128 終世に降る雨/ツイノセニフルアメ
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ここのぬしは変わらず役目を果たしているか? ……上が、次はアレが何かしでかすのではないかと思っているらしくてな。
[森の奥にある二階建ての館の、尖塔型のアーチに嵌る重厚な鉄扉を開けて、サイモンはそう問いかける。 空間を駆ける役目のある翼はもう必要もなく、いつの間にかそれは背中から消えていた。 わずかに険しい表情を浮かべながら館のエントランスを見回すサイモンを、出迎える者はいただろうか。
いてもいなくても、この館に踏み入れた瞬間にここの主と棲む者に己の存在、声を把握されている事は知っている。 他の場所も、そういうシステムを取っているから。
だからサイモンは誰かいてもいなくても、声高らかに告げる。]
監視の為、暫くここに滞在させてもらう。これは、上の意思だ。拒否権はないぞ。
(@0) 2014/07/08(Tue) 01時頃
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[そう宣言して、あまり時間は経たずにサイモンは気づいた。 ある不安を覚えて客間のある1階から螺旋階段を駆け上がり、そうしてこの館の、この空間の主の仕事場である突き当たりの部屋を開け放つ。
普段は主が許可をしない限り開かない部屋だが、『上』から与えられた特例権限を持つサイモンは触れただけでその仕掛けを解除出来る力を持っていた。]
終焉の監視者よ、お前は何をしているんだ!?
[扉を開けた先の室内は暗い。けれども暗さを感じないのは、天井や壁、そうして床に至るまでに広がる無数の円形の手のひらサイズの鏡があるから。 その鏡からはまるで暗闇に浮かぶ蛍の様に、ふわりぽわりと光が放たれている。 光る先には、監視先のありとあらゆる人々が終わりを迎えるまでの時が映し出されている。
サイモンが口にした通り、人々の『終焉の監視者』としての役割を与えられた同族は、口許を楽しそうに歪めながら部屋の中央に立ち、己の周りに十一個の鏡を侍らす様にして浮かび上がらせていた。]
(@1) 2014/07/08(Tue) 01時頃
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[その姿はまるで、その鏡の中で描かれる終焉から目を離したくないと言っているみたいに思えた。
サイモンが聞かされた話だと、終焉を描き終わるとその鏡は光を放たなくなるという話だ。 監視者の役目はそれを眺めることではない。終わりを迎え、光を放たなくなった鏡をこの部屋のどこかにある炉に投げ入れ、上の者達へ記録として献上するのが役割だ。
鏡の中で紡がれる人の生を見守る様に、鑑賞する様にしているのは、監視者としての逸脱行為に当たるのではないか。 生真面目な男には、そう思えてならなかった。 だから、もう一度問う。]
終焉の監視者アヤワスカよ。 お前は、何をしている、何がしたい!?
(@2) 2014/07/08(Tue) 01時頃
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[…は極彩色に染まった筆を止め、徐々に場面を変える不完全で不可思議なキャンパスから顔をあげた。周囲に散らばる鏡を眺め、ケコと喉を鳴らして空気の匂いを嗅ぐ。強まる水と大地の匂いに常ならば歓喜の歌を奏でるところであったが、それとはまた別の異物の気配に目玉をぐるりと回し口を開く。幾分高音ではあるが、柔らかな男性の声が零れ落ちた。]
ふむ。雨かと思いましたが……。
[あらゆる空間の虚空に目を走らせ、元凶を"視"る。主のもの程高性能ではないが、観測者の補佐役たれと潰され埋め込まれた眼はそれを捉え鏡へ映し出す。]
招かれざる客人でございますか、主様。 直ちにそちらに参りましょう。
[…は散らばる筆を置き、アトリエを後にした。]
(@3) 2014/07/08(Tue) 23時半頃
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リリンラは、あるじー!とスタコラサッサー
2014/07/09(Wed) 00時頃
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[…は鏡の間に辿りついた。扉を二度、三度ノックした後、彼には少々高い位置に存在するドアノブを見上げる。入室の許可が出た気配にぴょこんと飛び跳ねてぶら下がれば、時同じくしてギィィ…と主によって開かれた扉はドアノブにリリンラをぶら下げたまま音を立てて開いた。少し予想外の展開に内心慌てつつも優雅に見えるように飛び降りて、一礼をする]
ぅお呼びでしょうか、主様!
