人狼議事


98 【突発】月狂イノ夜

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琴弾き 志乃は、メモを貼った。

2013/10/22(Tue) 00時頃


【墓】 琴弾き 志乃

―― 精神科・スタッフ仮眠室 ――

[ふっと目を覚ます。
 あの世界に干渉しながら、
 こちら《現実》にいることも可能ではあったが
 何しろ疲弊が激しかった。]

 ……ふぅ
 戻ってきちゃった。

[ぐちゃぐちゃになった身体は
 こちら側ではなんの影響もない。]

(+0) 2013/10/22(Tue) 00時頃

【墓】 琴弾き 志乃

["エル"と呼ばれていた青年の脳波が
 変化した、とナースステーションからの声。]

 ……目覚めの時なのかな。

[青年のことも気にかかるが、
 まだ完全に目覚めていないというなら
 あとで会いに行こうと思った。

 今は――]

(+1) 2013/10/22(Tue) 00時半頃

【墓】 琴弾き 志乃

――幾度となく訪れる病室――

[眠る"彼女"の姿に、静かな微笑みを落とす。]

 ごめんなさい。
 きっとあちらの世界で
 貴女を悲しませているでしょう。

 私は……私はね。
 これ以上、あちらの世界で
 貴女を好きになってしまったら
 ……もう還れない気がしたんです。

(+2) 2013/10/22(Tue) 00時半頃

【墓】 琴弾き 志乃

 ねぇ、タバサさん。
 貴女は……

 現実世界《こちら側》でも、私を

 愛してくれますか―――?**

(+3) 2013/10/22(Tue) 00時半頃

琴弾き 志乃は、メモを貼った。

2013/10/22(Tue) 00時半頃


【墓】 蟻塚崩し エルゴット

―精神科病棟、個室―

[規則正しいモニターの音が聞こえる]

…………。

[小柄な青年が、静かに横たわっている。
日待町にいた姿と殆ど変わらないままに。
虚ろな瞳は見開かれ、ただ、白い天井を見つめ続ける。

今の状態を、完全には把握できない。
僕は、誰?
そんな疑問に答えるように、
雪崩れ込んでくるもう一つの記憶。

何が真実で、何が虚構?]

(+4) 2013/10/22(Tue) 19時頃

【墓】 蟻塚崩し エルゴット

[思案に疲れ、彼は再び目を閉じる。
けれど日待町に戻ることは出来ないと、
何となく察していた]


…侘しい。

[かれた声で小さく呟き、浅い眠りに、落ちる**]

(+5) 2013/10/22(Tue) 19時頃

蟻塚崩し エルゴットは、メモを貼った。

2013/10/22(Tue) 19時頃


【墓】 琴弾き 志乃

―― 青年の個室 ――

[その誠の名をなんと言ったか。
 日待町で、エルと呼ばれていた――]

 ……眠って、ますかね

[あの町から戻った患者は、彼が初めてだ。
 眠っているなら無理に起こしはしない。
 そっと傍に歩み寄ると
 乱れた髪を、優しく梳いて。]

(+6) 2013/10/22(Tue) 21時半頃

【墓】 蟻塚崩し エルゴット

[エル――…誠の名を、有神 永蓮と言う。

彼の父親は、その筋では知らぬ者のいない外科医だった。
雑誌やメディアにも顔を出し、精力的な活動をしていた。
医院も経営しており、その後継ぎとして、
当然のように長男である永蓮に期待がかけられた。

彼は親の望み通り勉学に励み、医大に入学した。
最初から決められていた進路だったとはいえ、
彼は父親を尊敬していたし、
熱心に医者になることを目指していた。


そんな彼を突然の不幸が襲ったのは、
医学部入学2年目の夏だった]

(+7) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【墓】 蟻塚崩し エルゴット

[統合失調症……昔で言う所の、精神分裂病。

発症当時の頃のことは、正直よく覚えていない。
ただ、両親が自分へ向けた異物を見るような眼差しだけ、
心の奥に焼付いた。

檻付の部屋への1か月程度の入院を経て、閉鎖病棟へ移る。
薬の治療が良く効いてきたのか、
記憶はこの辺りから鮮明になってくる。
先生も、スタッフの人も、皆優しくしてくれた。
だけどどんなに思い返しても、
家族が面会に来てくれたことは一度もない]

