120 もうひとつの冷たい校舎村【R15】
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/* >>3:162 小鳥遊行ったら人形探しに行くかな。 演劇部部室、美術室、職員室だっけ
22時に音楽室。
(-2) 2014/05/02(Fri) 01時頃
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[チャイムが鳴った。 もうそんな時間かと、本から顔を上げる。 様々な分野の本を調べてみたが、結局有用な手掛かりは見つけられなかった。約束した22時までまだ時間があるため、夕食でも摂ろうかと図書室を出る。 そして階段に向かう途中、美術室から酒の匂いと花の匂いがして何事だろうかと美術室を覗き込んだ。]
…また、誰か帰ったのか。
[そこに在ったのは、赤い花弁が敷き詰められた惨状と、中央で横たわるマネキン>>3:177だった。 近くで見ると傷だらけで、体の中央から出る赤が痛々しい。 そのマネキンも藍田と同じように、体から赤が流れ続けていた。]
(25) 2014/05/02(Fri) 15時頃
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共通項、は。
[これまでに見たマネキン達の状況を思い出す。
女子であること。 目撃者が居ないこと。 それから――発見がチャイムの鳴った後であること。
だがどれも決定打に欠けている。 この三人以外にも、帰った人物はいるのだろうか。 暫くその場で考え込んでいた**]
(26) 2014/05/02(Fri) 15時頃
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/* 連日都筑に票入ってるから合わせておこう()
(-13) 2014/05/02(Fri) 16時頃
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[暫くしてから美術室を出て、購買へ行った。 そこで夕食を済まし、4階の目的地へ向かう。 それが約束の11分前のこと。]
……さて、何から話すべきか。
[向かいながら、頭の中を整理する。 過去を想起して煮えだつ頭を冷たい廊下が冷やしていく。 それから程なくして、音楽室に着いた**]
(74) 2014/05/03(Sat) 01時半頃
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/* 小鳥遊に待たせてる
(-45) 2014/05/03(Sat) 01時半頃
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―音楽室―
小鳥遊、待たせた。
[立ち上がる小鳥遊>>90に、こちらも近寄った。 そのまま奥の方に置いてあった椅子に座るよう促して、俺も向かいに座る。]
…少し、重い話になる。 嫌だと思ったら、途中で遮っても耳を塞いでも構わない。
[そう前置きして、そっと深呼吸した**]
(91) 2014/05/03(Sat) 10時半頃
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…最初から話そうか。
[目の前に居るであろう小鳥遊に向かって、少し間を置いてから、ゆっくりと口を開く。 握りこんだ掌にじわりと汗が滲んだような気がした。]
既に話したと思うが…俺には妹が居る。 鹿島遥だ。 唯一の、家族。
[両親が死んでから、ずっと二人だった。 他人が居た時もあるが、アレを家族なんて呼ばない。 親の遺した遺産に目が眩んで、何処かに消えていった。]
二人だけで生きてきた。 俺には、妹だけだった。
[広くて静かな家も、たくさんの遺産も要らなかった。 ただ、俺のことを必要としてくれて、俺のことを理解してくれる人が欲しかった。]
(100) 2014/05/03(Sat) 19時半頃
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今年の夏、妹に彼氏ができた。 別のクラスの宇佐見。
[一年の時に親しかった友人だ。 明るくて、何時でも元気で、とてもいい奴だった。 こんな俺のことを友達と呼んでくれる位に優しかった。 でも俺は、妹が居なくなるんじゃないかと不安で。]
俺は二人の交際に反対した。 そうしたら妹が、とても怒った。 今まで喧嘩らしい喧嘩もしなかった俺達が、必要最低限の会話しかしなくなる程。
[『兄さん』 そんな風に呼ぶ声もどこか余所余所しくなって、まるで世界に一人、取り残された気分になった。 俺は、妹だけだったのに。 妹は、そうじゃなくなったみたいで。 世界に亀裂が入った。]
(101) 2014/05/03(Sat) 19時半頃
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そのまま喧嘩して、すれ違ったままで、夏が終わった。 まだ仲直りは出来ずにいた。 そして9月頃だったか。 秋休みに宇佐見と一緒に京都へ行くと、妹から告げられた。
[『夏休みは部活で行けなかったから、日帰りだけどね』 久し振りに見る笑顔で、妹が言った。 その笑顔に俺はどうしようも無く孤独感を覚えた。 だけどこれ以上妹に嫌われたくなかった。 一人になりたくなかった。
