187 お狐祭り村
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─ 夜・あるいはその少し前 ─
[髪を撫でる手に、少し頬が緩んだ。>>4:+29 身体の力が抜けて、可能ならおねえちゃんに寄りかかる。]
………雛子 まだ じぶんのはなし は できそ にな、ぃ……。
苦しく て ──泣いちゃいそ で…… でも 、 泣きたくな い の…。
おね、ちゃんの 毎朝の、 にっか しりた…。
(+0) 2016/04/07(Thu) 00時半頃
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― 夜・あるいはその少し前:《禁足地》 ―
うん、良いよ。 泣きたくないときは、泣かなくて。 でも、泣きたくなったら思いっきり泣くんだよ。 それは、悪いことじゃないから。
[ヒナちゃんの小さく震える肩(>>+0)を抱き寄せて、私は話を始める]
朝起きてまず最初にするのは道場の清掃かな。 雑巾がけが終わったら――
[まだ何も起きてなかった頃の日常。 ずっと続くと思っていた、日常を思い出しながらヒナちゃんに語る。 その話が終わっても、求められたならなんでも話を、求められなくても話を続けた]
(+1) 2016/04/07(Thu) 00時半頃
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[彼女の許しの言葉が、空いた心を埋めつくすよう>>+1]
……遥香おねえちゃんの、道場…… ひろいから……そうじ、たいへんだ…。
[耳に届く日常は暖かく、彼女の声は安心感をくれる。 おかげで冷たくなった感情が戻ってきた。その代わり。 おねえちゃんに抱いてもらっていた肩が、少しずつ震えを増す。]
雛子も 早起きはがんばった。な…
いっしょに登校していた たまこおねえちゃんが 朝 はやい、 から ……
(+2) 2016/04/07(Thu) 01時頃
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……── っ
[目から雫があふれてくる。]
篤胤せんせも 雛子が投票した たまこおねえちゃんも ……っっ もう 会えないん、だね…っ?
[泣かないと決めていたはずなのに。 涙を拭っても拭っても、止まらなかった。 けれど、嗚咽を溢しながら呼吸が楽になった気がした*]
(+3) 2016/04/07(Thu) 01時頃
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ヒナコは、ゆっくりと息を吸い込む**
2016/04/07(Thu) 01時半頃
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[村に充満する香りは少しずつ死臭にその場所を明け渡し始めている。 それはここ狗願寺でも変わらない。寺の中に動く気配は一人だけである。
篤胤の妻は今だ処刑を受けず、いつもと変わらず日課として寺の掃除をこなしていた。
彼女は息子達の誰かが寺を継いでくれるものと期待していたのだが、五十路になって一人残されてしまった今、整理を始めるべきかと家のものを一つ一つ片付けている。
篤胤のよく自慢していた大きな魚拓。愛用の数珠。詰将棋毎日ドリルは数ページで飽きた様子が見える。 そして、私室の大きな本棚に大事にしまわれた、三十年分のアルバム。]
(+4) 2016/04/07(Thu) 10時半頃
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[整理の合間に手が伸びてしまうのは人の習性だろうか。 各年度の卒業アルバムと、写真を現像したらおまけについてくるような小さなアルバム。 最初に意図もなく開いたページにあるのは集合写真だった。
この時にはもう1クラスだったようだけど、今の倍程度の人数は映っている。 篤胤は登山用みたいな服装をして生徒たちの中心にいて、両脇に一番小さな男の子二人を抱えて笑っている。男の子達は照れているのかぶすっとしていたり、困り笑いをしていたり。
写真の横には荒く筆圧の強い大きな癖字で、年度と日付、それと「新入生初レクリエーション 椎社と樫原!」とメモされている。]
(+5) 2016/04/07(Thu) 11時頃
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[アルバムの中のメモ書きは、いくつもいくつもある。 他のものを手にとってみても同じ。篤胤はマメな人間ではなかったはずだ。 それを、こんなに]
こんなに……家族の思い出より、多いじゃないの
[篤胤の妻・百合子はつい一人こぼした。 夫の人柄を思いながら、この三十年ずっとそうだったように、少し困ったような笑顔を伴えて。]
(+6) 2016/04/07(Thu) 13時半頃
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>>+7
[祭囃子の太鼓のリズムが、まだ頭に残っている。こんな時でも、祭にはやっぱり人を高揚させる何かがあって、ケイイチと話すその帰り道は、まるでいつもの祭の夜みたいに優しかった。 だから、そう聞いたのも自然の流れにすぎなかった。その言葉は、その時に口にするしかない言葉だったのだと思う]
なあ、ハルカに会いたくないか?
