176 両片想い薔薇村-Snow fairy
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["折角ですから"、そんな貴方の言葉>>436を聞きながら、摘まれた袖にはまたひとつとくりと心臓を跳ねさせる。 袖を引くその所作>>436に、傾げられたその首に。 頷きつつも、そわりと浮き立つ心はどうか貴方に伝わらないようにと祈りつつ。
声を潜めて吐露してみた小さな秘密は、こんな時にとともすれば引かれてしまわないかと懸念したけれど。 しかし貴方の緩む口元だとか、背を叩く手だとか>>437を見てみれば、どうやら杞憂に終わってくれたようで。 その事に安堵しながらも、同時に覚えるのはちょっとしたむず痒さ――こんな他愛もない、取るに足らないような内緒話でさえも、貴方とならばこうもうきうきとさせられるだなんて。
そうして背中に貴方の体温を残しつつ、米を探しに冷蔵庫へと向かったのなら。 視界の端に映るのは、コンロの元へと向かう貴方の姿で。 ――まさか、まさか。 もしかしたら、貴方も何か作ってくれるつもりなんじゃあないか、なんて。 レンジへと米を突っ込みながら、湧き上がる期待に視線は自然と貴方の方へと。]
(58) 2015/11/23(Mon) 15時半頃
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( ……コーン、)
[レンジの中でくるくると回る米を尻目に、貴方の手に持たれたコーン缶に目を伏せる。 この団体に所属して、貴方と話すようになって。 活動の帰りに簡単な食事を共にした事もあったが、その時に確か一度、スープならばコーンスープが好きだと世間話をした事も、あったと思うけれど。
その時の事を覚えてくれていたのか、それとも唯の偶然なのか。 それはわからないけれど、もしも前者ならば良いのに……烏滸がましくもそんな夢を見てしまう自分が、何とも滑稽で情けない。
レンジへと向き直り、溜息ひとつ。 丁度出来上がったインスタントの米を取り出し、新しい米を入れていればルーカスに対する侘びの言葉が聞こえてきた。 彼が幼少の頃から医者の世話になってきた事も知らなければ、あまり食が太くないのも初めて聞く事。
言われてみれば、あまり沢山食べている所を見た事は無かったかもしれない、と。 それならば、ここに共に来たのはまた気を使わせてしまったかもしれないという、申し訳なさが少しだけ頭を擡げる。]
(61) 2015/11/23(Mon) 15時半頃
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[けれど、ならば尚更自分はハンバーグを頂くことにしよう。 下手に遠慮をしてまた気を遣わせるのも嫌だったし、何より事実腹は結構減って来ていたから――食べやすいゼリーでもあれば、良かったのかもしれないが。
少しだけ歪な三角の握り飯を作り、中に梅干しを入れたものをルーカスの方>>438へと渡し。 自分の分は皿によそえば、そう言えば貴方は米を欲するだろうかとちらりと薄い金髪をみやる。
――そこに見えたのは、厨房に立ったまま湯気の立つカップを傾ける貴方の姿>>439で。 丁寧な言葉や物腰には似つかわしくないその行動に、小さく漏れた咳払いは緩む口元を隠す為。]
(62) 2015/11/23(Mon) 15時半頃
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手料理なんてそんな大層なものじゃあない、が。 ………じゃあお腹が空いたら、一緒に食べよう。
[貴方の方へと近付きながら、提案にはこくりと小さく頷いてみせるも、ぐっと詰まる胸に思わず身体が強張った。 だって、"手料理が食べられるチャンス"、だなんて。 どうしてそんな、まるで楽しみにするような言葉を向けるのだろう――そんな言葉を向けられたら、錯覚してしまいそうになる。
