143 【R15】善悪の彼岸
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―朝:食堂―
[少女は、朝には強い方ではない。 目覚まし時計に叩き起こされながら目覚めて、半ば机に突っ伏すようにして食事を採るのが何時ものこと。 教師が運んできた連絡事項>>0は、そんな眠気を吹き飛ばす程の衝撃だった。
むくりと頭を起こし、前髪の隙間から見えた少女―名を呼ばれた病弱な彼女を凝視した後、小さな拍手を送る]
……良かったじゃない。おめでと。
[口元に薄い笑みを湛えて、祝福の言葉を送る。 どこかぎこちなくなってしまったのは、きっと、まだ夢現だったせい**]
(10) 2014/12/18(Thu) 07時頃
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―運動場―
[寝ぼけ眼で朝食を済ませた後、病弱な少女に軽い挨拶を済ませた後、食堂を出た。 広々とした運動場の片隅。穏やかな光が降り注ぐこの場所で、少女はごろりと寝転がっていた。 砂で出来た大地に長い髪をまき散らす様は、傍から見ればかなり異様かもしれない。けれど、そんなことはどうでもよかった。
考えるのは、朝の出来事。病弱な彼女が認められたと聞いた、その時によぎった僅かな感情。 強いて言うならば、羨望、嫉妬、劣等感。余りにもらしくなさすぎる]
……は、笑える。
[人なんてどうでもいい。私は私だ。 バスケが出来るわけじゃないし、勉強に貪欲な訳でもない。 本が好きな訳でも、絵が得意な訳でもないし、誰かを思いやる優しさもない。 私はただ、自分の出来ること、得意なことを伸ばしていくだけ。
けれど、あの時。彼女の名前を聞いた時に、考えてしまった事]
(29) 2014/12/18(Thu) 20時半頃
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[―――どうして、彼女が。 病弱で、寝てばっかりで、尊敬できるところなんてないじゃない。
そんな事を少しでも考えてしまった、自分の醜さに反吐が出そうだ。 あぁ、苛々する。
苛立ちに任せて、ハサミを握った右手に力を込める。 しゃきん、と金属が擦れる音が、いつもより荒々しく響いたような気がした]
(30) 2014/12/18(Thu) 20時半頃
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/* 伸ばした前髪は、他人との距離を取る為。 必要以上に近付かせない為のモノ。
(-1) 2014/12/18(Thu) 21時頃
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……はぁい、何か用?
[ざり、と砂を踏む音>>41に頭を向ければ、目に入った黒髪、それから、メモ帳。見慣れた、声のない少女。 かけた声が存外冷たいものになってしまったのを取り繕うように、すぐさま身を起こしてを相手を仰ぎ見て――固まった。
――『おりがみの おはな』『ひとつほしいの』 ――『きゃさりんに おいわい』『あげたい』
視界に入った言葉の羅列。今の自分には残酷すぎるそれを並べ立てる彼女を、き、と睨みつける。
どこか心配そうに此方を伺う彼女。その様子に何ら疚しいものはない。ただただ、外へ行く者に何かを贈りたいという、純粋さはひしひしと伝わってきて――]
(55) 2014/12/19(Fri) 08時頃
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……ホントにいい子よね、貴方は。
[人の幸せを自分の事のように喜べる。 祝ってあげたいと、自然に考えることが出来る。 その優しさは彼女の長所ではあるけれど、時に残酷なものでもある。 少なくとも、今の自分にとってはそうだ]
……悪いけど、後にしてもらえる? 今は作る気になれないの。
[二つ返事で引き受けるいつもとは事情が違う。とても、祝う気になんてなれないし、贈り物なんて尚更だ。 こんな気持ちになる自分が嫌になる。けれど、押さえつけることも出来やしない。
ごろりと再び地に横たわって、彼女に背を向けた。それは、明らかな拒絶。
これ以上、惨めな気分にさせないで。 八つ当たりの言葉を投げつける代わりに、彼女に背を向け、瞼をきつく閉じた]
(56) 2014/12/19(Fri) 08時頃
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/* みんな凄く違いあっていい面子だよなぁ。 個人的にはチアキ好きだわー
(-5) 2014/12/19(Fri) 09時半頃
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/* そんな中1人うじうじしてるヨーランさん! これだから毒タイプだの闇タイプだのって言われるんだよ!!
(-6) 2014/12/19(Fri) 09時半頃
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/* ヨーランはキャサリンはどこか庇護対象というか、下に見てた節がある。 だからぶっちゃけ何でこいつが選ばれとんねんってなってるし、選ばれなかった自分が情けないし、何かもうもやもやしてる。
(-7) 2014/12/19(Fri) 22時頃
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/* 明日はキャサリン[[who]]とシメオン[[who]]が模範生に選ばれる
(-8) 2014/12/19(Fri) 23時頃
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/* もう選ばれとるでキャサリン……
(-9) 2014/12/19(Fri) 23時頃
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[すぐ近くの、何かをひっかくような音。 その主の足音が離れていってから、どれほどの時間が経ったか。 彼女の姿がなくなったであろう頃に、漸く起き上がる。
酷く不快だ。 髪やら服やらについた砂の粒も、苛立ちをぶつけた後味も、他人を素直に祝えない自分も。 ――砂の上に刻まれた、少女の謝罪の言葉>>67も、何もかも]
……あぁ、もう。
[がしがしと頭を掻けば、砂の粒がパラパラと地面に落ちる。 前髪に隠れた顔が、くしゃりと歪むのが自分でも分かった]
(74) 2014/12/19(Fri) 23時半頃
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謝んないでよ、ホント。
[ぼそりと呟く。聞こえるはずもないけれど。
あんなの、ただの八つ当たりだ。 彼女の取ろうとしていた行動―大人へとなる者への祝福が、友人としても、人間としても、真っ当な行動だとは頭では分かっている。 分かっているのに、出来ない自分が嫌で仕方ない]
(75) 2014/12/19(Fri) 23時半頃
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[地面に残された謝罪をしばらく見つめた後、ゆらりと立ち上がる。 寮に舞い戻って、真っ直ぐに向かうのは自分の部屋。
未だに、キャサリンが模範生ということに納得は出来ていない。 けれど、それ以上に、醜い自分が嫌だった。 羨望と嫉妬、劣等感。挙句の果てに、苛立ちに任せて人を傷つける。 自分への嫌悪感を振り払うように、色紙たちに手を伸ばした]
(76) 2014/12/20(Sat) 00時頃
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[数時間後、部屋にいた病弱な少女へ簡単な花束を渡して、別れを告げて。 けれど、それを促した声の無い少女と顔を合わせる事はせずに、終日部屋へと引きこもっていただろう。
今は、彼女に合わせる顔がない。 せめて、謝罪は、明日になってから、と*]
(77) 2014/12/20(Sat) 00時頃
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