「気を付けて、遅くならないうちに帰ってこい」 『兄さんは心配性すぎ。行ってきます』 「…行ってらっしゃい」
だから渋々頷いて、妹の背中を送り出した。 それが10月のこと。]
(102) 2014/05/03(Sat) 19時半頃
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妹は、京都に行った。 そこで、通り魔に刺された。
[手紙に書かれた内容を知る彼女ならこの展開に察しが付いていただろう。 犯人は、議員の息子だった。犯行理由なんて知らない。ただ、気付いた時には手遅れだった。 妹の事件は、綺麗さっぱり揉み消された。]
後は手紙の通りだ。大事にもならずに、掻き消された。 妹はまだ目も覚めずにいる。
[ただいまと、明るい声が聞こえることは無かった。 帰りを待つ俺の元に来たのは、妹の身に起きたことを伝える無機質な声。 あの時の、昔と変わらない笑顔を見ることも。 兄さんと呼ぶあの声も、聞こえなくなった。]
(103) 2014/05/03(Sat) 19時半頃
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[――なんで。どうして。 何も悪いことなんてしてない。 他人にも迷惑掛けず、二人だけで生きてきた、 それなのに、亀裂の入った二人だけの世界は壊された。 まだ、仲直りもしていないのに。 俺にはもう妹だけしか居なかったのに。
悲しい。憎い。悔しい。苦しい。寂しい。辛い。 一人きりになった世界で、そんなことばかりが溢れ出して。 居なくなった妹の隙間を埋めるように満たしていった。
両親も、妹も。全部誰かの身勝手で、奪われていった。 自分本位で利己的>>2:144。 彼が何を思って発したかはわからないが、その通りだと思った。]
(104) 2014/05/03(Sat) 19時半頃
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なあ、小鳥遊。
[唐突に]
―――人を殺すことについて、どう思う?
[まるで囚人のような気分で、問いかけた。
どうか、肯定して。 否定して。 相反する思いを抱いて、裁きを待つ。]
(105) 2014/05/03(Sat) 19時半頃
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…うん。 優しい小鳥遊なら、そういうと思った。
[人を殺すことはダメだと、はっきり言う様子>>107に笑った。 きっと小鳥遊には苦笑のような、今にも崩れそうな笑顔に見えただろう。 いつもの仏頂面は、取り繕えなかった。]
でも、妹の為なんだ。 喜ばなくていい。 きっと妹もそれは分かってくれる。
[それでも、この行動の正当性は取り繕おうとし続ける。 そうでもしないと、一人きりの世界に取り残された自分までが壊れてしまいそうで。 今、鹿島進を辛うじて維持しているのは、この感情だけだった。]
(111) 2014/05/03(Sat) 21時半頃
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だって、許されないだろ。 罪にも裁かれずのうのうと生き続けるんだ。 なんの罪悪感も抱かず。 アイツは笑うんだ。 妹のことなんて忘れて。 妹はもう笑えないかもしれないのに。
[湧き上がる負の感情がそのまま口から零れる。 駄目だと頭の中で思っても抑えが効かない。 こんなことを話したら、小鳥遊がどう思うか。 震える腕をもう片方の手で掴んで、俯いた。]
(112) 2014/05/03(Sat) 21時半頃
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[手を上からそっと握られ>>113、目を合わせられた。 その眼差しは、他人の事である筈なのに真剣だった。]
…妹が。 生きて、目を覚ましてくれて、俺のことで悲しんでくれたら。 俺は嬉しい。 もう、それだけでいい。
[潤む瞳に胸が締め付けられるような感覚になる。 ごめん、泣かせてしまって。 だけど、それでも止められない。]
…ああでも、前科持ちの兄が居たら。 妹は迷惑かな。 なら、その時は俺も死ぬ。
[ぼそりと、呟く。]
(114) 2014/05/03(Sat) 22時半頃
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/* 『序盤の灰のススムは何だったのか』 「なかったことにしよう」
(-53) 2014/05/03(Sat) 22時半頃
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/* 屑難しい、うん。 いつものような鬱の方向に進んでいく。
(-54) 2014/05/03(Sat) 22時半頃
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/* 小鳥遊きっと返答悩んでるよなごめんめんどくさくて…
(-55) 2014/05/03(Sat) 22時半頃
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/* 『ススムが泣かしたー』 「不可抗力」
(-56) 2014/05/03(Sat) 23時頃
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/* >>114 ごめん今気づいたけど泣いてない(どげざ)
