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203 【R18】触手と戯れる村【RP】

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【人】 学者 レオナルド

[男が叫んでいる。
部屋の中へと入れた新たな検体に向けてのものだろう。

日が昇っても足音が聞こえると呟いていた男はとうに気が触れたと思っていたが、正気を僅かながら残していたようだ。
レオナルドは男の叫びに混じる検体の声を聞き流し、昨晩と同様に観察を続ける。]

 今日は満月だからね。

[潮の満ち引きにも通じるように、触手が満月に活動を活発化させるのならば、今日は最も研究に必要な夜なのだ。

レオナルドは小窓を窺いながら紙面にペンを走らせる。
その頬を、窓から差し込んだ丸い月の光が照らしていた。*]

(2) 2016/12/07(Wed) 00時頃

【赤】 学者 レオナルド

 『先生、開けて、開けてください』
 『やめろ! こっちにくるな!!』

[新しい検体は双子の兄妹だ。
以前から医師の方で簡単な手伝いをさせていたが、入院していた患者が故郷へと帰り、研究に主眼を置くようになってからいささか手持ち無沙汰にさせてしまっていた。

なんでも手伝いますと言う心意気を買ったのだが…少々残念だ。
しかし、未感染者への感染経路を知るためにも双子には頑張ってもらわねばならない。]

 やはり体液の中でも精液と愛液を好むか。

[室内に蠢く触手の数は二十に増え、その大半が双子へと絡んでいる。
粘ついた液を絡めた触手は四肢を絡め取り宙へ吊るすと、双子の咥内と股の間へ潜り込み、肉芽や陰茎へと群がる様子は、まるで餌を与えられた魚だ。]

(*0) 2016/12/07(Wed) 00時頃

【赤】 学者 レオナルド

[宿主の男も触手から何かしらの感覚を受け取っているのだろう。
触れられてもいない陰茎を勃起させ、呻く響きには苦悶以外のものが混じっている。
先端から零れる液を漏らすまいと一本の触手が男へ絡んだ。

その一方で、妹の方が体を強張らせ、長い黒髪を乱して数度痙攣する。絶頂に達したのだろう。

床に滴る液が増え、股下に入り込んでいた触手が一層動きを早める。
少女を拘束している触手に変化が現れたのはその時だ。
新しい触手が枝分かれし、細い体を少女の肉芽や乳首へと巻きつけていく。
その方がより愛液が得られると学習したようだ。

頭を振る少女の瞳に力はない。]

(*1) 2016/12/07(Wed) 00時頃

【赤】 学者 レオナルド

[不意に男が声を荒げた。
何かと思えば、少年が触手を噛んだようで、床に捨てられた触手の先端が跳ねている。

しばらく観察していると、やがて触手は力を失い動かなくなった。
この個体では、母体から離れた部位は活動を停止するらしい。]

 『先生の……この、っ、人でなし!』

 ……やれ。手伝うと言ったのは君達だろう。
 助手としての務めを果たしてもらわなければ困る。

[レオナルドの声は少年に届いていただろうか。
聞こえていたとしても反応する事はもう難しいだろう。
噛み千切られ、体液を溢れさせていた断面は丸く盛り上がると新たな触手を生やした。

少年の口に捩じ込み直された触手の数は三本に増え、下肢を責める動きは執拗なものへと変化していく。

触手から出る分泌物を口端から零しながら身悶える姿をしばし見つめ、触手の変化について記した。*]

(*2) 2016/12/07(Wed) 00時頃

学者 レオナルドは、メモを貼った。

2016/12/07(Wed) 00時頃


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