貴方が俺の方を、見てくれたらと。 "そういう関係" になる事が出来たらと、何度も何度も願った、けれど決して叶わない夢をまた見てしまうじゃあないか。
そうして俺はまるで逃げるように視線を外して、貴方の分の握り飯を握る。 初めて食べるなら梅干しは辛いかもしれないと、代わりにもうひとつ見つけた鮭の身を詰め終われば、伺うように貴方の方を向いて。 礼と共にスープを受け取り、少し躊躇った後に今度は俺が貴方の裾を軽く一度だけ引いたなら、貰ったハンバーグとライスとそしてスープをトレイに乗せて食堂へと向かって行った。]*
(63) 2015/11/23(Mon) 15時半頃
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[貴方が椅子を引いてくれたのならば、礼を落としてそれに甘えることに。 こうして小さな気遣いをしてもらう度に、こっそりと幸せを噛み締めているだなんて。きっと貴方は、知らないだろうけれど。
他の人達から少し離れたこの場所は、俺としても居心地が良かった。 バスに乗り込む前のように、貴方は他の人達の中で笑っているのもとても似合うと思うが――こうして二人で話してくれる時の貴方は、勿論もっと好きだから。
いただきますと手を合わせて、まず最初に頂いたのは勿論貴方に貰ったスープ。 作りたてよりも少しだけ冷めてしまったそれは、しかし猫舌の俺には丁度よくて、とろりとしたその仄かな甘さに思わず頬が緩んだ。]
(64) 2015/11/23(Mon) 15時半頃
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………美味しい。 その、……料理は結構、するのか。
[自然と口から零れた感想に肩を竦めつつも、暖かなカップを持つ貴方の両手に視線を向けて。 そもそも初めてなのなら作り方も知らないだろうから、何度か作った事はあるのだろうか、なんて。 少しでも貴方の事を知りたいと、そんな下心と共に探りを入れるように。
スープを置いて、今度はまた美味しそうな匂いを放つハンバーグ>>449へとナイフを入れる。 途端にじわりと滲む肉汁に食欲をそそられながらも、一口口に含み頷いて、もう一口切り分けた所で掛かった声>>456に、思わずフォークを取り落としそうになった。]
(65) 2015/11/23(Mon) 15時半頃
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――……え?
あ、……あぁ、いい、が。……どうぞ。
[貴方の言葉に真っ先に浮かんだのは、俺の差し出したフォークをぱくりと咥える貴方の姿――所謂、"あーん♡" というやつで。 冷静になって考えてみれば、そんな事はありはしないと分かるはずだが、こと貴方の事となれば判断力も思考力も著しく低下するもの。
……本当にそれを、求められているのだろうか。 いやしかし、考え難いとは言え他にどうやって渡せば良いのか――ぐるぐると思考を回しながらも、結局は覚悟を決めてフォークを差し出してみたのだが。
けれど凄まじい緊張と共に差し出したフォークは、次の瞬間貴方の手の中で。 当たり前と言えば当たり前だ、よく考えなくとも別に俺からフォークを貰ってそのまま食べれば良いだけの事なのだから。]
(66) 2015/11/23(Mon) 15時半頃
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…………。結構いけてる。 今日の夕飯は、思いの外豪華になったし後でもう一度礼を言っておこう。
[残念なような、ホッとしたような、そして自分の勘違いが恥ずかしいような。若干の居た堪れなさにそっと視線を横へとずらせば、いつもよりも少しだけ早口にそんな事を口にする。
