192 【R18薔薇】対魔忍キルロイ
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ー最上階ー
[人だったもの。 かつては仲間であったものもいたはずだ。 湿度の高い音と、肉の這い回る光景の最中にひとひら現れる鮮やかな青。 触手に囚われる男を見上げるその顔はやや幼い作り。 青いフードのついた上着も、腹が冷えそうだと揶揄された黒のショートパンツも。 それは恐らくこの青を見たものたちの最後の記憶に残る姿とそっくりそのまま同じはずだ。
微かな恍惚をその瞳にちらつかせながら]
…兄さん。 随分頑張るんだね。
[失われる前と同じ様に触手に犯され続ける男を呼ばわる。 けれど当時のような人懐こい朗らかさはなく、退魔忍のような形にも関わらず目の前の退魔忍を助けるそぶりは1つもない]
(@0) 2016/06/04(Sat) 11時頃
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[声は訥々と続く。 粘着質な音の合間、ただ見上げつづけながら]
ねえ、俺のこと死んだと思った? それとも逃げたと思った? …みんな、もう俺のことなんか忘れてるよね。 どっちにしろ、ちゃんとした忍にはなれなかったわけだし。
だから、忘れててくれた方が俺も助かる。
[空気を胸いっぱい吸い込む。 ゆっくりと吐き出す。 部屋の中に満ちる音の中に少しだけ青の呼吸が混じる]
(@1) 2016/06/04(Sat) 11時半頃
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だって、俺はあの方のもの。直円さまのもの。 今の俺にはそれが全て。
[先程まで目の前の忍を嬲り続けていた男。 その名を歌う唇には恍惚。 瞳には暗い輝き。
堕とされたのか、堕ちたのか。 そんなことは自分だけが知っていれば良い。 ひらりと青いフードが翻り、男を犯す触手を足がかりに軈てその距離は至近距離。 間近に男の表情を捉え、耳に囁くのはあまいこえ]
ねえ、兄さんも堕ちてきなよ。 こっちのみずは、すごく、あまいんだよ。
[くすくすと、子供のように笑ってその身は再び翻る。 青のひとひらは、部屋から姿を消した**]
(@2) 2016/06/04(Sat) 11時半頃
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―→廃ビル1F―
[久しぶりの再会もつかの間、降り立った階層に響くのはおそらく救助のために編成された忍達だろうと思われる声>>61>>68。 最上階で未だ触手に凌辱され続けているだろう兄の姿を思い出して唇が少し吊り上がる。 くすくすと、その場に不釣り合いな笑いがこぼれる]
…本当に、来たんだ。 かわいそうに。
[憐れむようなそれは誰に対して向けられた言葉か。 柔らかい素材のニーハイブーツ、その底もまた足音を消すように柔らかい素材。 己の気配を消すことは最終試験の受験者の誰よりも上手かった]
(@3) 2016/06/04(Sat) 18時半頃
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[この姿に見覚えある者はいるのか。 いるのならば、時が止まったような姿に違和感を抱くだろう。 けれど、それは自分が望んだ結果だ]
そんなに急いで、どこへ行くの。
[首をかしげる。 その言葉から、明らかに救援部隊とは違う所属だとわかるだろう。 くすくす。くすくす。 異様な光景の中、あまりにも普通すぎる姿こそ異様]
直円さまに、御用かな?
(@4) 2016/06/04(Sat) 18時半頃
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―むかしむかし―
[兄に手を引かれて、”あたらしいおうち”にやってきたとき、弟は3才になるかならないかのころ。 少し舌足らずな子供は兄の事をにったん、と呼んだ。 ”あたらしいおうち”がどんなところかすら知らない弟は最初のうちは修行の邪魔になるとばかりに日中は引き離されていたのでそれはもう大騒ぎだった。 あちこちを兄を探しては転び、尻もちをつき、泣きそうな顔になったかと思えばそれでも立ち上がってまた兄を探す。 そんな弟だったから、自然と兄の後を追いかけるように忍を目指した。
家系なのだろう、成長期に入ってもあまり大きくなる気配を見せなかった体のせいにしたくなかったからとにかく修行も積んだし知識も積んだ。 小さい癖にまあよくやるもんだと呆れながらいう大人もいたが、それでも目指すべき背中が近くにあることはやはり進む原動力にもなった]
(@5) 2016/06/04(Sat) 19時頃
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―5年前の朝―
よゆーとか思ってると失敗するって知ってるくせに。 でも、頑張ってくる。
[最後まで手を抜いてはいけないと、師匠から何度も釘を刺された。 そういうところはまだ年齢相応の姿のまま。 それでも兄に応援されれば期待に応えたい気持ちに嘘はなく、少し高いところまで拳を持ち上げて合わせる。 まさか、それが最後の兄弟の会話になるなんて誰が想像したのだろう?]
