138 神無月に風邪が流行る村
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─朝─
[目覚ましが鳴る頃になると、うっすらと目を開き。 布団から出ている顔周りに、微かな空気の冷たさを感じる。 鼻先に、くすぐったいような感触がありとろとろと瞬き。]
………。
[少しだけ顔を浮かせて見ると、間近にある猫の寝顔。 いっちょ前に枕に顔を載せている。
普段は母の布団に潜り込んで寝ている事が多いが、昨夜は布団をしくとすぐにすり寄ってきたのだった。]
………。
[猫の額に鼻先を押し当てると、ぬいぐるみのような匂い。 暖かさと柔らかさに、またすぐにこちらの目蓋も下りてくる。 そのうち、再び寝息をたてて。今朝は、当分起きないだろう。]
(+0) 2014/11/05(Wed) 07時半頃
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―朝・自宅― [目覚ましを止めて時計の時間を見る。 昨日同様、妙に慌ただしい朝の騒音少しだけ伸びをした。]
昨日より゛ば、ま゛じみだい。
[一昨日から体調は悪かったが、昨日はついにキッチンで倒れてしまった。 食事が丁度出来上がったところでぶっ倒れたお陰で、母は料理を作ることはなかったが…。]
げぉっ!げほっ! 騒がしいのはキッチンの方か…母さん、まさか料理を作ってるんじゃ…。
[足元は少し覚束ないものの、昨日丸一日眠っていたお陰で少しはマシだ。]
(+1) 2014/11/05(Wed) 23時頃
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母さん、まさが、料理を…げほっ、げほっ!
[そう言ってキッチンを覗いてみる。
案の定…母がキッチンに立っている。 自分と目が合えば、あはは、と乾いた笑いと共に、流しに視線を移してた。]
母さん、おねがいだから、僕と一緒に暮らしている間はキッチンに立たないで……。
[凄く切実な声で音を漏らした。 キッチンの流しからは、妙な異臭…そして、炊飯釜すりきり一杯の米。 …何故か泡立って見えるのは気のせいだろうか? 微妙に異臭に紛れて、米から香ってくる洗剤の臭いはかがなかった事にしたい。]
(嘘だ。風邪で僕の鼻がおかしくなっているに違いない。 あの米から洗剤の香りがするなんて、きっと風邪で鼻がおかしくなっているんだ。)
[そんな風に思い込む。泡立っているそれはきっと幻覚だ。]
(+2) 2014/11/05(Wed) 23時頃
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母さ…げほっ、げほっ! もし僕の風邪を悪化させたいなら、キッチンにいるのは正しいけど、僕の事を思っているならお願いだからキッチンには立たないで…。
[異常に頭が痛くなってきたのは、風邪のせいか、はたまた母のいたキッチンの現状のせいか…。 結局母をキッチンから追い出して、それからキッチンの惨状に溜息を漏らした。]
うん、これを片付けるのは風邪が治ってからにしよう。 とりあえず母さんの朝食を作るか…。
[そう言って冷蔵庫から卵とハムを取り出す。 パンをトースターに突っ込んで、それからもう一度炊飯釜を見つめた。]
母さん、もしかして、朝はお米が良かった?
[そう声をかけると、パンがいいと言葉に首を傾げた。]
(じゃあなんでお米を炊こうとしたんだろ…?)
[その疑問はとりあえず今は朝食だけ急いで作ってしまうことにした。 ハムエッグとトーストにバターを塗って母に差し出した。]
(+3) 2014/11/05(Wed) 23時頃
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[母の食事だけ準備して冷凍庫から氷嚢を取り出す。 体温計を脇に挟みながらスポーツドリンクとコップを持って自室に戻ろうとして。]
母さん、お昼と夕飯は外でお願いね。 僕は…帰りにゼリーでもまとめて買っておいて。 ご飯食べる気はあんまししないから…。
[そう言って自室に戻って布団に座り込むと同時、ピピピッという音が響いた。]
38度8分…中途半端な…どうせなら上がり切ってくれた方がまだ…。
[そう言って布団に倒れこむ。 39度を超えると逆に頭が麻痺してマシになる体質。 逆に38度後半くらいだと、中途半端に辛くなる気がする。 まさしく病は気から…という奴だ。]
気持ち悪…あったまいて…。
[再び布団に潜り込むと瞼を閉じる。 家事も録り溜めしているアニメもあるのに、やる気力は全く出なかった。]
(+4) 2014/11/05(Wed) 23時頃
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─昼─
[うっすら。目が覚めた。 居間の座卓の上で暴れるスマホのバイブレーション。 猫を起こさないよう、のろのろ、そろそろと布団から出て居間に向かい電話に出る。 出張先の母親からの着信。]
『あんた出るの遅いわー。コタローどう?』
[電話に出るなり騒がしい声。 少し顔をしかめるも、こくこく頷いて。]
……大丈夫そうだよ。口内炎と軽い食あたりだろうって。
[安堵の気配の後。父はどうしてるかだの、家事はしてるかだのの問いかけに生返事だけして。 短い電話が終わると、大きく欠伸する。]
(+5) 2014/11/06(Thu) 00時半頃
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……──。腹減ったな。
[呟く。 フリースの背中に手を突っ込み、ぼりぼりと掻きながら台所へ向かう。 冷蔵庫からコーヒー牛乳のパックを出して、直接口をつけ残っていた分をほぼ飲み干す。 ふと、手を下ろし台所を見渡した。 とっくに父親も出勤した後の家の中は静かで。
───とん、と台所のシンクに落ちた水滴の音が響いた。]
(+6) 2014/11/06(Thu) 01時頃
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―朝―
けほっ……
[起床は朝の6時。いつも通りだけれど、なんとなく起きる気がしない。いつもは二度目などしないのだけれど、なんとなく体がいう事を聞かないというか、このまま惰眠をむさぼりたい、そんな感覚にいつもとは比べ物にならないほど強烈に襲われる。]
けほ…ごほごほっ……!ごほごほ、ごふっ、ふぐ…
[急に何度か咳こみ、喉に痰が絡む。発作のような咳の出方になんだかとても嫌な予感があった。 ひとまずは起き出すけれど、どうも制服を着る気がおきない。 もだもだとしていると、いつもと様子が違う事をいぶかしげに思った母親に、頬が熱っぽいと言われた。 言われてみれば、なんとなく関節が痛むような気がする。]
大丈夫だって、げほっ……確かに風邪気味だけど、このぐらいなら……え?体温計って……全くもう…
[朝練の事を考えると、朝は結構あわただしい。うちの体温計は旧式だ。3分も待っていられないとは言ったが、結局押し負けて熱を測る事になる。脇の下に挟んで5分、結果は37.6℃だった。]
あー……本当だ。風邪か……
(+7) 2014/11/06(Thu) 23時頃
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[そう言えば、徐々に悪寒もしてきた気がする。確かにこの状態で学校に行ったら学級閉鎖の原因になるばかりか、その後の補習でクラスで気まずい思いをすることになり、部活にも多大な迷惑をかける事は明らかだ。]
うん……分かった、今日は寝るよ。大丈夫だって、送ってかなくても病院にはちゃんと後で行くって。温かくしとくから。 うん……お粥の方がいいかもしれない。
[いざ風邪だと分かってみると、急に気だるさが増した気がするし、何より喉も奥の方がちくちく痛む。これから熱が出てくるんだろうかと思いながらおとなしく半纏を着たままベッドに再び潜り込んだ。]
(+8) 2014/11/06(Thu) 23時頃
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