変に、思われただろうか。 たかだかフォークを渡すだけで、ああも緊張した俺の様子を見て、貴方は怪訝に思ってしまっただろうか――あぁ、でも。 さっきまで俺の口の中にあったフォークを含む貴方の唇は、何だか妙に艶かしくて……見て、いられない。]
――……そ、ういえば。 その、ピアス。いつもしているが……逆には、開けないのか。
[こんな時は、話題を変えるに限る。貴方がフォークを返したのならば、それを受け取り、何方にせよ貴方に貰ったスープをまた少し口へと含みながら……が。
"右耳の片ピアスはゲイのしるし"。 藁をもすがるような気持ちで色々と調べた時に出てきたその情報が不意に頭に浮かんだのなら、含んだスープが危うく気管に入るところだったけれど。]
(67) 2015/11/23(Mon) 15時半頃
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[熱くはなく、けれど程よく暖かなスープを口に運びつつ。 緩やかに立ち上る湯気で白む視界の中で、貴方もまた同じ様にスープを口にする>>82のを捉えて。 例え惚れた色眼鏡があったとしても、ほろ甘いこのスープはこんなにも美味しいのに。 自分が用意できるのはただの味気ない握り飯がひとつだけだと、その事実が少しだけ切ない。]
そう、か。 ……勿体無いな。美味しいのに。
[一人暮らしだから、相手も居ないのだと。 そう零す貴方に対してのこの言葉は、"友人" としてはまだセーフ……だ、ろうか。
"今は 食べさせる相手 は居ないんだな" ――貴方の口ぶりから、特定の相手はいなさそうだと。 滲む安堵の色は、曇る眼鏡の奥に隠そう。 ……例え特定の相手が居ないとしても、俺がその位置になれる訳ではないのだから。]
(102) 2015/11/23(Mon) 20時半頃
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――……ぁ、…あぁ。
………、 ( 変態か、俺は。)
[けれど、渡したフォークの先端を拭う貴方>>83を見れば、ついつい声が上ずってしまう。 ――いや、だからと言ってそこで"そのままでいい"なんてそんな事が言える訳もなく。 そもそもそんな事で何故こんなにも残念に思うのだと、彼の口にした食器が拭かれるのがそんなに嫌かと。 そんなの好きな相手のリコーダーを舐める変態と同レベルだ、と軽い自己嫌悪に陥りつつ、渡されたフォークを受け取った。
寧ろこちらの方こそ、拭いてから食器を使うべきだったのかもしれない。 男同士だし、そういう事は元々あまり気にしない方だから失念していたが――貴方は、気にする方なのだろうか。 いやしかし、だとすれば特に嫌な素振りも見せずにフォークを口には含まないだろう。 となれば考えられるのは……あぁ、また変な反応をしてしまったのかと、自分の対応に反省して。
手の中にあるのは、彼の温もりが残るものの先は綺麗に拭われたフォーク――]
(103) 2015/11/23(Mon) 20時半頃
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( ――だから、俺は変態か!我ながら、…流石に気持ち悪いぞ。 )
[自分に対して胸中で舌打ちを落としつつ、これ以上気不味くはなりたくないとさっと話題を変えてみて。 唐突な話題の転換に少し驚かせたかもしれないと背を冷やしつつも、貴方のその白い指先が紫の石に触れる様>>85は、簡単に俺の意識を奪っていく。
けれど、貴方の口から語られる理由は俺にとって都合の良い理由なんかじゃあなく……あぁ、そんなの当然だろうと、落胆してから毒吐いた。]
ピアスって、そんなに痛いのか。 医者も、別に付けてる奴は付けてるよ。俺は……そうだな、興味が無くは無いんだが、その。
……あまり、似合わなさそうだろう?
