人狼議事


89 アウトブレイク〜WerewolfSyndrome〜

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【人】 保安技師 ナユタ

―5月4日朝7時頃、市街地―

[浅い眠りに残る疲労で怠く重たい身体と裏腹に、頭の芯だけは緊張に冴え渡っていた。今日から投票が始まる。暴動へと備えての装備を身にまとった隊員へと指示を出し、己は見回りと称して市街地へと足を向けた。

町を歩く度に聞こえてくる押し殺した非難の言葉にも、時折浴びせられる罵声にももう慣れた。――投げつけられるゴミや小石だけは未だ受け流せはしなかったけれど。
たった一日の事なのにと自嘲する。心が固く冷えてゆくのにさしたる時間は必要ないらしい。

あてどなく町を歩く。ほんの2日ほど前までの日常が懐かしい。ボランティアの皆、名も知らぬ少女、露蝶――それにトレイル。
脳裏へと浮かんでは消える顔を思い返せば胸が苦しくなる。深い溜息を零して、ナユタは閉じたシャッターへともたれかかり足元へと落ちる影を見詰めた]

(5) 2013/07/25(Thu) 00時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

―回想・5月3日17時、図書館談話室―
>>3
[折り目正しい佇まいはある意味拍子抜けとも言えただろう――それほど今の彼女はあの日出会った時の印象からはかけ離れていたから。
ナユタは瞳を見開いてクシャミの素顔を見詰めた]

相談つっても俺に出来る事は限られてるけど、それでよけりゃ
リリー…カートライト?

[カートライトの名には覚えがある。この町では有名な富家だった筈だ。4年ほど前に主人が他界したという風の噂は遠く町を離れたナユタの耳に届いていたが…目の前の彼女が一人娘だという事までは知る由もなく、思考はそこで留まった]

(14) 2013/07/25(Thu) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

>>4
…………俺がチアキを…死なせたくねぇのは、確かにその通りだ
アイツは俺の大事な……幼馴染…だからな

[語られた内容は更に予想からは程遠く、その意味を捉えるまでには暫しの時間が掛かった。そもそも彼女はチアキの事を敬遠していたのではないかと…あの朝の会話>>0:81を思い返す限りでは。けれど今眼の前にいる彼女の言葉に嘘はないと、それは確信しても構わないと直感が告げていた]

…あんたは――、いや、なんでもねぇ
取り敢えず話は聞く
協力できるかは聞いてみねぇとわからねーけど…

[チアキが好きなのかと、口に出しかけて思い留まったのはざわりと胸の中異質な感覚が蠢いたから。嫉妬――にも似た何かだったのかもしれない。
取り敢えずはと口にした言葉に嘘偽りはなく…違法な事ならば協力できないのは事実ではあった]

(15) 2013/07/25(Thu) 02時頃

【人】 保安技師 ナユタ

―5月3日朝7時頃、第二封鎖線付近―
>>1:124>>1:125
[彼の手を拒むつもりではなかったのだけれど。だから再び重ねられた手を包み込むように握り、せめてもとばかりに力を込める。
話は終わったとその場を立ち去るべく一歩踏み出した所で少女の声にまた足を止めた]

……そうは言ってねぇけど…あんたがそう思うならばそうなのかもしれねぇな

[向けられた刺のある言葉に顔を強張らせながらも反論はなく。届くかどうかの独白と小さな舌打ちを漏らした。
捨てられたのだろう…町も、俺も。せめてこの手で守れるものだけは守り通したいと、繋いだ手の暖かさを握り締め、その場を後にした]

(17) 2013/07/25(Thu) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

―回想・5月1日午後8時過ぎ、繁華街の寂れた酒場―
>>6>>7
……あんたが本当にそれを望むなら、な

[挑発、ではなかった。ただ事実のみを口に乗せただけの事。詰められた距離を縮める事なく問うような眼差しを向けた。
目前にある彼の顔に浮かぶ複雑な色合いも、今は揺れる視界の中、その意味を量る事は出来なかったけれど、それでも構わないと思う。多分届いているのだろうと、それだけは理解できたから]

