175 両片想い薔薇村〜Cor Leonis
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[食事の前。 ジェームスを探しに行ったのはミロだった。
探して呼ぼうか否かと迷っていたところ、ジャニスの声(>>1:387)に咄嗟に頷いてしまったのが原因。さらに言えば「行く?」と問われて行きたいと思ったのが理由。短い問いかけに、少し驚き、頷いた後にジャニスの顔を見つめて短い間に何度も瞬いた。
「いってきます」とかけた声は、困ったふうな表情が滲み出ている。ミロにしては珍しく、自覚がないほどに自然な感情の発露だった。]
――食事の支度が整いました。 どうぞ、食堂へ。
[屋内を歩きまわり、最終的に彼が滞在する部屋(>>1:386)の扉を叩きながら、そっと声をかける。ジェームスの反応がどうあれ、買い出しなんて珍しいことをしたらしい彼にまずは「おつかれさまでした」を。一体、どんな顔をしてマーケットで買い物をしたのか……想像すると、少し笑えた。
これも、自覚がなく自然な笑みだった。*]
(2) 2015/11/14(Sat) 01時頃
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―食事―
ん。ん。……からい。
[食文化は国によってまちまち。ミロが生まれ育った国では、辛いカレーはあまり食べない。辛さに弱く、さらには猫舌。最近流行りの「ラーメン」も、フォークとスプーンを使って冷ましながら食べる国だ。ミロも、例に漏れず、猫舌で。カレーを冷ましながらのんびり食べた。
時間をかけても皿をからにしたのは言わずもがな、美味かったからである。やや浮かない顔で食事を進めたのは言わずもがな、ジェームスが頑なにこちらを見ないからである。
ミロはジェームスをよく見た。]
片付けが済んだら、行きましょうか。
[席を立ち、観測に持っていく温かい飲み物を用意しはじめるまで。周りに礼を述べて食事を進めるジェームスを何度も見た。が、視線は一度も合わなかった。**]
(4) 2015/11/14(Sat) 01時半頃
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経験はあります。 異国料理の店も近頃は増えましたし、 ――NOODLEも、流行ってますよ。
[ヒューに舌を心配(>>75)されて。パキスタンカレーの店には行ったことがあると話す。しかしどちらかと言えば、異国料理なら日本食の薄味を好み、辛さに容赦無い本場カレーに比べれば今晩のカレーはずいぶん食べやすかった。味わいが優しいのが良い。
かつての旅で大量に茹でたパスタがいかに素っ気ない味だったか、缶詰のソースには情緒がなかったか……なんてことも話しながらの食事。ゆっくりと、のんびりと。
デザートまでたいらげ、それぞれの皿のシェフに「ありがとう」を伝えてから席を立った。最後に見やったジェームスも、やはりこちらを見やしない。――食前、部屋を訪ねた際に見た穏やかな表情は、きっとこちらへ向けられることはないのだと思った。
ミロは知っている。 彼が甘い顔つきで甘く呼ぶ「彼女」の存在を。 別に「彼女」になりたいわけではないが。
溜息を吐き、夜のため紅茶の支度をする。*]
(117) 2015/11/14(Sat) 22時半頃
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―流星群―
[保温ポットに、紅茶と珈琲。湯で溶かせば飲める飲み物の用意をひとそろえ。大人ばかりだからと、シャブリとシャンパンを一本ずつ……これは管理人・レオナルドに頼んで地元で買っておいてもらったもの。さすがにワインボトルを担いで来たわけじゃない。
紅茶の缶は、缶のまま持っていく。 簡易なカップとは別に、ティーカップも一組。
寝袋や毛布は、イスルギと手分けして運んだり。他の誰かの手を借りたり。ライトや懐中電灯もあるだけ持ち出し、いざ望遠鏡を据えた観測地点へと。ここでもミロは大荷物を背負い抱えて、物音を引き連れて歩く。]
――よく見えますね。 晴れてよかった。
……は、
[独りごち、見上げた空一面の星に向かって息を吐く。いたずらに吐いた息はすっかり白く、ふわりと溶けて澄んだ夜に散った。流星群を迎えるにふさわしい、良い夜だ。]
(126) 2015/11/14(Sat) 23時頃
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ふらふら歩くと、危険です。 ついでに言うなら、少し寒そうだ。 ――……こちらへ。一緒にどうぞ。
[コテージと観測地点との間の往復を何度か。毛布など嵩張る荷物を持っていない、三度目の往路。やや頼りなげな装備で経つジェームス(>>124)を見つけて、捕まえる。 実際、肩を掴んで。
そして提げたライトに灯りを点けて照らすのは、ジェームスの足元。街から離れた山間の夜は、思うよりずっと深い。短い距離でも用心を。拒まれなければ、彼をそのまま観測地点まで導くつもりだ。ミロが荷物を置いた場所なら、毛布もあるし温かい飲み物もある。]
(129) 2015/11/14(Sat) 23時頃
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助かります。 もちろん、“コレ”も用意してもらいました。
[用意周到な観測準備の合間。手伝いを申し出てくれたヴェラ(>>140)と話をしながら、荷物を運んだ。二度目の往復を共にして。荷物を広げる際、バス内で彼が見せた仕草(>>0:287)を真似た。ミロが傾けたのは、透明なワイングラスだったが。示すのは、ワインとシャンパンの瓶。
その後も、少し話を続けて。]
昔……33年前の獅子座流星雨の再現映像を見ました。 いつか本物を見られる日を楽しみにしていた事さえ、 この会の話を聞くまで忘れてましたけど。
――あの頃、30代の自分なんて想像出来なかった。
[おおよそはバスの中での話を起点とした、年齢の話。周囲でおもいおもい準備している若者たちを緩やかに見回しながら。その視線は、終いにジェームスの上で止まり。ヴェラとはそこで別れることになったんだったか。最後に「乾杯」と、もう一度、杯を傾ける仕草を向けて。離れる彼を見送った。]
