234 【R18薔薇】対魔忍一平太
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[自ら人間を辞め、人間を陥れる魔としての人生を選び、人間に素手で触れたり素顔を晒したりすることすら厭う「人間嫌い」が、四六時中セックスに耽ることを「人間のように」忌避し、藤之助が与える「人間と同じ肌触りの愛撫」に興奮する。 それを面白く思わない筈がない。
離れた唇を恋しく思うような小さな声>>@65に目を細め、藤之助の視線から逃れるように――藤之助自身に顔を押し付けるフランクの頭にこつんと顎を乗せた。 この角度ではくちづけは落とせないから。]
……上手。 [きちんと声を出せたことを褒め、指を締め付ける括約筋の強さを褒め。 それでもまだ指は1本しか与えない。 震えるフランク自身が漏らしたようにカウパーでてろてろになるまで、「焦らす」というよりは「傷つけないよう慎重に」という印象を与えるような動きで媚肉を解す。]
(*0) 2018/02/23(Fri) 00時頃
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増やすよ。 [そうしてすっかり内部と指との温度差がゼロになるまでかき混ぜた後、次の指を押し込んだ。 ぬるくなった内部に外気を伴って少し冷たい中指が入り込む。 ぬちぬちと起こる水音の正体に、魔族由来のものなどひとつもない。
ゆっくりと時間をかけて、「性器」を悦ばせていく。*]
(*1) 2018/02/23(Fri) 00時頃
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[3度目はより上手に呼べていた。>>@3 「フランク」と応えてやる声は甘い。
魔の首魁に望んでもいないセックスを強いられても感じるように躾けたのは藤之助だ。 フランクが望んだ「魔」になる為の条件として「何でも」といった手前諦めているのかもしれないが、かつては妻帯者でその膣に子種を注ぎ込んでいた男は、今子犬が甘えるように鼻先を擦りつけてくる。
「藤之助のペニスが欲しい」 そう言えないのは、プライドか恥じらいか。 どちらでもどうでも良い。 言えずにもじもじしている姿を気に入っているのだから。]
(*2) 2018/02/23(Fri) 01時頃
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ハハッ、くすぐったいよ。 [身を捩るその上半身が傾いで眼前に熟した紅色が収穫を待ちわびていた。
ちゅう、と乳輪ごと吸い付いては、離し。 舌先でちろちろと舐めては、離し。]
この体勢だと繋がるの難しそうだな。 上手く考えたね、指で終わらせたい? [2本の指の滑りは既にスムーズで、より太いもので抉られるのを期待するかのように内部はじゃれついてくるけれど、触手で作った疑似ペニスを挿入するでもなく、藤之助は胸の頂きを愛で続けた。**]
(*3) 2018/02/23(Fri) 01時頃
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[フランクには言ったことがないが、藤之助はフランクの「堪え切れない喘ぎ」をとても気に入っている。>>@4
「人間」は此方に対し憎悪か恐怖しか向けない。 「魔の者」は性衝動を抑圧するブレーキが存在しない。
出したくない。 恥ずかしい。 けれど出てしまう。 それが悔しい。
そんな心の声が聞こえてくるような小さな声が藤之助の興奮を煽る。
フランクから理性を奪わなかったのは単なる気紛れだが、今も飽きずに続けているのは最早気紛れとは言い難い。]
、 …――、 [揶揄も煽りもなく、ただ甘いだけの行為。 人間のようなそれを「自分の意思で」甘受させているという征服感。]
(*6) 2018/02/23(Fri) 21時頃
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違った? 挿れられたくないのかと思ったよ。 [惚けたような声に笑気が混じっているのは、顔を合わせていなくともわかるだろう。 魔と「交わらない」ことを「嫌だ」と口にするその声に煽られない藤之助ではない。 藤之助の、の先を音にしない上にその唇の動きすら見せまいとする強情に、「ハハッ」と笑い声がフランクの胸筋でくぐもって響いた。]
一度降りなさい。 [指を肉腫へと誘導しようとしていた尻からずるりと抜いて押し付ける手をぺちぺちと叩く。]
(*7) 2018/02/23(Fri) 21時頃
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[既にフランクの零したもので濡れていた裾を避ければ、中心が窮屈に膨らんだ褌が現れた。 被せ布の下に手を潜らせて結び目を解くと、押さえつけるものをなくした剛直が天を衝く。]
フランク。 [再び引き寄せて、その上に座るように視線で命じた。*]
(*8) 2018/02/23(Fri) 21時頃
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[さて、今まさに配下に自分の熱を穿とうとしている頃、懸念を投げかけた相手から返答が来る。>>12 この配下は今セックスを強いている配下とは真逆のように藤之助に対し点描トーンで彩られたような口調で接してくる。 盲目的な態度も、それはそれで愛おしいものだ。]
