246 とある結社の手記:9
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宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2018/07/25(Wed) 01時半頃
宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2018/07/25(Wed) 02時頃
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― 翌朝・ロビー ―
[朝になってサイモンに集められたとおもえば、彼に語られたのは、なんだか途方もない話であった。 おとぎ話の存在について、たしかに結社とかいう連中はずっと主張してきてはいたが、ついに明確な人数までも提示しだして、このなかにおとぎ話の存在が存在しているなどと言い張っているのである。
ルパートは頭痛がするのか額をおさえた。 昨日から「気が済んでくれれば……」と願い続けていたのは、こんな風に彼らが彼らの思想で凝り固まってしまわないよう願ってのことだ。]
はぁ…… 無茶苦茶いってるのがわかってるのかねえ。
(19) 2018/07/25(Wed) 02時頃
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[昨夜判明したのは、ワンダだけが家族そろってこられないわけではない、ということ。だって最後の一人はマリオの姉ではなく、ワンダだったのだ。 手伝いを頼んではうちにきている小さな小さなマリオは、姉と一緒に集められたわけではなかった。彼もまた、たった一人の家族と離れ離れにされてしまっているのであった。 ――今、傍らで娘のベッキーが袖を握っている。だからこそ、余計にその事実が不憫に思えるのだ。]
マリオ一人くらい、今から兄弟と同じグループに 移してやってもいいんじゃないのか。 子供なんだぞ。こんなに不安がってるじゃないか。
[しかし、この進言も相槌ひとつで一蹴された。 話し合いの後、すぐにマリオはコルクボードにメモを貼っているようだった。]
(20) 2018/07/25(Wed) 02時頃
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[ここは、人狼の腹である。]
(*10) 2018/07/25(Wed) 02時頃
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[旅人や行商人を……襲う?
襲うというのには、少し語弊があった。 誘い込み、会話によって次の旅先も知り、仲間に示唆して行き先をわかったうえで肉にする。
そうして得た肉を、ルパートは同胞である人狼らに、売っていた。 それは時に金で、時に行動で支払われる。 スージーに「性分かねえ」とルパートは言った。 ルパートは宿屋の主人をするように、誰かの世話をしてやるのが決して嫌いではない性分だったのだ。(>>0:263)) こと、人狼という化生の世界に於いても。
彼にとって人狼とは、いまや長年続けた生業であった。]
(*11) 2018/07/25(Wed) 02時半頃
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[だから、この宿屋こそ、彼にとっての胃袋であった。]
(*12) 2018/07/25(Wed) 02時半頃
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[長年その暮らしを続けてきた彼だからこそ、 年若い彼女らへ]
ってことは、やっちゃったのは、 おまえたちじゃあないってことなのかい?
(*13) 2018/07/25(Wed) 02時半頃
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[ルパートにとっての"娘"ベッキーと並びたちながら、唇も動かさずに人狼のみに聞こえる囁き声でいう。]
あれはいけないよなあ。 村のやつばかりでなく、 結社員にまで手をつけたみたいじゃあないか。 あーあ、こんなことになっちまって。
[嘆きというにはどこか淡々として。]
人数まで正解に分かられてるってことは、 あの陰気なボウズはホンモノ中のホンモノなんだろう。
まあ、今夜は彼を片づける他ないだろうね。
[説明を聞き、サイモンの背を見送って、ルパートはベッキーを心配そうに見遣った。]
(*16) 2018/07/25(Wed) 03時頃
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[ルパートという人を食ういきものは、村長アルフレッドの友人として、この村にある古い宿屋として、ローザス夫妻の昔馴染みとして、人間の夫として、ベッキーの父親として、かつての流浪の民の宿として――そんな風に生きてきた。ずいぶん長い間そうしてきた。
だから、この出来事は彼にとっても感慨深いことだった。]
ホンモノなうえにそのホンモノが 「もう一人いる」ってんだから、いるのかもね?
………。
[ユージンが占い師にはすぐに名乗り出て欲しそうにいう。 占いで、人狼を占えば、成否がわかるなんていう途方もない話、あの若者は可能性と感じるほども信じたのだという。]
(*18) 2018/07/25(Wed) 03時半頃
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こんなばかげた話、 信じようってやつもいるってことか。
[物珍しそうにユージンを眺める。]
だれが「ソレ」だ? だれが……これで誰か名乗り出たなら、 ……、……。
……。 …………。
おい、誰かあの占い師ってやつ、 できないもんかね?
