96 【飛び入り募集】たびびとのまち
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[眠る前には身体はますます小さくなっていて、パジャマはもはや丈が余り、袖も裾も折り返すばかり。 いつも使っていたシングルベッドは、いつも通りの一人きりなのに、随分と広く感じられた。
一階の店のテーブルの上には、今日仕立て直したばかりの手袋とジャケットが置いてある。万が一、自分に明日が来ないとしても、依頼主に再び使ってもらえるように。]
手渡し、できればいいんだけどねえ。
[ベッドの上でロバートはひとり、呟く。真面目な彼の心配は、いつだって仕事のことばかり。
「仕事の心配ばかりしてないで、私の心配もして頂戴」
昔、妻にそう言われたことがあったのをふと思い出して、くすりと笑った。 彼女にまた会ったなら、相変わらずの仕事馬鹿だと頭を叩かれるに違いない。
……それもまた、いいかもしれない。]
(+0) 2013/09/25(Wed) 03時半頃
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[彼女に会ったなら、この街で開いた、新しい店の話をしよう。 港町で開いた店よりも、少し小さな店だけれども。やさしいひとばかりの素敵な街にある店だ。自分が仕立てた、自慢の品のある店だ。
彼女はどんな風に、それを聞いてくれるだろうか。どんな言葉を、返すだろうか。
しかし彼女の反応がどうであれ、ロバートはきっとこう締めくくるのであろう。目を閉じて、彼はそっと、小さな声で言う。
……幸せな、人生だった、と。]**
(+1) 2013/09/25(Wed) 03時半頃
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[どこか遠くから、自分を呼ぶ声が、聞こえる。]
『ロバートさん、おはようございます。』
[微睡みの中、彼に届く微かな声。 それは、聞き慣れた声だろうか。それとも懐かしいあの人の声だろうか。 ねぼけたあたまでは、その声の主を思い出すことができず。
いつもは日の出には目を覚ます筈なのに、今日はたまらなく眠い。
きっとそろそろ、店を開く時間なのだろう。待ちかねたお客が呼んでいるのかもしれない。 ……それとも、待ちくたびれた彼女が、呼んでいるのだろうか。
ああ、それでも今日はもう少しだけ、眠っていたい。
心地良い眠りに身を委ね、ロバートは永眠る。 その存在を証明した身体は、もう、世界の何処にも。]
(+2) 2013/09/26(Thu) 01時頃
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[微睡みのなか、また声がする。 夢うつつのなかの彼には、その正体は掴めないけれど、それはとても、とても優しい声。]
……うん、 しあわせ、だったよ。
[そう呟いて、姿があるのならば、そっと微笑んでみせるように。ぼんやりとした意識のなか、やさしい街の人たちを思ってみせた。]
(+3) 2013/09/26(Thu) 01時半頃
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