62 好敵手の絆
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偽物騒ぎも収まった君の前に、黒髪の青年が姿を現す。
うっすらと透ける姿に実体感は無く、幻影かと思えた。
首輪と鎖は変わらないものの、今は髪と同じ色の服を纏っている。
青年は言う。
「全ての試練はこれで終わり。
おめでとう。偉大なる御方がおまえたちを祝福なされた。
これからの道行きに幸あるようにとの御言葉である。」
そして、青年の手からなにかが零れる。
「すべてを乗り越えたおまえたちにと下された品である。
受け取り、持ち帰るといい。」
(#0) 2012/10/28(Sun) 23時頃
魔力の煌めきを放ちながら中を漂って来たのは、一対の装身具。
淡い輝きは、秘めた力を感じさせる。
魔力を読み解けるものならば、気が付くだろう。
それらは、ささやかながら望みを叶える力を持つ品だった。
対となるものが側にある間は。
それぞれの持ち主が、同じことを願っている間は。
たとえば、一緒にいたいと願っているならば。
魔力の素養が無い者でも、それが一種の”願いの指輪”《wish ring》であることは、気付いただろう。
(#1) 2012/10/28(Sun) 23時頃
青年の横に、輝く魔法門《ゲート》が開く。
「それを身につけた二人が、同じ場所に行きたいと願ってこの門を通れば、門はおまえたちをその場所へ連れて行くだろう。
思い浮かべるのは具体的な場所でも良いし、誰かの側、というものでもいい。
結果的に、同じ場所を示すのなら。
では、良い旅を。」
ゲートの説明をして、黒髪の青年は微笑みながら一礼し、霧が晴れるように消えていく。
結局、二人が違う場所を思い浮かべたらどうなるのか、という説明はされないまま、残されたのは、対の装飾品と、魔法門だけだった。
(#2) 2012/10/28(Sun) 23時頃
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