(+8) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【墓】 蟻塚崩し エルゴット

[やがて退院できるとなった折も、
迎えに来たのは使用人の男だった。
久方ぶりに自宅へ戻ったが、なぜか裏口から通された。

自宅で待っていた家族――…両親と妹は、
永蓮へ罵詈雑言を浴びせ、憎しみをあらわにした。
どうやら彼のことが週刊誌等で話題にされ、
父親のイメージが悪くなり、医院に打撃となっているという。

医者にも成れなかった癖に、
それ以上に足を引っ張るなんて、
なんてロクデナシなんだと父親は言った。

これから医者になって、
今までの恩返しをしたいんだと、永蓮は答えた]

(+9) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【墓】 蟻塚崩し エルゴット

[その答えに両親は呆れ果て、
これ以上の面倒をかけるなと激高した。

もう何もしなくていい。
余計なことはしなくていい。
お前が何かするだけで迷惑だ。
お前が存在するだけで迷惑だ。

クレジットカードを渡されて、自宅から追い出された。
最低限の生活の確保はしてやる。
だから、ただ息をひそめて、通院だけして、
それ以外は何もせずに過ごす様に。

それが父親からの最後の言葉。
それが彼の家族が彼に望んだこと。

そして、彼は。彼は、――――…]

(+10) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【墓】 蟻塚崩し エルゴット

[日待町にやってきた]

(+11) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【墓】 蟻塚崩し エルゴット

―精神科病棟の個室―

[髪を梳かれる感覚に、ぼんやりと意識は覚醒する]

……ごめん、なさい。

[その手がとても優しくて、温かくて。
懺悔しても許される気がした]

ごめんなさい。

[弱弱しい声と共に、涙が頬を伝った]

病気になって、ごめんなさい。

(+12) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【墓】 蟻塚崩し エルゴット

[夢が叶う様にと、誰かが願ってくれた気がした]

[あれは本当だったのか、虚構だったのか]


[もう一度だけ。…信じて、いいの?]

(+13) 2013/10/22(Tue) 23時半頃

【墓】 蟻塚崩し エルゴット

[やがて、ゆっくりと目を開けた]


ただいま。


[眼前に姿が映った女性へ、そう言って力なく笑った**]

(+14) 2013/10/23(Wed) 00時頃

蟻塚崩し エルゴットは、メモを貼った。

2013/10/23(Wed) 00時頃


【墓】 琴弾き 志乃

―― 永蓮の病室 ――

[自身はあくまでも研修生ではあるが
 カウンセリングの分野を学んでいる身として
 まだ詳しくは知らずとも、患者の大まかな経緯、
 永蓮の事情はすこしだけ耳に挟んでいた。

 彼がどうしてこの病院に来たのか。
 そして、何故日待町へゆくことを選んだのか。
 ただ、彼の心情までもを把握できるわけではない。
 
 医療従事者を偽善者だと蔑む者もいる。
 彼は――]

(+15) 2013/10/23(Wed) 00時半頃

【墓】 琴弾き 志乃

[力なく笑う永蓮に、微笑みを返して]

 おかえりなさい、永蓮さん……。

[そっと髪を撫でる手を止めると、
 彼のベッドに腰掛けて、真っ直ぐに永蓮を見る]

 私は、あの日待町での体験を元に
 現実世界で生きていく術を見つけて欲しいんです。
 そしてこの――せかいで。
 病気を、治していきましょう。

 話がしたい時は、いつでも呼んでください。

[まだ見習いだけどと笑って、自分の名と、研修生である立場を名乗り、永蓮の頬にかかる髪をそっと払って――]

(+16) 2013/10/23(Wed) 00時半頃

【墓】 琴弾き 志乃


 …まだ昏睡の影響で身体が不安定だと思います。
 少し休んで、それからまた

 …お話しましょう。

[微笑みを残し、一礼して永蓮の個室を後にした**]

(+17) 2013/10/23(Wed) 00時半頃

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