164 冷たい校舎村3-2
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ポーチュラカ! 今日がお前の命日だ!
2015/07/12(Sun) 00時頃
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[ 忘れたくない。 ]
[ 忘れたくないんだ。 ]
[ あの日もらった、ペットボトルの水の味。 ]
[ 真夏に三人で食べたアイスの冷たさ。 ]
[ もらった笑顔や言葉も、全部。 ]
[ 何一つ、忘れたくない。 ]
[ お願いだ、時よ止まってくれ。 ]
[ あぁ、今日も、うすれていく―― ]
(*0) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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はじめまして、君は、だれですか?
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(*1) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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/* 郁くん卑怯だよ、普通にぼろ泣きしてるんだけど今私…… あーもう、なんていうか、いやもうボロ泣きです。 帰りたい……帰りたい…… みんなと一緒に帰りたい……
(-1) 2015/07/12(Sun) 00時頃
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―悲劇が、喜劇になった瞬間の話―
『生きるべきか死ぬべきか。それが問題だ。 つまり、荒れ狂う運命の投石と矢に耐えることと、数多くの苦難に武器を取って挑み、それに対峙することによってその運命の投石と矢を終焉させることのどちらが高貴なのであろうか。』
[ハムレットの問いかけは、まるで涼介自身への問いかけのようだった。 耐え忍んでじっとしているべきか。戦うべきか。 涼介は、武器を取って戦う事を選んだ。 だから今、こうして、舞台に立っている。 耐え忍んで、いつか空が晴れる見込みがあるならば、或いは涼介も耐え忍ぶ事を選んだだろう。しかし、世界の終焉を待つのみだった場合、耐え忍ぶ事に、意味はない。 戦い続けて、燃え尽きる。その方が、性に合っていたのだ。]
[最終公演。ステージの上。涼介はハムレットだった。 そしてこれこそが、涼介の人生に幕を下ろさせたのだった。]
(7) 2015/07/12(Sun) 01時頃
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―喜劇から、半年前―
[それは、唐突に訪れた。 最近、妙に物忘れが多いなあと、携帯に持っていく物をメモするようになった、半月後。稽古中唐突に、涼介は昏睡状態になった。 医者に行っても、脱水症状と言われ、何も原因がわからないまま、普通の生活に戻る。 しかし、それからたった三日後。 涼介は、自分の違和感に気付いた。]
[朝起きて、ここがどこだか、自分の名前すら、覚えていなかった。 母の顔を見て、はじめまして。と口にした。 何を寝ぼけているのと笑った母の顔が、みるみる内に青ざめる。 涼介、何を言っているの。どうしたの、具合が悪いの。 知らない人とは言え、そんな表情をさせるのは、ひどく心苦しかった。]
(8) 2015/07/12(Sun) 01時頃
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[青ざめた母親に無理やり車に乗せられ、病院に向かう途中、ふと、北洋高校が見えた。 その校舎を見た途端に、脳内に、情報が駆け巡る。 それはまるで、知識の洪水。 唐突に戻ってきた記憶に、涼介はしばらく呼吸がうまくできなかった。]
(9) 2015/07/12(Sun) 01時頃
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[母親にもう大丈夫と告げたけれど、母親は青ざめたまま、自分に精密検査を受けさせた。寝ぼけていたにしては、性質が悪かったからだろう。 結果的に、脳の精密検査によって、涼介の身体には問題が見つかった。 短期記憶喪失障害。 若年性アルツハイマーとは違い、こちらは短期だけは記憶が保てるらしい。 計算すると、おそらく今保てる記憶の期間はたった半年。 半年経つと、記憶がリセットされてしまうらしい。 今はまだ症状的には軽く、例えリセットされても、今日のようにきっかけ次第で記憶は戻ると言われた。 確かに不便ではあるけれど、普通の人と変わりのない生活を送れると、医者は保障してくれた。]
(10) 2015/07/12(Sun) 01時頃
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[それを聞いて、もちろんショックだったけれど、でも、役者を続ける事はできそうだととても安心した。]
『日記をつけなさい。そして、朝目が覚めたら、必ずまずそれを読みなさい。 かかさず毎日つけて、目立つ所に、自分のかかわりがある人の名前と特徴、写真を貼りなさい。 それだけで、君の記憶の補助になるから』
[そう言われて、涼介は日記を書き始めた。毎日、どんな小さなことでも、事細かに書きつくした。]
[幸い、涼介は物覚えが良く、セリフ覚えが得意だった。ごっそり記憶がなくなるのは半年ごとだし、時折なくなる少しの記憶に苦労はさせられても、別に、平気だったのだ。 少しハンデがあったって、役者で居られる限り、涼介は生きていける。 むしろ、燃えてくるじゃん。やる気が、燃え上がる。 そう、最初は、そう思えていたのだ。**]
(11) 2015/07/12(Sun) 01時頃
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[同士を得た事で、少し軽くなった気持ちのまま、食事を口に運んだ。 味は、おいしい。けれど、なぜだろう。とても味気なかった。 そうか、罪悪感を感じているから、食事も味がしないんだ。 いくら気持ちが少し軽くなったって、大部分を占めるのは罪悪感に代わりはない。 いつもだったらぺろりと平らげる目の前のオムライスも、半分程食べた所で手が止まってしまっていた。 結局、食べ切れる事もないまま食堂を出る。瑠希に表情を見られたくなくて、少しだけ、前を歩いた。>>70