……やっぱり馬鹿だな、あんた、
――……ンッ…、

[彼の目論見は察せられはしたものの不思議と乗る気分にもならずに、口付けとも呼べぬその接触にゆっくりと目を伏せた。厭う気持ちも苛立ちも今はなく、ただ凪いだ心の奥で何故だか軋むように胸が痛む。
刹那の触れ合いの終わりの気配に、薄く目を開き灰緑の瞳を覗きこみ。『下手クソ』と吐息が触れる程の距離で囁き落として緩く首を傾け、離れてゆく彼の唇へと己のそれを押し付けた――彼の事は言えない、それもまた稚拙なものではあったけれど。

その後の事は実際の所よく覚えてはいない。珍しくも酔い切った足をふらつかせて立ち上がると言い値通りの金を渡して酒場から去ってゆく]

―回想終了―

(20) 2013/07/25(Thu) 08時半頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/07/25(Thu) 08時半頃


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/07/25(Thu) 08時半頃


【人】 保安技師 ナユタ

―回想・5月3日17時、図書館談話室―
>>22
[靴の中に小石の入ったような違和感――彼女の返答は酷くちぐはぐに思えた。と同時続けられた言葉にまた胸がざわめく。何故だかとても不愉快な気分だ。幼馴染を妄想の種にするなと…違う、そうじゃない。
所有欲…独占欲…――名前をつけるなら多分そんなもの]

…………俺、何も言ってねぇんだけど

[絞りだすように一言だけ告げた声には、隠しようもない苛立ちが滲んだ。目を逸らす仕草ですら神経を逆撫でる。澱のような気持ちを吐き出そうと深い溜息をついた。

語られる内容を聞いても胸の内に巣食う靄は晴れない。想う所は重なるのに…彼女に同調する事だけは決してしたくないと、頭ではなく心が拒絶する。彼女の目を見れば、その話し振りを聞けば誠意は伝わった、だからこそ余計に]

(27) 2013/07/25(Thu) 17時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

>>23>>24
……確かに俺はチアキを死なせたくはねぇ。そこはあんたと同じだ
だけどな、結託して誰かを殺します、なんて話にゃ乗れねぇ
…元々選ぶなら見知ったヤツ以外…とは決めてたし、今回はそのオスカーとやらに投票するかもしんねぇけど…今後の事までは約束しかねる

[一息に返せば途方も無い疲労を感じてナユタはまた溜息を零す。なんなのだろう、この盲信にも似た想いは。何がそこまで彼女を駆り立てるのか、分からない、分かりたくない。
ただ――投票するならば余所者に、とは元々ナユタも考えていた事ではあったから、そこは暈して――暈し切れていないにしても意は伝えた]

情報に関しちゃ聞かなかった事にしてやるよ
上のヤツラはそういう事も織り込み済みなんじゃねぇの…って言や、あんたには分かんだろ?
――名前の件は了解した
あんたはクシャミ。それ以外の者じゃねぇ
…他になにか話はあんのか?

[何かしら事情があるのだろうと、ずらしていた視線を彼女へと向け、それだけは確と約束を。彼女からこれ以上の相談事とやらがなければ足早にこの場を後にするだろう。自分と彼女への嫌悪感をこれ以上募らせたくないと]

(28) 2013/07/25(Thu) 17時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

―回想・5月3日17時、図書館談話室―
>>30>>32
[自分の向けた敵意に身体を強張らせる様にも気付きはした…けれど頑なな態度を和らげる事は難しかった。きっとそれは彼女の想いを知っても変わる事はなかっただろう]

…別に。つーかさ、あんたなんで俺にそこまで話しちまえんの?

[答えを望んだ訳でもない問は半分は己へと向けられたものかもしれない。静まりきった談話室の空気を呟きが震わせる。
彼女からの答えを待つ事なく踵を返し、暮れかけた空の下家路へと着いた]

―回想終了―

(37) 2013/07/25(Thu) 18時頃

【独】 保安技師 ナユタ

/*
ラ ル フ 始 ま っ た !
*/

(-11) 2013/07/25(Thu) 18時頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/07/25(Thu) 18時半頃


【独】 保安技師 ナユタ

/*
あ…なんか落ち込んできた
マズイかも
*/

(-14) 2013/07/25(Thu) 20時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

―5月4日朝7時過ぎ、市街地―

[どれほどそうしていたのだろう。足は張り付いたようにその場から離れてはくれなかった。

やらなければならない事がある。トレイルに名指されたリストの人物達――パルチザン『BOO』の関与者。昨日図書館に寄る前に役場で所在を調べた。その中の1人、ラルフという男の顔写真には見覚えがあった。物資の補給の途中で見かけた掃除夫。寂れた町をやけに熱心に掃除している姿が妙に印象に残った。
接触を図るべきだ、そして出来る事ならば彼を処刑台に上げるべき――そうすれば少なくともナユタの愛する人々は一日命を永らえる。そう思うのに気乗りがしないのはこの手で誰かを殺す事を、その現実を知りたくないからかもしれない。

