人狼議事


94 月白結び

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【墓】 通信士 ラッシード

― ハンバーガーショップ ―

[交差点前のハンバーガーショップから、新しい帰還者が出てくるのを見ていた。

何も無い場所から現れる新しい人影があれば、店を出て出迎える。]

 ……無事帰れたようだな。
 お帰り、あっちはどうだった?

[夕暮れの中、出迎える声は一人目に向けたもの>>3:+0>>3:+1と同じだった]

(+0) 2013/09/05(Thu) 20時半頃

通信士 ラッシードは、メモを貼った。

2013/09/05(Thu) 20時半頃


【墓】 小僧 カルヴィン

―河原→―

[僕はじっと河原を見詰めていた。
新しく誰かが帰ってきたらしい事を、僕は知る由もない。
再開を喜ぶようなキャラクターではない、交差点からはすでにもう遠かったし
なにより連絡先など誰とも交換していない。
僕はただ河原を見つめていた、煤けた蘇芳を一度伏せた。]

 帰ろう。

[やがて歩き出す。
僕が向かうのは閑静な場所にある小さなアパートの一角。
意味のない現実が鎮座するそこに、僕は帰らなければならなかった**]

(+1) 2013/09/05(Thu) 21時半頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2013/09/05(Thu) 21時半頃


【墓】 薬屋 サイラス

――     ――


[カラカラと回る風車の音。
最後に見えたのは、かの妖の。

一歩踏み出す刹那、雪の手はゆっくりと握られた。
その手に捕まえたそれを、大切に持ち帰るように。

壊れて、溶けてしまわぬように――]

(+2) 2013/09/05(Thu) 22時半頃

【墓】 薬屋 サイラス

―― 木葉町交差点 ――

[夢か、現か。
明滅は果たして、本物か。]


 ――…… ああ、

[単調なメロディが、行き交う人のざわめきが、
否応なく耳に流れ込む。
その音は習慣として馴染んだ足を動かし、真っ直ぐに白と黒の交差点を渡りきった。

渡りきってはじめて、握ったままの手のひらに視線を落とす。
恐る恐るそれを開いて――そこには何も、なかった。]


 ……さようなら。

[だから、雪は。いつものように笑いたかったのに
泣きそうな顔で、別れの言葉を紡いだ。]

(+3) 2013/09/05(Thu) 22時半頃

【墓】 薬屋 サイラス

―― ハンバーガーショップ前 ――

[呆然としたまま通り過ぎようとしたハンバーガーショップ。ふと掛けられた声>>+0はキャッチの類か、そう思ったけれど。
数度頭の中で繰り返しようやく、違うと気がついた。]

 …………、アンタは、

[誰だ、と。問いかけようとして
記憶の底から引きずり出す。最初にメールを送ったのは、確か]

 ライ、ドウ?

[窺い見る瞳は幾分の疲れを持ってして映るだろう。]

(+4) 2013/09/05(Thu) 23時頃

【墓】 薬屋 サイラス

 
 ……っかしいな、聞きたいことたくさんあるんだけど。

[そこでようやく、笑うことが出来た。
髪を梳き、小さく息を吐く。
この事情を良く知っている彼に聞くべきこと、聞きたいことはたくさんあるのに]

 今、すぐ浮かばねえや。
 はは、……また、今度でもイイ?

[そう言って雷同から視線を外し、その場を離れようとする。
しかし、思い出したようにふと足を止め]

(+5) 2013/09/05(Thu) 23時頃

【墓】 薬屋 サイラス

 
 あ、でも。

 ……あのオカルトサイトの掲示板。
 アレに情報を流したのは……アンタか?

 もしそうだとしたらどうして、流そうと思った?

[雪の記憶の片隅にある、あの書き込み>>0:3
不特定多数が見ることを見越しての書き込みの真意を、聞きたかった。]

 ……違ったら、キニシナイデ。

[最後にそれだけ呟き。
返答があればそれを聞いて、雪は今度こそその場を後にする。]

(+6) 2013/09/05(Thu) 23時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2013/09/05(Thu) 23時頃


【墓】 通信士 ラッシード

 ……オカルトサイト、な。
 この場所についての書き込みは俺じゃあない。

 ただ、あれは俺のサイトだ。

 お前たちみたいに、以前にあの里に迷い込んだ後に作ったモンだ。
 次に繋がる場所の情報を集めてたのさ。

[彼はどの程度信じるか、気楽な口調で語る。
疲れの見える顔に、若干考え込み]

 今日の夜まではこの辺にいるつもりだ。
 それ以降に連絡したければ、連絡先でも交換するか?
 ま、お前の知ってるサイトのメールツールからでも構わんがな。

[名前の知らない彼が去るのなら、追うことはない。
向こう側に残してきた何かに、思うところあるのだろうと*]

(+7) 2013/09/05(Thu) 23時半頃

【墓】 薬屋 サイラス

 
 アンタのサイト、だったのか。

[雷堂>>+7の話しを聞き、納得が言ったと言わんばかりに浅く、長く息を吐いた。
次につながる場所、ということは、彼は――?
問おうとしたものの、それは口にせず]

 ん、了解。
 いや、サイトから連絡するよ。

[そう言って彼から視線を外した。
去り際、小さく唇を開きて]

 ―― 西院良 雪。
 雪って書いて、ススギ。

 ……またね。

[視線は合わさぬまま、それだけ伝えて離れた。
名乗りなれたそれに、常のジョークは付け足すことはできなかった。]