(159) 2015/11/15(Sun) 00時頃
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[掴んだ肩を、トン……と叩き。 先へ進もうと促した。
構えたライトはジェームスに安定した途を示し、ふたり並んで光を追って短い距離を歩く。ジェームスのやけに素直な感想(>>147)に静かに口元に笑みを浮かべるミロは、足元ばかりを見つめて進んだ。]
ええ。都市の夜とは、密度が違います。
テンペルタットルの周期にかち合えば、 嵐のような流星の雨を見られるのですが―― 次は2034年だったかな。
それでも……今夜の空は綺麗ですよ。
[天体観測は好きだが、知識は浅い。 星の正体より、星空の画に圧倒されるのが好き。 しかし選んだ話題は無難に星についてのあれこれだった。
話す間に溢れる呼気も、白い靄になり後ろへ流れていく。寒い夜だ。ふと傍らのジェームスに目を向けると、寒そうな首筋が目立って見えた。「寒そうだ」と改めて指摘し、観測地点に着いたらまず、ポットに注いで持ってきた紅茶をふるまう。おそらくジェームスが淹れるものより少し渋く、安っぽい茶葉の香りが立つ、素人仕事の一杯。]
(169) 2015/11/15(Sun) 00時頃
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/* テンペルタットル彗星って、語感が最高に良い。 ……ってだけで、星とかまったく詳しくない。 wiki先生頼りです❤(ӦvӦ。)
(-60) 2015/11/15(Sun) 00時頃
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好きなんです。
[星が。
観測地点、飲み物を出せる場所に寝袋を広げ、ジェームスにそこへ座るよう示した。先程触れた肩を見下ろし、薄手の毛布一枚をかけてやりながら。これは、コテージから運び出したものではなく、ミロの私物。軽装備で来るだろうジェームスのために買ったものだ。
そして差し出した紅茶は、香りも薄いし色も薄い。自分でもわかる、お世辞にも美味しそうには思えない紅茶だ。珈琲ばかり飲んできた舌も、一年かけてジェームスが淹れた紅茶を振る舞われていれば学習する。今はわかる。丁寧に淹れられた紅茶の艶やかな香りや、味わいのおもしろさが。]
(196) 2015/11/15(Sun) 01時頃
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ええ。 あまり上手くは淹れられませんでした。 ――ですので、
[次いで差し出すのは、熱湯だけを入れたポット、紅茶の缶、ティーカップ、小さな茶器一式。二杯分くらいならここでも紅茶を出せるだろう装備一式。
この旅ではじめて見るジェームスの笑顔。 明るい星空より先に、彼の顔を目に焼き付けた。焼き付けながら「僕は、あなたが淹れたお茶が飲みたい」と一言。**]
(197) 2015/11/15(Sun) 01時頃
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[30代の自分は「もっと大人になっていると」思っていた。 支度をしながらヴェラと交わした会話(>>208)を思い返し、立ち上る薄い紅茶の香りで鼻孔を満たながら密かに頷く。大人とはどういうことだろうか。
――10代の頃「大人」は強く、傷つかず、常に正しいことをするものだと信じていた。幸い、まっとうな大人に囲まれ育ったおかげで。学生とも気さくに話し、自然に支えの手を伸ばせるように見えるヴェラに、ミロはなりたかった「大人」の姿を見ていた。彼の仕事も、素晴らしいものだと感心している。
自分はというと。ジェームスの機嫌が下降する様子(>>229)にさえ、平淡な表情の下で密かに焦りを感じる程、弱く。それでも笑ってくれる彼に、ああよかったと胸を撫で下ろして喜ぶ程、単純で愚かだ。]
少し、練習はしてきたのですが。 蒸らす時間の加減がわからないんです。 月末までには、もう少しうまくなります。
[月末――そろそろご決断をと催促の電話をしたのは今月頭。前向きには進んでいた商談を、先へ進めて欲しいという懇願であり、それが叶わないなら諦めると決まった覚悟の表明。開発にかけられる経費は一年分が限度だと半年前にも軽く伝えていた。]
(243) 2015/11/15(Sun) 09時半頃
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ええ、はい。見たくて。
好きなんです。 紅茶を淹れる時の、ジェームスさんの手が。 丁寧で、正確で。
[言えれば良いのに。 仕事の関係が途切れても、個人的な付き合いは続けたい、と。こうして同じ同好会に属せているなら、たとえば来年のしし座流星群も一緒に見に来ましょうと。そうできないのは、弱さが故。
期待したくない。 希望を持ちたくない。 その先にあるだろう、失望と絶望を恐れて。
ジェームスの手元を照らし、余計な口は挟まずにカップに紅茶が満ちるまでを見つめた。**]
(244) 2015/11/15(Sun) 09時半頃
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企業秘密なのかと。 次にお会いした時、僕が上達していなかったら、 どうかご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
[少なくとも、次の機会はある。
Crépuscule SARLはイングラム社との商談成功率を、五分五分と見ている。細部に宿る女神を信じるクレパスキュールのロマン主義と、間違いなく利潤を上げられる商品を流通させるイングラムのノウハウが、うまく噛みあう点が見つかる可能性も、五分五分。賽は投げ、イングラムの決定を待っている段階。ミロ個人が、担当者・ジェームスを接待して気を引いておく意味は、十二分にある状況。
だが、ご機嫌取りのつもりはない。 堅苦しい言葉選びにもどこか寛いだ響きがある。]
(271) 2015/11/15(Sun) 20時頃
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――アーリーモーニングティーの習慣は、 今でも生きていますか?
