131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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……ッ
[夜想曲とやらが見せる幻影。 それはまさに悪夢のような光景だった。
子供達が次々とデメテルやカリュクスに嬲られ。 惨殺されていく、そんな光景を見せられると不快そうに片手を払って。 自分へと伸びてくる影も全て光に包んで消してしまう。]
(7) 2014/08/20(Wed) 01時半頃
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シーパル? ああ、彼女の名前ね。
[視界の端に未だに見える悪夢。 それを打ち払うにはどうすればいいか。
簡単な事だった。]
(8) 2014/08/20(Wed) 01時半頃
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終わりにしてあげる。
貴方のその命からね。
[翼が指先と共鳴するように光。 カリュクス……シーパルと呼ばれた少女へと向けて。 四方八方から光弾が降り注いでいくのだった。]
(9) 2014/08/20(Wed) 01時半頃
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随分とお互いに、執心みたいね。
美しい友情ってところかしら。
[光弾を鏡の魔力で弾かれると。 次なる攻撃を繰り出すべく詠唱を始めていた。]
(28) 2014/08/20(Wed) 08時頃
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現出せよ、デュランダル
[伝説に語られる神剣。
それを光の魔力で精製すると、無造作に彼女らへ向けて射出した。 同時に焔の柱を何本も出現させて追い立てつつ。]
(29) 2014/08/20(Wed) 08時頃
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ねえ、生き残るチャンスをあげましょうか。
ブルーバード、貴女が此処に残るのならば。 そちらのお嬢さんは見逃してあげる。
どうかしら。
[レガリアの事。 彼女の言っていた甦った理由。
それを聞けるのならば、見逃しても構わないと。]
ああ、もちろん。 投降した相手に危害を加えたりはしないわよ?
(30) 2014/08/20(Wed) 08時頃
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へえ……
[デュランダルが翅と相打ちになる様を余裕を持って見やる。 だが、余裕があったのはそこまでだった。
彼女の異変に気がつくと。 表情を曇らせていく。]
(49) 2014/08/20(Wed) 19時頃
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――天使?
[その背中から、漆黒の翼が生み出されていく。 堕天使シーパルと名乗った彼女。
それは確かに、ラディエルと同じ。 天使の気配で――]
(50) 2014/08/20(Wed) 19時頃
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夜想曲第二番、復讐《グリモワール》
[教団の中で彼女ほど異端を殺してきた人間も居ないだろう。 その怨念が結集したような闇の力がノクターンに導かれてクラウディアへと結集していく。
とっさに光の魔術を放って打ち消そうとするのも間に合わず。 壁に吹き飛ばされると、盛大に吐血した。 常人ならば死んでいてもおかしくないような威力であったのだが――
クラリッサにも、まだ死ねない理由は存在していた。]
(51) 2014/08/20(Wed) 19時頃
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人間は人間にしかなれない……久々に聞いたわね。 そんな言葉。
[口元の血を手で拭うと。 どこか懐かしむような眼をして一人語る。]
知っているかしら。 賢者の塔―― 一部では愚者の塔と呼ばれていた時期もあったのよ。
“Babel”になぞらえてね。
(52) 2014/08/20(Wed) 19時頃
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いつか、すべてを超えるだけの力を手に入れる。
ふふ、とっくに離れたはずのみんなの言葉を思い出すなんてね。
[語りながら、魔力を全開にしていく。 光属性だけでなく、ありとあらゆる属性を発動させて。]
(53) 2014/08/20(Wed) 19時頃
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焔帝よ、私に再び力を。
[背中に、焔の翼が生み出される。]
(54) 2014/08/20(Wed) 19時頃
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永遠の氷よ、すべてを封じ込める力よ。
[背中に氷の翼が生み出される。]
(55) 2014/08/20(Wed) 19時頃
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黒い風よ、私の元で哭け。
[背中に、漆黒の風の翼が生み出される。]
(56) 2014/08/20(Wed) 19時頃
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母なる大地よ、私に力を。
[背中に、茨の蔦を編んだ翼が生み出される。]
(57) 2014/08/20(Wed) 19時頃
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セカイよ、光に満ちていくがいい。
[背中に、光の翼が生み出される。]
(58) 2014/08/20(Wed) 19時頃
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闇よ、そなたも私に従うが良い。
[背中に、闇の翼が生み出される。]
(59) 2014/08/20(Wed) 19時頃
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目の前に天使。 弁えろと言われたって、こんな機会そうはないじゃない。
ああ、あたしは天使じゃないわ。 魔力でどこまで近づけるか……そんな夢の果て。 それがこのチカラ。
[魔力で作り出したこちらも6枚の翼。 この姿で戦ったのは数えるほどしかない。
一晩で一国の軍を壊滅させた事もあれば。 地平線を埋め尽くす数の魔性を相手にした事もある。]
(60) 2014/08/20(Wed) 19時半頃
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さあ、第二ラウンドと行きましょうか。
[掲げたその腕を、堕天使に向けた――**]
(61) 2014/08/20(Wed) 19時半頃
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成りたかったもの?