――何故クシャミはあんなにも躊躇いがなかったのだろう。昨日からの疑問がまた頭をもたげかけたその時、自分の名を呼ぶ抑えた声>>72が聞こえた]

(73) 2013/07/26(Fri) 11時頃

【人】 保安技師 ナユタ

>>72
[声の出処を探して辺りを見渡せば一本向こうの路地から覗く掌と、纏う紅い布が視界へと入った。幾度も呼ばれる己の名がその度に調子を変えるのに、ささくれだっていた心がほんの少しだけだけれど、柔らかく解れる。
シャッターから身を起こし声の主の元へと小走りに駆け寄って、路地へと身を滑り込ませた]

久しぶり、つっても3日くれぇだけど…元気そうで安心した

[一昨昨日に話した時と変わらぬ彼の姿――少なくとも今はそう見えた――に安堵を覚える。どうやら無事でいてくれたらしい。感染者に襲われて命を落とす人間は跡を絶たなかったから。

そういえば…何故彼は自分を呼んだのだろうと、少々抑えめだった彼の声にふと疑問を覚える。何か用事でも、と問う風に緩く首を傾いでその顔貌を見遣った]

(74) 2013/07/26(Fri) 11時頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2013/07/26(Fri) 11時頃


【人】 保安技師 ナユタ

―5月4日朝7時過ぎ、市街地―
>>75
[不意に引かれる手に目を見開くのも束の間、確かに目立つ事は避けたいのだろう――機動隊員と密な関係に見られるのは彼にとって良い物とも思えなかったから――大人しく路地奥へと身を潜めた]

それは何より
俺もこの服脱げりゃいいんだけどな

[向けられた所作に残っていた緊張も解けかけて笑みを浮かべ、己の服へと視線を落とすと肩を竦めてみせた。
労るかのようなその掌には面映さと自身に対する苦笑が入り混じり眉端下げて]

…ぶっちゃけ上手く眠れちゃいねぇ…けど、こんな状況だし仕方ねぇよ
――ん?

[躊躇いを示すかのような視線の動きに疑問は深まった。投票についてだろうか…抜けかけていた緊張がまた身体を固くする。
責められはしないのだろうと、それは彼の様子から窺い知れはしたけれど、昨日のクシャミの件があってから過敏になっている事は否めない]

(77) 2013/07/26(Fri) 12時頃

【人】 保安技師 ナユタ

>>76
……俺も大した事は知らねぇ…けど、
ぶっちゃけ国の研究班もお手上げ状態らしいな
つーか、具体的な質問の方がありがてぇかも…俺の知ってる範囲でなら、答えたいと…思うし

[良くも悪くも想像とは違った質問に人心地覚えて、胸の中詰まっていた息を吐き出す。薬師である彼の立場を思えば尤もな問いかけではあった。

実際の所ナユタの知る情報はそう多いものではない。ワクチン、及び治療薬の開発の進捗状況と――ウィルスの特性について少し。それに感染者の末路。
露蝶に対しての悪感情はなく、むしろ好意を向けていると言っていいだろう。出来れば力にはなりたいが――それならばもう少し核心ついた話が聞きたかった]

(78) 2013/07/26(Fri) 12時頃

【人】 保安技師 ナユタ

―5月4日午後4時、チアキ宅―

[町並みに沈みゆく太陽が落とす長い影を引きずりながら、ポケットの中、冷えた金属の感触をなぞる。
ナユタの記憶にあるこの場所は子供たちのはしゃぐ声で賑やかだった筈だが、今はその面影もなくただ橙色に染まる建物が静かに立ち並ぶばかりだった。
変わってしまった町を見るのは、少し辛い。あの頃と同じ現実なんてないのだと思い知らされるようで。

辿り着いたよく見知った家の前で鍵を取り出し――僅かな逡巡の後に扉へと差し込んだ。
チアキの意図がよく分からない。恐らくは逃げる場所のない自分の隠れ家に、という事なのだろうけれど。
微かな違和感を拭えないままにノブを捻る。音もなく冷えきった室内の空気の中へと足を踏み出した]