『マーキングがないのに魔の気配……。 つまり、既に堕ちかけている可能性もあるのかな? ヘッドハンティングできるならそれも面白そうだ。』
[この「声」は確実にケイイチには届いているが、この部屋の中の別の音や声までケイイチが拾えるかは定かではない。 別段隠すつもりも見せびらかすつもりもないが、会話をしながらも藤之助の手は配下の肌に指を滑らせていた。]
『うん、任せた』
[ねっとりと絡みつくような気配を纏わせて、藤之助は配下に期待を告げた。*]
(71) 2018/02/23(Fri) 21時半頃
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[伝わったのは乱れた息遣いか、それとも単に気配を察したのか。 すべて聞こえているとは思いも寄らず。>>79
鼓膜を震わせる喘ぎを楽しみながら、脳に届く拗ねたような響きにも口角を上げる。]
『褒美はやろう。 でもお前を可愛がるのは褒美だからじゃないよ?』
[与える行為は同じかもしれないけれど、藤之助のモチベーションの問題なのだ。 いじらしくも一人潜入して頑張る姿を見せる配下は十分既に可愛いと、言外の思いも彼の耳がキャッチしていれば良い。]
(98) 2018/02/23(Fri) 23時半頃
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ハハッ、そんな顔するもんじゃないよ。 [「そんな顔」は、藤之助の眼を覗き込めば、確認できるだろうが。 認識したところで藤之助の趣味に合うように苦心して演技する男ではない。 藤之助に「よく思われたい」と思っているのなら、もう少し違った態度になるだろう。
「何でも」なんて言ったから。
それは、拒めなくなる呪いであり――拒まなくなる言い訳であり。 拒めなくさせる言質であり――拒まれないという安心感であり。]
(*11) 2018/02/23(Fri) 23時半頃
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不器用。 [メカニックには不名誉な評価を与えてやった。 開きかけた口が上手く主を求められなかったのを見たから。]
(*12) 2018/02/23(Fri) 23時半頃
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[人間と同じつくりのままの肉筒をみちみちと拡げて太い幹が奥へと導かれる。 椅子はいよいよ危険な音を立てている。 念の為、土台を触手で補強しておいた。 まったく便利な身体だ。]
うん。……はいった。 [無理矢理押し込まない挿入の最中にも、耳元にかかる息によって高められた下肢に更に熱が集まる。 興奮するのとは別のところで、先程されたように額同士をつける甘えが欲しくなったが、命じるのも何だか違う気がして言わない。
深く繋がった先が肉壁を擦る快感を味わおうと、ゆさゆさと腰を揺らした。*]
(*13) 2018/02/23(Fri) 23時半頃
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[上擦った声が藤之助の耳に届く。>>@19 この「声」が新たな目玉何個分かなどと価値に換算する程野暮なことは口にしない。 ゆっくりと時間をかけて繋がり再び触れ合う素肌は、ぬるついた分泌液の他に汗にも濡れて。 腰を突き上げれば密着した腹の間でだらだらと導入液が零れた。]
いいよ。 [二文字の名詞に込められた意思に返答する。 「キスがどうしたの?」なんて、言わせて楽しむことはしないのだ。 いつだって気紛れで生きているようないきものなのに。]
(*14) 2018/02/24(Sat) 00時半頃
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[許可を待ちそわそわと近隣を散歩する唇を迎えに行った。 児戯のようなバードキスでもなく、舌を戦わせるような水気の多いディープキスでもなく。 押し付けて、下唇を吸って、音を立てて離して、軽く歯を立てて。
彼はもう二度と妻とキスを交わせない。 「リリィ」は明確には「百合」ではない。
それでもまだ、彼の記憶には彼女の唇の感触が残っているのだろうか。 きっと交わした回数は既に藤之助との方が多い。]
(*15) 2018/02/24(Sat) 00時半頃
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ふ、 ……締めすぎ、 [密かな笑い声は飲み込まれる。 毎度抗議するが、緩めようと思って緩められるものではないのだろう。 搾り取られる心地すらして、色めいた呻きが漏れた。
ギシギシと軋む音のスパンが短くなる。 は、は、と息の塊を吐く。 腰を支え、深いところを何度も突いた。
涎を撒き散らしながら解放を待ち侘びるペニスに藤之助は触れない。 触手も使わない。 後ろだけで達することができるよう、躾けたのだから。**]
(*16) 2018/02/24(Sat) 00時半頃
