244 【R18】ミゼリコルディアの宴【魔女村】
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―街でのこと―
[着飾った魔女を見て。 嬉しそうに、感嘆の声を漏らすペラジーへと>>325 薄桃色のワンピースの裾を摘んでみせて。 完璧なカーテシーを披露する]
……ありがとう。 けれど、花の妖精は言い過ぎね。
[弟子以外、きっと誰にも気づけない程度に 微笑いの粒子が混じる声で応えながら。
黒い森の住人になったばかりのペラジーに 魔女の名の意味を、尋ねられたときのことを思い出す]
(18) 2018/06/16(Sat) 00時頃
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―回想:花のうてな―
[自分の名の意味を知って、興味をそそられたのだろう。 ペラジーは魔女の名前の意味を知りたがった>>1:178
弟子の知的好奇心の発露や 褒められて、はにかむ可愛らしい仕草は。 最初の頃>>1:180とは違い、新しい環境に慣れて のびのびと過ごせるようになった現れだろう]
(19) 2018/06/16(Sat) 00時頃
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私の名前は、花のうてなの意味よ。
うてなと言うのはね、花の一番外側に在って 花全体を支える部位なのだけれど……
[と、自らの名の説明をして]
……そうね。折角だから、 本物を見て、お勉強をしましょうか。
[おいで、とペラジーを促すと。 小さな手を引き、さして広くはない館の中を移動する]
(20) 2018/06/16(Sat) 00時頃
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[魔女がペラジーを連れて行くのは、 隣接する、館の何倍もの広さのある温室だった。
館の通路の先にある硝子の扉を開ければ。 湿度を伴った暖かい空気と、植物の匂いが流れ出る。
建物そのものは、教会の聖堂のかたちをしていたが 四方を囲う壁と屋根が石ではなく、全て硝子で作られていて。 燦々と輝く陽光が、内部を惜しみなく照らしている]
(21) 2018/06/16(Sat) 00時頃
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[種々多様な花と薬草が栽培されている 整然と区割りされた温室内の、とりわけ日当たり良好な 花の咲いている区画にペラジーを導くと]
御覧なさい。 この部分が花弁で、これがうてな。
[興味津々の表情を浮かべる可愛い弟子に。 幾つかの種類の花を差して、つくりを教えたものだった]
(22) 2018/06/16(Sat) 00時頃
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―そして、現在―
[幼い頃から十年以上、世話をしてきたのだ。 僅かとは言えペラジーの顔色が変わるのを 魔女が見逃すはずもない>>1:325
未だ、病の完治していない心の臓に 楽しくて興奮しすぎて、負担が掛かったのだろう。 顔色や呼吸を見て、深刻な事態ではなさそうだと そう、判断をすれば]
朝から歩き詰めだったものね。 疲れたでしょう? 少し、休みましょうか。
[無理をしては、だめよ――と、軽く注意をするのに留めたのは。 ペラジーが自分を律することが出来る子だと、 誰よりも知っているからだ*]
(23) 2018/06/16(Sat) 00時頃
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―少し先のお話―
[魔女のアドバイスに素直に頷いて。 考えながらペンを走らせる弟子を、微笑ましく眺めていると。 「書いたの見ないで」なんて言われてしまう。>>1:328
相手が弟子とは言え、手紙を覗き見るような真似は 確かによくない。
それが小説の受け売りで。 言ってみたかっただけとは気づかないから]
……ペラジーの言う通りね。 私は席を外すから、 何か困ったことがあったら呼びなさい。
[ほんの少しの寂しさを感じながら、ペラジーの部屋を後にする]
(37) 2018/06/16(Sat) 01時半頃
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―そして、ある日のこと―
[ペラジーが文通を始めて、しばらくが過ぎたある日のこと。 魔女にも一通の手紙が届く。
送り主は、数少ない魔女の旧知の魔法使いだった>>1:305
手紙を読み終えると、早速、返事を認めて。 アトリエで薬の調合を始める]