[俯向く視線に、曖昧な表情に。変える話題を間違えたかとハンバーグを飲み下しながら息を詰めるけれど、ここでうまく話題を変えられるほどの話術は自分には、無い。
ライスの最後の一口を飲み込めば、また少し温度の下がったスープを手に取り視線を俯かせ。 チラリと貴方の方を見ながら、苦笑と共に自分の耳たぶを引っ張ってみれば、貴方は頷いただろうか、それとも。]
(104) 2015/11/23(Mon) 20時半頃
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[自分でも、あまり派手な風貌でないことは自覚しているから。 ――貴方のその紫のピアスが羨ましくて、開けてみようかと一度似たものを買うだけ買った事があるのは、貴方には内緒なのだけれど。]
………、そろそろ行こうか。 あまり深夜になるのも何だしな――あ、それ持って行くよ。
[そうして貴方の手の中のスープが空になったのを確認すれば、立ち上がりがてら手を差し出してそのカップを受け取ろうと。 渡してくれたのならば、自分の分の食器と合わせて手早くそれを洗ってしまう事にしよう。]*
(105) 2015/11/23(Mon) 20時半頃
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― → 森の中へ ―
[立ち上がってから、貴方とは何か言葉を交わしたろうか。 貴方が引き止めるのならばきっとそれには従っただろうが、食堂に用が無くなれば二人でそのまま森の中に向かっていく。
夜の森は暗いものの、星と月の光のお陰で辺りが見えなくなるという事も無さそうで。 腕に付けたバンドの光を確認しながら、貴方もバンドを付けているのならその光に目を細めもしただろう。]
はぐれないようにしないと――居るかな、スノウフェアリー。 ………ゲイリーは、前回のツアーにも参加したんだっけ?
[本当は、"はぐれないように" と言う口実を持って手でも繋ぎたかったのだけれど。 しかし先程部屋の中で、手を握ってしまったばかりだから、またも握る勇気は持てずに。
だから代わりに、並ぶ貴方との距離を少しだけ、詰めて。 そう言えばいつからこの団体に所属しているのだろうかと、そんな問いを口にしてみた。]
(106) 2015/11/23(Mon) 20時半頃
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/* あああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああ;;;;;;;;;;;;;;;うで;;;;;;;;;;うで;;;;;;;;;;ねえかわいい;;;;;暗いところ苦手なのなえ;;;;;ねえ;;;;;あああああああああああああ てかさあほんとさあ足揺らしたりとかそういうちょっとした仕草本当にかわいいんだよなあああああああああすき。。。。すき。。。。。俺の想い人まじかわいすぎない。。。
(-45) 2015/11/23(Mon) 22時頃
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[暗い森の中を歩きながら、貴方との距離の近さを再認識。 こんなにも長い時間を、こんなにも近い距離で過ごしたのは初めてだったから、やはり緊張は消えないままで。
ちらり、闇に紛れて貴方の方を盗み見るも、その右耳に光る石はこの暗闇では見えはしない。 "似合わなくはない"、そう言ってくれた貴方の言葉>>119は素直に嬉しかったが、それでもきっと貴方ほどは似合わないのだろうと思う。]
( ………、他意なんて、ある筈がない。そんな事くらい、分かってる )
[開けるときは手伝うという貴方の提案には、食堂では苦笑と共に "勇気が出たらその時はお願いしたい" と、そう返したけれど。 その言葉の前に付くのは、"痛みに対する" ではなくて――"貴方に触れられる勇気が出たら"。
貴方のその距離には、いつもいつも戸惑わせられる。 人懐っこさに救われる時も多いけれど、そうして無防備に距離を詰められてしまったら、その度にどんな反応をすれば良いのかが分からなくなるんだ。]
(210) 2015/11/24(Tue) 00時半頃
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[社交辞令な事は分かっているのに。 それ以上の意味なんてないと、……実際にもしも頼んでしまえば、逆に困らせる事になってしまうと。 それでも、あぁ。白状しよう、貴方にそう言われて浮かんだ光景は、俺の耳にその綺麗な指先で触れてくれる貴方の姿だったんだ。]
四年前……そうなのか。 顔見知りも多いみたいだから、結構長いんだと思ってた。
[そんな事をぼんやりと考えていたからだろう、ふと向けた疑問への返答>>123には、思った事がそのまま出てしまう。 実際に顔見知りが多いか否かは分からないが、貴方の事はどうしても目で追いかけてしまうから、……他の人と話す姿はより印象に残っているというだけで。
聞きようによっては嫌味とも取れるような言い方になってしまったから、しまったと軽く目を見開くけれど。 この暗闇の中ではきっと見えはしないだろうと密かに息を吐いていれば、揺れる木々の音に続いて腕に感じた体温>>123に、今度こそ貴方の方を向いて瞠目してしまった。]
(211) 2015/11/24(Tue) 00時半頃
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…………。
気持ち悪いだなんて、…そんな。 これなら逸れないだろうし、丁度いい。
[言葉だけは平静を装っているが、胸中まではそうはいかない。 緊張に震えそうになる腕を律しながら、貴方の方へと腕を押し付ければ体温を感じる範囲はまた更に広がって。
――本当に、これは夢なんじゃあないだろうか。 だってあまりにも話が出来すぎている。 貴方と一緒にこうしてこのイベントに参加出来て、その上部屋も同じで、しかも今はこうして貴方に腕を組まれているなんて。 本日何度目かのその疑問に貴方から遠い方の腕で隠れて足を抓れば、ちゃんと襲ってきた痛みに眉が下がった。]
(212) 2015/11/24(Tue) 00時半頃
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……それじゃあお化け屋敷なんかは、苦手なのかな。 こうしていれば……平気、か。
でもそんなに、スノウフェアリーが気になった?
