109 Es+Gossip/Amnesia
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記者 イアンは、メモを貼った。
2014/02/02(Sun) 12時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2014/02/02(Sun) 12時半頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/02/02(Sun) 16時半頃
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−昨日・廊下−
[>>381やっと、足が止まり呼ばれた名にはっとしたように手を離した。
…
[喉が枯れてしまったように何も言葉が発せない]
(+0) 2014/02/02(Sun) 22時頃
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−カッジャーノ家−
[ジェレミアが生を成したのは由緒正しい軍師の血統だった。
教えられたことは国の、人の素晴らしさ。そして何にも変えられない忠誠心。]
父上、俺は立派な軍人になります
[そう、輝く顔で偉大なる父を見上げたのは10の誕生日だった。]
(+1) 2014/02/02(Sun) 22時頃
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−昨日・イアンの前で−
[イアン、イアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアンイアン!
あぁ、自分が吸血種だったなら、彼の血を、彼を、取り込むことが叶ったのだろうか。
そっとあのドナルドという男が噛み付いたそこに手を這わせる。]
………痛みは、ないか。
[常のように、言葉を吐いた。上官であるカッジャーノ副将として言葉を。
そうして手を離せば背後に気配。もう時刻もそうとうたっていたらしい。イアンの掌に手書きの地図を掴ませる]
部屋に戻ってじっとしていろ。私の事は気にせず、必ず祖国に帰れ
[そうして、縛られてる時ですら委ねなかった身体をドールに委ねて牢獄へと抵抗することなく足を向けた]
(+2) 2014/02/02(Sun) 22時頃
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[己は将校たる資格などもうない。祖国への愛がもうわからなくってしまったのだから。
静かに、舌を噛み切ろうとそっと歯に舌を這わせる。
血を吐き、倒れたことにドールは慌てたがどうすることもできず。舌を治癒する吸血種もおらず牢獄へと放り込まれた]
(+3) 2014/02/02(Sun) 22時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/02/02(Sun) 22時頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/02/02(Sun) 22時頃
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−アムネシア−
[目が覚めて、何かがない、と思った。だがそれがわからず首を傾げる。
そうしているうちに牢の扉の方に誰かが転がっていることに気づいて]
ぃあん!
[半分に千切れてしまった舌からはきちんとした発声ができない。それでも彼の名前を呼んで血の気の抜けた身体を抱き起こす]
いぁん、ぃあん、いあん
[目を覚ましてほしいとその瞼に口づけを落とす。違和感もなにもなく愛しい彼を抱き寄せた]
(+4) 2014/02/02(Sun) 22時半頃
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[>>+2掌に握らされた紙切れと、言い聞かせるような言葉に、思わず疑問符が漏れた。 気が付けばいたドールに、素直に付いて行く姿に、動揺が広がる]
……ジェレミア閣下。 ジェレミア閣下は、国に帰ってやるべきことがあるんですよね? なんでそんな、
[ふる、と唇が震え、建前ばかりの言葉を吐く。 なんの冗談だ。だって]
祖国の民のために、
[ドールの後をついていくように、背中に幾度かかける建前の言葉は 彼が鮮血を吐いて倒れたことで、ぶつっと途切れた]
(+5) 2014/02/03(Mon) 00時頃
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―悪夢の話―
[夢の中で、小さなシマウマのような生き物に会った]
よく見たら、それは俺だった
「二人の俺の目の前には袋をかぶせられた誰かがいた」
[こきりと首を傾ぎながら、小さなシマウマは何事かを言う]
[俺はそれを聞き取れないが、なんとなく頷いた]
[瞬間、手の中にナイフが現れる]
やれ、とシマウマは俺に言うわけだ
「やるんだ、ってな」
(+6) 2014/02/03(Mon) 00時頃
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[だから、俺はその袋を被った誰かを刺した]
「一回じゃ起き上がってくる気がして何回も何回も」 俺はそいつを殺してやろうと思った気がする しようとしただけかもしれない その辺りはもう目が覚めかかっていて願望で終わったのかもしれない 「刺すとそいつの腹からは、ぼろぼろと秘密が零れてくる それは赤い目玉の形をしていた」 腹に詰まってた秘密ひとつひとつ見て行ってたら、大きなぺけ印が見えて 「なるほどこいつが反逆者かと俺はそれで知ることになる」 つまりはこれは刺してもいいんだって免罪符 「なんて素敵なエゴイズム」 オスカーがまた泣くぞ 「ジェフはどうかな、褒めてくれるかもしれない」
[なんにせよ俺は、大嫌いな誰かを殺せていたく満足だった]
(+7) 2014/02/03(Mon) 00時頃
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[ふと、俺はその誰かの正体を確かめたいと思った シマウマの俺も、それに賛成してくれたから 俺はその袋を剥ぎ取ってみる
そうしたらそれは黒い犬で
俺はああ、と甚く納得した]
お前だったのか、ドナルド
(+8) 2014/02/03(Mon) 00時頃
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―自室にて、いつか―
[ガンガンと頭が痛んで目が覚めた。 脱水症状、という単語が頭の中に浮かんだので、どんどんと扉を叩いて外へ出る。 食堂で塩と砂糖を入れた水を飲んで、それから。
中庭が見えたので、外に足を踏み出してみた。 黒い中でもよく目立つ、高い壁を見上げる]
……出れねーっつーの。
[一人でこの広い檻から出る方法をあらゆる角度から検討してみて、苛立ち露わにぶん投げたとき。
突如>>140背後から、口を塞がれた]
(+9) 2014/02/03(Mon) 00時頃
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っ!?