(38) 2018/06/16(Sat) 01時半頃
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親愛なる、ガストン様
お手紙を下さり、ありがとうございます。
世を厭い閑居する身なれど。 いえ、むしろ、それ故にと言うべきでしょうか。 こんな私を頼っていただけることを嬉しく思います。
ご所望されるものは痛み止めとのことですが、 人の子を養い子とされたなら、その他の薬も必要となることがあるかと思います。 お節介とは存じますが、いくらか見繕ってお送りしますので、どうそお納め下さい。
傷の方は快方に向かわれているとの由、安堵しておりますが、くれぐれもご自愛くださいませ。
(39) 2018/06/16(Sat) 01時半頃
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近況ですが、十数年前の旱魃のときはご心配をおかけしましたが、黒い森は概ね平穏を取り戻しております。 その際に縁あって、人の子を養い子とすることとなりました。
子供と暮らした十年余年は、これまでの百年よりも遥かに充実し楽しい歳月でした。ガストン様の恨み辛みが和らいだように、私の悲しみと後悔も和らぐように感じます。
素敵なお品をありがとうございます。 早速、試させてもらいましたが、ガストン様のお人柄を思わせる優しい味ですね。 叶うなら、また、山の恵みを頂戴できますことを期待しております。
黒い森の住人 カリュクス
(40) 2018/06/16(Sat) 01時半頃
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[依頼された痛み止めだけではなく。 熱冷ましや虫下し、化膿止め等の膏薬や舐剤を 容器に入れ、ひとつづつ油紙で包んでいく。
あまり考えたくはないけれど、 熊の魔法使いが人間に危害を負わされることも考慮して。 外科的処方に使えるように、麻酔薬も併せて、 薬を詰め込んだ革袋に入れるのだった]
使わないで済めば、良いのだけれど。
[そう呟くと、小さく吐息を漏らすのだった**]
(41) 2018/06/16(Sat) 01時半頃
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―また、違う日―
[ペラジーは日課となったポストの確認をすると。 封筒を手に、いそいそと自室に戻っていく。
どうやら手紙が届いたらしいが>>331 果たして、誰からの手紙だろう? どんなことが書かれているのだろう? 食事のときにでも、聞いてみようか。
そんなことを考えていたら、 アトリエにやってきたペラジーが、憂いのいろを浮かべて、 お願いがあります、と切り出してくる話]
(81) 2018/06/16(Sat) 14時頃
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[魔女は人間に対して、不干渉を決めていたし ペラジーにもはっきりと告げていた。
棲家に近づかれない限り、それが誰であれ。 森をさ迷おうが、獣に襲われようとも、 一切、関わるつもりはない。
(ペラジーを保護したときは 使い魔の獣たちから、森に最奥に踏み込もうとする 人間たちのことを報告されていた)]
(82) 2018/06/16(Sat) 14時頃
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[それを知っていて、それでも魔女に希うのは。 手紙を通じて知り合った、友だちへの同情は勿論のこと。 森を迷う小さな子に、自らの身の上を重ねたからだろう。
魔女としてなら、彼女の願いを聞くつもりはないが。 親の代わりのようなものとして、 ペラジーの優しい心を尊重したかったから]
……ええ、それは構わないわ。
その子に限らず、小さな子が森に迷いこんだら ひとまず、保護をしましょうか。
[頷いて、お願いに応える]
(83) 2018/06/16(Sat) 14時頃
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[ペラジーの文通相手が誰であるか知っていれば 熊の魔法使いに、事情を尋ねもするだろう。
けれど、それはまた。いつかの話――――]
(84) 2018/06/16(Sat) 14時頃
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―再び、街にて―
[座り込んだペラジーが、 常備している水薬を飲むのを確認したら。
少し、待っていて、と告げて。 数件先の露店に足を運ぶと、 苦い薬を服用した彼女の為に飲み物を購入する]
どちらが良い?