[交互に告げられる言葉に耳を傾け、小さく承諾の返事を返して顔をあげ、黒の眷属の固まりに目を凝らす。来客を視る事は出来たが、中に居るおそらく先ほどの来客の詳細は力の弱きこの畜生には分かりかねた。しかし、主の邪魔をする殺すとまずいもの…すなわち、中は天上の使いだということは理解出来た。されどリリンラは天上の使用人に非ず、館の主に仕えるものだ。それ故、深く頭を下げて承諾した。]
承知いたしました。このまま地下倉庫へと運びましょう。
(@4) 2014/07/09(Wed) 01時頃
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[次いで告げられた主の言葉に、主の仕事である鏡を見つめた。11枚の鏡はリリンラに絵画とするように渡される過去の残滓等ではなく、おそらくは現在の場面を映しだしている。その中の一人の青年の姿に本能的な恐怖を感じ、そっとそこから視線を外しつつ、首を横に振った。]
私の姿では不必要に耳目を集めてしまうことでしょう。 ……元の小さき姿では別でしょうが。 私より、あの者の方が適しているのではないでしょうか?
[…はもう一人の従者の方が適任だと主に告げて、黒い球体に手を掛けた]
私はこちらの処理を致しましょう。 ああ、主様。喉は乾いてはおりませぬか? 後で飲物をお持ちしましょう。ご希望があれば、お伺いいたします。
[主の返答を待ち、…はその場を辞した。黒い檻を転がし地下倉庫へと運んだ後、主へ飲み物を淹れ、持ってくることだろう]**
(@5) 2014/07/09(Wed) 01時頃
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[…は薄暗い書庫で黙々と書物を漁っていた。一冊ぱらぱらとめくっては頭を振って空中へ放り投げる。不思議なことに不要とされた本たちは床に落ちる前に自らあるべき棚へと吸い込まれていった。]
…ッたく、便利な術を使ってやがるくせに。 魔道書は無ェのかよ、魔道書は。
[静かな空間にふてくされた少年の声が響く。次に開いた本には女子供が喜びそうな、可愛らしい菓子の作り方が載っていた。…は小さく舌打ちをして座り込む。]
……あ?
[そこで、わずかに"主"の気配が変わったのを感じた。何の呪いか、この世界に来たときから"主"の動きは空気の揺れで察知できるようになっていた。]
……なンだ?
[…は重い腰をあげて、主の元へ向かった。]
(@6) 2014/07/09(Wed) 22時頃
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-台所-
[黒い大玉転がし終えて、台所へとむかう。おりしも主の眷属の1人である料理長が、アイスココアを作り終えた所であった。リリンラはデカンタに入れられたアイスココアを隣に置かれた銀のスプーンで掬い、一口味を確認する。]
……主様はうんと甘いアイスココアを所望なされました。 これは確かに甘い。ですが、いささか甘味が足りぬように思います。 冷たくすると、甘味は弱く感じられますからな。 ホイップクリームとキャラメルソースを用意なさい。
[…の指示通り用意をする間、リリンラはさきほどの主の言葉を思い出す。自身が気にした存在があっさりと主に見抜かれたことは今さら驚くべきことではない。だが、自分自身にとって、主はいつだって分からない存在であった。]
あの11の鏡に映る者たちは、一体何なのでしょう。 主様は、何を気にしておられるのか。 ……否、私ごときが気にするべきことではありませぬな。 気にしないでくだされ、料理長。
[…は料理長に首を振り、専用の容器へといられれたそれらとグラス、氷の入ったアイスペールを乗せた盆を持ち、その場を後にした。]
(@7) 2014/07/09(Wed) 23時頃
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[…は鏡の間で歩を止め、ノックなしにドアノブへ手をかけた。重い音を立てて扉が開いていく。…は部屋の入り口で、主へ声をかけた]
……呼んだ?
[…は躊躇なく主に歩み寄る。が、振り返った主の口から放たれた愛称らしき単語に怪訝な顔をした。目をそらし、ぼそりと呟く]
ミュウは止めてくんねーかな…
(@8) 2014/07/09(Wed) 23時頃
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[11枚の鏡に映る光景は鮮やかで、生きた世界の眩しさに満ちていた。…は主が楽しげに眺めるそれらを見つめ、やがて輝きに耐えきれず目をそらす。しかし、続く主の言葉を聞いて目を丸くした]
……鏡の向こうに、行けるのか?オレが?
