232 いつかの、どこかの、だれかの話
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[隣ではがさがさと問題集とノートを取り出す音。 試験を控えた彼は学校と塾までの中途半端に開く時間を、 クレアは学習で忙しそうな彼を邪魔しないように それでも一緒に居られるようにこのカフェで過ごす。
彼の塾まですぐで、クレアの学校とバイト先の間にある このカフェで時間を過ごすようになってもう三年。 試験はそろそろ大詰めなようで塾の後は会うことが出来ない。 夜遅くなるのを心配してくれてるみたいだから 先に帰ることに決めたのは自分なのにとても寂しい。]
ありがとう。
[テーブルにセットしてくれたポットから 琥珀色のチャイをカップへゆっくりと注げば、 赤い苺がぷかぷかと浮かんで来る。 子供のころ始めてショートケーキを食べた時のような そんなわくわくがある気がして、この瞬間が好きだった。]
(4) 2018/01/26(Fri) 10時半頃
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[手の中にある文庫は、とてもとても大好きな人と 紆余曲折の末に幸せに暮らしましたというお話。 そんなどこにでも転がっているような物語の 一つ一つ全てが、クレアは愛しかった。
障害を乗り越えていけばきっと、 今も隣にいる彼とハッピーエンドを迎えられると そう教えてくれているのだから。]
「そろそろ時間だな。」
[あっという間にすぎてしまうこの一緒にいられる時間。
今日も頑張ってと見送る背中に微笑みで見送れば 自分も文庫本を鞄にしまい、席を立った。]
(5) 2018/01/26(Fri) 10時半頃
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[最後にもう一度と、向けた視線の先には 彼と同じ塾に通うブロンドの少女がいて 彼はほとんど見えなかった。
彼女も同じようにいつもこのカフェを利用している。 そして彼と同じ時間にいつも塾に向かうのだ。]
やだなあ、いつも計ったみたいに 同じタイミングで席を立つのね。
[彼はモテるから、狙っている人は沢山いて 彼女もきっとそのうちの一人なのだと思う。 さらりと流れるショートボブの真っ直ぐな髪は 光るようなくすみのないプラチナブロンドで、 長くウェーブのかかったレディッシュのクレアとは 全く違う雰囲気をまとっているように見える。]
(6) 2018/01/26(Fri) 10時半頃
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[でもそれも紆余曲折の一つだと思えば なんて事はないのだ。 ちょっとした浮気ぐらいも許す覚悟は出来ている。
たまに繋がれる手をクレアが見ているなんて きっと思ってもいないのだろう。]
大丈夫。 最後にはちゃんとクレアのところに 帰ってきてくれるって、 クレア分かってるからね。
[席を離れる前にカップに残っていた 一欠片の苺を指で掴んで口の中へ。 お行儀が悪いけれど、そんなことは 大事な人が見ていなければ関係ない。]
(7) 2018/01/26(Fri) 10時半頃
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[彼のコートのかかっていた背もたれを するりと撫でてから扉へと向かう。
その席のテーブルには、カップが二つ クレア以外の人間には見えているだろう。*]
(8) 2018/01/26(Fri) 10時半頃
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/* ヒーローだった!!
(-2) 2018/01/26(Fri) 13時半頃
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