(@6) 2016/06/04(Sat) 19時頃
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―5年前の最終試験―
[最終試験に参加した中で一番年齢が低かった少年にとって一番きつかったのは、もっとも体力がないことだった。 ほぼ1日かけて行われる試験は技術ももちろんだが体力も必要である。 最小限の体力で最高の成績を得ようとするならば多少の無茶は必要だった。
そろそろ日が暮れる頃合い。 試験が終わるまであと少し。
時は───逢魔が時]
しんど、
[ぽつりと小さな弱音を吐いた。 高層ビルの狭間、低い雑居ビルの屋上。 風は少し涼しくて、疲労の溜まる体を休めるにはちょうどいい。 終了は月が中天に上るころ、それまでに必要なポイントを回り、課題を済ませればよい、それだけだったのに]
(@7) 2016/06/04(Sat) 19時頃
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…? 故障かな。
[受験者に貸与されている通信機から響くノイズ。 それが、ここからの5年間の始まりだった**]
(@8) 2016/06/04(Sat) 19時頃
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―廃ビル1F―
[自分を呼ばわる声>>75に、かすかに眉が跳ね上がる。 記憶よりも年齢を重ねている姿を認識するように何度か瞬きを繰り返す]
…覚えてる人、いるんだ。
[肩を竦め、ため息が一つ。 当時あまり仲が良かったとは言えない記憶もある。 憂鬱そうな表情で息を吐き出した]
俺に構ってる時間なんてあるんだ。 人助けに来たわりには、随分余裕だね?
(@9) 2016/06/04(Sat) 19時半頃
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…そう。 かわいそうに。
[哀れみの言葉をまたひとつ。 ラルフの問いかけ>>78に頷いた。 それから、細く細く、息を吐く]
そうだよ。 でも、直円さまの邪魔するんだから、仕方ないよね。
[その言いぶりはまるで明日の天気を憂うかのごとく距離のある言葉。 あの当時、どれだけ周囲が己を探したのか、兄が悲痛な思いをしたことも、知りはしないからこそ]
(@10) 2016/06/04(Sat) 19時半頃
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かわいそう? それって、俺の事かな。 そっちから見たら、かわいそうなんだ。…ふーん。
[ラルフの言葉>>82に首を傾ぐ。 するすると、何処からか伸びる触手を横目に見やる。 自分がいるから、少し鳴りを潜めていたのだろうか。 よくできましたとばかりにくすりと笑い声一つ落としながら]
まあ、がんばってよ。 俺は遊んじゃだめだって言われてるから何もしないけど。 精々、頑張ってね?早くしないとさ。
(@11) 2016/06/04(Sat) 20時頃
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──兄さんも、誰も彼も、みーんな”だめ”になっちゃうかもよ。
[ふ、う、っ、と。 あまいこえと共に息を吐き出しながら青い袖が翻る。 一瞬のうちにその姿が消える。 空間を渡る忍の技]
(@12) 2016/06/04(Sat) 20時半頃
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―→廃ビル5F、扉の外―
[消えた姿は上層階に現れる。 得意とはいえ、立て続けに使えばやはり小柄な体の疲労は激しい。 扉の奥からはくぐもったような声がまだ聞こえる。 兄は、まだ些細に思える抵抗を続けているらしい]
…何だよ、かわいそうって。
[憐れまれる理由など、ないはずだ。 自分は自分の意思で直円に組すると決めたのだ。 扉にもたれかかるとずるずると膝が崩れる。 憐憫の感情など、不要なはずなのに]
(@13) 2016/06/04(Sat) 21時頃
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…かわいそうなんかじゃない。
[主は、直円は己を必要としてくれている。 だからこそ、5年も側に殺さずにおいてくれている。 少しも自分がかわいそうなことなどないのだ。
まだ少し気怠い体をおして立ち上がる。 主は、直円は今どこにいるのだろう。 苛立ちと焦りから親指の一部を咬み切ればその傷口に溢れる鉄錆。 それに気づいたように触手たちが蠢きはじめる]
(@14) 2016/06/04(Sat) 21時半頃
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[血の匂いに惹かれるように触手が絡みつく。 己たちと遊ぼうとばかりに足に絡み、ショートパンツの裾から入り込み、丈の短い上着の中に潜り込む]
ちょっと、今はお前たちと遊んでる暇なんて
[そんなものは自分にはない。 だが、こちらの言うことなどお構いなしに引き倒し、傷口を細い繊手が啜る。 身に覚えのある高揚に喉が震え、だが]
駄目だって、言ってる…!