[単なる吸血ならば――それも十二分に恐怖を煽られるのだが――口を塞ぐ必要性はない。 なにか嫌な予感がして、さあっと血の気が引いたが、引きずられる力に抵抗が出来ずに]
なん……っ、
[押し倒され見上げる前に足に負荷がかかり、痛みに呻いた。 暗闇の中、声でそれが誰なのかを察する。
月もないのに、白い牙が輝いた]
(+10) 2014/02/03(Mon) 00時頃
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へったくそ……っ、
[どうせやるならもっとテクを磨け下手くそと、痛みと恐怖の中掠れた小さな声でわめく。
頭の中で、なぜだか芝居を見ていた時を思い出した。 陳腐な殺人ストーリー、喜劇仕立ての殺人シーン。 ばかだなあ、早く逃げればいいのにって、見ている方は思うんだ。
頭の中で観客の笑い声が響く。 腰が抜けたのかい、おばかさん]
くっ……は、 っ、 や、ぁ
[逃げようと足が床を蹴る。 昼間二回の吸血とは違う、明らかにまずい量を吸われている感覚にざわざわと心が騒ぎ、まともな判断ができなくなる。
それでも心のどこかで、突然救世主が現れることを期待していた。 だってほら、芝居は常にそうなっているしそれに何より。
助からないなんて、そんな可笑しな話あってはならないと思わないか]
(+11) 2014/02/03(Mon) 00時頃
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――っ、!!
[そうしてそれは叶えられる。 だかしかし、それは遅すぎるし何よりもやっぱりそいつもバケモノだったので、少しばかり口の中でくたばれだとか悪態をついた。
ぐら、と貧血で視界がブラックアウトする。 ドールが死体だか救護人だかを回収しようと近づいてきて]
【ドナルドは反逆者】、だって、誰かに、教えてやれよ……、畜生が……
[理性と昏倒の狭間で、ドールに今朝見た夢を、当然のように真実として囁いた*]
(+12) 2014/02/03(Mon) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2014/02/03(Mon) 00時半頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/02/03(Mon) 00時半頃
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―アムネシア―
[>>+4誰かの呼び声で目を覚ました。 処理施設をぼんやりと見回す前に、抱き寄せられていることに気が付いて。 驚き、思わずその胸を押し返した]
あの、ジェレミア、さん?
[外にいる時よりも幾分砕けた、奇妙な呼び方。 戸惑いの混じる目は、まるで幼子のように彼を見上げて]
……
[彼のことは覚えている。 ジェレミア・ジェフ・カッジャーノ。副将の立場についていて、いまは敵国に捕えられている。 ここのことも分かる。 アムネシア。術のかかった、大型の牢。
ただひとつだけ、決定的なことがわからない]
(+13) 2014/02/03(Mon) 00時半頃
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……いあんってのが、俺の名前、なのですか?
[自分に関する記憶が、それだけが、すっぽりと]
(+14) 2014/02/03(Mon) 00時半頃
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[瞳が開いたことが嬉しくて頬が緩む。だが呼ばれた名と問いにどうモーションするのか迷って、発音がみっともないためあまり開きたくない口を開いた]
じぇう、いあん
[自分はジェレミアではないと首を振り、君はイアンだよと頷く。
そう、抜け落ちてしまったのは祖国の記憶。家名、父からいただいた誇り高い名前、そしてそれらへの愛。]
(+15) 2014/02/03(Mon) 00時半頃
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[まるで本の登場人物をなぞるように、彼のことは分かるのに。 彼との関係性だけが分からない]
じぇ、う? ……ジェフ?
[記憶と不明瞭な発音を組み合わせ、推測して。 小首を傾いで、それから聞きなれない自分の名前を覚えるよりも前に]
……口の中、怪我を……?