(+7) 2016/04/07(Thu) 15時頃
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>>+7
そうか。
[あまりに簡単にうなずくから、拍子抜けしたくらいだった。いい夜だな、と思った。もっとちゃんとこうやってみんなと話してれば、もしかして処刑なんかしなくても良かったのかもしれない。なんて、そんなことを考えてしまった]
いいよ。連れてってやるよ
[その足で俺は、あの禁足地に向かった。マユミはまた泣いちまうかもな。あいつ意外と泣き虫だしな。そんなマユミの顔を想像して、俺は一人笑みをこぼした]
(+8) 2016/04/07(Thu) 15時半頃
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[片付けを中断して、ついもう一冊と見てしまうアルバム。 百合子が無作為にとって覗いてみれば今度はもう少し先のこと、たまこが初めて自分で考えて作った和菓子を学校に持ってきた時。 お菓子を学校に持ってくるとは何事だ、などとケチなことは言わない夫だったろう。 皆が笑顔で美味しそうに食べている写真。それを見たたまこの嬉しそうな顔よ。]
たまちゃん……少し前にもお団子持ってきてくれたのよねえ
[元気かしら、と呟くもこの広い和室には百合子が一人。 学校の生徒たちもよく家には来てくれて騒がしい時もあったものだが、祭りのために人が少なくなるとはいえ、寂しいことだ。]
(+9) 2016/04/07(Thu) 19時頃
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>>+9
生きてるよ。
[振り返って、ケイイチにいってやった。それから、ケイイチに背を向けて、また禁足地に向けて歩き出す。油断してるつもりはなかった。ちゃんと警戒もしていた。ただ、嘘をつくことと、疑うことには、疲れてたのだと思う。ケイイチがあまりにも簡単に着いてくるから、こんなになってもちゃんと友達だと思えたから、正直、舞い上がっていた。 今日の処刑の前、ほんの少しの間だけ感じた、今となっては懐かしいあのクラスの雰囲気に、充てられてもいた]
(+10) 2016/04/07(Thu) 21時半頃
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>>*10
[突然頭に鈍い痛みが走った。つんのめるようにして前に倒れかけて、咄嗟に踏ん張ったけれど、ケイイチの動きに迷いはなかった。すぐに組み敷かれて、俺は、ゆがむケイイチの顔を見上げた。涙がにじむのは後頭部の痛みからだったか、俺を詰るケイイチの声が聞こえたからか。 視界の端に、白い花が揺れていた。 こんな時なのに、一瞬、それに見惚れてしまって、気づいた時にはもうどうにもならなくなっていた]
ずっと、苦しかった
[呻きが漏れた。言葉になったかわからない、さっきからずっと、セミが鳴いている。季節外れのセミだなと、朦朧とした意識の中で考えた]
(+11) 2016/04/07(Thu) 22時頃
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>>*11
[ケイイチの口が動いている。 迎えに……、そう言っているように見えた。 そうだ、迎えに行かないと、禁足地でマユミが待っている。うまく力が入らなかったが、ケイイチを押しのけて立ち上がろうとした。]
迎えに……いかないと
(+12) 2016/04/07(Thu) 23時半頃
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[今まで起きた過去を少しずつ振り返っていた。
たまこおねえちゃんを思って泣いた涙は。 やがて、篤胤せんせを思い出して、止まらなくなる。]
(+13) 2016/04/08(Fri) 00時頃
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[篤胤せんせは、根気強く生徒と向き合う先生だ。
入学当日から、周りに対して警戒心の強い生徒がいた。 それが小学校一年生の頃の雛子だ。
そんな子供に、愛情たっぷりに接してくれたおとなは、篤胤せんせがはじめてだった。
まだ学校に来て日が浅いころ、一人で花見をしていたら、>>+9寺においでと声をかけ、頭を撫でてくれた。 あの大きな手が愛おしい。]
……ッ せんせ……。
(+14) 2016/04/08(Fri) 00時頃
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[もうせんせと一緒に、お寺にある桜の木を見ることは、出来ない。 もうせんせと一緒に、写真に映ることが出来ない。
声を出して泣いて居ると、また歩ちゃんが、水を持ってきてくれる。 気が付けば、空は紺色に染まりかけていた。*]
(+15) 2016/04/08(Fri) 00時頃
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>>*12
「こいつが、裏切者だ!」
[誰かがそう叫んだ。二人分の影が落ちた月灯りに、一つ二つと影が増えていった。立ち上がりかけた足を払われたら、夜空が見えた。そこに、足が降ってきた。口の中に血の味が広がった。もうとっくに見慣れてしまっていたのに、鉄の味がのどに流れ込んでいくのが、ひどく不思議だった。足は絶えまなく降ってきた]
この、狐子が!