[少し荒げた声から間を置かずして生まれる鎌鼬により絡みついていた触手が切断され、ぼたぼたと床に短くなって文字通り落ちる。 煩わしげに体を起こしながら、服の中に入り込んだ細切れを引きずり出せば触手の体液にまみれた姿は中々に凄惨だった]
(@15) 2016/06/04(Sat) 22時頃
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…さいあく。
[苛立ちを隠さずに己の姿を見下ろす。 こんななりでは、直円に怒られやしないだろうか、と。 それでも今は主に己に対する憐憫を打ち消してもらうほうが先。 扉の奥にその気配は感じられないから、おそらくは下だろう。 空間を渡ってもよかったが、術後の気怠さを思うと流石にまた一渡りする気にもなれず、足は階段を降り始める]
(@16) 2016/06/04(Sat) 22時頃
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―5F階段―
!
[ステップに視線を落とし、ふてくされるような顔のまま階段を下りようとした足が止まり、弾かれるように顔が上がる。 届いた声からも、触手をとおして己の有様を見られているのだろうことは容易だった。 弾かれるように正面を向いた顔も少しバツが悪そうに視線が再び足元へ向かう]
…あの、不用意に血を流しました。 それで、ちょっとカッとなって……申し訳ありません。
[咬んだ傷口を隠すように親指を拳の中に隠して詫びる。 怒られるのだろうか。 捨てられるだろうか。 握りしめた拳はわずかに震える。 階下へ降りようとしていた足も止まったまま]
(@17) 2016/06/04(Sat) 22時半頃
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申し訳ありません。
[声>>147から察するにやはりばれてしまっているらしい。 苛立ちがあると指を咬む癖は昔から。 昔は歯が皮膚を傷つけることなどなかったのだが今となってはどうも力の加減ができない]
違います、そうじゃなくて、その。
[遊べないことは決して不満ではない。 それが”言いつけ”なのだから、不満を持つ理由がない。 理由などわかっている]
直円さま。 …俺は、「かわいそう」なんですか?
[不安が階段を下りる足を急がせる。 声でしか存在を感じられないのが不安で仕方がない]
(@18) 2016/06/04(Sat) 23時頃
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―5年前の某日、逢魔が時―
[ノイズの走る通信機は調整して直るどころかうんともすんとも言わなくなった。 これは困ったとばかりに短い髪に手をやりながら師匠の教えを反芻する。 何が起きた時も落ち着いて行動すること。 突然の不測の事態にはあらゆる原因を探ること。 けれどいつまでもその事にとらわれないこと。 常に意識は周囲に張り巡らせておくこと。 己の力量を過信せず、無理はしないこと]
(@19) 2016/06/04(Sat) 23時半頃
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…これはさっさと先に進んだほうがよさそうかな。
[連絡が取れないままの単独行動はいくら技量を認められていても最初は心細いもの。 体力も少しは戻ってきたからと、寄りかかっていた壁から身を起し背を向けたところで]
──、
[背後の影がぶわりと、膨らんだ。 声を上げる余裕もなく、絡めとられる。 師匠の言葉が瞬間頭をよぎる。
”機器が突然乱れるようなときには、強力な魔の存在も疑うこと”]
(@20) 2016/06/04(Sat) 23時半頃
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(夜魔だ)
[それがなんであるかはすぐに察することが出来た。 影に潜み、夜に潜む。 まだ日の残るうちから動き出せるのならばそれは強力な夜魔に違いない。
夜闇の魔に四肢を奪われ、貫かれ。 印を切ることも、跳躍することもできない。 体は影に支配され、鼻につくのは濃密な血の匂い。 影は己から溢れる血を啜りたててはまた闇を濃くしていく。
日が陰っていくのと同時に己の体が冷えていくのを感じた。 このまま死ぬのだろうかと、ぼんやり思うも指先も動かないし、喉は声一つどころかひゅうと空気を吐き出すだけ。 視界も霞む。転がる通信機は相変わらず回復する様子はない] (…このまま、死ぬのかな)
[兄の言葉>>71を思い出す。 こんな様では戻るどころかもう2度と会えないのだろう。 師匠が知ったら、気を抜くからだと、困った顔をして怒るのだろうか]
(@21) 2016/06/04(Sat) 23時半頃
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───や、だ