――その時。 また、あのチャイムが鳴る。>>#0]
(71) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
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[全身が、氷水に浸ったように凍りついた。このチャイムの音に、聞き覚えがある。 篤人も、三星も、日下部も、このチャイムの後に、マネキンとなったのだ。 つぎは、だれが。]
ッ! 悪い、瑠希、俺ちょっと……
[その後になんて言葉を返せばいいか分からず、そのまま走り出す。 彼が着いてきていたかどうか、確認もできない。ただひたすら、走った。]
(72) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
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[まず、体育館。そして、美術室に2Fの空き部屋。それから、いろんな所を回って、…はやっとたどり着く。3F、視聴覚室。 少し前にきた少女とはすれ違う事もなく>>67、開いたのは部屋は無人。 真ん中に座る小さなマネキンは、血を流しながら泣いていた。 穏やかな顔をしているかもしれないけれど、罪悪感に塗れた…には、それが諦めの表情にも見えた。 あぁ、これを誰だか、自分は良く知ってる。 いつも、困っている時に助けてくれた。]
……ごめんな、痛かったか……? 辛かったか?
(73) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
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[震える声で、そう言って、…はマネキンの涙をふき取ってやる。 マネキンの隣に腰かけて、かけられていたムービーを見た。 一時停止されたそれは、自分の友人たちと自分の、楽しそうな笑顔だった。]
郁、ごめん、みんなも、ごめん。 辛い思いさせる気なんてなかったんだ。 痛い思いだって、させたくなかった。 ――ここは俺の世界だ。 俺一人が、幸せな世界。 だから、皆を呼び寄せるべきじゃなかったのに…… ……望んでしまったんだ。 もっと……皆と一緒に、居られたらって……。 ごめん、ごめんな……!
(74) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
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[そう言って、拳を握りしめて俯く。膝に落ちる暖かな雫が涙だとわかっていたけれど、止められる訳がなかった。 …は一人、そこで泣きつづけた。目が赤くはれてしまうから、最近は泣き方にも気を付けていたのに。いつぶりだろう。こんな風に、声をあげて無様に泣くのは。 小さなマネキンの横で、肩を震わせて泣く…は、マネキンより小さく見えた*]
(75) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
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/* いま気付いたけど、私15日夜出かける予定だったんだ!!10時までには帰れるように調整しよう…
(-23) 2015/07/12(Sun) 20時半頃
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[瞼が、重い。腫れぼったくて、頭がガンガンする。でも、泣いて、少しだけ、落ち着いた。瞼のように、気持ちは落ち込んでいたけど。 涼介、と呼ぶ声に、思わず肩がびくつく>>104。泣き顔は見られたくなかった。でも多分、泣いてる事はバレてしまうから、隠しても、意味がないのかもしれない。]
(106) 2015/07/12(Sun) 23時半頃
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うるさい……
[多分、帰ったんだろうっていう事も、自分の顔が、決してファンに見せられない顔になっているって事も、わかってる。だけどなんだか悔しくて、鼻声のまま拗ねたように言ってやった>>105。 差し出されたハンカチを受け取って、前の座席の背もたれに腕を組んで顔を伏せた。 背中を叩かれるリズムが心地よくて、さっき後悔したばっかりなのに、あぁ、やっぱり、みんなと一緒に居たいと、やはり思ってしまう。 優しくしないでほしい。裏切り者と弾劾してほしい。 でないと、優しさに押しつぶされてしまいそうだった。]
(107) 2015/07/12(Sun) 23時半頃
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っ、べつに、ないて、ない……から
[バレバレ。しゃくりあげながら、何を言っているんだか。 自分にそうツッコミながら、言い訳のようにそう言った。 優しい手に、自分が許されているような錯覚を覚える。 暖かくて、居心地がいい。だからみんなが大好きだった。
けれどきっと、あっちの世界に戻った…には、それを覚えている事さえ許されないのだ。**]
(108) 2015/07/12(Sun) 23時半頃
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[隠し事なら、たくさんした。職業柄、言えない事なんていっぱいある。でも、嘘は確かに、あんまりしたことがない。だから、初めて気付いた。 あぁそうか、自分は嘘が下手だったのか。>>118 こんなことすら、まだ知らない。]
そうだよ、俺の美貌が、台無しだから、な
(128) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