[貴方が暗闇を苦手とする理由までは分からないが、けれど暗い所が苦手だと腕を取ってくる貴方>>124が可愛らしくて、可愛らしくて。 ともすれば抱き締めにかかりそうな腕を我慢するのは苦労させられながらも、少しだけ機嫌の上がった雰囲気は貴方にはばれてしまっただろうか。
そう、言うなれば "テンションが上がっていた" から。 いつもよりかは幾分か饒舌になりながら、常では考えられない行動を――組んだ手の先、手のひらで貴方の指先を握る。]
(213) 2015/11/24(Tue) 00時半頃
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………、また冷えると、いけないから。 新しいカイロを持って来たんだ。
[そうして、少しの間躊躇った後に。 言い訳やら口実やらを並べたのなら、握った手を引いて、貴方の手ごとそのまま自分のコートのポケットに仕舞い込む。
手袋をしている貴方の手は、そう簡単には冷えないかもしれないけれど。 けれど、ほら。ポケットの中のカイロはきっと、手袋越しでも貴方の手を温めてくれる筈だから。
――どう見てもこんなのは、"友人" の距離じゃあない。 それは分かっているし、危うさだって勿論感じているのに、それでもこの手を離せないのは……もっと距離を詰めてしまうのは、どうしてなのだろう。
貴方を思う気持ちと、そして不安と。 それらに震える息を吐いたのならば、流石に嫌がられてしまうだろうかとちらりと貴方の顔を伺って。
……その時、不意に。 貴方の薄い色の髪の周りに、青白い光が一筋舞った気がした。]
(214) 2015/11/24(Tue) 00時半頃
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/* んんんヒュー君切ないね。。。むねがいたいね。。。ここからどうなるんだろうどきどきする
(-80) 2015/11/24(Tue) 00時半頃
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/* なんつかな、なんつかな、メモで地味に呼び捨てなのが死ぬんだよいやいつも呼び捨てなの知ってるけど!!!!!好きな人はのところは先生つけてるのに!!!