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[やめろ、も、突くな、も、当然のように聞く耳は持たない。>>@32 かといって、その動きは自分の快だけを求める独り善がりなものではない。 制止の声が甘く響く箇所を執拗に責め、縋られるままキスを与える。]
……? 上手にイケたら褒めてあげるよ? [途切れ途切れの言葉から意思を拾えずに、勝手に解釈をして突き上げた。 たくさんある目玉の中で、自分が与えていない一対が潤んで此方を見つめている。 人間を憎み身体は魔に堕ちて尚、魔に染まりきらない光が水膜の向こうに見えた。
唇を湿らせたのは無意識。
配下が上手に達する姿を見なければならないから、首魁はそれまで射精しない。 息が大分荒くなっているとはいえ、まだ余裕があるというのを示すように、伸びた触手が一本、ある部屋のカメラをズームする操作を取る。]
(*22) 2018/02/24(Sat) 22時頃
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[そこに映っていたのは、元からの配下と、かつて敵対組織の戦士だった配下が仲睦まじくしている姿。>>@38]
あのアトラクション、良いね。 夢の国に相応しい。 えーっとスクショはこのボタンっと……魔族のSNSにアップしたら、うちへの転属希望も増えそうだ。 [藤之助は配下を増やすことに割と熱心な方だ。 そしてそれぞれをそれなりに愛していると言葉や態度で表している。 ただ、壊れたり死んだりしても「残念だね」で終わらせる姿は、長く見て来た配下にはアンバランスな印象を与えるかもしれない。]
(*23) 2018/02/24(Sat) 22時頃
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ケヴィはまだそのペニス使いたい? [ドライオーガズムを迎えた彼に、主の声は届くだろうか。 身も心もすっかり性の虜になり魔に染まった彼ではあるが、改造主の個性故か主への忠誠心だけは上手く根付いていないようで、たまに無礼な態度を取ってくるので気紛れに仕置きをしている。 だが痛いのも快感に変換させてしまうので、そろそろ別の仕置き方法を考えた方が良いかもしれない。]
あのね、そろそろ一人「熟した」子を連れて来ようかなって思って。 あれはお前をよく知っているみたいだから、任せてみようかと。 俺に似て触手の使い方も上手だから、出来るだろう? [まるで血を分けた息子に期待を寄せるように、慈しみに溢れた声をケヴィンと華月が交わる部屋に届ける。 語らう間も硬度を失わない性器はフランクの内壁をずりずりと犯していた。*]
(*24) 2018/02/24(Sat) 22時頃
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クリトリス以外の意味をまだ捨てないなら、残しておいてあげよう。 腕みたいにいっぱい生やしてみるのも似合いそうだけどね、そうすると堕ちる前の子は気持ち悦いより先に引いちゃうから、少なくとも堕ちる前の子には「ケヴィン」からあまり離れていない見た目で接してあげなきゃ。 [不足を訴えるケヴィン>>@44に柔らかく答える。 親が幼子にものを教えるように。]
あの、耳と尻尾が魅力的なネコちゃんだよ。 出来るね? [命令は通った。 そこで会話を切り上げて、セックスへと集中力を高める。 視界の端で彼の腕から生えた触手がはしゃぐのを見て、目を細めた。]
(*25) 2018/02/24(Sat) 23時半頃
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[藤之助が拾えなかった部分をフランクは態々言い直してくる。>>@46 嗚呼、始める前は、というかしていない時はあれほど極力自分とセックスすることを嫌がる素振りを見せるのに。 魔毒に浸食されている訳でもないのにどんどん素直になる口に、褒美のキスを降らせた。]
まあそうだね。 そろそろお迎えの準備もあるしね。 [いじらしくも独占を求める配下に無情な別離宣言を言い渡したのも束の間、高い喘ぎと共に腹が温くなる。 限界を迎えたフランクが、無防備にアクメの表情を晒し。]
(*26) 2018/02/24(Sat) 23時半頃
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……ッ、かわいい、よ、 [数度の締め付けを味わって、注ぐ瞬間は流石に藤之助の喉奥から引き攣れたような呻きが絞り出された。
与える精液の成分は、何の変哲もないたんぱく質。 媚薬効果も何もない精液が、フランクを内側から白く染め。]
(*27) 2018/02/24(Sat) 23時半頃
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……ハハッ、 [少し掠れた笑い声ごと、強請る唇の奥に飲み込ませて。 溢れた唾液の軌跡を人差し指がなぞる。
「空地」にぐぐっとめり込ませて、新たな「目」を生み出した。**]
(*28) 2018/02/24(Sat) 23時半頃
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