「大人の一人が、そう叫んだのが聞こえた」
(+16) 2016/04/08(Fri) 00時頃
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[気が付いたら、周りには人がいなくなっていて、俺は土の上に仰向けに倒れたまま、空を見上げていた。首を曲げようとしたけれど、気が遠くなるような痛みが走って、断念した。そのまま気を失ってしまうわけにもいかなかった。立ち上がろうとしたけれど、足がどこにあるのか、腕がどこにあるのかわからなかった。土を掻くザリという音がしたから腕はついているのだと思う。 立たないと。 そう思って土を掴むと痛みとともに腕が動いた。]
(+17) 2016/04/08(Fri) 00時半頃
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>>/*22
……おせーよ。
[這いずって木にもたれかかるだけでも、体のあちこちが崩れ落ちて、ポロリと取れてしまいそうな痛みが走った。顔をあげるのにも、力が必要だった。頭がこんなに思いだなんて知らなかった。だから、せめて目だけでも、前を向くと、青ざめたケイイチの顔が見えた。]
気づけよ……友達なんだから
(+18) 2016/04/08(Fri) 00時半頃
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[また一つ、また一つとアルバムをめくっていく。 鹿島の道場でまるごと出稽古に行ってみた時の写真。 終わった後に遥香が汗だくの顔でピースサインを出している。その奥には疲れきってへばった夫の姿がある。 真弓もついていってはずだ。ページをめくれば荷物の片付けをしている真弓が静かに微笑んでカメラに向かって手を振っていた。]
……
[百合子の目が潤んでくる。 何もかなしいことなどないはずなのに。皆、今も元気で、祭りの準備を今日もしているはずで。 だからただこれは懐かしんでいる涙だろう。歳をとって涙腺が緩んでるんだなんて、夫にはよく言われたものだから。]
(+19) 2016/04/08(Fri) 01時頃
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>>*24
……いいよ。 気づいたじゃん、ケイイチ。
……ちょっと休んでから……行くから。 ケイイチ、先に……行ってろよ。
[マユミにもらった地図が、ポケットに入ったままになっていた。それを取り出す時間も、もう残されていないような気がした。全然感覚なんか残っていやしないのに、視線の先の地図を持つ手は震えていた。手を突き出すと、不意に地図の隙間から、お菓子の包み紙が落ちた。 捨てなくちゃと思いながら、ずっと忘れていた。 いつかヒナコが言っていた。俺の善行の行方]
……あ、わりぃ それ……捨てといて。
(+20) 2016/04/08(Fri) 01時頃
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[ためらいがちに禁足地に向かうケイイチの背が、徐々に滲んでいく。落とした視線の隅っこに、白い花が咲いていた。 名前は憶えてなかったが、その花言葉は憶えていた。 教室に、その花を活けていた女の子の顔が浮かんだ。 ああ、そうだ。 俺は、あの子になら殺されてもしょうがないと思っていたんだ。 机にメモを残すときからわかってた。 俺の行きつく先**]
(+21) 2016/04/08(Fri) 01時頃
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ヒナコは、横になって、泣き疲れたようにランドセルを抱きしめる。**
2016/04/08(Fri) 01時頃
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― 4日目:夜・《禁足地》 ―
[リツ兄もケイちゃんも遅いな……。 色々と嫌な考えが頭をよぎり、不安で満たされる。 けれど、それを口にすることはなかった。 隣でリツ兄を待っているマユの方がもっともっと不安だろうから]
[そっと、マユの膝に手を乗せた]
(+22) 2016/04/08(Fri) 01時半頃
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……ねぇ、マユ。 今、足音聞こえなかった?
[息を潜め、小声でマユに声をかける。 視線は洞窟の入口へと張り付けて]
(+23) 2016/04/08(Fri) 01時半頃
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ケイちゃん……!
[マユの手を握り返して、ケイちゃんの元に駆け出す。 飛びつきそうな勢いになったけれど、嗚咽が聞こえて足が止まる]
ケイちゃん……。
(+24) 2016/04/08(Fri) 02時頃
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[憔悴しきったケイちゃんの体を支えるように、抱き着く]
そう、私だよ。 ケイちゃん。
[笑顔でもう一度名前を呼ぶ。 できるだけ、いつものに近づけた笑顔で]
(+25) 2016/04/08(Fri) 02時頃
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[ケイちゃんの震えを感じながら、マユの声を聞いた。 こんな風になっているケイちゃんをリツ兄は一人にするだろうか。 そんな疑問が浮かぶ]
[その疑問の先にある答えは、考えたくない]
(+26) 2016/04/08(Fri) 02時半頃
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ケイちゃん……ゆっくりでいいから。 ゆっくりでいいから、なにがあったか教えて。
[ケイちゃんの背中をあやすようにして語り掛ける。 話させるのも、聞かせるのも酷な話かもしれない。 それでも、聞かなきゃいけなかった]
(+27) 2016/04/08(Fri) 02時半頃
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[強く、押さえつけるように抱きしめたままケイちゃんの感情の吐露を聞いた。 でも、それは突然途切れて]
お休み、ケイちゃん……。
[体を解放し、横たわるように眠らせる]
(+28) 2016/04/08(Fri) 03時頃
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[ゆっくりと、こちらに近づいてくるマユを見上げる。 言葉が、出てこない。 目を閉じて小さく息を吐く]
[私は小さく首を横に振った]
(+29) 2016/04/08(Fri) 03時頃
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