[…の瞳にわずかな光がともった]
(@9) 2014/07/09(Wed) 23時半頃
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[…は2階で確保したワゴンにお盆を載せ、押しながら鏡の間の前にたどり着いた。 開いたままの扉に首をかしげながらもノックと「失礼いたします」とひと声かけて入室すれば、主ともう一人の姿に気づく。 2人の対話に口を挟むことなく、主のそばに寄り、グラスに氷を入れ始めた。 ココアを注ぎ、平かな口金でホイップクリームを薔薇の花のように形作る。 隙間にキャラメルソースを流した後、水滴のように花弁に見立てたクリームの上に散らした。 テーブルに載せた後、黙って後ろに控えている。]
(@10) 2014/07/09(Wed) 23時半頃
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[…は主ともう一人の従者の対話の間に聞こえた地下の準備について「かしこまりました」と返答をし、顔をあげた。]
サミュエルは世界へと向かいまするか。 あまり無理をするでないぞ、サミュエル。 ……主様、ひとつ質問を許していただけますでしょうか。
[主に質問の許しを乞う。許しがもらえなければ「申し訳ありません」とひきさがるであろう。 許しが得られれば、こう問いかけるだろう。 「この11の場面の者たちを、主はどうなさるおつもりですか?」と]**
(@11) 2014/07/10(Thu) 00時頃
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[主の返答は謎めいていて、リリンラの期待していたものとは異なっていた。>>230 だが、今地下に置き去った存在と、時間潰し。禁忌というワードから、あまり良くないことと感じ取れた。 それでもリリンラには主の望みがわからなかった。 鏡の向こうへ行ってみるかと問われて応えなかったのはそれが一番の理由だ。 この鏡に映る者たちはいったい何者なのか。何を目的として気まぐれに向こう側へ行くことを提案したのか。 そして…何をしようとしているのか。 何一つとしてわからず主の望みに従うことは、主の力によって今の姿を成しているであろうリリンラには恐ろしすぎた。 しかし、好奇心が強いのであろうサミュエルは主の勧めるままに飛び立とうとしている。 その先に何があるかも知らず。 主と過ごした時間よりもはるかに短い時間といえど、家族のように感じている館の住人が不明瞭な旅立ちを迎えるのはリリンラには耐えがたいことであった。喉を震わせ、周りの者にはただの鳴き声に聞こえぬだろう、警戒音を鳴らす。]
「主よ。少しであれど、禁忌は触れたときから罪となるのではないでしょうか」
(@12) 2014/07/10(Thu) 20時頃
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[もてなしの準備、と聞きリリンラは目を白黒させた。]
「はて。終焉の監視者が、ここへ招待すると。 そのように私には聞こえましたが。」
[ひとつ溜息をつく。それでは少しの禁忌ですらない。 終わりと見届けるのが主の役目であり、その終わりを紡ぐ者を招くのは主の役目でも館の勤めでもない。
鏡に映る者たちは、これから終わりを迎える者たちだ。 終わった後に招くのか、はたまた、終わらぬうちに招くのか。 リリンラには主が何を考えているのか、常よりもわからなかった。 唯一つ、破滅へと歩きだしたであろうことは予想に違わない。 おそらくは自分も主が処分される頃に鏡の住人になるのだろう。 いや、もうすでになっているのかもしれない。 狂ってしまわれたと思わしき主にリリンラは静かに頭を下げた。]
(@13) 2014/07/10(Thu) 20時頃
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「承知いたしました。すべては主の為に。 招待する場所はダンスホゥルでよろしいでしょうか。」
[どうかこの哀しさを主が読み取りませんように。 小さく胸の内で願った。]
(@14) 2014/07/10(Thu) 20時半頃
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-すこし前-
[…は>>181の言葉にすこし逡巡したが、眷属を差し出されると一層興奮を押し込めるように口許を引き締めた。眷属は死人に群がる不吉な蝶を連想させる。手に止まらせると仄かに羽が輝いた気がした。
帰還強制など逃げきってやる。ただひとつ、望む行き先は]
後悔すんなよ!神様! カエル野郎も、あんたこそ達者でな!
[少年は…は鏡へ吸い込まれるようにして消えた。]
(@15) 2014/07/10(Thu) 22時頃
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-東の大陸・カルバリの丘-
[随分と長い間息を止めていたような気がする。…は息を深く吸って、辺りを見回した。足には固い土の感触。乾いた風。目の前にある建物。これは]
……帰ってこれた、のか。
(@16) 2014/07/10(Thu) 23時半頃
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-会議場周辺-
[…は黒い蝶を振り払うようにして周囲を歩きまわる。"主"は終焉を見届けろと言っていたが、聞いてやる気はほとんどなかった。]
…なあお前、離れてくんねーかな? オレ超あやしいじゃん…
(@17) 2014/07/10(Thu) 23時半頃
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[…は鏡の間を辞して眷属へと指示を出す。 メイド長にはホゥルを整えるように。 料理長には飲食物を用意するように。 楽団は必要だろうか。 少し悩んで、蓄音機を手配する。
鏡の住人を僅かに遠い音声のクラシックと軽食と飲料が迎えることだろう。 あの中でここに来るのは幾人だろうか。 そして……ここで何を行うのか。
リリンラは知らない。知る必要も、感じなかった。]
(@18) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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[少年は気づかない。そこで数多の思惑がぶつかり、散っていこうとしていることを]
[何となく建物から離れがたく、…はとある窓に近づいた。仰々しい議場では、可愛らしい女性と男が数人、和やかに談笑しているように見えた。それだけなら、素通りしても良かった]
……あいつら、確か鏡に…
(@19) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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?!
[轟音に…の身体が飛び上がる。明らかに不吉が、死がやってくる音がした。]
くそっ、こんなところにいられるか! 俺は一人で---
(@20) 2014/07/11(Fri) 00時頃
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