(-107) 2015/11/24(Tue) 21時半頃
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[俺の言い方に不快な思いをさせてしまわないかと危惧するも、暗い森の中で聞こえる貴方の声には、恐れていたような雰囲気は滲んでいない。 その事には安堵するも、隣で身体を縮こめる貴方の姿を見れば湧き出て来るのは小さな疑問で――まぁそれも、更に近づいた距離があっさりと解消してくれたけれど。
断った方が良いのだと、そんな意見が頭に浮かぶ。 だって今ここで貴方とそんなにも近い距離で触れ合って、俺は平気でいられるのか。いつも通りに貴方と話す事が出来るのか――ともすれば、気持ちが透けてはしまわないかと。
……自信は、正直な所全く無かった。 だが、暗い所が苦手だという貴方がこうして腕を取って来たのだ。何だか頼られているようで、悪い気はしない……いいや、不謹慎だと分かっているが良い気しか、しない。
あぁ、しかし。気が乗るとついつい羽目を外してしまうのは、本当に悪い癖だ。 ご迷惑を、と本日何度目かの謝罪>>234を聞きつつ、謝るのは此方の方だとこの邪な気持ちを胸の中だけで詫びながら。 意図せず口調を柔らかいものにして、握った指は次の瞬間後悔しそうになってしまうも、そこで止められるなら最初からそんな事はしていない。]
(318) 2015/11/24(Tue) 23時半頃
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[……特別仲の良い人はあまり居ないと、貴方はさっき言った>>233けれど。 もしもこの腕が嫌がられてないのなら、俺もそのあまり居ないと言う "特別仲の良い人" の中に、入れてもらえているのだろうか――あぁ、流石にこれは夢を見過ぎかな。]
………、何だか意外なような、イメージ通りなような。 もしも暗さじゃあなく "お化け" の方が苦手なのなら、日本のには行かない方がいい。
[茶化すつもりは無かったのだが、貴方のその様子に少しだけ悪戯心が顔を出して。 ついついそんな事を言ってしまったから、最後に一言、小さな謝罪は付け加えておこう。
それにしても、今の貴方の姿は何と言うか本当に庇護欲と嗜虐心が唆られるものだ。 相手が貴方で無ければ、きっと揶揄の一つも飛ばしていようが――でも、貴方で無ければ。 腕を貸す事も渋っただろうし、きっと手なんて握ってはいないし、そもそもこんなにも気分が上がってもいない。 暗い中を進む程にスノウフェアリーが気になったと頷く貴方に苦笑を漏らしつつも、貴方らしいと納得もしたりして。]
(319) 2015/11/24(Tue) 23時半頃
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[貴方が、念願のスノウフェアリーを見られるのなら。 その為に俺が出来る事は何だってしてみせよう……こうして腕を組めば貴方の恐怖が薄れるのなら、いくらでも。
――けれど、どうやら少しばかりやり過ぎてしまったらしい。 貴方の手ごと黒いコートのポケットに突っ込めば、隣から上がったのは戸惑いに満ちたような声>>236で。 浮かれた気分も、続いたのはその時まで。 流石にこれはまずかったかとハッとしつつも、しかし一度握ってしまったからには此処から離すのも……気不味いじゃあないか。]
(321) 2015/11/24(Tue) 23時半頃
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――……あぁ、その、…何だ。 手袋、そう手袋を忘れて。……こうしてくれる、と。俺が暖かくて、冷えずに済むから……助かる。
[咄嗟にもう一つ付け足した理由は、我ながら何とも狡いもの。 ……この理由ならば、優しい貴方はきっと手を振り払わずに居てくれるんじゃあないかという、汚い汚い打算。
ポケットに突っ込んだ手が、熱い。 手袋越しても、――だからこそ余計に貴方の手の形が分かって、緊張と不安とで心臓はまるで早鐘のように。
その戸惑いは、やっぱり俺のこの手が気味が悪いと思ったからだろうか。 貴方に嫌われるのは、とても怖い。 あなたと話せなくなるのも、貴方に距離を置かれるのも。 考えるだけで、こんなにも死にたくなるというのに。]
(323) 2015/11/24(Tue) 23時半頃
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[ もう、そんな恐怖では抑えつけるのが困難な程に。 貴方に触れたいという欲は、唯々肥大していくばかりで。]
(-127) 2015/11/24(Tue) 23時半頃
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――……〜〜〜〜ッ!?
