251 洋墨と躍れ、心の随に
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…… 私は、書物である。
書から成った書、 書物なる書物、 何よりそれであるものである。
(44) 2018/10/18(Thu) 23時半頃
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書物の死とは、一つには、 焚かれる事である。 デッドコード 私は、君達に「焚かれた」ものではなく、 そうなる由もないものなれば、 私を焚くには、正しく、焚かねばならない。
だが私は尋常の炎では焚かれない。 私を焚くは、 私の炎、それ以外では有り得ない。
ヤドリギの象徴たる神バルドル、 彼がヤドリギにより殺されたように、 神、自然、形なき霊霊、 そうしたものは概して、 己が一部にてのみ殺されるものなのだ。
人間とても、 その髪や爪だけで、 殺され得る、とするように。
(45) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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だが、私が、私を焚く事はない。 無論、ないのだ。
忌み名を、 それを知り、命ずるでもなければ。 私は私を殺しはしない、
誰が果たしてそれを知ろうか、 知るわけもないのだ、 故に私は、死に得はしない。
[語る、 問いかけるものがあったならば、 答える、 それは答えてしまうのだ。
擁する類型と違わずに]
(46) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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……、
……
…………
[それから、沈黙する。 重ねられた、問いに。 何故 語るのかと 問う声に]
(47) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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……理にかなわない、
そう、全く、その通りだ。 魂を外在させる者達は問われ答える、 それは何の利もない、 ただ果てなく非合理であるものだ。
それはあるいは慢心のためであり。 それはあるいは親近のためであり。 それはあるいは衝迫のためであり。
理なきもの、 理の対極たるもの、
そう、愚かしい情の故に、 彼らはそれを語るのである。
(48) 2018/10/19(Fri) 00時頃
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私は、 ならば、
何故それを語ったものか。
情感を、 持ち得ない、書物たる私が。
――毒の靄によりて、
一つ、頁に。 字を誤った、 ものだろうか。
(49) 2018/10/19(Fri) 00時半頃
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[語るは、独り言めいた、呟きに。 色なく、佇みに]
(50) 2018/10/19(Fri) 00時半頃
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…… 私は、
私の行動を、 その理由を、 考えている、
私は書物であるのに、 書物でしかないというのに、
……
…………
(*7) 2018/10/19(Fri) 00時半頃
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[「声」は、声に、連なって。
かそけく落ちた。 かそけく。 ……所在なげに]
(*8) 2018/10/19(Fri) 00時半頃
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[忌み名、
そう呼ばれる概念は複数存在するが、広範たるものは二種類と分けてもいいだろう。一つには、口にする事で災いが起こるとされる特定の名称や文言。一つには、出生の時に付けられ、幼少の間――神の拐いなどを避けるために――のみ使われる仮の名。 その複合たる一例に、
「母のみ、あるいは己のみ知る出生の名、 普段は呼ばわれない真の名、 知られ呼ばわれれば総て従わせられる名」
と、いうものがある]
(51) 2018/10/19(Fri) 00時半頃
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[――その一節などは知らずとも。 ――まして忌み名など、 何があたるか、 思い当たらずとも。
それの語ったところとは関係なく、 彼女が気にかけ得るものが、 其処にはあっただろう。
語る内、靄にかき回された「結果」、 僅かに綻んだように、水で濡らして擦ったように、何処か歪に変わった、その上で微かに黄金色を滲ませた、右手の手首に近いところ――「悪霊」の弾丸に先刻撃たれていた箇所――「傷跡」がいつしか出来ているのを]
(52) 2018/10/19(Fri) 01時頃
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/* お疲れ様です。 ▲語り手さんは妥当と思いつつ、 今日+▼人間だと終わるなっと(思い出した)(忘れて普通に死にゆいてた) とりま気付いたそれだけ、失礼します*
(*11) 2018/10/19(Fri) 11時半頃
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/* 結末やらはまあ、システム的なものなら別に曲げられるし、どうとでもなるかなとは思いつつ とりあえず村側に相談だですね (書記官残したいには同意)
(*20) 2018/10/19(Fri) 16時半頃
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/* 諸々確認・了解してます。 リアルだいじに あんど がんばえー で 終わりまで宜しくお願い致します。
(*30) 2018/10/19(Fri) 21時半頃
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……あの青年、か?
[靄を作り出した人、と示すを聞けば、浮かんだのは先程見た、「獣」と対峙していた姿だ。成る程あの風があれば、遠くはないだろう距離、流れてくるものがあってもおかしくはない、と考える。 そういえば、 「獣」は、どうしたのだろうか。 対峙の成り行きは]
――子供らしく、好奇心旺盛、とは。 極めて相応しい肩書きだ。 改竄の、無邪気なる蛮行には。
[ふ、と唇の片端を震わせた笑いと、声色は、皮肉るに似たものだったか]
(93) 2018/10/20(Sat) 00時頃
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……
私が、 したいから、 …… 私が、 したい事、 ……?
