36 なんて素敵にピカレスク
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まずは喉を潰しておこうか。 美しい声だったが、囀らぬ小鳥には勿体無い代物だ。 病治りて、とも言うし、亜人の頑強さには目を瞠る。 片足の腱を切れ。奴隷の焼印を。
[亜人の奴隷。亜人で奴隷。彼女の人生はより悲惨なものになるだろうことが予想される。 少なくとも、この屋敷の中では命の保証はあったのだから]
(6) 2011/09/04(Sun) 00時頃
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さて、どうするか…… 肉も内臓も脳ももはや端金にしかならんし……
この辺りの大地主に面白い女がいたな?
[執事に問い返すと、執事は娼館の主人をやっている女の話を補足した]
そうそう。娼館をやっていたんだったかなあ。 ふん?
[何かを思い付いた様子で、男は脂臭い笑みを浮かべる]
歯を全て引き抜け。 逸物を噛めないように埋め立てろ。 そしてババアの庭に放り捨てておけ。
[命令を下すと、執事は一礼した。誰もいなくなった部屋、男は独り呟く]
新しい椅子を作らないとなあ?
(8) 2011/09/04(Sun) 00時半頃
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ん?サイモン雲隠れ? じゃあ仕方ないな(笑)
(-23) 2011/09/04(Sun) 22時半頃
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― 邸宅 ―
それで? サイモンは見つかりそうなのか?
[入ってきた情報に舌鼓を打つ。口髭をぴんと一本抜いた。抜けた髭を吹き飛ばす。妙に特徴のない使用人は、静かに首を振った]
流石に雲隠れも巧妙か。 なんだな? きな臭くなってきおったわ。 椅子の換えもまだ見つけておらんというに。 掃除を上申したばかりじゃあないか。
[丸まった指にへばりつく小さな爪。かちりと噛むと、やがて男は結論を出す]
流せ。噂話でいい。
『エブラスカ伯は馬鹿息子の尻拭いに近々領地に帰る』 『近日スラムや平民街で大規模な取り締まりを行う』
とな。
(57) 2011/09/04(Sun) 23時頃
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暗殺にはいつも以上に気を付けておけ。 『嗜み』よりも雑味がありおるわ。 使用人にも目を光らせろ。 引き続きサイモンの足取りを追うのを忘れるな。 死んだならそれを確認しろ。
[上等な椅子の上、もぞもぞと落ち着かぬ様子で立ち上がる]
ええい落ち着かぬ。 誰か。誰かおらんか。おい。 椅子を探しにいく。
[手を叩き、外套を用意させ、羽織ると、慌ただしく部屋を抜けだした]
(60) 2011/09/04(Sun) 23時頃
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[まるで関のようになっている詰所。貴族の領域とそれ以外の領域は明らかに大きな隔たりがあった。馬車の通りを敬礼して見送る兵士。出ていく者には特段の注意を揮わない]
新しい候補はあるかね。 貴族や商会の類で摘めるものは凡そ摘んでしまったしなあ。
[執事は、どのような条件かを尋ねる。よく出来たもので、淡々と仕事をこなす]
そうさなあ。 平民や貧民の類を探してみるとするかねえ? 少し趣の違う椅子というのにも興味が絶えんな。
[頷き、御者に行き先を指示する。貧民街に近づくにつれ、どんどんと道が狭くなり、粗くなっていく。沼底の奥のような視線が、どろりと絡みついた]
(65) 2011/09/05(Mon) 00時頃
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― 馬車 ―
[窓の外を景色が流れていく。しとしとと雨が鈍色の空を演出している。男は鼻の辺りを抑えて愚痴を言う]
しかしこの辺りは臭いなあ。 卑しいドブの臭いがする。
[隔てた壁の先は臭いまで違う、と男は主張した。確かに、この街は雨とチリが妙な反応を起こすのか、饐えた臭いを充満させた。汚れた洗濯物を濡らしたしつこい臭い。 男が執事に目配せすると、窓の辺りを閉めようと――>>75]
――ッ!? ぬわっ!?
[馬の高い嘶き。 高らかに前足を上げ、鍵束に驚いた様子で暴れまわる。御者が抑えようと必死に手綱をとる]
お、おのれッ、何事だッ!?
[雨の街の中、剣呑とした空気が流れる。野次馬がぞろぞろと集まって遠巻きに馬車を見る。ばたばたと数名の兵士が馬車の周りを囲み、辺りを牽制した。漸く落ち着かせる馬の側、兵士の一人が鍵束を検分した]
(93) 2011/09/05(Mon) 20時半頃
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何をしているんだ! 不届き者を追え!