[けれど、とは言っても貴方の方から詰められる距離には欠片も耐性なんてありはしないから。 ふわりと一筋、青白い光が舞ったと思えば、次の瞬間俺の身体に回された腕>>237に上げかかった悲鳴を何とか飲み下す。
貴方の謝罪はお決まりとは言え、貴方のその腕も距離も全くもってお決まりとは程遠いから。 "こちらこそ"、その五文字が声にならなくて、ぱくぱくと口を開閉させればこくりと一つ頷く事しか出来なかった。
――あぁ、でも一体どういうつもりなんだろう。 暗闇が苦手という貴方が、スノウフェアリーに驚いたのだという事は何とか理解出来たけれど。 でもそれなら……どうして距離を離さない?
近づき過ぎた貴方の身体は僅かにこわばっているようだから、もしかすると怖いのだろうか。 けれど、だからと言って。男が男に抱きついたまま距離を離さないなんて、"そっちの気" がある訳でも無いのだから。
あぁでも確か、特別なスノウフェアリーは恋を叶えてくれるのだったか。いや、決してまだ叶えられてはないのだが。 周りに見えるのは金色ではなく、青白い光ばかりだけれど――何だかもう、このまま死んでも本望だとすら思えた。]
(325) 2015/11/24(Tue) 23時半頃
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( ………抱き締めるぞ、あんまりそんな……距離が、近いと。)
[尚も離れない貴方の距離に頭の中で毒吐けば、頭を抱えたくなるのを何とか何とか堪える。 あぁ、その背にその腰に、この腕を回して貴方のその身体を抱き締めることが出来たなら。 力の限り抱き締めて、貴方の名を呼び、そしてこの想いを打ち明ける事が出来たなら―― "貴方が好きだ" と、そう言えたなら。
何度もなんども、頭の中で夢見たワンシーン。 意を決して告白すれば、腕の中の貴方は少しはにかんだ顔で、"僕もです" とそう言ってくれる。 ……けれどそれは、ただの俺の妄想でしかない。 現実はきっとそうじゃあない。貴方はきっと妄想の中のような顔はしないし、肯定ではなく拒絶の言葉を吐くに違いないんだ。]
(326) 2015/11/24(Tue) 23時半頃
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ね、がいごと? ……えぇと、それは。
( もう、今日だけで叶いすぎていて、…でも )
――……内緒。
[距離の事を言おうか言うまいか、悩みに悩んでいたのなら、貴方から唐突に飛んできた言葉に声が半分裏返る。 距離とそして質問のせいで不自然になってしまった声に嘆息しつつも、仕切り直しとばかりに咳払いを一つ落として指を立てては唇へと当て、何とか体裁を保とうとするが果たしてうまくいっただろうか。
願い事は、最初から決めてある。 絶対に叶う筈がない恋を、最後に一度願ってみようと。 ……でも、貴方と共にスノウフェアリーを見たいだとか。貴方の手を、握ってみたいだとか。 そんな願いはもう、叶ってしまったから――無駄だとわかりつつも、期待してしまうのは止められない。
あぁ、しかし。 この距離は嬉しくはあるのだが、色々と少々……辛いものも、あるから。]
(327) 2015/11/24(Tue) 23時半頃
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綺麗だ、な。スノウフェアリー。資料よりもずっと。
( ――貴方と一緒だから、もっと )
………それにしても、…ゲイリー。 怖いのは良いんだが、俺がもしゲイなら襲われててもおかしくない距離だぞ。
[ "だからそろそろ、限界なんだ"――そんな心の悲鳴は秘めたまま、出来るだけ軽い、戯けた口調で軽口を投げて。 自分から距離を離す勇気なんて、ありはしないから。 だからこうして貴方の方から距離を取るように仕向けてみれば、貴方はその思惑通りにいってはくれただろうか。
……しかし、今日の俺の行動でこの軽口は、少し早まったかもしれない。 きっと離されてしまうだろう距離を今から残念に思いつつも、今度こそ誤解されて予定よりも距離を取られてしまいそうだと、先とは打って変って沈む心地に息を吐いた。]
(328) 2015/11/24(Tue) 23時半頃
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