[と、少し可笑しそうに訊いたのだった。**]
(*19) 2018/07/25(Wed) 03時半頃
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― 朝・ロビー ―
[娘は不安でべそをかきはじめているようだ。 友人に元気づけられている彼女の肩を、ルパートはぽんぽんと叩く。]
ママがついてるさ。 [妻ドロシーが死んだのも、三年も前のこと。]
ん? おい、おいおいおい! さらっと壊すとかいってるが。 こいつはなあ。カミさんの形見みたいなもんでなあ。 いやまあ、でもまあ。
う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん……
はぁ〜なんでこんなコトになっちまったかなあ、 アルフレッドぉ……。 **
(32) 2018/07/25(Wed) 04時頃
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宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2018/07/25(Wed) 04時頃
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死、んだらそりゃあ……そうだがよ。
[昨夜ワンダがきたときも、最後の晩餐なんて言っていたっけ。(>>33)]
外で見張るみたいなこと説明されたが トンカンやって見つからず どうにか抜け出せるモンなのかねえ……?
[見るも無残な窓をみる。 ルパートとしてはこの宿を終の棲家として一生添い遂げるような気持ちでいたためか、溜息が止まりそうもなかった。]
たしかに話がまったく通じないなら ここでじっとしてるほうが怖いわな。
はあ。壊すとなっても止めないが、……はあ……。 わかってる。気にしないでくれ。 このウチが気に入ってるんだよ。これでも。
(45) 2018/07/25(Wed) 10時半頃
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[壁を壊す。 そう考えた次に想像するのは直すことなのだ。 捨てて出ていくことではなくて。
もしもうまく逃げ切ったとして、ほとぼりが冷めたころ戻ってくることを想像する。 すると今度は、でたらめ集団に嫌疑をかけられたまま逃げ出して、ここに戻ってきても大丈夫なのかを想像することになる。
この宿が人生だったから。
しかし同時にルパートには家族がいて、彼女の身の安全を助けてやらなければならない――じゃあ、*どうすればいいのだろう。*]
(46) 2018/07/25(Wed) 11時頃
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/* パティ読み応えあってちょう好き
人狼二人キャラがちゃんとそれぞれになっていきそうでうれしさあるね〜!
(-25) 2018/07/25(Wed) 11時半頃
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[ロイエが刺々しく否定する。(>>*22)]
悪いね、小さいころから見知ってると、 どうにも子供扱いしちまって。 いやだねえ、年よりってのは。
第一あんたはろくに食べないもんな。
[ルパートの店から肉を買うことがないばかりか、ロイエが人を食う話をとんと聞かない。]
そうだねぇ…… ただまあ、仮にこのまま全員で逃げ出せるってんなら、 話は変わるんだろう。
[外の物音に耳をそばだて、期待はできねえがと微かにわらった。]
そうなりゃあ、あの陰気なボウズも そっとしておくことになるのかもな。
(*27) 2018/07/25(Wed) 12時頃
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[サイモンに対する年若い二人の話をきいていうのは、恨みや怒りでもなく]
才能があるんだろうねえ。
数まで言い当てられるんだ。 次にどんな炙り出し方をされるか分かったもんじゃない。
次は翌朝って言ったか。 機会を待って済ませちまわないとな。
(*28) 2018/07/25(Wed) 12時頃
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狼煙に覚悟か。うん、うん。 まあ、必要になったことは、 一つずつやっていかなけりゃ。
[仕事をするだけ。そんな口ぶりだった。]
(*36) 2018/07/25(Wed) 21時半頃
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[ルパートは、宿屋に鉄の格子をはめられた時から、 己が人生であるこの宿屋との心中を想っている。]
(-32) 2018/07/25(Wed) 21時半頃
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ははははは。
[隠し通路や隠しトンネルとか隠し部屋とかは、]
ないよ。
食糧庫のほうの 地下の出入り口も塞がれちまってね。
気づかずにいて貰えれば そっちから行こうと言えたんだが。
[あればとうに提案していたのかもしれない。]
(*38) 2018/07/25(Wed) 21時半頃
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/* よっぱらいノアいやらしい いいぞ
(-33) 2018/07/25(Wed) 21時半頃
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そりゃあ、いちいち占われたら、 いずれは見つかっちまうだろうな。
ピスティオ、おまえだけ。 疑われようと占われようと、 なんともないってわけだ。
[彼のひそやかな優越感を知ってか知らずか、僅かに笑いの気配を伴って声をかける。(>>*34)]
(*39) 2018/07/25(Wed) 22時頃
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[宿の一室に取り残されていた子供。それがピスティオである。
彼の両親を肉の塊に変え、ちょうどよい大きさに切り分けて、声なき声で囁きあってはそれを分けあう。 あの子は両親が戻らないことを知っていた。
奇妙な子供だった。 人狼ではない、人間なのに、狼の声を聞く子供。 全ての作業を終えて宿に戻り、「置いていかれちまったのかい」と訊いたのが、どちらの声でだったか。もうすっかり忘れてしまった。]
(*40) 2018/07/25(Wed) 22時頃
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逃げないってことになったら、 誰か三人、人狼としてでっちあげなけりゃな。
ピスティオ、手伝ってくれるかい?
