人狼議事


165 ― 明後日からの手紙 ―

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保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2015/07/16(Thu) 01時頃


【独】 保安技師 ナユタ

/*
いうかいうまいか迷ったけど
こういう村だし一応、ねっ

ちな普通に地球に帰るだけっす……
エピったらちゃっかりまた月に戻る

(-1) 2015/07/16(Thu) 01時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

 
 
……っかしーなー
確かに昨日送信したはずなのに……


[だいぶ襟足の伸びた後ろ髪をぐしゃりとかき混ぜながら、
コントロールパネルを操作していく。
定時報告が届いていないと本部から通達が合って、
安否確認のアラートに起こされたのは数時間前のこと。]


ほら、履歴だってちゃんと残って――…ん?


[ふと、指の動きが止まる。
送信済フォルダの一番上には、宛先に全く覚えのないアドレス。]

(13) 2015/07/16(Thu) 15時半頃

【独】 保安技師 ナユタ

/*
…………ポーラから届いたお花は
昨日返信していいやつだったんじゃないですかーね!!!

ってことをログ読み返した今気づいて土下座

(-11) 2015/07/16(Thu) 15時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

 
 
…………げっ。やっちまった
 
 
[どうやら誤送信してしまったらしい。
機密情報に関わるものはあったかどうか、慌てて内容を確認する。
幸い、ここ数日は大きなトラブルもなかったし、
サイバーテロだとか何らかの脅威に繋がるものはなかった。

ひとまず安堵して、改めて本部にメールを送信する。
今度は宛先を2回確認したし、間違いない。

画面上を飛び去る紙ヒコーキを、
いつになく神妙な面持ちで見送れば

ほどなく、逆の動作で紙ヒコーキが飛んできた。]

(14) 2015/07/16(Thu) 16時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[ナユタが送るものと違って、
本部からの業務連絡メールは毎日定時に届いている。
この時間に何か、送信されることは極めて稀だ。

他にも何か、ミスを犯してしまったか。
それとも送信エラーで戻ってきたか。

ほんの少しだけ不安に胸をざわつかせながら、
紙ヒコーキのアイコンをタップした。]**

(15) 2015/07/16(Thu) 16時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[食い入るように、
ステーション経由でナユタ宛に届いたメールを目で追う。

差出人の名前に心あたりはない。
だが綴られた内容には、覚えがある。

これは。
この仕事を初めてから待ち望んでいた、
どこの誰にともなくばら撒いたリクエストへのアンサー。]

 
うわ、綺麗だなあ……
地球? ――いや、どっか違う星からみたいだ


[添付された画像を開けば、ここではまずお目に掛かれない自然に溢れた景色が画面に広がった。
Exif情報を解析しても、該当する場所の判別がつかない。]

(50) 2015/07/16(Thu) 21時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

[何度も、何度も読み返し。
ひとまず保護をかけてからヘルメットを装着して月面に出た。

宇宙のどこかへ届いた。しかも、返事がきた。
この喜びをどう発散すればいいか解らなくて、

着任当時のようにはしゃぎながら、
だだっぴろく乾いた土地で飛び跳ね、くるりと回転する。]
 
 
……っしゃあーーーー!


[子供みたいに声をあげ、拳を振り上げると。
その手に何かが、当たった。

咄嗟に掴んだそれは、夏色の花びらで。
頼りない感触に慌てて力を緩めても間に合わず。
砕けた花弁が、宙に舞う。]

(54) 2015/07/16(Thu) 22時頃

【人】 保安技師 ナユタ

 
 
はー、きれいだなあ……って、
何でこんなとこに花が?


[科学や文明が発達して、
月面でもある程度の生活は送れるような設備は整えど、
生物が生まれ、育つような環境ではない。

一体どこから紛れたのか、尋ねても返事があるわけもなく。
辛うじて掌に残った花弁――本来はまあるい形だったのが、
今は崩れて三日月のようになってしまったそれを逃さないよう、
優しく両手に包んで再びステーション内に戻る。]

(57) 2015/07/16(Thu) 22時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[昨日姿を消した透明のカプセル。
月面の砂だとか、様々なサンプルを採取保管するためのそれに花びらを閉じ込める。

数日中に枯れてしまうだろうが、それでも。
すべて宇宙に散らすには惜しい気がしたのだ。
一見普通の花だが、もしかしたら地球上には存在しない遺伝子を含んでいるかもしれないし。]
 
 
ん? これは……なんだ?
 