[彼の発音の拙さに、少し眉を寄せて。 心配そうに、彼の顔を見た。
あと、まだ距離が近いので若干離れておいた]
(+16) 2014/02/03(Mon) 00時半頃
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[何故か牢のそとでは閣下と呼ばれていたのを覚えている。だからそれが、その後につかないことが妙に嬉しくて。また彼が無事であることも心を擽り抱きしめようとしたが離れられあぁそうか、と我に返って居住まいを正した]
あー、ぅん
[素直に口を少し開ければ切れた舌をガーゼが覆ってるのがわかるだろう。]
おぉえてぁい、のあ
[自分の名前も忘れてしまった様子の彼。だが自分のことは知らないわけではなかったようだし何故なのだろうと見つめ返す]
(+17) 2014/02/03(Mon) 01時頃
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[妙に嬉しそうにしたかと思えば、次の瞬間すました顔になる彼が、知識として残るものからのイメージとは反して可愛らしく見え、くすりと微笑む。 だが舌を見せられれば、わ、と驚いた顔をして]
痛い?痛い?
[自身にも降りかかったことなどと知らずに、幼子のように尋ねる。 吸血種に治してもらうほうがいいかも、とも。
それから、問いを幾度か聞き返して解読して]
んっと、全部忘れてるわけじゃなくて……説明が難しいんですけど……。 この牢屋には術がかけられてて、入れられるとひとつ、大切な記憶を亡くすそうなんだ…ですよ。
だから、多分……
[と。そこまで口にしてから、首をかしぎ。 だがなんの躊躇いもなく、言葉を溢した]
俺、大切なものが自分だったんだと。多分、ですけど……
(+18) 2014/02/03(Mon) 01時半頃
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[子供のように聞いてくる彼につい首を縦に振ってしまう。そりゃあ痛い。身も、何故か心、も。]
……
[大事な、記憶。そう言われて、生まれた所がどこだとか、そういったことを忘れていることに気づいた。
でも自分は覚えているじゃないか、彼のことを。だから自分のことが大切だという彼にもただ一つ頷いて。]
ぃあん
[彼の頬に手を伸ばす。必ずここから出よう。君だけでも、必ず]
(+19) 2014/02/03(Mon) 02時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/02/03(Mon) 03時半頃
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ぅあんぁ?
[自分のことがわからないというのはどれほど不安かと。だが出た言葉があまりにも伝わりにくい発音で、喋るのはやめようかと苦笑をこぼす。
イアン、彼の名前は発音しやすいものでよかったと思う。彼自身のことで彼に教えられることは少ないが、名前だけでも、伝えることが出来たのだから。**]
(+20) 2014/02/03(Mon) 03時半頃
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…っ!
[牢の外から足音が聞こえた。イアンを庇うように立ち、暗闇を見据えれば、何故か知っているこの国の吸血種部隊の部隊長の姿]
『ジェレミア、戦場で会ってから久しいな。
いや、それは忘却の彼方、かな?』
[傍に侍らせたドールの腰を絡め取るように撫で、命令された他のドールが中へと入ってくる。
床へ座り込む二人を立たせ、ソファに追い立てればイアンを取り囲んだドール達は彼の首元に刃を立て、こちらを取り囲んだドール達はソファへとこの身を押さえ込んだ]
『退屈していたから丁度いい。いつもいつも吸血種という化け物といるせいで加減がわからないかもしれないが、壊してしまっても、いいか。』
[男は牢の中には入らず、椅子に座り侍らせたドール達と楽しみながらこちらに粘着質な目線を向ける。こちらのドール達の手には刃物。何が初まるかは一目瞭然であった。**]
(+21) 2014/02/03(Mon) 09時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/02/03(Mon) 09時半頃
捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/02/03(Mon) 23時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2014/02/04(Tue) 00時頃
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[>>+19舌っ足らずにこちらの名を呼ぶ彼に、不思議そうに微笑む。 頬に伸びる手に軽く体重を預け、彼の思考も知らずに無垢な顔をして]
……すみません。
[>>+20伝わりにくい発音を聞き取ることが出来なくて、へちょりと困った顔をした。 それでも、こちらを気遣ってくれることだけは雰囲気で分かったから、続いてお礼を言って。
彼の心配そうな顔に、小さくこぶしを握って見せる]
(+22) 2014/02/04(Tue) 00時半頃
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大丈夫ですよ。俺、忘れててちょっと困ってはいますけど……。 でも、そんなに悲観的じゃないんで。
[基本的な知識は失せてないし、周りについての記憶もはっきりしている。 ただ、そこに誰かが存在しないだけ、と。そんな他人事のような。 むしろ、なにか重苦しいものを忘れられたくらいの気分でさえあった。
だから、大丈夫ですよとウソ偽りなく微笑んで]
ありがとうございます、じぇれみ……ジェフ、さん?えと、ジェフ?