(79) 2013/07/26(Fri) 12時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

[記憶の中のチアキの家は暖かさに満ちていたと、思う。
チアキの母は両親を亡くしたナユタに優しかった。幼いハルナが小さな掌を伸ばして遊びをねだる姿もまだ色鮮やかに記憶へと残っている。無口ながら穏やかだった父親も休みの日ともなればチアキと一緒に遠出へと連れて行ってくれた――そういえば彼は何故姿を消したのか。チアキもその理由はよく分からないと言っていたけれど。

感傷ばかりが胸を満たすのが少しだけ切ない。大人に、なったのだと、今はどこか寒々しさすら覚える室内を見渡して切なく想った]

そういや、二人共どこの家に行ってんだろうな

[呟きは静まり返った空気へと溶けるだけで…ナユタは一人小さな溜息を漏らした。何を期待していたのだろう。ここに来た所で何も変わりはしない。
記憶を辿る行為に微かな虚しさを覚えてキッチンへと足を向けた――無性に喉が渇いていた]

(80) 2013/07/26(Fri) 12時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

[水切り台へと乗せられていたコップを手に取って蛇口をひねる。コップへと満たした水で喉を潤しながら、何かがおかしいと――直感にも近い感覚を覚えた。

違和感の正体にはすぐに気付いた。流しに捨てられた食事。どう考えても量が多すぎる。チアキの食欲が無いのだろうかとも考えはしたが…それにしても多い。有に二人分――二人?
間違えていつも通りの食事を作ったのだろうか…いや、いくらチアキでも二人がこの家にいない事を忘れる訳がない。じゃあこれはなんなのだろう。他には殆どゴミがない事を考えても、恐らくは今朝、少なくとも昨日中に作られたものに違いない。昨日には二人はすでに不在だった筈――なのに]

(81) 2013/07/26(Fri) 12時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

[一度頭を擡げた疑念は晴れる事なく――ナユタは早足に階段を駆け上る。ハルナの部屋はどこだろう。あの当時まだ彼女の部屋はなかった筈だけれど、空いていた部屋は一室しかなかったように思う。
過去には空き室だった扉の前、緊張に汗の滲んだ指先をノブへと掛けた]

―――ッ!?

[少女らしく飾られた部屋のベッドの上、二体の人形が並んでいる。小さなタオルケットを掛けられた少女人形はままごと遊びの最中にも見えた…けれど。
ベッドの上に染み付いた、アレは、なんだ?
どす黒くに滲む痕――椅子に点々と散った、白い壁になすりつけられた、可愛らしいピンク色のカーペットを染め上げる、――まるで血痕のような…ソレは。

『絶対入っちゃだめだよ』
『知り合いの所にいるから』

チアキ、なんで…なんであんな事を言った?
それなのにどうして俺に鍵を渡した?
ここで何があった?
チアキ、チアキ、チアキ――!

膝が震える、吐き気が、絶え間なく胃の腑を押し上げる。
冷たい汗が背筋を伝うのを感じながら、ナユタはその場へと崩折れた]

(82) 2013/07/26(Fri) 12時半頃

【独】 保安技師 ナユタ

*/
はい誤字キター
いい場面で誤字るとか安定すぎ_(:3 」∠)_
*/

(-23) 2013/07/26(Fri) 12時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

―5月4日朝7時過ぎ、市街地―
>>88>>89
クソ暑ぃんだよな…この服は

[言外の意味が心に染みた。だから敢えて軽口で返す。服を脱いだ所でここから逃げられる訳でもなし――そう思うとなぜだか笑えた。

撫でる手の温もりが、自分に優しく触れてくれる手がチアキと祖父母以外にもまだ存在する事に例えようのない安堵を覚える。彼がナユタを呼び止めた事に理由はあるにしても、この手の暖かさはここにある現実の一つだ。
だからそれに応えたいと、問い掛けに口を開いた]

まず…WSSの大元になったウィルスだけど元々は中枢神経に潜り込んで睡眠発作を起こさせるっつー大して害のない、なんて言い方は良くねぇけど、可愛らしいもんだった
変異したウィルスがなんであんな症状起こさせんのかに関しては不明だと

でだ。まず発症直後にすぐ捕食衝動は現れるらしいから自覚はある筈
この辺りは動物実験で明らかになってるそうだ
人の場合は意思――まあ理性って呼んでもいいと思う
それが働く分行動は抑えられる、つってもウィルスが脳全体へと広がっていくにつれ、それあやふやになっていくって事だがな