(+8) 2013/09/06(Fri) 00時半頃

【墓】 薬屋 サイラス

―― コンビニエンスストア ――

[向かったのは、目的としていたコンビニエンスストア。
スポーツ紙に軽く目をやると、日付はあの異世界に飛んだあの日、そのままに。]


 ……、でも……

[もう一度、手のひらに視線を落とす。
そこにはやはり、なにもない。それでも]


 憶えてるよ、オレは。

[確かめた想いと、その温度を。

当初の目的であった食料調達はやめ、何も買い求めず早々にコンビニエンスストアを出る。
通りに吹く風に、居ないとわかっていても誰かの姿を探して**]

(+9) 2013/09/06(Fri) 01時頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2013/09/06(Fri) 01時頃


【墓】 小僧 カルヴィン

―アパート―

 ただいま。

[僕は扉を開けて、お決まりの台詞を口に出した。
それに返す言葉はなく、静まり返った部屋だけが僕を迎え入れた。
静けさだけならば、あの妖怪の里にも勝るだろう。
ただの静寂の中、僕は指先でそっと鍵置きに家の鍵をかける。

この鍵が錆びたならば。
この鍵が朽ちたならば。
僕はこの現実から抜け出せるのだろうか。

そんな非科学的でどうしようもない妄想に囚われそうになって
錆びるしか末路のない鍵をかける妖怪の事を思いだした。]

(+10) 2013/09/06(Fri) 20時頃

【墓】 小僧 カルヴィン

[部屋の中、居間と呼べる場所には紙切れが二枚置いてある。
一枚は緑を貴重としたそれは現代社会における紙幣の最低単位。
黄熱病の研究者であり、この国の誇る世界的科学者といっても過言ではない人物の映し出された通貨だ。
あの呉服屋で見た碧色にかなう色などではない、皺の寄った千円札。

もう一枚、添えられた紙には手近にあったのだろう赤いボールペンで書き殴られた文字が並ぶ。]

 『これで晩ご飯すませてね。』

[その赤は、朱ではなくくれなゐでもない。
煤けた蘇芳がその文字を映し、僕はその紙に触れることさえなかった。]

(+11) 2013/09/06(Fri) 20時頃

【墓】 小僧 カルヴィン

[僕は僕の部屋に戻る。
数日後には通い始める学校の制服は、朱から飛び立つ影のように黒い。
胸元に光る金のボタンは、互い違いの瞳を持つ妖怪の片目にも似ていた。
ポータブルプレイヤーをスピーカーに接続すれば、流れる音楽は機械的音楽。
感情を押し付ける、刹那泡沫の曲とは違う。
時刻は夕方、この頃に咲く花を探しても僕の家にはそれがない。
花がなければ蝶も訪れない、光の蝶は現実世界には存在しない。
月を仰いでもそこに兎が跳ねているわけじゃない。
スマートフォンが『既読』を知らせて震えることもない。

じゃない。 ない。 違う。

そんな言葉の繰り返し。
つまりそれは、僕が紛れもなくあの世界の事を忘れていない証。]

(+12) 2013/09/06(Fri) 20時半頃

【墓】 小僧 カルヴィン

[開けられていないダンボールが部屋に置き去りにされている。
越して来たばかりで、片付けも出来ていなかったのだ。

僕はそのダンボールの閉じられた口を開く。
バリバリとはがれるガムテープの音だけが部屋に響いていた。]

(+13) 2013/09/06(Fri) 20時半頃

【墓】 小僧 カルヴィン




 ――――。
 
 
 

(+14) 2013/09/06(Fri) 20時半頃

【墓】 小僧 カルヴィン

[不可思議な現象はもう一度、僕を襲った。
なくなった、失った、消えたと思っていたものが。
正しく表記するなれば
くれなゐ色の中に一輪咲く夕顔が刺繍された風呂敷、その中に包まれた
捨子花に似た風車。シシ肉の骨。
押し付けられた、返せといわれた、笑う狐面。

僕はそれを見つけて、恐る恐る手を伸ばした。

あの時のように、小さなからくりの箱に収められた表情をする事は叶わない。
僕はただゆっくりとその『不必要』な思い出たちを手にとった。

言葉は、何も出てこなかった。]

(+15) 2013/09/06(Fri) 20時半頃

【墓】 小僧 カルヴィン

[もう暫くすれば、この世界を朱に染めている夕日も西に沈むだろう。
夜がやってきて、また朝がやってくる。
だから。

僕はその風呂敷を抱きしめて、膝を抱えた。

朱色に染まった風車に息を吹きかけて、たった一輪回る音。
それは『   』と言っているようで**]

(+16) 2013/09/06(Fri) 20時半頃

小僧 カルヴィンは、メモを貼った。

2013/09/06(Fri) 20時半頃


【墓】 薬屋 サイラス

―― 公園 ――

[安アパートの近くにある、忘れ去られたような公園。
申し訳程度に設置してある遊具は、所々が錆びている。
馴染まない身体を溶けこませるようにして、一角のブランコに座った。]

 ……やだ、リストラされたみたいじゃん。

[自嘲する笑声は辺りに響き、それでいて空色は細くはならない。
口角も、上がりはしない。
ただポケットから取り出したスマートフォンを、じっと見つめる。
数件のアドレスを呼び出し、すべてに同じメールを送る。]

 『仕事の件で、明日お話しがあります。
  …………
  ……』

[それが、雪が帰ったひとつの意義。
そうでもしていなければ、終ぞ動き出せなくなってしまいそうな気が、していた。]

(+17) 2013/09/06(Fri) 21時半頃

薬屋 サイラスは、メモを貼った。

2013/09/06(Fri) 21時半頃


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