131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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― 聖堂 ―
[ヘクターとアマトの周囲を魔法陣が唐突に取り囲む。 そして、その中の一つから現れたのはクラウディアの姿だった。
逃がさないとでも言うように。 周囲の魔法陣からは次々と配下の神聖十字軍が現れる。]
(41) 2014/08/18(Mon) 08時頃
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ご機嫌よう。 見学かしら?それなら私に取り次いで欲しいと言ってくれればお迎えに行ったのに。
あら、そちらの方は初めまして。 クラウディア・リーズ・エリサ。 クラリッサと呼んでも構いませんわ。
[こんな状況なのに自己紹介などをして見せた。 それは慢心ではなく、余裕から来るものか。]
貴方、お名前は?
(42) 2014/08/18(Mon) 08時頃
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――今度は闇喰みのオスカーと一緒ではないのね。
その代わり、随分とまた毛色の変わった方を連れているみたいけれど。
[目の前の相手は既に名乗っていたか。 その彼を見やりながら。
不自然なまでに膨れ上がった力に目を細める。]
(57) 2014/08/18(Mon) 15時頃
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闇の魔力……それも神器クラス。
こんなものがこの王国に持ち込まれるなんてね。
[ただ、少しだけ奇妙な違和感を持っていた。 ブラック・ダーク・デス教国にもあったような神器とは違い。
どこか、自分達の使うような神器に似た気配もしていて。 端的に言えば、その気配が揺蕩うような。]
(58) 2014/08/18(Mon) 15時頃
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ええ、見逃してあげても良いわ。 ただし、その剣は置いていきなさい。
[口には出さないが、正しく扱えるものが振るえば。 おそらくは国一つが簡単に滅ぼせるであろう。
そのクラスの神器……もしも彼らがまだ使いこなせていないならば。 今のうちに奪取しなければと。]
(59) 2014/08/18(Mon) 15時頃
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ええ、私がクラウディア……どうかしたのかしら?
[名乗りをあげる彼>>65 その名前を反芻しながら。
これだけの力を持った神器の持ち主。 それが記憶に無い事を不思議に思いながらも。]
(68) 2014/08/18(Mon) 20時半頃
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呪の類でもあるのかしらね? まあ、私が解いてあげても構わないけれど。
[そう言った所でアマトが割って入る。 そして戦闘態勢に入るならば。
ひとまずは剣を引き換えに見逃すという交渉は決裂のようだった。]
(69) 2014/08/18(Mon) 20時半頃
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ええ、そうね。 大好きよ?殺してしまいたいぐらい。
そして、殺しただけじゃなく死体を連れて帰りたいぐらいにね。
[冗談には冗談で帰す。 尤も、実際にオスカーを殺害すればその身体は保存する事になるだろうが。
その理由までは語ろうとはせず。]
(70) 2014/08/18(Mon) 20時半頃
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安い挑発ね。 他の皆も乗ってはいけないわ。
――ッ
[彼が一気に間合いを詰めて来た。 雷を纏った拳の連続攻撃。
それを迎撃するべく。 硝子の盾を作り出す。 一つ一つは一瞬で割れてしまい、雷を纏っていればガラス片で傷つく事も無いのだろうが。
反撃の準備には十分だ。]
(73) 2014/08/18(Mon) 20時半頃
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あらあら、3分で殺されるつもりかしら?
[右手を掲げると。 風の刃がアマトの右腕周辺に巻き起こる。
先日、暴漢の腕を捻じ切ったのと同じ魔術だった。 まあ、同じ様に捻じ切れるとは思っていないが。]
(74) 2014/08/18(Mon) 20時半頃
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[聖霊術が満ちていくと場の空気が変わる。 其れを打ち消すのは間に合わず。
雷の監獄に包まれる。 そして、放たれる拳。]
――しまったわね。
[アマトにも直撃の感触ぐらいは伝わるだろう。]
(88) 2014/08/18(Mon) 21時半頃
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全く困ったものね。 この服結構気に入ってたのに。
[涼しい顔で雷の監獄を抜け出した。 正確には同じ様な雷撃を繰り出して中和させた隙に抜けたのだったが。
服も完全に使えなくなったわけではなく。 スカートの端が焦げた程度で済んではいたが。]
やっぱりねえ。 私がダメージを受けたような服装は出来ないじゃない?
[直撃をガードした腕も痣位は出来てるだろうけれど。]
(89) 2014/08/18(Mon) 21時半頃
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[背後から来た、どこかで見た顔の相手を見やり。]
また不法侵入者……警備は何をしてるのかしらね?
[入り口に集合写真の如く並んでいた神聖十字軍の面々。 彼等はクラウディアからの合図を受け取ったのか。
こちらへと向かって来る様子だったが。]
塔が好きじゃない……? ああ、そういう事。
[賢者の塔は普通の学園とは違う。 ついて来れなければ、そのまま外に出されてしまう。 そんな場所だったから。
目の前の相手のように、こちらを恨んでくるような相手も良くある話ではあった。]
(100) 2014/08/18(Mon) 22時頃
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それは何よりですわ。
[頭に響く声に返答を返して。]
こちらの準備はいつでも構わないわ。 今はちょっと、不法侵入者と“遊んで”居ますけれど。
[そう、まだ遊び程度の力だった。 何せ、気になる武器を持っている相手も居る事だし。]
(*2) 2014/08/18(Mon) 22時頃
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――ッ
[拳が飛んでくればそれを硝子の盾。 あるいは焔の槍で迎え撃たんとする。
魔術の防御により、一撃で骨折まではしないのだが。 それでも、積み重なれば骨までダメージが到達してしまうのだから。]
(108) 2014/08/18(Mon) 22時頃
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闇の力に通じただけで? それはきっと、貴方の勘違いじゃないかしら。
[現に、クラウディアも闇の力を操る事が出来るのはオスカー・アマト戦で示していた。 まあ、排斥したのがノックス卿辺りだったら分からないけれど。]
それでも圧倒的な力を示せば塔も排斥しなかったんじゃないかしら。 あそこはそういう場所だもの。
[尤も、既に塔からは離れた身。 彼女が離籍した後に光の原理主義になっている可能性はあるが。]
(109) 2014/08/18(Mon) 22時頃
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……ふふ、貴女が教皇になってくれるのでしょう?