[怒るでもなく、喜ぶでもなく、人に寄り添って生きた人食い宿屋の主人は、いつもの調子で穏やかに訊いた。]
(*42) 2018/07/25(Wed) 22時頃
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……責任って。 …………。
[言葉の責任。(>>50)(>>51) ルパートは「気が済んでくれたら」と昨日からそう繰り返してきた。
閉じ込めて気の済むように調べてみたところで何もなく、何も見つからないから解散となるような。 何事もないことに由来した気の済み方をして欲しくての言葉だった。 調べても調べても何もなくて、気が済んでくれたなら……
「いない」を前提にした考えは、結社員が「いる」と言ってしまっている時点で成立しなくなっていた。 結社員の言葉が真実だと思わなくても、だ。 たとえ妄想由来の世迷言であっても妄想を現実と思い込んでいるのなら、こちらが「いない」を前提にしてみたって、彼らのなかでは「三人いる」が覆らないのかもしれないのだから。
そうなれば「この中から誰か三人が連れていかれる」。 連れていかれてどうなるのかを知りはしない。]
(111) 2018/07/25(Wed) 22時半頃
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[イヴォンやパティは、逃げてはならないと言っている。 イヴォンについては敵討ちとまで主張して。(>>72) 眉根が寄った。]
ヨアヒムの仇…… イヴォンさん、本気でいってるんだな?
[自然、昔馴染みとして彼女を名前で呼んでいた。 友人のヨアヒムは、昨年死んだ。 葬儀には出たが、死んだ彼の顔を見ることは叶わなかった。 事情は詳しくきいていない。イヴォンの心労を思うに深くは聞けなかったのが正しい。]
(112) 2018/07/25(Wed) 22時半頃
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[無論、聞かずとも、誰が殺したのかを知っていた。]
(*43) 2018/07/25(Wed) 22時半頃
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[そもそも結社員が居るからやってきたという訳知りらしいモンドは、今更逃げられないと踏んでいるのか逃げることに賛同していない。]
(113) 2018/07/25(Wed) 22時半頃
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………。
[扉のほうを見た。]
占い師は外に出られる、って話も。 あいつらの手伝いに外に出ていくのがそもそも、 大丈夫なのかわからねえけどなあ……。
[ピスティオの案に、苦笑いになる。]
はは。それで信じて外に出してくれそうなら ウチの壁が無事で済むな。
占い師だけじゃないしな、 はっきり居るようなこと言ってたのは。 人狼もだ。……。
連中がもう人狼がいるってこと信じ込んじまってるなら 占い師を全員で名乗ってみたって……
(114) 2018/07/25(Wed) 22時半頃
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[困っているうち、フーバー家の娘リンダの告白があった。(>>79)]
……二人とも、もう見つかって、死んでたってのか? ………… 教えてくれりゃあ、こんなことしないでも、 逃げるなり村から離れるなり、
……なにか、出来たんじゃないのか?
[微かに言葉に怒気がにじむ。 娘のベッキー。彼女に宿の世話をともにするよう話したのも自分。アルフレッドの提案を受け入れたのも。こんな異様な場所からは離れておけと言えなかったのも。**]
(115) 2018/07/25(Wed) 22時半頃
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宿屋 ルパートは、メモを貼った。
2018/07/25(Wed) 23時頃
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/* イヴォン終始かわいいなwwwwwwwwww
(-42) 2018/07/25(Wed) 23時頃
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/* ロイエおもしろいんだよなあwww
(-51) 2018/07/25(Wed) 23時半頃
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