……書物である私が……
[呟きに、返された応え、 雪なる声に、それは、復唱するように]
(*31) 2018/10/20(Sat) 00時半頃
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……私は、語る。
私は、語るものである。
私は語る、故に語る。
私は故に、永久に語る。 それに終わりが来ようとも。
それに。……それとは、何だ? 終わり。……終わりは。
(94) 2018/10/20(Sat) 00時半頃
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[また、独りごちた、 それは僅か伏し目にして、すぐにまた、上向けた。相手自身の沈黙を挟んで場に発せられたその声に]
洋墨、が? ――
[言葉に、その視線を追って、 止まる。見やった、己が右手首辺りからは、確かに、己がものなる洋墨が、淡く輝く色が滲み出ていた。「悪霊」より受けた、塞がれない弾痕、 今更に、思い出したかのように、 それは確かに、「血を流して」いた]
何故、
[今になって。 魂なき器が。 かたる に 反して]
(95) 2018/10/20(Sat) 00時半頃
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あ、 っが、
[――呻き声が、漏れる。 向けられた銃口。放たれた弾丸。 避けるに慣れていない、 否、 避けるを「前提に持っていない」それは、弾丸を避ける事なく受ける。 明確な苦痛に面を歪ませて]
―― 、
[眼前の姿を、見据える、 眼差しは、 忌々しげに、睨み据える、ものだった]
(98) 2018/10/20(Sat) 01時頃
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[穿たれた、重ねて穿たれた傷口からは、 滲むを超し、溢れる、 洋墨が、どぷりと、溢れて、だらだらと、流れて、
洋墨瓶を倒したかのように、 地面を、 淡く輝く黄金色に、 染めていく。
流れるその色をよく見れば、 微か、その、 翠かかるも、見えたかも知れないが、 ごく微かなその混じりに気が付くより先に、彼女の足元に洋墨は辿り着き、
手を伸ばしたならば。 触れたならば、彼女は、「読む」だろう。 黙読めいて頭に浮かぶ、 文章の欠片があっただろう]
(99) 2018/10/20(Sat) 01時頃
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アリキアの木々の下に眠る 鏡のように穏やかな朝 その木々の
m e die .
Le roi est mort, vive le roi!〔王は死んだ。王に栄えあれ!〕
(-99) 2018/10/20(Sat) 01時半頃
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[本文の、欠片と、]
(-100) 2018/10/20(Sat) 01時半頃
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暫くの間、私は原始の迷信と宗教に関する概説的な著作を準備していた。 …… 私はそれだけを十分に展開する事とし、概説書からは切り離して、別個の研究として出版する事を決めた。
(-101) 2018/10/20(Sat) 01時半頃
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[ 序文]
(-102) 2018/10/20(Sat) 01時半頃
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《「原始の迷信と宗教に関する概説的な著作」の「附随物」》
と序文にて語り、フレイザーは金枝篇の初版を出版した。これは本来金枝篇を著する切っ掛けとなった書「ネミの司祭」の著者ルナン、彼について、ロバートソン・スミス――フレイザーが何よりこの金枝篇を捧げたかった相手が、否定的な立場にあり、正しく着想を示したものならば、けして読んでは貰えまいと推測されたからである。
(-104) 2018/10/20(Sat) 01時半頃
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[それについて解説した、 あるいは解釈した、 ひとまとまり]
(-105) 2018/10/20(Sat) 01時半頃
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[二刷目以降からは消えた記述。
始まりの始まり 初版の序文 にのみある記述。 の自己言及。
着想のかたり 最も芯なる 「捏造」]
(-106) 2018/10/20(Sat) 01時半頃
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[架空の書物より生まれた、 《その名》が、それの――]
(-107) 2018/10/20(Sat) 01時半頃
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……
私を、焚くと。 私を焚き得るを、 知ったというのか。
[ 零したのは。 情感なき色を取り戻したような、 否、そのようで、異なる、 ただ、淡々とした、呟きだった]
(128) 2018/10/20(Sat) 04時頃
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[静寂を、感じた。
己がただの書物に、 「戻った」ような、
否、そのようで、異なる、
静かに、広く、 遠きにある過ぎ去りしが、今が、 記録、たらぬ、 が 記憶 が
感じられる、 蒐め得られた、そのような]
[ ]
(*32) 2018/10/20(Sat) 04時頃
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