楽しみにしていますわ。 私は今のまま、枢機卿として及ばずながらお手伝いを。
(*4) 2014/08/18(Mon) 22時半頃
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[アマトとの攻防の中で、一度距離を取ると焔の剣を現出させ。 無造作にその半分を放つ。
もう半分はアマトへの牽制として周囲に纏いながら。]
やるじゃない、彼。 神聖十字軍相手にあそこまで立ち回れるなんてねえ。
[ヘクターの動き>>105>>106は素直に賞賛した。 あれほどの使い手はそうは居ないものだから。]
(112) 2014/08/18(Mon) 22時半頃
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へえ……それがその武器の力。 やるじゃない。あたしの魔術を受け止めるなんて。
[此れも皮肉無しの賞賛。 そして、背後の彼が闇の衣を纏うようにすれば。
少しだけ表情を変えていた。]
面白いわね。 破れるものなら破ってみろとでも言うのかしら。
(137) 2014/08/18(Mon) 22時半頃
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[その刹那、彼の接近を交わしきれず。 焔の剣を回転蹴りが貫いていく>>130 自身はバックステップでまた距離を取ったが。
クラウディアを護衛しようと動く神聖十字軍の一員を手で制してから。]
大丈夫よ、ありがとう。 流石に、翼も展開させないで戦うのは甘く見すぎてたかしらね。
[優雅に右手を横に振るうと、クラウディアの周囲を濃密な魔力が包んでいく。]
(138) 2014/08/18(Mon) 23時頃
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[遺跡での戦いのように背中に羽根を纏う。 ただし、前回はどちらも焔の翼だったが。
今回は一翼は焔――もう一翼は氷の翼だった。]
多重詠唱――
[火柱が上がり、その合間を縫うように氷の刃が飛び交う。 まともに喰らえばかなりのダメージを受ける事は必至だった。 果たして、闇の衣はこの攻撃も受け止め切れるのか
魔術の心得がある者が見ればこの異常さには気がつくだろう。 相反する属性の魔術を同時に発動させているのだから。]
(139) 2014/08/18(Mon) 23時頃
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あら、貴方。 案外と防戦には慣れて無いのねえ。
[そう言いながら、へクターへの攻撃は止まらない。 焔と氷の羽根が地に舞い落ちると。
それは刃となって目の前の敵へと向かっていくのだった。]
(161) 2014/08/18(Mon) 23時半頃
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闇の衣、面白い術を使うじゃない。 貴方を排斥した人間はどうにも、見抜けなかったのかしらね。
[その力がこちらにとっても十分な戦力となるであろうに。 それも見抜けないのかと嘆息して。
後は、どれぐらいのものか見極めるべく。]
光よ――
[3つ目の属性を操り。 重ね掛けする闇の衣を貫かんと。]
(163) 2014/08/18(Mon) 23時半頃
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現出せよ、グングニール
[寓話の中に登場する槍。 其れを光の魔力で再現するとティソへ向けて放った。
尤も、出力を最大にしてしまうと。 味方や教団の施設に被害が及ぶ可能生はあるのだから。
せいぜいが衣を貫いて、纏っている相手にダメージを与える程度のものだった。]
(164) 2014/08/18(Mon) 23時半頃
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/* >>159 また増援来たよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-32) 2014/08/18(Mon) 23時半頃
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――ッ
[大聖堂が揺れた。 正確には、何らかの攻撃の衝撃>>165がこちらにも伝わって来たと言うべきなのか。]
今度はテロリストでも来たのかしら。 全く物騒ねえ。
[そう言いながらも、表情には余裕があった。 教会の警備体制をまずは新教皇に進言すべきかとは思ったが。]
(170) 2014/08/18(Mon) 23時半頃
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消えなさい
[こちらへと投げ返される闇のグングニールを消去させた。 自分で編んだ術式なら容易く打ち消せるのだ。]
それにしても、やるじゃない貴方。 今からでも良いわ、戻ってらっしゃいよ。
[この状況で、微笑むと語りかける。]
寓話のように何かの半分をあげるとかは出来ないけれど。 貴方に正当な評価として宮廷魔術師への推薦ぐらいはしてあげられるわ。
(185) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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なっ……
[彼に気を取られたせいか。 黒烈鎚《ダルアレン·スレッジ》の直撃をかわしきれず。
自動防御となる翼でガードはしたが。 翼も砕けてしまう。]
(189) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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[神聖十字軍の面々も驚きを隠せない。 何せ、クラウディアが――]
久しぶりね、私の血を見るなんて。
[頭部を押さえると、流血だけは簡易的に治療した。 まるで場違いな笑みをヘクターに向けると。]
ブラック・ダーク・デス教国。 ああ、知らないか、私が滅ぼしたんだけど、その国の誰も私に血を流させる事は出来なかったのに。
見事だわ。
(193) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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見事だけど、危険ね。
[一人の圧倒的戦力で、他の面々にも安心感を与え。 結果として、本来の能力以上の力を発揮させる。
噂に聞く闇の連合軍の指揮を彼が取ればどうなるのか。 それは、同じ様に部隊を率いる自分自身がよく分かっていた。]
(199) 2014/08/19(Tue) 00時頃
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