[差し出すふたつの素焼きのマグの中身は、 ペアサイダーとミードだ]
(90) 2018/06/16(Sat) 15時頃
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[自分もペラジーの隣に腰を下ろすと]
……落ち着いた?
[マグを手渡しながら容態を尋ねる。 ほんのさっきまで、とても楽しんでいただけに、 ままならない、自分の身体への落胆が大きいのだろう。
気落ちしてしまった彼女を慰めようと。 マグを地べたに置くと、華奢な手を伸ばして。 幼い頃、そうしたように優しく撫でる]
(91) 2018/06/16(Sat) 15時頃
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[魔女の薬とペラジー自身の節制が身を結び。 彼女の心の臓の具合は幼少期に比べて 見違えるように良くなっていた。
根治には至らないが、身体を酷使さえしなけば 日々を暮らしていくことにそれほどの支障はないはずだ。
貧しい村の孤児であった頃なら兎も角。 読み書きを覚え、数字を扱い、 植物や薬草の知識まえ身に付けた今の彼女なら。 体が弱くとも、日々のたつきを得ることは 充分にできるから。
すぐにでは無いにせよ。 ペラジーが魔女の元を巣立つまで もう、それほどの時間を必要としないだろう]
(112) 2018/06/16(Sat) 18時頃
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[幼子だったペラジーを手元に置いたのは 心の臓の病に苦しみ、 それなのに大事にされなかった彼女への憐れみと。 かつて、同じように贄にされた娘を 救えなかった後悔が理由だった。
十余年の間を共に暮らすうち。 憐れみは情に、後悔は親心へと変わり。
いつしか、ペラジーは孤独な魔女にとって、 かけがえのない存在になっていた]
(113) 2018/06/16(Sat) 18時頃
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[――――だからこそ、彼女を 黒い森で朽ちさせるわけにはいかない。 人の世で、幸せに生きて欲しいのだ]
……今日は楽しかった。 私に似合う石を選んで貰ったり ワンピースを着ることだって 貴女と一緒でなければ、できないことだもの。
近いうちに、また、街に来ましょう。 そのときはお泊りをするのも良いかもね。
[幸せな記憶はきっと。 黒い森からペラジーがいなくなっても、 魔女を生かしてくれる*]
(114) 2018/06/16(Sat) 18時頃
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―回想:What are little girls made of ?―
[女の子って、何でできてるの? 女の子って、何でできてるの? 砂糖とスパイス たくさんの素敵なもの そういうものでできてるよ]
(マザーグースのうたより)
(132) 2018/06/16(Sat) 20時頃
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[――――それは、昔々。
具体的には言うならば。 黒い森の魔女が孤児を拾うより、百年ほど昔のお話です。
とある国に娘を失くし、嘆き悲しむあまりに とうとう気が狂ってしまった、可哀想な王様がおりました。
娘のことを忘れられない王様の耳に、 ある日、ひとつの噂が入ります。 『百塔の都なる街に、死者を蘇らせる錬金術師がいるらしい』 そんな馬鹿げた噂でした。
死者を蘇らせるなんて、 そんなことが出来るのは神様くらいでしょう。 そんな噂を信じるひとがいるとも思えませんが、 何しろ王様は狂っていました。
だから王様は錬金術師にをお城に呼ぶと、 お姫様を生き返らせるよう命令するのでした]
(133) 2018/06/16(Sat) 20時頃
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[錬金術師は王様の命令に、簡単なことだと自信満々に頷くと。 早速、怪しげな薬を作り始めます。
神の棲む山の頂に積もる処女雪に、 満月から零れ落ちた滴を融かして。 あらゆる花のエキスを加え作られた、それは、 生命の水と呼ばれる霊薬(エリキシル)でした。
錬金術師は色の失われた可憐な唇に生命の水を注ぎます。 すると、何ということでしょう! 薔薇色の頬は凍てつく処女雪の真白に、 つややかな黒檀の髪は冷ややかな月光の白銀に、 黒曜石の瞳は真紅の罪の果実へと、 みるみる色を変えていきます。
みんなが固唾を飲んで見守る中、ぱちりと瞬いて。 お姫様は目を覚ますのです]
(134) 2018/06/16(Sat) 20時半頃
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[すっかり姿は変わってしまいましたが、 愛しい娘が生き返って王様は大喜び。 お姫様に駆け寄ると、涙を流して細い体を抱きしめます。
けれど――――]
――……貴方、だあれ?