可笑しな事を聞くのね。
[暗黒に染まった球体を避けようともせずに歩んでいく。 切り裂かれたような傷みがノクターンと共に襲い掛かってくるが。
それを気合で耐え抜くと。 掲げた右腕に魔力を集めていく。
必中の矢は翼の一つ。 茨の翼が巻き取っていく。 まるで、呪をも受け入れようとするかのように。]
(78) 2014/08/20(Wed) 21時半頃
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そこに山があれば越える。
海があれば渡る。
いつか空だって飛んでみせる。
[生贄の死想《タナトス・ダウン》を耐え切ると高らかに宣言した。]
それが、人間ってものじゃないの。
(79) 2014/08/20(Wed) 21時半頃
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来たれ――
[彼女の魔術によって召還された十字架が五本。 それらは五芒星を描いてブルーバードとシーパルを取り囲む。
以前、オスカーにやって見せたように。 本来ならば塔でも教授クラスが5人で行う魔術。 それを彼女ならば一人で発動させる。]
(80) 2014/08/20(Wed) 21時半頃
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天の宮より来たれ
星の定めに導かれて
運命とその力を持って
我らが敵を打ち砕く――
[十字架が輝いて、周囲に文字が輝いていく。
aries・taurus・gemini・cancer・leo・virgo・libra・scorpio・sagittarius・capricorn・aquarius・pisces]
(83) 2014/08/20(Wed) 22時頃
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セラフィック・アストロジカル・サイン
[黄道十二宮の加護を受けた光の攻撃。 12連の光は一発一発が十分な威力を誇っているだろう。
その分、コントロールには不安が残るが。 果たして目の前の2人はこれを受け切れるのか。]
(84) 2014/08/20(Wed) 22時頃
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……流石は堕天使。 これだけで倒せるような相手でも無いようね。
[苦笑して。
次の術式を唱えようかとした刹那。 漆黒の魔法陣が現出した。
それも7つ――大罪の数。]
(98) 2014/08/20(Wed) 22時半頃
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Misshandraですって?
本当にとんでもない……
[自分もだが、相手もまた規格外なのか。 闇と怨念を纏った咆哮を前に。
闇を光の翼が打ち払い、怨念を茨の翼が包んでいく。 やがて、耐え切れずにそれぞれの翼が砕けてしまうが。]
(99) 2014/08/20(Wed) 22時半頃
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セラフィック・エデン!
[光の絶対防御。 本来であれば天災から人々を守る術式を強引に発動させる。
残りの翼で自身を覆っていた事もあり。 Misshandraの初撃は耐え抜いた。 そして、反撃が来ない事をいぶかしむ様に相手を見やり。]
(100) 2014/08/20(Wed) 22時半頃
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ラディス……いえ、ラディエル聖下。
先ほどは素晴らしい演説でしたわ。
[聖霊力が流れ込んでくる。 今ならば、確実に勝てるだろうけれど。
それも、どこか勿体無いと思ってしまった。 だから……彼女が発した言葉は。]
(109) 2014/08/20(Wed) 22時半頃
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もう一度だけ言うわ。
ブルーバード、貴女が此処に残るのなら。 そちらの堕天使は見逃してあげる。
[余裕の笑みを浮かべると。 言葉を続けて。]
私もある程度回復したし。 ラディエル聖下も来た以上は、これ以上の抵抗はおやめなさいな。
(111) 2014/08/20(Wed) 22時半頃
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彼女達へも慈悲を、構わないでしょう? ラディエル聖下。
[先代の教皇も彼女には苦労させられたのではないだろうか。 何せ、気に入れば殺すのを止めて洗脳しようと言い出すのだから。]
(*0) 2014/08/20(Wed) 23時頃
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