(-57) 2014/05/03(Sat) 23時頃
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たか、なし……
[小鳥遊の瞳から零れ落ちた一粒の涙>>115に動揺した。どうして彼女はそこまで真剣に、他人の俺のことを思い遣れるのか。]
………
[続いて落ちる彼女の言葉は、動揺する俺の心に少しずつ染みていった。 硬く固めたはずの決意が、揺らいでいく。 根幹から揺さぶられたような、そんな気分がして目を閉じた。]
…ごめん。今は、一人にしてくれないか。
[妹を奪ったアイツへの恨みと、小鳥遊の言葉で板挟みになる。 許せない。 殺したくない。 死にたくない。 苦しそうに目を少しだけ開けて、小さく呟いた。]
(117) 2014/05/03(Sat) 23時頃
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ごめん、聞いてくれてありがとう。 俺も、ちゃんと考える。
(-58) 2014/05/03(Sat) 23時頃
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悪い。ありがとう。 ああ、また明日。
[頷いてくれた小鳥遊に礼を告げる。 そのまま音楽室を去る彼女を見送って、椅子に座りこんだ。 大きく深い息を零す。 秒針の音だけが響くこの教室で、そっと目を閉じた*]
(122) 2014/05/03(Sat) 23時半頃
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―朝:音楽室―
…今、何時だ。
[椅子に座ったまま寝ていたらしい。 ふらつく頭で時計を探すと、八時四十分辺りを示していた。 一旦教室に戻ろうと音楽室を出て、廊下に出る。
廊下の少し遠くに、笑っているアイツが見えた。 それは白いマネキンであった気もするけれど、鹿島の足は勝手に動き出していた。 体中を巡る血液が体温を上げていく。]
…待てよ!!
[階段を駆け降りて、逃げるアイツの背中を追う。 鹿島の視界には憎いあの人間の姿しか映っていなかった。 今度こそ。殺してやる。 ずっと駅で、立ち竦んで出来なかったこと>>0:10を、今。 そうしてあの姿が入っていった先は、食堂。]
(123) 2014/05/04(Sun) 00時頃
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[逃げ込むように奥に進んだ後ろ姿を追う。 カウンターに目をやると、何故かそこには1本の包丁が置いてあった。 好都合だと包丁に手を伸ばし、アイツを追いかける。]
…っ逃げるな!
[アイツは壁際に追い詰められる寸前、横を通り抜け外に出ようとする。 広い校舎に逃がしたら厄介だと、全力で走った。 丁度扉の前で追いついて、足を蹴りつけて相手の体勢を崩す。]
これで…終わりだ。
(124) 2014/05/04(Sun) 00時頃
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―――宇佐見!!
[片手に持った包丁を両手に構えなおして、首元に突き出した。]
(125) 2014/05/04(Sun) 00時頃
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[妹が家から消えた日のことは、今もまだ鮮明に覚えている。 振り返らずに小さくなっていった妹の背中。 おかえりと声を掛けることすら許されず、居なくなった。 一緒に居た宇佐見は軽傷で、後遺症も無い。 妹を刺した犯人は、その場から逃げようとした後トラックで撥ねられて死んだ。 もう罰は十分に受けたからいいだろうと、その親から手紙で告げられた。 俺は何もすることが出来なかった。
妹は何も悪いこともしていない。俺だってそうだ。 どうして全て奪っていくんだ、アンタ達は。 唯一俺に遺された妹すら、俺の元から奪われる。]
(126) 2014/05/04(Sun) 00時頃
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[あの事件から数日経って、俺は学校に行った。 この事件のことは誰にも話さなかった。 妹の居ない家は、とても広くて冷たくて静かだった。 何もかもが、意味の無いことであるように思えて仕方無かった。
それからどの位経ったか分からないが、駅で宇佐見を見かけた。 事故の名残など無く、数人の友人に囲まれていた。 ――笑っていた。 憎らしいほどに。 その笑顔に殺意を抱く位に。]
(127) 2014/05/04(Sun) 00時頃
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[お前が元凶だろう。 妹と付き合わなければ。京都になんて誘わなければ、こんなことにはならなかった。 なのに、どうしてお前は何の罰も受けずに生きている。 どうしてお前は、俺から妹を奪っておいて平然としてるんだ。
許せなかった。 ――罰が与えられないなら、俺が与えてやる。 絶対に許さない。
たとえそれが、友人でも。]
(128) 2014/05/04(Sun) 00時頃
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