 
[帰還の際に持ち帰るものをまとめたボックスを開けば、覚えのない包みが目に留まる。
まるで今、届けられたかのような厳重な梱包。
宛先は間違いなく、ここを指している。]

(61) 2015/07/16(Thu) 22時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[遠い昔。
まだ両親が生きていて、酸素ボンベでなくランドセルの重みを
両肩に感じていた頃。

枕元に置かれたクリスマスプレゼントを見つけた時のような、
逸る気持ちと期待に輝く瞳を湛えて包みを開く。

現れたのは、今のナユタにとって何よりも嬉しいギフト。
見慣れた端子をナユタ個人の端末に繋ぎ、
各種チェックとバックアップを取ってから
保存されていた音声ファイルを開く。

昨日届いた、鈴のような声とはまた違う。
滑らかなのにどこか不自然な、
たどたどしい口調で紡がれる言葉に聞き入りながら
座標を検索する。]

(68) 2015/07/16(Thu) 22時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

 
 
アンドロメダ……?
そんなとこにも人って住めるのかー
かがくのちからってすげーなぁ


[すべて聞き終える頃には、
少女の声が合成されたものだということに気づくことができた。
とても機械が発したとは思えない温かみのあるメッセージ。
でも、ひとの声を欲し求めているナユタだから解る。
――これはヒトの、声ではないと。

そしてナユタにとって機械とは、ひとのために存在するものだ。
もしかしたら届いた先にいるひとは、声が出せないのかも、
なんて一方的に、かつ勝手な想像を巡らせる。]

(73) 2015/07/16(Thu) 23時頃

【独】 保安技師 ナユタ

/*
こういう勘違いもありかな?
ありだよねってやーつ

ポーラのあれはおお、ってなった
こういうのなんていうんだっけ。かっけえなあ

(-71) 2015/07/16(Thu) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[ひとしきり感心したところで、
宛先が解るものに返事を送ろうと再び端末に目を向ければ、
新たな紙ヒコーキのアイコンが画面上を飛び回っている。

珍しいことというのは続くものなのか。
どうせなら小出しに……と昨日と同じことを考えていれば。

更に、予定外のものが現れた。
月面への着陸を報せるアラートに、慌てて外に飛び出す。
やって来たのは、予定では数日先に訪れるはずの、
交替の人員と物資を乗せた船。]

(76) 2015/07/16(Thu) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ

 
 
あ? 何しに来……ってえ!
生きてるよ、当たり前だろ!!


[出迎え一番、思いっきり背中を叩かれた。
何でも、此方からの通信が途絶えたことで
本部が慌ててひとを寄越したらしい。

問題ないことを告げれば、本来の交替の時期まで
別のステーションの補佐に向かうとのこと。

『寂しいなら、こっちに居てやろうか?』
なんてからかい混じりの声に、むきになって叫び返す。]
 
 
さささ、寂しくなんてねーし!
 
 

(78) 2015/07/16(Thu) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ

[月面ステーションは此処の他にもいくつかある。
こことちょうど真逆に位置する箇所でも、
ちょっとした機械トラブルが起きたらしい。

運ばれた物資の中から、好みの飲食物や必要な資材を
ピックアップしながら近況を報告し合い。
再び発つ船を見送って、ふとあたりを見渡せば。

きらりと光る何かが目の前を過った。
それはナユタにとって馴染み深い、USBの端子。]

(87) 2015/07/16(Thu) 23時頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2015/07/16(Thu) 23時頃


【独】 保安技師 ナユタ

/*
やばい、ペースあげねばお返事が間に合わない
ティソ大丈夫かなー!もっとお話したかった……
エピに期待、しとこ

(-88) 2015/07/16(Thu) 23時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

[手元には謎のUSBメモリ。
目の前の受信フォルダには様々な所から、
ナユタの声に応えるメッセージが集まっている。

ひとつ、ひとつ。
何度も噛みしめるように目を通し、繰り返し再生しては、
その先にある存在を、かたちを思い浮かべて。

抽斗からまた、USBメモリを取り出した。
届いた声と、言葉と、同じだけ。]

(94) 2015/07/17(Fri) 00時頃

【秘】 保安技師 ナユタ → お散歩隊長 アシモフ

ハロー、アシモフ。ナユタだよ
俺の声に応えてくれてありがとう!