[抑揚のない声で返事をして、 いろのない真っ赤な瞳を向けるお姫様を見ても。 喜びと驚きのあまりに、そのときは誰も気付かなかったのです。
そこにいるのがお姫様のかたちをした、 人間の紛い物だということに*]
(137) 2018/06/16(Sat) 20時半頃
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―そして、家路に―
[近い内に、と提案をすれば。 しょんぼりとしていたはずのペラジーが、 それはもう嬉しそうに、目を輝かせるものだから]
もう、現金ね。……そうね、約束。
[いつもと変わらぬ口調。 ちょっとした、軽口めいた台詞で約束を交わす]
(164) 2018/06/16(Sat) 22時半頃
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月長石を預けるの? それは、構わないけれど、
どうするの?
……なんて、聞くのは野暮なのでしょうね。 きっと、素敵なことを考えているのだろうし、 後の楽しみにしておきましょうか。
[月長石の扱いはペラジーに一任して。 それから残りの買い物を済ませると、 ロバの背に娘を乗せ。夕日を背に受けながら家路を辿る]
(166) 2018/06/16(Sat) 22時半頃
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[ペラジーが黒い森にやってきてから。 魔女の暮らしは彼女が支えてきた。 とは言え、発作の出た後だから、安静にしているようにと言い渡しても。「お詫びに」と言い張って。役割を譲ろうとはしない>>131]
……病なのだから、仕方ないでしょう。
[そうは言うものの。自分のせいで、今日は楽しみを壊してしまったと。 彼女が悔しさと申し訳なさを感じていると理解できたので]
……仕方ないわね。 私も一緒に厨房に立って、半分任せること。
これ以上は負かりません。
[自分は何て甘い師匠なのだろうと、思いつつ。 結局は妥協をしてしまうのだ]
(167) 2018/06/16(Sat) 22時半頃
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[食後の片付けをしようとするペラジーを 厨房から追い出して、ひとりで食器を洗っていたから。 ペラジーが使い魔たちに、何を話かけたか知る由もない。
楽しそうに語られる秘密の計画を 大人しく聞いていた、お守り役の二羽に。
――貴女たち、何を話していたの? と、食後の片付けを終えた魔女が問うても。 梟はホウ、烏はガァと一声鳴いて、沈黙を守る*]
(168) 2018/06/16(Sat) 22時半頃
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―回想:花の冠―
[黒い森に幼子を迎えて初めての春。 ある晴れた日、魔女はピクニックをすることにした。
降り注ぐ、柔らかな陽射しと 髪を揺らす、そよ風に心地よさげに目を細めながら。 幼いペラジーの手を引いて、春の小径を歩いて。
弁当のバスケットを持たせた夜色の狼をお供に 館に隣接する、こぢんまりした畑を通り過ぎ 白詰草やれんげ草、雛菊。 一面に春の野花が咲く、小さな丘へと向かう]
(208) 2018/06/17(Sun) 15時半頃
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[暗く深い森の最奥とは 到底思えないほどの長閑な風景の中で。
魔女は狼の背から荷物を下ろし、 休憩用のマットを広げ、 弁当のバスケットと飲み物のポットを置く。
準備をする魔女の傍らで、 ――今日は何をするの? と 問うような視線を向けてくるペラジーに]
ペラジーは、花冠をつくったことがあるかしら?
[そう尋ねると。 ぶかぶかのローブの袖を捲って、その場にしゃがみ込み。 白詰草の花を積むと、小さな白い花冠を編んで。 ペラジーの薄紅色をした髪を飾る*]
(209) 2018/06/17(Sun) 15時半頃
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