80 あの日、僕らが見た空は
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『今日は千客万来だな』
[ニットキャップのおじさんは、そう言って愉快なんだか不愉快なんだかわからない調子で、笑った。]
『お前さんはさすがに、密航しようってトシじゃ、ねえなあ。 怖がんなよ、取って喰いやしねえって』
[なんのことだかわからないけど、僕はあいまいに頷いて、どうしようかな、って考えた。逃げた方がいいのかな。でもさっきの人みたいには、怖くないや。]
(52) 2013/04/28(Sun) 23時半頃
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『空なんか見てどうしようってんだね。 たいして変わんねえぞ、"下"から見るのと』
[おじさんはぷかぷか煙草を吸いながら、そう言った。まるで下からも見たことがあるような口ぶりだった。 円い煙がふわりと浮かぶ。]
だって、広い空、ってやつがみたいんだ。僕らの街からじゃ、こんなちっちゃな窓みたいな空しか、見えないんだよ。
[僕は口をとがらせた。おじさんは今度ははっきりと、愉快そうに笑った。]
『…まあ、俺も子供の頃はそうやって手に届かないものに憧れたものさ。』
[その言葉の意味はよくわからなくて、僕は首をかしげた。]
(73) 2013/04/29(Mon) 01時頃
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『まあいいさ、そっから出てずーっと右に進めばエアシップの発着場がある。行って来ればいい。 さっきのヤツはそろそろ外に出る頃じゃねえかな。…あそこは眺め、良いぞ。多分お前さんが思ってるより、ずっとな』
[僕は少し驚いた。 先に誰かが、ここを通っていたらしい。
僕はおじさんにお礼を言って、示されたドアをくぐり]
(77) 2013/04/29(Mon) 01時頃
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[階段を上って、どれだけ進んだんだろう。 今にして思えば、大した時間じゃなかったのかもしれない。 でもその時の僕には、すごく長い時間走っていたように思えた。
あの時の胸の高鳴りは、今でもよく、覚えている。]
(*27) 2013/04/29(Mon) 01時半頃
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――わあ。
(80) 2013/04/29(Mon) 01時半頃
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[それ以上の言葉は、出てこなかった。]
(*28) 2013/04/29(Mon) 01時半頃
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[少し先に、見覚えのある後姿が見えた。僕は彼に追いついてシャツの裾をつかまえた。一度その顔を見上げ、けれど言葉をかけることはできずに、彼の視線の先を追った。]
(*29) 2013/04/29(Mon) 01時半頃
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あの日。
僕らはとうとう、見たんだ。
(*30) 2013/04/29(Mon) 01時半頃
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