[嫌だ。 そう思ったら微かに声が出た。 冷えていくばかりの体だと思っていたのに、驚くほど落ちる涙が熱い。
助かりたかった。 まだ死にたくない。 助けてくれるなら、生かしてくれるなら誰でも、何でもいい]
(@22) 2016/06/04(Sat) 23時半頃
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[──それがたとえ、魔物だとしても**]
(@23) 2016/06/04(Sat) 23時半頃
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[直円>>174の問いかけに返事を返さないのは肯定そのもの。 階段を下りていく足取りは重い。 主がいるフロアまではそう遠くはなかったから、降りていくうちにその姿が目に入る。 もちろん、それと同時に古い知己>>171の乱れる姿も]
…俺の体、流れる血、魂のすべて。 全部、ぜんぶ──直円さまの、もの。
[自分の細胞全てに聞かせるように唇に乗せる。 漸く目の前に見えたその姿に安堵するもつかの間、その前にある乱れる姿を見下ろす視線は冷えたもの]
(@24) 2016/06/05(Sun) 00時頃
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[手を振る直円>>210の姿に少し唇を噛む。 血は滲まなかったが、薄く色をひいたかのように淡く染まる]
直円さま、あの
[願いを口にしようと思った声が止まる。 直円が朧に為すことを、兄と同じ色の瞳が注視する。 朧に向けられた視線に潜むのは確かな殺意。 主が遊ぶのは駄目だと言ったから我慢はするが、冷ややかな視線は注がれたままで*]
(@25) 2016/06/05(Sun) 01時半頃
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ー廃ビル3階階段→廃ビル5階ー
[直円が朧を肉体的にも精神的にも侵していく様子を見ているのを見る表情には色はない。 感情なく、ただ踵を返す。 問われたら、短く答える]
少し、気分転換してきます。
[どんな気分のスイッチなのかは言わないが降りてきた階段をのろのろとあがっていく。 この先に続くのは兄が囚われたあの扉だ]
(@26) 2016/06/05(Sun) 10時頃
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ー5階ー
[先程は寄りかかるだけだった扉を細く開く。 中では未だ触手が蠢く]
…。
[小さな体を滑り込ませると、扉に背を預けながら捕らわれの姿を見上げる。 まだ、彼に正気はあるのか。 声はかけなかったが、ただぼんやりとその様をみる*]
(@27) 2016/06/05(Sun) 10時頃
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―廃病院―
[古く朽ちかけた病院の手術室。そこをひとときの根城として、小柄な少年が持ち込んだ機械をいじくり回している。]
んーンフーんっふふー、粘度ー密度ー鮮度ーどれもイイね!
[目の前の機械の中ではショッキングピンクの液体が重い音を立てて沸き立っている。 巨大なフラスコのようなその容器によじ登り、手持ちのシリンダーに少量吸わせて戻ると、けたけたと笑い声をあげた。 精製しているのは、高密度の媚薬にナノマシンによる洗脳効果をつけた特注品だ。 常識を破壊し、欲に忠実になるような薬品。同胞からの面倒な依頼にも、これなら応えられるだろう。
依頼されたのは、この病院一帯を満たすガス。 捕らえた対魔忍を更に狂わせるトリガーだった。フラスコの中では粘液状だが、機械で霧散させればそれは重く甘い霧となる。]
(@28) 2016/06/05(Sun) 10時頃
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[シリンダーの中身を各種計測器に少量ずつ落とし込み、スイッチを入れる。 中身が1cmほど残ったシリンダーには針を装着して――、にひ、と口角を釣り上げると、迷いなく細い左腕に突き刺した。]
んっんっアアアアアーーーッ!!!アッ!あっコレすごい!すごいいぃヒヒヒヒヒ!!!あァっダメ脳がダメになっちゃう!!なっちゃうダメこれ!!
[甲高い奇声をあげた口からは、泡混じりの涎が筋を作る。注射針を刺したままで床に転がって、ガクガクと全身を震わせた。]
アア……最高……天才……誰こんなの作ったの?ボクだね?ボク天才だね?
[キカ。 見た目は十五歳程でも、その実は下級悪魔。主に薬で人を騙し操ることを得意とするが、最近は専ら機械弄りが趣味らしい。]
(@29) 2016/06/05(Sun) 10時頃
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