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[笑いながら、また涙を零した。ぼろぼろと落ちる涙に、律からもらったハンカチはすぐに濡れてしまった。隣に居る存在を感じながら、…は心行くまで涙を流した。 どれくらいの時間が経ったかわからない。五分のような、一時間のような、一日のような、不思議な感覚だった。 やっと止まった涙に、顔を伏せたまま大きくため息をついて、意を決して顔を上げる。横に居る律は、いつもとなんら変わらぬ顔をしていた。きっと自分は、いつもとは比べ物にならないくらい不細工だ。 もしかしたら、その顔を見て律は笑うかもしれない。笑われたなら、なんだよとふざけて飛びつきながら、…は、少しだけすっきりとした顔で笑って見せる。]
(129) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
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律、お前さ、自分のこと性格悪いって言ってたけどさ、
[この校舎にくる前に、彼に囁かれた言葉を思い出す。]
俺にはやっぱり、お前は良い奴だと思うよ、俺。
[そう言って、…は小さくありがとなとお礼を口にした**]
(130) 2015/07/13(Mon) 00時半頃
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/* 館石ちゃんみててごめんって思うのは、実は君を残留メンバーに指定したのは説得してほしいからではなくて、俳優であるう涼介を覚えててほしかったからなんだ…ごめんね帰ることはたぶんできない……
(-52) 2015/07/13(Mon) 12時頃
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[友達。その友達を自分勝手に引き込んで、何をやってるんだろう。うじうじめそめそと泣いて、情けなく引きこもって、友人たちが傷ついてまで帰っていくのを、ただ見ているだけだなんて。 差しのべられた律の手を掴みながら>>149、…は決心する。
みんなを、帰してあげよう。 ここに残るのは、自分だけでいい。 連れてきたのが自分なら、ちゃんと見送るまでが、ホストである自分の仕事だ。]
ありがと、律。 元気出たよ。 ……やるべきことも、わかった。
(152) 2015/07/13(Mon) 17時頃
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[差し出された水を一口飲んで、もう一度ごしごしと顔を擦った。あぁ、まぶたが熱い。保健室になら、冷やすものがあるだろうか。]
ま、とりあえず誰かに会う前にこっそり治してくるわ! 俺、ちょっと保健室行ってくる。 お前もあんま一人にならずに、誰かと一緒にいろよー。
[ひらひらと片手を振って、視聴覚室を出た。 今度は振り返らない。振り返るための時間は、たぶん、未来にたっぷりある。 そして少しだけ視聴覚室から離れた時に、ハンカチを返し忘れた事に気付いた。 保健室で洗って、返そう。彼が帰ってしまうまでに、乾いてくれるといいなあと思いながら、…は保健室へと急いだ。**]
(153) 2015/07/13(Mon) 17時頃
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[なんとかアイスノンで冷やした目元は、少しまだ赤くても、腫れぼったさは大分引いた。相変わらず頭痛はあったけれど、気にならない程度だ。 保健室の蛇口で、律のハンカチを洗っていると、後ろから聞きなれた声が聞こえた>>157。]
結弦? どうしたんだよ、怪我でもしたのか?
[そう言って、いつもと同じように笑いかける。**]
(159) 2015/07/13(Mon) 18時半頃
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なんだよ、改まって。
[なんだか改まった様子の結弦がおもしろくて、小さく笑った。しかし、神妙な顔をして、珍しくこちらを見ている結弦から目を逸らすのは、…の方だった。 結弦の口から出た質問に、…は笑顔のまま固まる。 よくよく考えれば、こんな狭い空間、気心の知れたメンバーに囲まれて、バレない訳はないのかもしれない。 けれど、それをそうだと認めるには、あまりにも友人の血が流れすぎた。 だから、…は、小さく首を振る。弱々しい、力のない否定だった。]
……はは、なんだよ急に。 違うよ、俺じゃ、ない……。
[お願いだ、これ以上、暴かないで欲しい。]
(165) 2015/07/13(Mon) 19時半頃
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[ごめん、と言われて、嘘をついている胸がズキンと痛む。 違うんだ、騙されてるよ、結弦。 俺はみんなを騙してる。だから、謝らないで。]
[前に進む、それはつまり、ここから出ていくという事だろうか。 結弦、お前、もっと、弱いと思ってたのに。 強い瞳の結弦の前で、…はまた少し、泣きたくなった]
(178) 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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……この空間が、結弦のために、少しでもなったなら、
[右手を伸ばして、彼の手を握った]
”ホスト”として、とても嬉しいよ。
[そして一度強く、彼の手を握ると、そっと離して、そのまま保健室を出る。彼と言葉を交わすのは、きっとこれが最後だ。 それでも、彼の言葉を、彼の口からきけた事に、…は満足を覚えた。 どうか無事に帰ってほしい。痛い思いを、することなく。**]
(179) 2015/07/13(Mon) 21時半頃
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そう。 君たちも、帰るんだね。 この時の止まった世界から。
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(*2) 2015/07/14(Tue) 00時頃
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ばいばい結弦、葛城。 気を付けて、帰れよ。
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(*3) 2015/07/14(Tue) 00時頃
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