(91) 2013/07/26(Fri) 16時頃

【人】 保安技師 ナユタ

発作以外の変化は非特異的で高熱、振戦、食欲の増進…ただこれに関しちゃ出ねぇ率の方が高いから鑑別要素にはならねぇ
そういう訳で感染者の脳への浸潤具合によって症状は異なる
発作中の事を覚えていられるかも海馬への浸潤の有無に関係するらしいし、捕食のペースも結局は飢餓衝動の強さによるとしか言えねー
だからどの程度で町全体が汚染されるのか…それも不明
ウィルス自体が変異しやすい性質を持ってるから浸潤速度にもばらつきがあるし、ワクチン製造もはかどらねぇ…と
なんつーか八方ふさがりなのが事実だ
ちなみに感染者は生命活動に関する部位をウィルスにヤラれていずれ死に至る…ってな

[話し終えれば絶望の再確認のような作業に溜息が出た。話すこと事態は苦ではない。ただ――この町の現状を、己の立場を考えればやはり気持ちは重く沈む。
そして継がれた言葉に目を大きく瞠った]

…………わからねぇ…けど…俺の良く知るヤツに感染者はいねぇって…そう思いたい…

[感染についての知識を聞いてきたという事に限って言えば、目の前の彼――露蝶は感染者ではないのだろう…と思う。
けれどその言葉には心臓の辺りが冷たくなったのも事実]

(92) 2013/07/26(Fri) 16時頃

【人】 保安技師 ナユタ

―5月4日夕方、チアキ宅―

[どれ程の時間が過ぎたのか――窓からの陽光は大分陰っては来ていたけれど日が沈みきっていない事を考えれば大して時間は経っていないのかもしれない。
ナユタは床へと両手をついてのろのろと立ち上がった。チアキはどうやら戻っていないようだった]

………チアキ…

[思いつく事態は幾つか。けれど本当の所はチアキ自身に聞かない限りはわからないだろう。このままここで帰りを待つべきか…考えたけれど、今は彼に会うのが――怖かった。

明日、せめて心の準備をして、それからチアキに会おう。それは半ば言い訳だったけれど、そうでもしないと何かが崩れ落ちてしまいそうに思えたから。

膝が笑いそうになるのを堪えながら逃げ出すように階段を降り玄関へと向かう。扉を開ければ入り込んでくる外気は、閉塞した心の中をも通り抜けていくように思えて、強張る体の力を抜いた。
振り向き二階の部屋へと視線を遣るが、想いを振り払うようにして首を振ると足早にその場を後にした]

(106) 2013/07/26(Fri) 22時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

―5月4日午後6時、町役場前広場―

[人も大分まばらになった広場へと辿り着くと折り皺のついた投票用紙を尻ポケットから取り出した。記入されている名前はオスカーのもの。クシャミの望みに沿う事は癪だったが仕方ない。

オスカーに関しての噂話はここに来るまでの間にも耳にした。随分と尾ひれもついて回っているようだったが、流言というものは得てしてそんなものだろう。
――クシャミはどうやら目論見に成功したらしい。
彼女の性格を考えれば――深くは知らないが恐らく直感は正しいだろう。あれは人と深く関わりたくない人間の目だと、初対面の時にふと頭をよぎった事を思い出す――随分と努力はしたに違いない。それ程までにチアキの処刑を拒む理由は…単純な好意だけとはとても思えなかった。

彼女がチアキの家族の事を知ればどう思うのか。恐らくはもうこの世にいない家族――その死にチアキは深く関わっているだろう事を。
考えて、彼女はきっとそんな事実は歯牙にもかけずにチアキを守ろうとするに違いないと、気抜けする程に簡単に思い至って奥歯を噛んだ]

(118) 2013/07/26(Fri) 23時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

[結局自分は弱いだけなのだ。逃げ出す事ばかりを思い描いて優しい手を請い願う。
誰かを守る強さは微塵も持てずにチアキに縋ろうとした――彼の想いを知る事もなく。

気がつけば握り潰していた投票用紙へと視線を落とした。一人の命が紙切れ一枚で失われるという現実。
仕方ないと、そんな言葉で言い表したくはないけれど。

湧き上がる疑問はねじ伏せて。街灯に照らされた投票箱へと歩みを進めた]

(119) 2013/07/26(Fri) 23時半頃

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