[どのくらい親しく呼んでいいのかな、とちょっとだけまごまごしていた]
(+23) 2014/02/04(Tue) 00時半頃
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[牢の外から足音が聞こえた]
――っ、
[きょとん、と外を見て。庇うようにジェフが立ち、え、と声が漏れる。
恐怖の感情を忘却して、警戒の感情を忘却して。 そこにあるのは、ただ初めての現象にただ戸惑うだけの生き物。
ドールたちに立たされて、ひやりと首筋に冷たい刃物が当たり、目をぱちぱちさせる]
だ、だめですよ。いたいですよ。
[>>+21抑え込まれたジェフが苦しげな顔をしているのを見て、ドールたちに話しかける。 痛みの記憶なんて、欠片も残っていないくせして。
だめですよ、と拙くもう一回言ったとき、ドールたちの持った刃物のうち、特に細く平べったい刃物が、つ、とジェフの肌を滑り。 足の爪を捉えると、それと指の間にゆっくりと刃物が沈み始めて。
ぱちぱちと、また瞬きした]
(+24) 2014/02/04(Tue) 00時半頃
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あ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙ぁっ…っ!
[足の爪が剥がされ、他を滑る刃が肌を傷つける。楽しげにそれを見つめるパルックを睨みつけながらも、大丈夫だと安心させるようにイアンとも瞳を合わせた
恐怖とか、負の感情に襲われてない瞳を見て安堵する。それがまた、あの男には気に食わなかったようで
つまらない、その一言が部隊長から漏れる。アムネシアの特性も何もかも知っているくせに、こちらが何を失ってるか、見ればわかるだろうに。
ドール達の攻めが酷くなる。皮を、肉を抉り血の匂いが濃く広がる。そうして、やっと解放されたのは夜も更けた頃だった。]
……っ
[血だらけの体で、ようやっと生きているような体で、手を伸ばす。あぁ、彼が無事だと、そればかり考えながら]
(+25) 2014/02/04(Tue) 01時頃
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[>>+25びしゃ、とナイフから飛んだ血が、頬に当たる。 つまらないと牢の外からいわれて、困ったように首を傾いだ。 当てられたナイフも、目の前の惨状も、経験がないものだからそれが恐怖と結びつかないままに。
薄くスライスされる肉は、赤く。どこかでかつての自分が見たのであろう、精肉工場を思い出した。 ハムやベーコンが、肉の塊からどんどん作られて、パックに詰められて、おいしそうに。 なぜだか無意識に自分の舌を歯で触れながら、やめてあげてくださいともう一度言った]
……痛がってますよ。
[夜がこんこんとその濃度を増す。
やがて、ドールに手を離されて、血まみれの彼が手を伸ばすのをちょこんと座って見て。 ああ、そうだ止血をしないと死んでしまうのではないかと、そう思って、自分のシャツを脱いで彼の身体に巻く。 手順は知っていた。経験はないので、手付きは拙かったが]
……ジェフさん。痛いですか?
[伸ばされた手をなでなでしながら、また問うて。 確認作業以上の意味のない問いは、ひどく空虚に響いた]
(+26) 2014/02/04(Tue) 01時半頃
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……
[こんな時に、痛いだのなんだのより先程は呼び捨てで呼ばれたそれがまた他人行儀になっているのが悲しくて。]
いぁ……
[痛い。と言おうとしたのか、イアンと名を呼ぼうとしたのか、自分でもわからずにただ床へと転がる。撫でられる手に手を添えて、彼のそれが血で汚れてしまったことを謝ろうと口を開いた]
ふぅ、き、ぁ
[だが出てきたのは全く違う言葉で、胸の奥底、蕾がついに開花する。好きだ。この三文字は果たして伝わったのか否か]
(+27) 2014/02/04(Tue) 01時半頃
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[>>+27なんだか悲しそうな顔をされて、はてなと首を傾げる。 それでも彼が何事かを伝えようとしているのが分かったから、じっと彼を見て、もう一度ジェフさん?と呼びかけてみた]
はい、なんですか?
[名前を呼ばれた気がして。 添えられた手を包み、返事をする。 痛そうだ。きっと痛いんだろう。 思いながら、どうしていいのかわからないから彼の口の動きを見つめていて]
ふ?う?
[一生懸命、彼の言葉を解読しようとする。
やがて、ごめんなさい、もう一回言ってくれますかと、申し訳なさそうに彼の髪を撫でながら]
……早く治してもらわないと、ですね。 そしたら、いっぱいお話できますもんね。
(+28) 2014/02/04(Tue) 02時頃
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[伝わらなかったことに安堵と少しだけ悲しい表情を浮かべて、撫でてくれる手に擦り寄った]
ぅまぁぃ…
[辛うじて、伝わるように謝る。そうすれば身体が弛緩していき眠りへと落ちて行くのがわかった。
−せめてベッドもあるのだからそこまで
そうは思うのだがもう身体が疲れと貧血で動かない。そうしてついに抗えぬまま気を失うように瞳を閉じた**]
(+29) 2014/02/04(Tue) 02時頃
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