[護衛を残し兵士が何名か、不審者を追って動き出す。喧騒の最中、不自然に騒ぎに背を向ける男>>95にも追手が差し向けられる。影は入り組んだ路地に入り込み、暗闇に姿を隠していく]
何事だ、まったく。
[肩を怒らせて、差し出された鍵束に唇を歪める。鍵束は雨と泥に塗れ、錆びた臭いを燻らせる。 鍵束の検分に人をやり、半刻の時間が過ぎた。めいめいに戻ってくる兵士たちの中、黒衣が消えた方向へ差し向けた兵が数名、戻っては来ていない。 調べてみれば路地裏、鎧の間隙を突かれ事切れる兵の姿が]
……いやに手腕のいいやつだ。 街の地理に明るくないのもあるだろうが。
[兵の殺害手口を聞き、男は呟く。 やがて鍵束から取得される情報から、黒衣へと至るだろう。しかし、その時はまだ少し、時間がかかる]
(97) 2011/09/05(Mon) 21時半頃
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[ある程度の始末をつけ、雑踏は荒事が収まったとまばらになりつつあった。兵の不始末に数人残るように言いつけて馬車に乗り込んだ。執事が雨の始末を行うのを大仰に身に受けて]
命を狙おうにも中途半端というものだな。 喧嘩でも売りに来たか、命知らずの平民が。 誰の手の上で生活があるか分かっていないようだなあ。 掃除をもう少し徹底的にやるべきかね? どう思う君。
[相変わらず出来た返答をする執事に鼻を鳴らし、案内を頼む]
それで。 こんなところまで来てどこまで案内する気かね?
[馬車が先より速度を落として徐行する。やがて行き先は孤児院へと―― 近くの軒下、修道士と男が会話しているのが見える]
(102) 2011/09/05(Mon) 22時半頃
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[執事が修道士と男の姿を見て雇い主へと耳打ちする]
孤児院の経営者か、成程。 薬屋との組み合わせの妙よ。 ついでだ。薬屋とも渡りをつけておけ。
[言葉を含んで頷くと、馬車を止めて執事が先に降りた。商談の伺いをたてるようだ。男は馬車にいるまま、童顔の修道士と夢遊しているような痩せぎすの男を一瞥した。ひとつアクションを置くことそのものが、立場の違いを明確にしている]
(106) 2011/09/05(Mon) 23時半頃
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[微笑む修道士の姿に、執事は馬車の中に合図を送った。雨へ備え、馬車から身を下ろす。執事の笑みに応えて、男も柔らかな笑みを浮かべた]
……治安維持の話を中でこの辺りに敬虔な孤児院があると聞いてね。 私もこの辺りの惨状には心を痛めているのだよ。 この時世、報われぬ子どもたちに手を差し伸べるとは感心なことだ。 居ても立ってもいられず、つい知らせもなく馬車を飛ばしてしまった。
[ある種の合意を受けて、生ぬるい言葉を吐き出す。痩せぎすの男の方に怪訝な顔を向け]
彼は薬屋、だったかな? 子どもが具合でも悪くしたのか……薬も高騰していると聞く。
[薬屋との兼ね合いで暗に言葉に含むところを持たせ、ふたりの顔を覗き込む]
(111) 2011/09/06(Tue) 00時頃
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薬を処方するにも、症状を診ねばならぬだろう?