アシモフはふたり? いるの?いいね
おれはひとりぼっちだから、うらやましい

これからも、もっとずっと元気でいられますように
そしてまた。アシモフの声が聴けるといいな

くだもの、何が好きか解らないから
俺のとっておきのおやつを、お裾分けしてあげる

アシモフと、アシモフは何が好き?
良かったら教えてもらえると、嬉しい

[透明なカプセルに入っていたのは、こどものような合成音声に合わせた、以前より柔らかい調子の声が詰まったUSBメモリーと。
パイナップルにマンゴー、イチゴやバナナとカラフルなフリーズドライフルーツが詰まった袋が、ふたつ。]

(-97) 2015/07/17(Fri) 00時頃

【秘】 保安技師 ナユタ → 星先案内 ポーラ

ハロー、ポーラ。
コペルニクスの、ナユタだよ
俺の声に応えてくれてありがとう

随分遠くを旅行中なんだね
航路が順調なようで何よりだ
アルバトロスならもう少し先かな
引き続き旅の無事を祈ってる

黄色く光るみっつの星……オリオンのアステリズムかな
冬の星座だ

俺が生まれるずっと前には、ベテルギウスの光が
地球にも届いていたんだって祖父から聞いたことがある

同じ時間に目にしているようで
実際はまったく違う時間に輝きを放っているかもなんて
何だかロマンチックだね

(-99) 2015/07/17(Fri) 00時半頃

【秘】 保安技師 ナユタ → 星先案内 ポーラ

おれはもう、寂しくないよ
ポーラの声が、届いたから

良かったらまた、話を聞かせてくれるとうれしいな
例えば…その、プラントから咲いた花のこととか
誰と一緒に旅行しているのか、とか

じゃあ、素敵な旅を

[『Copernicus』と印字されたUSBメモリースティック。
裏側には新たに『to ポーラ』の文字。

保存された音声ファイルを再生すれば以前よりも柔らかい声が流れる。
時々声に笑みが含まれるのは、彼女からの声を聞きながら吹き込んだから。

微かに混じった衣擦れや、物音、時折混じる静寂の間にどんな表情をしているのか、思い浮かべたせい。]

(-100) 2015/07/17(Fri) 00時半頃

【秘】 保安技師 ナユタ → 機巧忍軍 ミツボシ

ハロー、ミツボシさん。ナユタです
俺の声に応えてくれてありがとう

まさか、月で放ったメッセージが地球に届くとは思わなかった
機巧忍軍 第三旅団にはいつもお世話になってます
ちょうど昨日も、迷子になりかけてた一機の
軌道修正をお手伝いをしたところだよ

月面からは、白い雲に覆われた青い星と
まっ黒な空、大小さまざまな隕石
それから、ここよりずっとはるか遠くにあるだろう星が見える

写真や映像で見慣れているものだろうけど
肉眼で観ると、全然違うんだ
見れば見るほど、俺は、この星が好きだなって思う

旅のお手伝い、頑張って
何かトラブルがあれば遠慮なく相談して
まだしばらくは、こっちに居る予定だから

(-102) 2015/07/17(Fri) 00時半頃

【秘】 保安技師 ナユタ → 機巧忍軍 ミツボシ

[届いた先が、ナユタの知ってる機関だったのもあって。
USBメモリーでなく、宛先を調べて直接メールを送信した。

添付されているのは、以前より多少砕けた調子の音声ファイルと月から見える、地球の映像。]

(-104) 2015/07/17(Fri) 01時頃

【秘】 保安技師 ナユタ → 閉鎖管理 クレパスキュール

ハロー、クレパスキュールさん。ナユタです
俺の声に応えてくれてありがとう

メッセージは無事、受け取りました
添付された画像も、破損なく開けましたよ
クレパスキュールさんは、随分と
自然に溢れた所にいるんですね。でも地球じゃない?

宇宙のどこかに、そんな場所があるってこと
知られて嬉しいし、羨ましいな
御存じの通り、月は居られる場所でも住める場所じゃないから

其処に、生き物はいないんですか?
あなたはひとり?それとも家族や恋人、友達もいる?
気が向いたらで構わないので、良かったら
また何か訊かせて、画像を送って貰えると嬉しい

お察しの通り、緑や自然に飢えているので
それでは、これを読んだあなたに
素敵な一日が訪れることと、返事があることを願って

(-105) 2015/07/17(Fri) 01時頃

【秘】 保安技師 ナユタ → 閉鎖管理 クレパスキュール

[記載されていた宛先へ届いた電子メール。
ただし本文は『月面ステーション・コペルニクス』の一文のみ。
『nayuta』と記された音声ファイルが添付されている

再生すれば、以前よりやや砕けた
――かつ、明るい声が流れるだろう。]

(-107) 2015/07/17(Fri) 01時頃

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