128 終世に降る雨/ツイノセニフルアメ
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そこは森として存在している空間だった。
光の気配も闇の気配もないのは、そこがひとびとの住む場所とは違う空間に、ただぽつりと存在しているからだ。
その森の奥にこじんまりとした、人々の言葉で言うならば『西洋風建築』といった様式の館が建っていた。
この空間をとある目的の為に任され、どれくらいの時間を過ごしていたか判らない者。
この森をかたどる空間の主とも言える其れが棲家とし、仕事場とする『館』。
その館の前に、一人の猫背気味の男が黒い翼をはめかせて現れる。
(#0) 2014/07/08(Tue) 01時頃
鏡を眺めるアヤワスカは、生まれてどれくらいの時間を過ごしたか既に判らなくなってしまっていた。
判らないという事は退屈であり、退屈という事は己の足場をあやふやなものにする。
過去に同族である者達が己の役割を逸脱し、監視すべき者達へ干渉するという事例がある事は知っていた。
何故そんな事をするのかよく理解出来なかったが、アヤワスカは今なら理解出来る様な気がした。
我々の時間は永すぎる。我々の与えられた役目は単調すぎる。
だから、ちょっとした退屈凌ぎが欲しかったのだ。
そんな時に偶然同じ頃に光を放ち始めた十一個の鏡。
嗚呼、また終焉へのカウントダウンを始めたかと内心で溜め息を吐きながら鏡を眺め、次の瞬間アヤワスカは口許を笑みで歪ませた。
(#1) 2014/07/08(Tue) 01時半頃
十一個の鏡に映る、十一人の者達。
彼らは生きる場所、あるいは時代が違えど、皆同じ様に誰を従え、誰かに仕えている者達だ。
もうすぐ同じタイミングで命を落とす彼ら。
従者は大切だろうか、主には生きていてもらいたいだろうか。
そんな感情を抱いていたら、ちょっとした遊びが出来るのではないかと。
そう囁き合い、彼らがこの空間に近づく瞬間──死を迎える直前に呼び寄せて、ちょっとした退屈凌ぎをしようと。
(#2) 2014/07/08(Tue) 01時半頃
──そんな神とも呼べる存在の退屈凌ぎを目的とした遊びで、其れがいる館へと呼び寄せられる事を──
──鏡に映し出されている誰かの主であるあなたは、
鏡に映し出されていた誰かの従者であるあなたは。──
まだ、知らない。
(#3) 2014/07/08(Tue) 01時半頃
アヤワスカの周りに光を放ちながら浮く鏡。
それは東に位置する大陸、セレソ・ヴァストーク
西に位置する大陸、デュシスノック
南に位置する大陸ユークリーフ
北に位置するノルドモーネ
といったそれぞれ四つの大陸に生きる貴方達の終焉を描こうと、淡く鈍い光りを放ち、アヤワスカのいる部屋の照明のひとつとして機能していた。
(#4) 2014/07/08(Tue) 01時半頃
─ 終世に降る雨/ツイノセニフルアメ ─
(#5) 2014/07/08(Tue) 01時半頃
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