) 2014/07/17(Thu) 04時頃
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――――カシャン。
[ 鏡の欠片の割れる音が。 確かに、聞こえた。 ]
(21) 2014/07/17(Thu) 04時頃
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[唸るような声に、我に返った。>>9 兄の右肩に突き立てられた刃が見えれば、迷わず後を追いかけて。]
兄様、怪我を――…!
[書架に背を預けた兄を見つけ。 汚れるのも構わず、裂かれた服の裾を奪いとる様に、止血を手伝う。
手当をしながら半分は返り血だとわかっても、指先が震えるのを止められない。 浅縹色の瞳に涙を溜めながら、けれど流すことはせず堪えながら。 きつく、きつく。傷口を縛り上げた。**]
(22) 2014/07/17(Thu) 04時頃
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― 図書室 ―
[止血をする指先が、赤く染まる。 今更、血で汚れると騒ぐような。ただの貴族の娘に育ってはいない。 荒い呼吸の合間、突き離そうとする言葉に首を振り。>>35]
これくらい、拭けば取れるから。 ……自分じゃ上手くできないくせに。
[手当を終えれば、頬に布地が押し当てられた。>>36 泣いてない、と強がる言葉を呟き。目を伏せ、指先を拭われるのを黙ってされるままに。]
それだけ軽口が叩けるなら、大丈夫だね。
[兄が謝罪をしない理由は、わかっているから問い詰めることはできずに。 同じ立場だったら、自分もきっと兄と同じ行動をするだろうから。]
(45) 2014/07/17(Thu) 23時頃
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[背後から聞こえて来た声に、瞼を上げて振り返る。>>23
主の厳しさを含んだ声は、どこか怒っているようにも聞こえて。 兄の何があっても生かしたいと願う突き離す言葉も、主の失いたくない想いもわかるからこそ胸に刺さる。>>38>>41
最期には折れて見せる兄の姿に、ホッと息を吐き出したのは無意識。>>42]
兄様の負けだよ。 盾だって割り切れるようなレイだったら――… こんなになってまで、護ろうとしない。そうでしょ。
(46) 2014/07/17(Thu) 23時頃
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[ぽつり、と零された兄の声に。 そっくりそのまま、返したい気持ちと。 妹として甘えたい気持ちが、鬩ぎ合う。]
私も、レイと同じだよ。 護られてるばかりに、なりたくないの。
……無茶してるのは、兄様の方だからね。
[肩に滲む血を見て、目を伏せた。]
(-83) 2014/07/18(Fri) 21時頃
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[照れを隠すような主の仕草に、小さく笑い。 そうじゃないと、ゆるく首を振った。>>49]
レイは、頼りなくなんてないよ。 頼もしいし、国を任せられると思ったからこそ、 私も兄様も――…みんなが、レイの力になる。
[一つ、一つ。紡ぐ言葉は、傍らに添う騎士として。 ノルドモーネに生きる、民の一人として。]
(79) 2014/07/18(Fri) 21時半頃
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[――そして、ヨーランダとして。]
大事だから、失いたくないから。 だから、私は……、
[護るのだと。生きて欲しいし、ずっと傍に居たいのだと。 なぜか、続く言葉を紡げなかった。
まるで、昔に帰ったかのように交わす言葉。 主の――新しい王の隣で並んで歩けるのは、これからはただ一人となるのだろうと。 そうして、顔も知らない相手に嫁ぐ、未来。
わかっているのに。 まるで黒い闇みたいな未来が、右腕に刻まれた蔓のように身体を絡め取って行く。 戻りたくないなんて。このままで居たいだなんて許されないのに。]
(-89) 2014/07/18(Fri) 21時半頃
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[頷く兄と。>>53 柔らかく笑む主と。>>58
ずっと、こうしていられたらいいのにと思う。 恐らくそれは、叶わないことなのだろうと。 それぞれの胸の内に、秘めたままにしているのを感じながら。]
(80) 2014/07/18(Fri) 21時半頃
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[図書室に響く切ない別れの声に、ゆっくりと振り返る。 視界の端を、黒い蝶が霞めた。>>0
それは老執事の身体を包み、持ち去るように。 まるで幻だったかのように消え去ったか。
浅縹色の瞳は瞬きもせず、その場に残された彼女を。 老執事の主だった、静かに祈るパトリツィアへと移る。>>71
気丈な様子に、胸が軋む。 大事な者を――兄や主を失った時、自分はこうして感謝の言葉を言えるだろうか。>>73 ただ黙って、頭を下げて見送ろうとして。]
(81) 2014/07/18(Fri) 21時半頃
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――……私?
[>>74すれ違いざま呼びかけられ、浅縹を瞬かせる。 彼女の瞳は、こちらを見ているのに。 ここではない”何か”を見ているようでもあり。>>3:136]
――――っ、それ、とは……
[告げられた警告に、ギクリ、と肩を震わせ言葉を詰まらせる。 その言葉を聞き咎める声と視線が、右腕に刺さる。>>77]
(82) 2014/07/18(Fri) 21時半頃
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………待って!
[ふらりと彼女が図書室から消えてから。 ようやく、震える身体が動き出す。
何のことかと問いたがりそうな兄と主を置いたまま、 その背中を追いかけて駆け出した。*]
(83) 2014/07/18(Fri) 21時半頃
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― 廊下 ―
[図書室を出たその足で、 彼女を追いかけて廊下を走る。 けれど不思議な館の回廊で、見失ってしまい。 上がる息を落ちつけようと、足を止めると辺りを見回した。]
彼女は、どこに? ……っ、痛…
[右腕に痛みが走る。 先程の彼女の言葉から。もう隠すことはできないだろうことを感じながら。周囲に人の気配がないのを確認して、右の袖を捲り上げた。]
――…大きくなってる?
[腕に巻きつく、細い蔓の紋様。 着替えの時に見たそれより、広がっているように見えるそれを認め。固い顔のまま、袖を元に戻した。*]
(87) 2014/07/18(Fri) 22時頃
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/* 心情ばっかで、動き難かったらほんとすみません…! このままダンスホールに乗り込んでしまおうか…
(-103) 2014/07/18(Fri) 22時半頃
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― ダンスホール → 二階へ ―
[パトリツィアを探して歩き回り。 ダンスホールに着いたのは、ヤニクがミッシェルを連れ、二階に移動した後か。>>85>>94
目に入ったのは、長身の男と、どこか作り物めいた女性の二人組。 その立ち位置や振る舞いから、恐らく男の方が主人だろうと察し。
二人が二階へ移動するのを見て、少し考えた後。 そっと、それを追いかけていく。>>104]
(121) 2014/07/19(Sat) 00時頃
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(……クラリス? 彼女は、何を――)
[慎重に距離をとりながら、後を追えば。>>114 先程、パトリツィア一人見つけられなかったこの館から、男が傍らの女性へそれを命じる。
そうして、クラリッサ――彼女もまた、不思議な力を持った者なのだと知る。
客室へと入っていく姿を確認した、その時か。>>117]
(126) 2014/07/19(Sat) 00時頃
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