[好ましい相手の声がつくる「好き」の響きは、対象が何であれ、特別なものに思える。良くも悪くも。今は良いほうの意味で、特別だ。まさか好意の先に自分が居るのかもしれないなんて大それた期待は、しない。そんなわけはないし、しないのが当然だし。するべきじゃない。出来ない。
疼く心にしつこく釘をさして。 話題の中心にある紅茶についての質問をひとつ。 朝、ベッドまでお茶を運ぶ必要があるなら、そうしようと思う。「まずい」紅茶しか出せないが、無いより良いと思ってくれるなら尽くそう。
見返りは期待しない、好意の行為を注ぎたい。 臆病な片恋は、今は、それだけで満たされる。
この旅の間だけ。この旅が終わるまで。 喜ばしくも恐ろしい、最後に一度だけの好機。
――そんな考えはひた隠し、息をついて微笑んだ。]
(272) 2015/11/15(Sun) 20時頃
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[ゴールデンドロップが、ライトの光を受けて輝く。 夜空で輝く星の連なりにも負けず、美しく。
黄金の一滴がみせた輝きを閉じ込めたくて、手元のライトを切ってしまう。紅茶の香り漂う暗がりに二人して沈み、長い瞬きで、目蓋裏に焼き付いた光を愛する。ライトの名残で明滅する視野にあっても、欲した光の記憶は鮮明だ。
再び開く目は、やっと星を見た。]
僕が。あなたに。 淹れて、お持ちします。 味の保証はしかねますが……良ければ。
[ジェームスの国では、夫婦の朝の習慣だと聞いたことがある。もともとはメイドが主人に運ぶ朝の紅茶を指した習慣だったとも聞く。後者の意味で捉えられれば、きっと、そんなに、欲深い申し出だとは思われまい。
――彼が許してくれるなら。 こんな機会はもうないのかもしれないのだから。]
(298) 2015/11/15(Sun) 22時半頃
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[カップ一杯分の紅茶は、すぐに無くなってしまう。 温かさに甘えるようにゆっくり飲んでいたのに。
一杯ずつの紅茶を飲み切るまではその場で並んで座り、ミロは夜空を見上げていた。流星群の放射点を見つめ、最初に見つけた流星に「あ」と短い声を上げた。ジェームスの顔へ視線を落とさなかったのは、流星を一緒に見ているのだと堅く信じたかったからかもしれない。
――願いは、
ふたつめ、みっつめ、星は流れて降り注ぐ。 本当の願い事は……やはり胸の内でも明白には出来ない。 願ってしまったら、期待してしまうもの。]
……毛布は差し上げます。 どうか、楽しんで。
[それなら願い事は、これひとつきり。どうか。
空のカップをその場に残し、ミロは立ち上がる。 ジェームスの肩にかけた毛布に手を掛け、首筋を冷やさないようにと改めてその身を包み直してやってから。気づかう仕草ついでに彼の首をなぞったミロの不埒な指先は、紅茶のおかげできっと温かい。*]
(299) 2015/11/15(Sun) 22時半頃
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/* ねえなんでここでちゅーとかしちゃだめなの!!?? ここはちゅーする場面だよ!!??
みたいなことを思いながら、 毛布かけなおすだけに留めるもどかしさな。 片思い、最高。
(-95) 2015/11/15(Sun) 22時半頃
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/* チョコ配布してるジャニスめためたかわいいな。
(-100) 2015/11/15(Sun) 23時頃
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/* ジェームスかわいいかわいいしたい べったべたにあまやかしたいかわいいかわいいしたい おほしさまに「ジェームスとセッ○ス!!」ってお願いしたい おほしさまに!!!!お願い!!!!
ミロさんの心境、だいたい、こう。
そりゃト書きにも書けない。
(-109) 2015/11/15(Sun) 23時半頃
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