"なに、気にすることはない。"
私も近頃健康に問題を抱えていてね。 典医以外の話も聞いてみたいと思っていたのだよ。
……どうかね? 雨にも濡れる。ともに未来の吾子を見ようじゃないか。
[男は雨の中、妙に浮かび上がる笑顔を向けて、相槌を求めた]
(112) 2011/09/06(Tue) 00時頃
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はっはっはっは、何ぞ心当たりでもあったかね。 いや、知らせもなく無礼を働いたのは私のほうだね。 これからは付け届けるようにしようじゃないか。
[深く下げられた頭に胸をそらし、手を掲げる。案内しようとする修道士へと首で促し、茫洋な薬屋に片眉を上げ、落とした煙草を尻目に葉巻を取り出した]
眠り薬、ねえ。 子どもは"具合"も悪いのに元気よく遊ぼうとするからなあ。 いい効きの薬は希少だよ、君。
私もこの歳になると"感覚が鈍って"ね。 どれ、今少しその辺りの若さを取り戻したいものだが。
(121) 2011/09/06(Tue) 00時半頃
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[薬屋がついてこなければ、オブラートに包んだ言葉で付け届けを頼んで別れたことだろう。 修道士の案内を受けて玄関をくぐる。石造りの床が雨に濡れ、黒ぐろと染みを作った。湿気て膨らんだ両開きのドアが軋み、高い音を立てる。 修道士の声を受け、様々な子どもたちが顔を出す]
ほほう。随分とまた。
[銅色の肌の子どもの姿も目を通す。修道士は知らないことだが。過去男は褐色の肌の椅子を作ったこともあった。挨拶がてら感慨深げに頷いていると、修道士はやがて亜人の子どもを連れ出してきた。ひどく人見知りするようすで、怯えが混じっている]
(133) 2011/09/06(Tue) 01時半頃
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環境上致し方ないところもありますからなあ。 ほ、これはこれはまた。 随分と懐ぶかいと見える。 なかなか扱いも難しいだろうに。
[主語を抜かした言葉をこぼし、相好を崩す。肌の色や亜人種などを排斥し、引き取らないような孤児院も多い。そもそも宗教上の建前だけではなく、子どもの間でも差別は存在するからだ。勿論、被差別者を目に入れるのを嫌う人間も多い。 彼は穏やかな表情を作り、ついていた葉巻を揉み消した。執事がその始末をする]
彼女はあいのこかね? いや、つい先日も、うちにはエルフの子がいたのでね。 それとは随分と違う様子だが。
[大の男に囲まれ、アリスと呼ばれた少女は身を縮めた]
(134) 2011/09/06(Tue) 01時半頃
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あるぇー 適度に更新してるはずなのに反応が遅いな、なんででしょうね。 7分前とか明らかに一度確認してますが。
(-75) 2011/09/06(Tue) 02時半頃
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悲しいことだが、母親の顔を知るだけでこの子は幸福なのかも知れないねえ。 孤児には親の顔どころか名も知らぬ子も多いと聞く。
[執事に手渡された布巾を見、愁嘆な表情で頷きを返す。雨のためもあってか、薄暗い孤児院に視線を巡らすと、その視線を避けるように数人の子どもが壁際に身を寄せる。その姿に男は興味深そうに目を細めた。 アリスに集まる視線に気付いているのかいないのか、男はどこか機嫌が良さそうだ]
しかし、随分と小さい子ばかりだねえ。 やはりある程度大きくなると外へ働きへ出るのかね? 痩せている子も多いようだが、実際に働き手になろうとするにはまだまだというように見える。
[言外に孤児院の状況に言及し、男は抜け目なく子どもたちの様子を検分した]
(139) 2011/09/06(Tue) 02時半頃
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は、は、は。世知辛い話だあ。
だが。
君のその心がけが、出ていった子どもたちの寄付に、繋がっているのだろうねえ。 彼らもさぞかし感謝しているだろうよ。なあみんな。
[困ったように後ろ頭をかく修道士に笑い、子どもたちに問いかける。芝居がかった様子に応える子もいれば、逆に萎縮する子もまた現れる。男はその姿を抜け目なく観察していた]
私もね。 青い血には貴い義務があると思っている。 すべてを賄えればとも思うが、この歳だ。 "お若い"先生なればこそ出来ることもあるだろう。
(142) 2011/09/06(Tue) 03時頃
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こと世間の風にも負けず、皆等しく救いの手を述べる心――我がエブラスカにも通ずるものがある。
[男は重々しく頷き、両手で修道士に握手を求める。彫り深い笑みは、肉厚の頬で目が殆ど線になっていた]
聞けばこの辺りの孤児院では日々の食事にも困るというじゃあないか。 それはわれわれの未来の大きな損失ではないかね。
……このご縁も神がくださったものだろう。
あとで使いをよこす。 ぜひとも微力にならせてくれたまえ。
(143) 2011/09/06(Tue) 03時半頃
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そうだなあ、そうさせてもらおうか。 なに、気にすることはない。 生活を知っておくのもひとつだ。
[修道士に誘われ、暗がりの更に奥へ。何も分かっていない子どもたちに、何かを感じ取ったものを散見する。それに気づかぬ様子を見せたまま名残惜しそうに子どもたちから離れる。執事を促すと、委細承知とばかりに深く頷いた**]
(151) 2011/09/06(Tue) 04時頃
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